ページ番号1002669 更新日 平成30年2月16日

イラン:BG は、初の LNG 建設へ向けイラン企業と J/V を設立、他の外国石油会社も活発な動き

レポート属性
レポートID 1002669
作成日 2000-11-01 01:00:00 +0900
更新日 2018-02-16 10:50:18 +0900
公開フラグ 1
媒体 石油・天然ガス資源情報
分野 探鉱開発企業
著者 猪原 渉
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年度 2000
Vol 0
No 0
ページ数
抽出データ イラン:BGは,初のLNG建設へ向けイラン企業とJ/Vを設立,他の外国石油会社も活発な動き (2000 MEES 9/18,9/25,10/2,10/9,MEED 9/29,10/6,10/13,AOG 10/1) BG Internationalは,2000年9月25日,イランにおける初のLNG輸出プロジェクトの実現へ向けて,Oil Industries Engineering and Construction Company(OIEC)との間で,ジョイントベンチャー契約を締結した。BGとOIECは,LNGプロジェクトの有力なガス供給ソースとなるSouth Pars沖合ガス田開発への参入を狙い,現在入札が行われている同ガス田第9-10フェーズ及び第11-12フェーズに対しても,共同で応札を実施した。 BGは,7月に,イランにおけるLNGプロジェクトの可能性について18ヶ月間にわたり共同研究することを骨子とするMOUをOIECとの間で締結しており,今回のジョイントベンチャー契約(出資比率:両社 50%対等出資)の締結はこれに続くもの。 BGとしては,2006年より,イラン南部(建設候補地:AssaluyahまたはKish島)に,合計生産能力6~7百万T/YのLNGプラント2トレーンを立ち上げる意向であり,プロジェクト投資総額は,20億ドル規模に上るものと見られる。 イランLNGの最大供給先は,ガス需要が急伸しているインド北西部向けであり,BGは既にPipavav(Gujarat州)にLNG受入基地建設を表明するなど,マーケットの確保を着々と進めている。 OIECの出資比率は,40%がNIOC,20%がNIOC年金基金,40%がNIOC社員で,実質NIOC直系の会社であることより,テンダーが始まったばかりのSouth Parsプロジェクト(第9~12フェーズ)で,BGが一気に有利な立場になったとの観測が流れたが,イラン政府側は「OIECはイランの一民間企業であり,BGがOIECと結んだ契約に関しては政府は一切関知しない。また入札実施中のSouth Parsガス田開発に関していかなる企業に対してもコミットしていない」として,報道を否定した。 BG以外にも,石油会社各社はイランの大型プロジェクトへの参入を目指し,活発に活動している。最近の各社の活動状況を以下に簡単に紹介する。 (1)GTLプロジェクト RD/Shellは,9月11日,同社が提案したGTLプロジェクト(生産能力:70千b/d,生産開始予定:2005年末)のFS実施に関するMOUを,NIOC及びNational Petrochemical Co.(NPC)と締結した。 (2)Bangestan油田開発 RD/Shell,ENI,TotalFinaElf,Lasmoの4社に続き,BPが入札を検討中。 (3)Balal油田開発 TotalFinaElfは,シンガポールSambawangをサブコントラクターとして選定,21カ月以内の工事完了を目指す。 Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)石油・天然ガス調査グループが信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 - 1 -
地域1 中東
国1 イラン
地域2
国2
地域3
国3
地域4
国4
地域5
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地域6
国6
地域7
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地域8
国8
地域9
国9
地域10
国10
国・地域 中東,イラン
2000/11/01 猪原 渉
Global Disclaimer(免責事項)

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