ページ番号1002673 更新日 平成30年2月16日

エジプト:BG/Edison が、West Delta 大水深で 8 番目の天然ガスを発見、LNG 輸出プロジェクトへも好影響か

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レポートID 1002673
作成日 2000-11-01 01:00:00 +0900
更新日 2018-02-16 10:50:18 +0900
公開フラグ 1
媒体 石油・天然ガス資源情報
分野 探鉱開発企業
著者 猪原 渉
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年度 2000
Vol 0
No 0
ページ数
抽出データ ジプト:BG/Edisonが,West Delta大水深で9番目の天然ガスを発見,LNG輸出プロジ エェクトへも好影響か (MEED 9/22,MEES 9/18,AOG 10/1) BG International(BGI)とEdison(伊)は,2000年9月11日,両者が権益を50%ずつ保有するWest Delta大水深鉱区(WDDM)で,過去2年間で9番目となる新たなガス,コンデンセート資源を発見したことを明らかにした。ガス,コンデンセートの存在が確認されたのは,アレキサンドリアの北西65kmに位置するSapphire-1号井。7月16日に開坑され,試掘の結果,ガス3.5百万cfd及びコンデンセート1,100b/dの噴出が確認された。BGによれば,WDDM でこれだけの大規模なコンデンセートが確認されたのは今回が初めて。また,9月11日にWDDMを視察したFahmi石油相によれば,Sapphire-1号井は,ガス60百万cfd,コンデンセート2,000b/dの生産能力を有するという。 BGIは声明の中で,「(今回の発見により)エジプト産ガスの輸出プロジェクトを推進する ために,エジプト政府との密接な協力関係のもとでBGIとEdisonが果たしてきた貢献は,今後ますます強固なものになるであろう」と述べ,同社が進める LNG輸出プロジェクトへも好影響を与えるものと期待している。BGIとEdisonは,2000年3月に,EGPCとの間でLNG輸出プロジェクト推進に関する合意書に調印しており,正式契約締結交渉も最終段階に入っている模様である。 WDDMの開発(プロジェクトコスト総額62.8億ドル)は,2000年よりScarab/Saffronガ ス田を対象に始められ,その後,Simianガス田やP12/13鉱区での掘削も行われている。Fahmy石油相は,2003年より,沖合100km,水深600mに位置する8坑での生産開始を予定しており,20年間にわたり5.3億cfdの生産が可能であるとコメントした。また同氏は,エジプトの天然ガス埋蔵量は,毎月更新されており,最新情報では45tcfに達していると述べた。 Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)石油・天然ガス調査グループが信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 - 1 - <エジプト近辺プロジェクト位置図> リビア:3パッケージの鉱区公開に続き,リビア~イタリア間パイプラインプロジェクトの入札も実施へ (2000 MEED 9/29,10/13,10/20,MEES 7/10,10/9,AOG 10/1) リビアNOCは,2000年5月に,トリポリに外国石油会社を招き(48社が参加),既存未探鉱鉱区の70%以上をカバーする大規模な新規鉱区公開及び探鉱・生産分与契約(ESPA-Ⅲ)の概要等に関するプレゼンテーションを行ったが,その後,石油会社各社に対して,1回目の入札対象として,公開対象鉱区より選定された14鉱区(主にMurzuq,Sirte地域)を3パッケージに分けた入札パッケージが提示された。リビアとしては,外資導入による石油Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)石油・天然ガス調査グループが信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 - 2 - J発の促進により,現状1.4百万b/dの原油生産能力を,今後5年間で2百万b/dにまで増強させる計画である。 スウィートガス主体の良好な品質,陸上鉱区の生産コストがバレル当たり僅か1ドル程度というリビアの石油事情に対し,石油会社各社の関心は高い。パッケージは,一部の有望鉱区に応札が集中することをできるだけ避けるべくがポテンシャルの低い鉱区も含めて選定されたため,必ずしも石油会社側にとって魅力的な内容とはなっていないが,見積提出期限が提示されていないにもかかわらず,既に数社の欧州主要石油会社が見積申請を行ったという。また,米国石油会社は,ILSA法の制約があるため,正式な入札参加は困難であるが,Conoco,Marathon,Occidenntal等の各社は,昨年末に自社の旧設備視察を目的としてリビアを訪問するなど,将来の制裁緩和に備え,NOCとのコンタクトを維持している。 リビアの石油開発を巡っては,最近,様々な動きが伝えられており,下記に簡単に紹介 する。 (1)リビア~イタリア間ガス・パイプラインプロジェクト 55億ドル規模とも目される大型プロジェクト。リビアより,シチリア島経由イタリア本土を結ぶ全長600kmのパイプラインであり,年間80億m3のガスを輸送する計画。将来的にはトルコへの延伸構想もある。建設工事の入札が遅れていたが,今般,応札締切日が,本年 12月末に設定された模様である。ガス・パイプラインの顧客であるAgip Gasとしては,2003年からの運用開始を目指している。 (2)リビア未発見資源に関する調査 主要石油会社 10 社より委託された英国の地質調査会社 Robertson Research Internationalは,近日中に調査を完了する予定である。同社の解析によれば,調査対象6鉱区のうち,Sirte,Murzuqのポテンシャルが高く,特にMurzuq巨大油・ガス田については,埋蔵量58億BOEに対し50%以上が可採であり,その内83%がガス資源であるとのことである。 (3)En-Naga油田開発 En-Naga油田と既存のSamah処理設備を結ぶ,全長95kmのパイプライン工事の入札が進められている。パイプについては独社からの調達が決まっており,工事会社も近く決定するものと見られる。 En-Nagaの権益を有するLundin Oil(スウェーデン)の当初計画によれば,2001年7月にパイプラインを完成させ,同年より14千b/dにて原油生産を開始し,2003年には24千b/dまで生産量を増量させる予定である。 Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)石油・天然ガス調査グループが信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 - 3 - ャ潟rア鉱区図> S:Sirte Ghadames O:Offshore Tripolitania M:Murzuq C:Cyrenaica GT::Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)石油・天然ガス調査グループが信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 - 4 -
地域1 アフリカ
国1 エジプト
地域2
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国3
地域4
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地域5
国5
地域6
国6
地域7
国7
地域8
国8
地域9
国9
地域10
国10
国・地域 アフリカ,エジプト
2000/11/01 猪原 渉
Global Disclaimer(免責事項)

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