石油資源の行方 ―石油資源はあとどれくらいあるのか―
石油資源の行方 ―石油資源はあとどれくらいあるのか―
石油はいつどこでどのように作り出され、資源の量としてどのように評価されているか、さらには石油の供給側面に焦点を当て、地下に眠る石油資源について技術的見地から紹介。
昨今の石油価格高騰の背景となった資源悲観論(ピークオイル)の理論的問題点を指摘し、石油資源埋蔵量・イージーオイルの考え方を示し、ブラジル、アンゴラ、北極海等の今後期待される膨大な埋蔵量、そして新しい形の資源に言及した。「石油」についてのご理解を深めて頂く一助となれば幸甚である。
1.石油資源はあとどれくらいあるのか
昨今の石油価格高騰の背景にある資源悲観論
“イージーオイル”の枯渇
問題は地下ではなくて地上リスク
2.どうして地下の石油の量がわかるのか―埋蔵量と資源量―
石油の埋蔵量と「可採年数」
3.そもそも石油とはなにか―石油の定義―
天然ガス液とは何か
4.石油はどのようにしてできたか―石油の起源―
油田のある地域に偏りがあるのはなぜか
油・天然ガス、石炭の成因はどのように異なるのか
5.石油の量をめぐる議論―ピークオイル論の評価―
究極資源量の変遷
ピークオイル論の内容詳説と理論的問題点
6.新しい有望な発見
ブラジル深海プレソルトでの大発見
アンゴラ、北極海、カスピ海
7.発見済み未開発大規模資源
中東湾岸(イラク、サウジ、イラン)
東シベリア、コンデンセート
8.新しい形の資源
カナダオイルサンド、オリノコ、オイルシェール
9.石油の未来―石油資源の行方―
ページ数
188ページ
出版社
コロナ社
ISBN
978-4-339-06828-3
発売日
2009/04
商品の寸法
14.8 x21.0 x 1.9 cm