ページ番号1003693 更新日 平成30年2月16日

マレーシア: マレーシア初の大水深油田プロジェクト(Kikeh油田)生産開始

レポート属性
レポートID 1003693
作成日 2007-09-23 01:00:00 +0900
更新日 2018-02-16 10:50:18 +0900
公開フラグ 1
媒体 石油・天然ガス資源情報
分野 エネルギー一般
著者
著者直接入力 正田 伸次
年度 2007
Vol 0
No 0
ページ数
抽出データ 更新日:2007/9/21 ジャカルタ事務所:正田 伸次 マレーシア:マレーシア初の大水深油田プロジェクト(Kikeh)生産開始 ・ 2007年8月、マレーシア・サバ州沖合110km、水深1,350mに位置するマレーシア海域で初めての大水深開発プロジェクト、キケー(Kikeh)油田(図1)の原油生産がはじまった。当面2万バレル/日で生産するが、2008年末には12万バレル/日のフル生産となる計画である。 ・ キケー(Kikeh)油田は、80%の権益を保有するマーフィー(Murphy Sabah Oil Co., Ltd.)がオペレーターを務め、マレーシア国営石油会社ペトロナスチャリガリが20%の権益を有する。 図1 キケー(Kikeh)油田位置図 出所:ERT(Scotland)Ltd ホームページ Sparと呼ばれる円筒形をした浮体式生産施設(図2)からの生産流体をFPSO(Floating Production, Storage and Offloading system:浮体式生産貯蔵積出施設、図3)で積み出す方式。 - 1 ? Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 }2 Spar Kikeh (Technip社HP) 図3 FPSO Kikeh (SBM社HP) Sparは大水深海域用の生産システムとして1997年にメキシコ湾のNeptuneプロジェクト(オペレーター:Anadarko)で設置されて以来同湾では既に15基稼動しているが、同湾以外でのSparはキケーが初めてであり、またFPSOを伴ったシステムとしても世界初である(図4)。 (注)Spar はDTU(Dry Tree Unit)として記載されている 出所:Petro Min より 図4 フィールド・レイアウト(概念図) - 2 ? Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 このキケー・プロジェクトは大水深開発が盛んなメキシコ湾から遠く離れた東南アジアの地で2002 年夏 の油田発見からわずか5年で生産を開始した。これは、発見からファースト・オイルまでのメキシコ湾Spar 平均実績4.7 年(OffshoreMagazine)と比べても遜色のない数字である。 東南アジア海域での大水深開発は、メキシコ湾と比べて気象・海象条件が厳しくないこと(モンスーン の影響は受けるがハリケーンほど発達する低気圧の影響は受けない)、また掘削深度が大きくないこと (水深はあるが海底面から油・ガス層までの実掘削距離が短い)等、メキシコ湾用のシステムと比べて相 対的に設計条件が緩やかであるとされているが、一方では、大水深開発が盛んな地域から遠く離れてい るためサービス・サポートを容易に受けられる環境にはなかったことも事実。 そのような状況のなかでこのキケー・プロジェクトでは、開発の鍵となるSpar やFPSO 等主要構造物のエンジニアリングや設計、建造、据え付け等にTechnip Marine や Intec Engineering、Malaysia Marine and Heavy Engineering(MMHE) 等、東南アジア、特にマレーシアをベースとする企業が初めからアサインされ、しかも工期等についてスケジュールどおりにプロジェクト・マネージメントが行われた。これはたとえマレーシアに官民挙げて東南アジアでの大水深海域開発のハブ機能を確立したいという戦略や環境があったとしても特筆すべきことであろう(表)。 表1 キケー(Kikeh)油田開発システム概要オペレーター、権益比率鉱区水深可採埋蔵量ピーク生産量プロジェクト・コストハル直径、全長、重量ツリー・タイプスロット数建造年全長総排水量貯油能力マーフィー(Murphy Sabah Oil Co., Ltd.)80% (Petronas Carigali 20%)K1,330m@Spar、1,350m@FPSO4億~7億バレル12万バレル/日(生産開始後2年で達成。その後6年間)、150MMSCFD14億米ドル32m、142m、10,500トンサーフェス/ドライ/シングル・コンプリーション241974年337m27万3,000トン200万バレル - 3 ? フィールド SparFPSO Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 サ在、東南アジア大水深海域ではこのマレーシアのキケー以外でもインドネシアのウエスト・セノ(West Seno)でTLP(Tension Leg Platform:緊張係留式プラットフォーム)とFPU(Floating Production Unit)を用いたシステム(設計:Sea Engineering(現Worley Parsons)、建造:Hyundai Heavy Industries(HHI))で2003 年より生産が行われている。またインフィールド・システム社(データベースサービス)によると、2007 年から2011 年にかけて東南アジアで開発が計画されている大水深フィールドは全部で21 あると言われている。 このような状況のなか、このキケー・プロジェクトで蓄積された「東南アジア生まれのノウハウ」がマカッサル海峡等、他の東南アジア大水深海域での探鉱・開発のさまざまな局面で、今後大きな影響を及ぼしていくことは間違いないであろう。 [参考文献] ・ 石油・天然ガスレビュー(2006.9 Vol.40 No.5)「動き出したインドネシア、マレーシアの大水深石油・ガス開発」 ・ http://www.offshore-technology.com ・ http://www.rigzone.com ・ http://oilonline.com - 4 ? Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。
地域1 アジア
国1 マレーシア
地域2
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地域3
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地域5
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地域6
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地域7
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地域9
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地域10
国10
国・地域 アジア,マレーシア
2007/09/23 正田 伸次
Global Disclaimer(免責事項)

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