ページ番号1003692 更新日 平成30年3月5日

中国:第2西気東輸始動、国産ガスは都市ガスへ

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レポートID 1003692
作成日 2007-09-20 01:00:00 +0900
更新日 2018-03-05 19:32:42 +0900
公開フラグ 1
媒体 石油・天然ガス資源情報
分野 天然ガス・LNG
著者 竹原 美佳
著者直接入力
年度 2007
Vol 0
No 0
ページ数
抽出データ 更新日:2007/9/17 調査部:竹原 美佳 中国において天然ガスの需要が増大しており、国産ガスの供給が追いつかなくなっている。 ・ PetroChinaは、トルクメニスタンからの天然ガスを主要供給源とする、新彊から上海・広州向け第2西 ・中国:第2西気東輸始動、国産ガスは都市ガスへ 気東輸パイプラインの基本計画を、Sinopecは四川で発見した大ガス田から上海向けの「川パイプラインの着工を相次いで発表した。 2007年8月末、中国政府は「天然ガス利用政策」を公布、国産ガスの都市ガスへの供給を優先し、化工や発電への利用を抑制し、限られた資源である国産天然ガスの効率的な利用を図る姿勢を鮮明にした。 気東送」せんきとうそう・ 中国は2006年に天然ガス586億m3を生産、生産量は年率二桁の増加ペースである。しかし、西気東輸せいきとうゆパイプライン(新彊タリム盆地から上海向け約3,900km、2004年末完成)など都市部向け幹線パイプライしんきょうパイプライン(オルドス盆地陝西ょう京きせんンの整備に伴い、上海など都市部における需要が増大している。陝(Jingbian)から北京向け約860km、1997年稼働開始)は、新たに第2ラインを増設(約920km、2005ん辺へせい省靖年完成)した。西気東輸パイプラインはブースターステーション22カ所を設置し、輸送能力の増強(120億m3/年から170億m3/年へ)を進めているが、局地的あるいは季節的な需給ギャップが増大する見通しである。中国政府は企業に供給増加を求めつつ、不足分をLNGならびにパイプラインガスの輸入により補う計画であり、今般、トルクメニスタンからの輸入天然ガスを主要供給ソースとする、新たな幹線パイ2007年8月27日、CNPCは既存の西気東輸パイプラインと一部併走する形で、新たに西気東輸パイプラインを建設する基本計画が確定したことを公表した。本パイプラインを既存の西気東輸パイプラインと区別するため、以下、第2西気東輸パイプラインとする。 第2西気東輸パイプラインは、西気東輸パイプライン同様、CNPCの子会社PetroChinaが単独で建設を行う。第2西気東輸パイプラインの詳細なルートは公表されていないが、起点は、新彊・コルガスであ.第2西気東輸パイプライン始動 1プライン建設計画が動き出した。 (1)プロジェクト概要 ん南なりんる。コルガスは、稼働中の西気東輸パイプラインの起点である新彊タリム盆地輪の北西(カザフスタンGlobal Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 `中国間原油パイプラインの終点である阿拉山口の南西約200km)に位置する。第2西気東輸パイプアラシャンコウラインの幹線部分全長は4,859kmで、支線を含めた総延長は7,000kmに達する。パイプラインは13省・う江こせっかなんあんきこほくこなんこうせいこうせい、河南、安徽、湖北、湖南、江西、広西、広東、浙、上海)をい西せせん、陝夏かねい、寧ゅく粛しかん自治区・直轄市(新疆、甘通過し、東部の終点は上海、南部の終点は広州に達する。 設計輸送能力は300億m3/年で、2008年に着工、2010年完成予定である。パイプライン建設費については公表されていない。ちなみに、PetroChinaが建設し、2004年末に完成した約3,900kmの西気東輸パイプラインの建設費は約50億ドルである。また、2007年8月にSinopecが着工した川気東送(四川~上せんきとうそう海向け約1,700km)パイプラインの総事業費は約80億ドルである。 現在、PetroChinaは第2西気東輸パイプラインについて事業化調査(FS)を行っており、パイプ口径や設計圧力ならびに市場分配計画など詳細部分について検討を行っており、FSは本年10月に完了する予定である。PetroChinaは内外企業からのサンプルを元にX80規格のラインパイプ鋼材でテストを行っていると報じられている。 表1:第2西気東輸パイプラインならびに関連パイプライン概要 中央アジア建設準備中Central-Asian NationalGas Pipeline CompanyCNPC(PetroChina)およびTurkmenistan国営企業のJV2009年300億m3/年ロシア・アルタイ計画中止GazpromCNPC2011年300億m3/年トルクメニスタン(アムダリア盆地)西シベリア約2,018kmトルクメニスタン188km~ウズベキスタン530km~カザフスタン1,300km国境渡し(報道ベース)4.8ドル/百万Btu以下2,800km国境渡し(報道ベース)5.8ドル/百万Btu 現状事業者第2西気東輸事業化調査実施中CNPC(PetroChina)西気東輸稼働中CNPC(PetroChina)供給開始時期設計輸送能力増強計画主な供給ソースパイプライン総延長(幹線のみ)ガス価格JOGMEC作成 2010年300億m3/年トルクメニスタン(アムダリア盆地)新彊(ジュンガル、タリム、トハ)4,859km2004年120億m3/年180億m3/年新彊タリム盆地3,900km広東シティゲート(報道ベース)約8.3ドル/百万Btu上海シティゲート約4.4ドル/百万Btu2)主要供給源はトルクメニスタンからの輸入天然ガス (CNPCはプレスリリースにおいて、第2西気東輸パイプラインの主な供給ソースをトルクメニスタンの天然ガスと発表した。トルクメニスタンの天然ガスはCentral Asian Gas Pipeline(中央アジアガスパイプライン:トルクメニスタン~ウズベキスタン~カザフスタンを経由する総延長2,018km(トルクメニスタン区間はGlobal Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 ?188km、ウズベキスタン区間は約530km、カザフスタン領内は約1,300kmと報じられている)、設計輸送能力300億m3/年のパイプライン)を通じ、輸入する。中央アジアガスパイプラインの建設費は公表されていない。 新華社China OGPによると、トルクメニスタンは輸出する天然ガス300億m3/年のうち、130億m3/年はThe Right Bank of Amu-Darya Block(アムダリア右岸鉱区、CNPCとPS契約を締結)から、残り170億m3/年は、Gunorta Eloten(グノルタ・ヨロテン)油ガス田などで生産する天然ガスにより供給する計画である(カザフスタンからも少量の供給を行うという情報もある)。アムダリア右岸鉱区は、天然ガスの埋蔵量が約45Tcfあると見込まれている。グノルタ・ヨロテン油ガス田の埋蔵量は、周辺油ガス田と合わせ約2.5Tcfと報じられている。 2007年7月、中国・胡錦涛主席とトルクメニスタン・ベルドイムハメドフ大統領立ち会いの下、CNPCはアムダリア右岸鉱区におけるPS契約ならびに天然ガス売買契約を締結した。両国は中央アジアガスパイプラインを建設し、トルクメニスタンは中国向けに300億m3/年の天然ガスを30年間販売することで合意した。 図1:中央アジア~中国向け天然ガスパイプラインルート概図 JOGMEC作成 2007年8月、CNPCはトルクメニスタン企業とパイプライン建設ならびに天然ガス探鉱開発について、それぞれジョイントベンチャーを組織した。8月29日、トルクメニスタンのアムダリア右岸鉱区において、“中国-トルクメニスタン天然輸出パイプラインプロジェクト”の起工式が執り行われた。トルクメニスタンGlobal Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 フベルドイムハメドフ大統領ならびに中国国家発展改革委員会の陳徳銘(Chen Deming)副主任などが起工式に出席した。ベルドイムハメドフ大統領はCNPCの蒋潔敏総経理にアムダリア右岸鉱区の探鉱・開発許可証(写真1でCNPC蒋総経理が手にしている)を手交した。また、CNPCは2006年にトルクメニスタンとグノルタ・ヨロテン油ガス田において12坑を掘削するサービス契約を締結している。 写真1:CNPC蒋潔敏総経理とトルクメニスタン・ベルドイムハメドフ大統領 出所:CNPCウェブサイト 図2:アムダリア右岸鉱区ならびにグノルタ・ヨロテン油ガス田位置 NPCは、1990年代後半から、ロシアGazpromとコビクタやアルタイ・パイプラインなど複数の中国向け Cパイプライン建設ならびに天然ガスの輸入について交渉を行っていたが、価格を巡り交渉が難航していた。Gas Matters(2006年8月)によると、ロシアは「石油製品バスケット」ベースによる200~220ドル/千Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 JOGMEC作成 3(5.7~5.8ドル/百万Btu)を、中国は「コスト上乗せ方式」の112ドル/千m3(3ドル/百万Btu)を主張していたと報じられている。 ロシアは2006年に欧州の複数の国と天然ガスの長期購買契約を締結し、また最近では自国への供給を増やす姿勢を見せている。ロシアは中国向けのアルタイ・パイプライン計画を中止し、コビクタやサハリンの天然ガスについてもロシア国内への供給を表明しており、現在、ロシアから中国向けの天然ガス供給計画は行き詰まっている。(ロシアや中央アジアの中国向けパイプライン輸出交渉を巡る経緯については「ロシア: ロシアの天然ガス輸出計画に組み替え-アルタイ・パイプライン計画の中止と東シベリア・コビクタ・ガス田の売却」本村真澄、石油天然ガス資源情報2007年8月をご参照下さい。) 3)購買価格の不透明性 (トルクメニスタンの中国向け天然ガス販売価格(中国国境渡し価格)は公表されていないが、中国新華社CHINA OGP誌(2007年9月)によると、CNPCの関係者は180ドル/千m3(4.8ドル/百万Btu)を下回る価格と言及している模様である。ウズベキスタンならびにカザフスタンはいずれも天然ガスパイプラインの通過国となることについて了承している模様だが、通過料等について明らかになっていない。したがって、180ドル/千m3という価格がどの区間までの価格を指すか不明だが、トルクメニスタンのロシア向け価格が100ドル/千m3(4.8ドル/百万Btu)で、トルクメニスタンのパイプライン起点からウズベキスタン国境までが200km弱であることから、180ドル/千m3(4.8ドル/百万Btu)という価格は、ウズベキスタンやカザフスタンを経由した中国国境渡し価格のことではないかと推察される。 仮に中央アジアガスパイプラインの中国国境渡し価格180ドル/千m3(4.8ドル/百万Btu)という価格であったとしても、接続する西気東輸パイプラインの価格との面で疑問が残る。 現在稼働中の西気東輸パイプライン基準出荷(卸)価格は、稼働開始時点(2003年9月、国家発展改革委員会が設定)では約60ドル/千m3(1.6ドル/百万Btu)であり、終点の上海シティステーションへの到着価格は約4.3ドル/百万Btuであった。ちなみに、都市ガス配給会社などへの販売価格は、この政府が設定した基準出荷価格をベースに、PetroChinaなどの天然ガス生産・輸送会社と配給会社がプラスマイナス10%の範囲で交渉し、決めることになっている。現在の基準価格は公表されていないが、基準価格は年に一度、原油・LPG・石炭価格1と連動して見直すことになっており、現在は引き上げられているはずである。しかし、基準出荷価格の見直しは年率プラスマイナス8%以内と定められており、引き上げ幅が 1 WTI、Brent、Minas(FOB)、LPGはシンガポール市場価格(FOB)、石炭は山西および大同高品位炭ならびに山西一般炭の秦皇島港到着価格 Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 ナ大でも、約70ドル/千m3(約1.9ドル/百万Btu)程度のはずであり、180ドル/千m3(4.8ドル/百万Btu)というトルクメニスタンから中国への国境渡し価格とは大きな乖離があると思われる。 CHINA OGPによると、第2西気東輸パイプラインの広東省シティステーションの到着価格は、現在の国際天然ガススポット価格にほぼ匹敵する約8.3ドル/百万Btuとなると報じている。このような価格であれば、トルクメニスタンの天然ガス国境渡し価格が高くても、PetroChinaが投資を回収することは可能かもしれないが、一方、中国国内でこのような高価な天然ガスを購入することができるユーザーは大量に存在するのであろうか?広東省は2006年にLNGの輸入を開始し、セラミック工場などの需要が急増し、国際市場価格のLNGをスポットで購入することも辞さないほど需要がある模様である。しかし、これはあくまで広東省の限られたユーザーにおける状況である。 上海市付近の浙江省の場合、西気東輸パイプラインの浙江省シティステーションにおける天然ガスの到着価格は2004年の約4.3ドル/百万Btuが、2年後の2006年には6%上昇し4.6ドル/百万Btuとなった。浙江省能源(エネルギー)研究所は、このペースが続く場合、2010年の価格は約5.2ドル/百万Btuと試算している(中国能源2007年3月)。この価格では、PetroChinaが投資を回収することは難しいと思われる。 (4)幹線パイプライン網の整備 第2西気東輸パイプラインの主要供給源は、中央アジアからの輸入パイプラインガスであるが、CNPCは第2西気東輸パイプラインを、国内天然ガス幹線パイプラインネットワークの基幹ラインの一本と位置付けている。パイプラインの起点を新彊のコルガスとしたのは、西部新彊地域の天然ガス(新彊ジュンガル、タリム、トルファン・ハミ盆地で生産する天然ガス)を吸い上げ、ネットワーク化させる目的もあるようだ。詳細なルートは公表されていないが、西部新彊から甘粛省あたりまで西気東輸と第2ラインが分岐し、V字を描くこととなる模様である。 PetroChinaは、オルドス(陝西省靖(Jingbian))から北京向けの陝パイプライン(第1、第2)、西気東ょう京きせんん辺へせいー武ウチョン(Chongxian)~湖南省武漢(Wuhan)の忠ぶかんん県け輸パイプライン、第2西気東輸パイプライン、四川省忠ちゅう(Chongwu)パイプラインを同社の基幹ラインと位置付けている。すでに陝京パイプラインと西気東輸パイプラインは河南省からの支線を通じ接続しているが、PetroChinaは2010年までにこれらのパイプラインのネットワーク化を完成させる計画である。 図3:第2西気東輸パイプライン概図(詳細ルート未公表のため、通過省から推測し作成) Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 . その他の上海向け天然ガス供給計画も続々進行中 2(1)川気東送パイプライン着工 JOGMEC作成 2007年8月31日、Sinopecは川気東送(四川・普光(Puguang)ガス田の天然ガスを上海等東部に供給)センキトウソウプークワンパイプラインの建設を開始した。パイプラインの総延長は1,702kmで、設計輸送能力は120億m3/年でう江こある。四川省・達州から上海市までを結ぶ主幹線は、重慶市から湖北、安徽、浙、江蘇、上海市まで4たつしゅうこほくあんきせっこうそ省2市を経由する。総事業費は632億元(約9,480億円)に及ぶ。 川気東送パイプラインの供給ソースはSinopecが2003年に発見した普光ガス田の埋蔵量は3,560億m3(12.6Tcf)である。Sinopecは2008年末までに生産能力100億m3/年の構築を目指すとしている。 2)上海LNG輸入プロジェクト (上海LNG受入基地建設は2007年1月22日に着工した。第2西気東輸パイプラインより1年先行し、2009年に稼働開始予定である。供給ソースはマレーシア・Tiga(ティガ)LNGで、2006年7月31日にGlobal Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 NOOCはマレーシア国営PetronasとLNGの長期購買契約を締結した。契約期間は2009年から25年間で、当初購入量は110万トン/年から始め、2012年以降300万トン/年とすると報じられている(オイルデイリー2007/1/24)。 表2:上海向けの西気東輸以外の天然ガス供給(稼働・建設中) 現状 事業者 供給開始時期 設計輸送能力 増強計画 供給ソース PL総延長 川気東送 建設中 Sinopec 2009年 120億m3/年 普光ガス田 1,702km(主幹線842km) ガス価格 ドル/百万Btu(推定) N.A JOGMEC作成 上海LNG 建設中 CNOOC、Shenergy 2009年 300万t/年 (42億m3/年) あり マレーシアTiga - 上海市ガス配給会社への卸価格 約6ドル(報道ベース) 平湖 稼働中 上海天然気公司 1999年 6億m3/年 8億m3/年 西湖ガス田 389km 上海シティゲート 約5ドル . 中国政府、「天然ガス利用政策」を公布、国産ガスは都市ガス優先 32007年8月30日、中国国家発展改革委員会は「天然ガス利用政策」を公布した。本政策は第1項「政策制定の必要性」から第7項「その他規定」に至る7項目で構成されており、第1項「政策制定の必要性」において、国内における天然ガスの需給ギャップ、国際天然ガス価格の高騰、天然ガス生産地域における非合理的な利用などについて言及し、天然ガスの開発・利用を統一し、限られた資源である天然ガスを合理的に開発・利用するため、本政策を制定したと説明している。また、天然ガスの合理的な利用が、大気環境汚染の改善やエネルギー節約・排出削減目標の実現につながるとしている。 第4項の「天然ガス利用分野ならびに順序」では、天然ガスの利用分野を都市ガス、工業(産業用)燃料、天然ガス発電、天然ガス化学工業の4種類に分け、さらに優先順位を優先、許可、制限、禁止の4段階に設定している。ポイントは概ね以下の通りである。 (1) 優先利用分野 都市ガス(民生用)を筆頭に、公共施設や天然ガス自動車、コージェネレーション(熱電併給)などへの利用が優先分野とされている。 (2) 利用許可分野 集中暖房(集中空調)や産業用燃料の天然ガスへの転換(石油やLPGからの燃料転換)は許可分野とされている。石炭からの転換は、環境、経済面で優位性が確保されるという条件付きで許可されてGlobal Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 「る。 天然ガス発電は、電力の負荷が高く、かつ天然ガスの供給に支障が無い地域の場合、ピークシェービング用の発電は許可される。また、域内で調達が可能であり、化学工業も天然ガス利用量が少なく、経済性が確保されていれば許可される。 (3)制限項目 前述(2)の要件を満たしていない天然ガス発電は制限項目とされる。 また、既存の天然ガスを原料とした合成アンモニアプラントの拡張や、合成アンモニアプラントの石炭から天然ガスへの燃料転換は制限される。メタンを原料としたアセチレンや塩化メチールなどの製造は制限項目とされる。 (4)禁止項目 陝西、内モンゴル、山西、安徽の各省、自治区など13の大型石炭生産基地における天然ガス発電所の建設は禁止項目とされる。 また、天然ガスを原料としたメタノールプラントの新設や拡張ならびに石炭から天然ガスへの燃料転換は禁止項目とされる。 この他、第5項「天然ガスの節約利用促進」では、天然ガスの利用効率向上を求めるとともに、生産企業に対し、随伴ガスの回収利用を含む天然ガスのマネタイズ(商品化)と外部への販売量を増やすよう求めている。 第6項「保障措置」では、需給管理や供給能力の強化を求め、さらに天然ガス価格について、徐々に改革を進め、代替燃料価格との整合性を図るとしている。また、天然ガス発電・化学工業プロジェクトについて許認可の厳格化を求め、大中型天然ガス田の天然ガスを原料としたLNG液化プロジェクトの建設を禁止すると定めている。 4. まとめ 中国政府は8月末に「天然ガスの利用政策」を発表、限られた資源であり、需給ギャップが進んでいる国産天然ガスを主に民生用の都市ガスとして優先的に利用し、地方の盲目的な化工プロジェクトなどへの利用や発電への利用を抑制し、国産天然ガスの効率的な利用を図る姿勢を鮮明にした。 PetroChinaやSinopecは政府の打ち出した政策に呼応するかのように、相次いで長距離幹線パイプラインの建設計画を発表した。PetroChinaは第2西気東輸パイプライン基本計画公表のプレスリリースにおいて、同パイプライン完成後、天然ガス消費量が一次エネルギーに占める比率は2%程度上昇し、石炭7,680万トンを代替することが可能としている。 Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 ?2西気東輸パイプライン計画は、原料の調達やトルクメニスタンからの天然ガス輸入(購買)価格について不透明な点が残るものの、2010年頃には中国の主要都市は幹線パイプライン網が整備され、民生用都市ガスの石炭ガスから天然ガス転換が進み、大気汚染の改善が進むことが期待できる。 表3:北京市における石炭ガス、LPG、天然ガス利用状況の変化(1995年・2005年) 石炭ガス利用人口(万人)LPG利用人口(万人)天然ガス利用人口(万人)天然ガス消費量(億m3)LPG消費万トン)量(石炭ガス消費量(億m3)1995年2005年出所:中国統計年鑑 8.522.0217.837.41.131.7186.321.9274.2340.883.9888 ・ ?于西气??天然气价格有???的通知 中国国家発展改革委員会2003年9月28日 ・ China OGP 2007/8/15、9/1 ・ 「ロシア: ロシアの天然ガス輸出計画に組み替え-アルタイ・パイプライン計画の中止と東シベリア・コビクタ・ガス田の売却」本村真澄、石油天然ガス資源情報2007年8月 ・ 中国能源 2007年3月 ・ Gas Matters 2006年8月 45.26 17.49662.3710.9521.9 2005年 出所:中国統計年鑑 19.97 な参考資料 主・「天然気利用政策」中国国家発展改革委員会2007年8月30日公布 ・中国統計年鑑 ・ IHSEnergy GEPS Report Turkmenistan 2007/8/31 ・ ダイヤモンド・ガス・レポート第833号 ・ CNPCプレスリリース Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 LPG消費量 (万トン) 天然ガス消費量 (億m3) 天然ガス 利用人口 (万人) 4:上海市における石炭ガス、LPG、天然ガス利用状況(2005年) LPG利用上海 人口 (万人) 石炭ガス 利用人口 (万人) 石炭ガス消費量 (億m3) 表
地域1 アジア
国1 中国
地域2
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地域7
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地域9
国9
地域10
国10
国・地域 アジア,中国
2007/09/20 竹原 美佳
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