ページ番号1003114 更新日 平成30年2月16日

カザフスタン:カスピ海沖合 Kashagan 油田の商業生産は 2007 年に

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レポートID 1003114
作成日 2003-08-22 01:00:00 +0900
更新日 2018-02-16 10:50:18 +0900
公開フラグ 1
媒体 石油・天然ガス資源情報
分野 探鉱開発
著者
著者直接入力 古川 純也
年度 2003
Vol 0
No 0
ページ数
抽出データ <更新日:2003/8/22> <企画調査部:古川純也> カザフスタン:カスピ海沖合Kashagan油田の商業生産は2007年に (2003 The Moscow Times8/15,WMRC8/15,FT8/20,FSU Oil & Gas Monitor8/20, East & West Report8/22) 1. カスピ海沖合Kashagan油田の商業生産開始は2007年。 2. 早期生産を求め2005年商業生産開始を主張してきたカザフスタン政府側だが,まもなくこの開発計画を最終承認する。 カスピ海沖合Kashaganの商業生産開始は2007年となることについて,コンソーシアムAgip KCO(オペレーターAgip)側とカザフスタン政府側が合意した。早期生産を求めるカザフスタン政府は2005年の商業生産開始を主張し,Agip KCO側に強く求めてきた。同油田の開発は技術的な問題などにより, Agip KCO側は2005年の商業生産開始は困難であるとの立場を示してきた。(FSU Oil & Gas Monitor8/20) 2007年を商業生産開始とする開発計画は2002年12月31日にカザフスタン政府に提出されたが,2005年の商業生産開始を求める政府との間で主張が対立していた。Shkolnikエネルギー相は「開発に関わる問題点については合意できており,開発計画の承認手続きがすすめられている」と明らかにしており,開発計画はまもなく政府の最終承認を受けることになる。カザフスタン政府は,計画の遅れについてコンソーシアム側に制裁金を課そうとしたが,コンソーシアム側は計画の遅れは技術的な問題が原因であり,不可抗力によるものであるとして支払いに応じていないと伝えられている。(The Moscow Times8/15)。 Kashagan 油田は2002年6月28日に商業発見が宣言され,2005年生産開始,2006年から本格生産の予定であった。しかし,同構造は深度,圧力などの地質的条件が厳しく,2000年の試掘井1号の掘削が既に初期の計画より2年遅れであった。 Agipが2001年2月に開発コンソーシアムのオペレーターに選出された理由の一つに,同社が2005年の商業生産開始を前提としていたことがある。Agipは生産開始時期を始めとし,カザフスタン政府の意向に前向きな姿勢を示していた。ちなみに,「2007年商業生産開始」を主張していたShellはオペレGlobal Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)石油・天然ガス調査グループが信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 - 1 - (出典/INPEXプレスリリースhttp://www.inpex.co.jp/japanese/020628.htm) 1997年11月にPSA締結。2002年6月に商業発見宣言を行った。推定可採埋蔵量は70-90億bbl。 Agip KCOの北カスピ沖合鉱区は東部(4300平方キロメートル)と西部(1275平方キロメートル)に分かれているが,Kashagan 油田は東部に位置する。なお,西部に位置するKalamkas構造も2002年10月に商業発見を宣言している(埋蔵量は現在評価作業中)。 Agip KCO(Agip Kazakhstan North Caspian Operating Co): Agip(オペレーター),ExxonMobil,RD/Shell,TotalFinaElf 各20.372%,(54 分の11),ConocoPhillips10.186%(108分の11),INPEX8.335%(12分の1)。2003年3月にBGがCNOOC,Sinopecへのファームアウトを宣言したが,パートナーの先買権行使により,中国企業2社の参入はならなかった。 Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)石油・天然ガス調査グループが信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 - 2 - Kashagan油田概要> <ーターに選出されなかった(FSU Oil & Gas Monitor8/20)。 <Kashagan位置図>
地域1 旧ソ連
国1 カザフスタン
地域2
国2
地域3
国3
地域4
国4
地域5
国5
地域6
国6
地域7
国7
地域8
国8
地域9
国9
地域10
国10
国・地域 旧ソ連,カザフスタン
2003/08/22 古川 純也
Global Disclaimer(免責事項)

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