ページ番号1004095 更新日 平成30年2月16日

中国の石油備蓄の現状と計画

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レポートID 1004095
作成日 2011-03-08 01:00:00 +0900
更新日 2018-02-16 10:50:18 +0900
公開フラグ 1
媒体 石油・天然ガス資源情報
分野 基礎情報備蓄
著者 竹原 美佳
著者直接入力
年度 2010
Vol 0
No 0
ページ数
抽出データ 中国の石油備蓄の現状と計画 更新日:2011/3/7 石油企画調査部:竹原 美佳 中国には国家石油備蓄の他、地方政府による備蓄、大手国有石油企業による商業在庫、中小企業による商業在庫の四種類がある。2001年の全人代で承認された第10次五カ年計画(2001~2005年)において国家石油備蓄の構築が決まった。 中国政府は国家石油備蓄の構築を段階的に進めており、2020年頃までに石油純輸入量の90日分の備蓄を目指す計画である。国家石油備蓄事業は国家能源(エネルギー)局が所管し、2007年12月に設立された国家石油備蓄中心(NORC)が管理・運営している。備蓄基地の建設・操業は国有石油企業(Sinopec、CNPC、Sinochem、CNOOC)が行っている。 図1:中国の国家石油備蓄体制 (cid:190) 1期国家石油備蓄 中国は1期国家石油備蓄基地として鎮海(浙江)、舟山(浙江)、黄島(山東)、大連(遼寧)の4基地を建設した。4基地合計の貯蔵容量は1,640万kL(約1億330万バレル)。2009年3月までに1期4基地全ての備蓄が完了している。鎮海・舟山基地の一部への注油は2006年8月から2007年7月にかけて行った(約4,000万バレル、平均調達コストは70ドル/バレル以下)、その後油価が高騰したため中断、2008年10月~2009年3月にかけて残りの備蓄を行った(約6,000万バレル)2006年8月から2009年3月の備蓄原油平均調達コストは58ドル/バレル)。 Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)石油企画調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 }2:中国の国家石油備蓄基地(建設中、候補地を含む) (cid:190) 2期国家石油備蓄 2009年、中国は2期国家石油備蓄計画に着手した。2期は2012年から2013年にかけて8基地を建設する計画である。政府は8基地の場所を公表していないが、中国国際金融有限公司(CICC)によると独山子(新疆)、蘭州(甘粛)、錦州(遼寧)、濱海(天津)、恵州(広東)、金壇(江蘇)、湛江(広東)、青島(山東)である。このうち独山子、蘭州はPetroChinaが建設中である。2期の一部は地下備蓄(地下岩盤タンク方式)の模様である。2010年12月、CNOOCは広東恵州に500万m3の地下備蓄基地を建設する計画、事業費は38億元(約490億円)、工期は約40カ月を予定。オマーン原油、サウジアラビアの軽~重質原油、アンゴラのDalia、Girassol原油を備蓄予定と報じられている。 新疆独山子基地は2009年9月に着工、1期は10万klのタンク30基(300万m3)を建設、2011年7Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)石油企画調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 至ョ成予定である(2010年10月に完成、注油予定であったが遅延している)。独山子基地は主にカザフスタン原油を備蓄する計画である。甘粛省蘭州基地は2011年上半期に完成予定である。 2期備蓄基地の貯蔵容量は8基地合計で2,680万kL(約1.7億バレル)である。2010年12月現在、2期備蓄基地への備蓄(注油)は行われていない。1期同様、原油価格の安い時期に調達し、備蓄を行うものと思われる。 表1:中国の国家石油備蓄 国家石油備蓄(1期)鎮海(浙江省)Zhenhai(Zhejiang)舟山(浙江省)Zhoushan(Zhejiang)黄島(山東省)Huangdao(Shandong)大連(遼寧省)Dalian(Liaoning)1期貯蔵容量計国家石油備蓄(2期)独山子(新疆)Dushanzi(Xinjiang)蘭州(甘粛)Lanzhou(Gansu)選定中(6基地)2期貯蔵容量計国家石油備蓄(3期)3期貯蔵容量計1~3期貯蔵容量計貯蔵容量(万kl)貯蔵容量(万バレル)タンク数備考5205003203003,27610万kl×52基備蓄完了3,15010万kl×50基備蓄完了2,01610万kl×32基備蓄完了1,89010万kl×30基備蓄完了1,64010,332貯蔵容量(万kl)貯蔵容量(万バレル)タンク数備考3003002,0802,6802,6807,000貯蔵容量(万kl)1,89010万kl×30基1,89010万kl×30基2011年7月1期完成予定2期増強計画あり2011年上半期完成予定13,10416,884貯蔵容量(万バレル)16,88444,100タンク数備考 出所:各種情報にもとづき作成 (cid:190) 3期国家石油備蓄 中国は第12次五カ年計画(2011~2015年)では3期の準備作業を行うとしている。2015~2016年頃に貯蔵容量2,680万kL(約1.7億バレル)を新たに構築する予定である。既存基地の拡張に加え、曹妃甸(河北省)や洋浦(海南省)が候補にあがっている。1・2期同様、原油価格の安い時期に調達し、備蓄を行うものと思われる。 1期~3期の国家石油備蓄貯蔵容量は7,910万kL(約5億バレル)となる。IEAによる中国の石油需要見通しにもとづき2020年の中国の石油純輸入量を約800万バレル/日とすると、1~3期の国家石油備蓄貯蔵容量は62日分となる。 表2:中国の石油需給見通し(IEA China Oil supply-demand in the New Policy Scenario) Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)石油企画調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 980年2009年2015年2020年2025年2030年2035年生産需要2101903808103801,0603701,1703601,3003101,4302401,530 Source:IEA World Energy Outlook 2010 (cid:190) 民間タンク借り上げ 2010年5月、国家備蓄センター(NORC)は、国家石油備蓄に係る民間タンク借り上げの第一回入札を実施 した。8社が入札参加資格(条件は10万トン以上の貯蔵庫保有、各タンクの貯蔵能力が1万m3超) を得た。NORCは6社を選定した。うち3社は国有(中央)企業傘下、3社は民間企業である。 中央企業傘下(3社) 山東蓬莱安邦(Penglai Anbang)、山東・莱州東方(Laizhou Oriental) 民間企業(3社) 浙江・舟山世紀(Zhoushan Shiji)、浙江・舟山金潤(Zhoushan Jinlun)、浙江天禄(Zhejiang (cid:190) 石油製品備蓄 中国政府はガソリン、軽油等石油製品の備蓄を行う計画を表明しているが詳細は不明。 Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)石油企画調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。
地域1 アジア
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国・地域 アジア,中国
2011/03/08 竹原 美佳
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