ページ番号1003655 更新日 平成30年2月16日

中国:SinopecとCNOOCの南部天然ガス市場における事業提携

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レポートID 1003655
作成日 2007-06-14 01:00:00 +0900
更新日 2018-02-16 10:50:18 +0900
公開フラグ 1
媒体 石油・天然ガス資源情報
分野 エネルギー一般
著者 竹原 美佳
著者直接入力
年度 2007
Vol 0
No 0
ページ数
抽出データ 更新日:2006/6/14 石油・天然ガス調査グループ:竹原 美佳 提携の目的は、埋蔵量・生産量・パイプライン事業において圧倒的なシェアを有するPetroChinaへ ・の対抗 ・ 今回の提携は相互補完関係にある。Sinopecは配管網建設などで優位、しかし埋蔵量に不安がある。一方、CNOOCは沖合天然ガスを有し、LNGのリーディングカンパニーであるという強みを持つ一方、配管網建設などで遅れをとっている。 ・ 提携の具体的な内容は公表されていないが、今後、イランなどからのLNG購入や珠江デルタにおける天然ガス配給などで提携を行うものと思われる。 中国:SinopecとCNOOCの南部天然ガス市場における事業提携 .提携の内容 12007年5月17日、SinopecとCNOOCはガス供給に係わる協力関係を構築する契約に調印した。Sinopec陳同海・CNOOC傅成玉総経理が署名した。 両者はすでに東シナ海平湖油ガス田・春暁ガス田の開発事業で提携しているが、今回は“戦略的提携”という位置付けで、中国南部市場におけるガス供給、貯蔵、PL網構築、ガスの調達が対象であると伝えられている。 南部は元々Sinopecの管轄市場であり、同社は南部の天然ガス市場において配管網の建設や末端ユーザーの分野で優位を保っている。Sinopecは、四川省で大型ガス田(普光ガス田)を発見しているが、自社の天然ガスだけでは今後増大する南部市場の需要に対応することが困難であると考えている模様である。CNOOCは沖合の天然ガスに加えLNG受入のリーディングカンパニーという強みを持つ一方、南部市場の配管網や末端ユーザー網の開発は遅れている。今回の提携は相互の強みを活かした補完関係にあるといえよう。 中国の石油業界関係者は、圧倒的首位のライバルCNPC(PetroChina)の独占を切り崩すことが狙いではないかと指摘している。天然ガスの生産シェアはPetoChina(75%)、SINOPEC(15%)、CNOOC(10%)である。天然ガス埋蔵量のシェアはPetrohina(78%)、SINOPEC(5%)、CNOOC(8%)である。 2.今後の可能性 ①南部天然ガス市場の天然ガス配給における協力 南部天然ガス市場(特に珠江デルタ)における天然ガス配給で両者はライバル関係にある。 CNOOCは稼働中の広東(増強計画あり)に加え、珠江でLNG受入基地建設計画がある。また、沖合天然ガスをパイプラインで珠江デルタに供給することを検討している。 Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)石油・天然ガス調査グループが信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 - 1 - 齦禔ASINOPECはマカオでLNG受入基地建設を計画している。両社は配管網の建設などで提携する可能性がある。 また、PetroChinaが西部の新彊から南部の広東省まで、第2西気東輸パイプラインの建設を計画しており、その完成前に、SINOPECとCNOOCで市場をおさえておきたいという狙いも透けてみえる。 表:珠江デルタにおけるLNG受入基地(建設・計画中) 図:珠江デルタにおけるLNG受入計画 Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)石油・天然ガス調査グループが信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 - 2 - 嚼ン地状況稼動開始(見込み)受入能力(万t/年)当初増強後広東Ⅰ(大鵬湾)稼働中2006370570備考事業者CNOOC33%、BP30%、広東・香港企業7社37%供給源豪州・北西大陸棚(NWS)(SPA/FOB)マカオ(珠海市・黄茅島)広東Ⅱ(珠海市・横琴島)計画中(2010)200500SINOPEC/マカオのガス事業者未定2006年7月、マカオ行政府がガス供給者としてSinopecを選定2007年3月、ファイナンス入札実施計画中(2010)250CNOOC未定2007年4月、香港の環境保護署が建設計画を承認未定CLP(香港)xxonMobil/E香港(南索古島)計画中(2011)260②イランのLNG共同調達 今回の提携において、イランの天然ガス調達に提携するという発言は出ていない。しかし、両社ともにイランとLNG購入等で交渉をおこなっており、提携を行う可能性がある。 CNOOCは浙江LNG受入基地(一部着工と報じられている)について、天然ガスの購入契約を締結しておらず、イランのLNGは政治的な問題さえクリアできれば有力な調達候補先である。2007年5月、CNOOC のCEO傅成玉(Fu Chengyu)氏は、「イランのガス調達については検討している。しかし、同国におけるガスの探鉱開発を行う計画は無い。」と発言、イランのLNG購入への関心を示す一方で、上流事業への関与(2006年9月、CNOOCはイラン国営NIOCとNorth Parsガス田の開発とLNG液化・マーケティング等について覚書を締結したと報じられた)を明確に否定した。 Sinopecは2004年10月、イランNIOC子会社とLNGを25年間1,000万トン/年購入すること、Yadavaran油田の開発権益の50%取得ならびに同油田で生産した原油の供給(15万バレル/日)を25年間受けることについて覚書を締結している。しかし、最終合意には至っていない。 Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)石油・天然ガス調査グループが信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 - 3 -
地域1 アジア
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国・地域 アジア,中国
2007/06/14 竹原 美佳
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