ページ番号1003717 更新日 平成30年2月16日

ブラジル:第9次ライセンスラウンドは活況を呈するものの、メジャーなど主要企業は参加せず

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レポートID 1003717
作成日 2007-12-19 01:00:00 +0900
更新日 2018-02-16 10:50:18 +0900
公開フラグ 1
媒体 石油・天然ガス資源情報
分野 探鉱開発
著者 舩木 弥和子
著者直接入力
年度 2007
Vol 0
No 0
ページ数
抽出データ 更新日:2007/12/14 調査部:舩木弥和子 ラジル:第9次ライセンスラウンドは活況を呈するものの、メジャーなど主要企業は参 ブ加せず (ANPホームページ、Platts Oilgram News、International Oil Daily、Business News Americas他) ブラジルの第9次ライセンスラウンド゙が2007年11月27日に行われ、公開された271鉱区のうち117鉱区が落札された。ブラジル企業を中心に活発に入札が行われ、支払いボーナスは約12億ドルと過去最高の結果となった。しかし、ライセンスラウンド直前に、Tupi 油・ガス田の周辺や同油・ガス田と地質的に類似しているとされる有望鉱区が除外されたため、メジャーやBG、Repsol YPF、Eniなど以前のライセンスラウンドでは多くの鉱区を取得していた企業が入札を行わなかった。 なお、国家石油監督庁(ANP)は、裁判所の命令により2006年に中断された第8次ライセンスラウンドを2008年3月に、第10次ライセンスラウンドを2008年後半に開催すると発表した。そして、第8次ライセンスラウンドでは、第9次ライセンスラウンドのようにサブソルトの鉱区を除外することはしないとしている。 .第9次ライセンスラウンド入札結果 第9次ラウンドでは、9堆積盆地から14セクター、271鉱区(総面積 73,078.7 km2)がオファーされた。応札があったのは271鉱区中117鉱区で、ボーナス総額は約12億ドルと過去最高を記録した(表1参照)。最高ボーナス額は、サントス盆地のS-M-270鉱区(図1参照)で、OGXが約1億9,000 1万ドルで落札している。 今回のラウンドは当初、11月27、28日の2日間にわたり313鉱区の入札を行う予定であった。 しかし、Petrobrasが9月に、入札対象鉱区となっていたカンポス盆地のC-M-273鉱区について同社の鉱区であると主張し、ANPは法律上の問題から2006年の第8次ライセンスラウンドのようにライセンスラウンドが中断されることを避けるため、同鉱区を対象鉱区から外すこととした。 さらに、11月初めにブラジル政府は、Petrobrasがサントス盆地のTupi油・ガス田の埋蔵量を50~80億bblであると発表したことを受けて、国家の利益を保護する必要があることからTupi油・ガス田周辺や同油・ガス田と同じような地質的特徴を持つ41の鉱区を今回のライセンスラウンドから除外することを決定した。ライセンスラウンドから除外された41鉱区の内訳は、エスピリトサント盆地2鉱区、カンポス盆地13鉱区、サントス盆地26鉱区であった。 その結果、第9次ライセンスラウンドは271鉱区を対象に行われ、11月27日、一日で終了すGlobal Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 - 1 - 驍アととなった。 第9次ライセンスラウンドは、直前に有望鉱区が入札対象から外されたことで、事前審査で資格を取得していた74社のうち45社のみが入札に参加した。入札に参加しなかった企業は、BP、Chevron、Exxon Mobil、Shell、Totalといったメジャーに加え、以前のブラジルのライセンスラウンドでは多くの鉱区を取得していたBG、Eni、Repsol YPFなどである。これらの企業は、今回除外されたTupi油・ガス田周辺などの鉱区に応札する計画であったという。 これらの企業に代わって、ブラジル企業が積極的に入札を行った。 中でも、今回初めてライセンスラウンドに参加したOGX Petroleo e Gasは落札額が8億1,700万ドルとボーナス総額の約70%を占め、カンポス盆地とサントス盆地の浅海の鉱区を中心に21鉱区を取得した。同社は、Eike Batista氏が所有するEBX社の石油・ガス探鉱部門の子会社として新たに設立した会社である。EBX社はもともと鉱山会社であるが、エネルギーや不動産業にも事業を拡大しており、今回のライセンスラウンドにより初めて石油・ガス部門への進出を図るという。OGX以外のブラジル企業としては、Starfishが11鉱区、OGXと同様、鉱山会社で今回初めてライセンスラウンドに参加したVale(CVRD)が9鉱区を取得している。 Petrobrasは今回も最多の27鉱区を取得した。しかし、Petrobrasの落札率が第7次ライセンスラウンドでは40%近かった(落札された251鉱区のうち96鉱区を落札)のに対し、今回のライセンスラウンドでは20%強に低下し、同社がTupi油・ガス田などサブソルトの探鉱・開発に集中したいとの考えから以前に比べ積極的に応札しなかったのではないかとの見方がなされている。 ブラジル以外の企業で落札した企業には、ONGC、Anadarko、StatoilHydro、Karoon Gas、Devon Energy、GALP、Ecopetrolなどがある。 入札ラウンド 年月 落札鉱区 ボーナス(MM$) 最小作業量(MM$) Round 1 1999/6 12 181 1362 Round 2 2000/6 21 260 1445 表1:入札結果の一覧 Round 3 2001/6 34 243 1961 Round 4 2002/6 21 34 700 Round 5 2003/8 101*1 9 121 Round 6 2004/8 154*1 221 683 Round 7 2005/10 251*1 472 781 Round 9 2007/11117*1 1,200 755 * 1 第5次ラウンドより小ブロック制を導入(各堆積盆地をセクターと呼ばれる大ブロックに区分し、さらにセクターを小ブロックに分ける入札制度で入札鉱区数が数倍に増大)。 Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 - 2 - 1:サントス盆地SS-AR2セクターの落札鉱区位置図 (下:主要部拡大図) (出所:ANP) - 3 - 図 Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 図2:カンポス盆地SC-AR4セクターの落札鉱区位置図 (下:主要部拡大図) (出所:ANP) - 4 - Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 Q.今後のライセンスラウンドの見通し 国家石油監督庁(ANP)は、2006年の第8次ライセンスラウンドは裁判所の命令により中断されただけで、中止、無効となったわけでないとし、2008年3月に実施すると発表した。そして、この第8次ライセンスラウンドでは、第9次ライセンスラウンドのようにサブソルトの鉱区を除外することはしないとしている。また、第10次ライセンスラウンドは2008年後半に開催するとしている。なお、政府は第9次ライセンスラウンド実施時点では、このラウンドから除外された41の鉱区の今後の取り扱いについては決定していないとしている。 ブラジルのライセンスラウンドは、当初メジャーの参加も多かったが、商業発見が少ないことや、小ブロック制の導入など入札条件の緩和があったことから、次第に入札の中心となる企業がRepsol YPF、Devon Energy、BGなど中小規模の会社に移っていた。そして、今回のライセンスラウンドではPetrobras以外のブラジル企業の躍進が目立つという結果となった。しかし、今回のラウンドでも有望鉱区が公開されていればメジャーなども応札したと考えられ、検討が行われているという契約条件の変更とともに、今後のライセンスラウンド対象鉱区の発表を注意深く見守る必要がある。 Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 - 5 -
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国・地域 中南米,ブラジル
2007/12/19 舩木 弥和子
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