ページ番号1004175 更新日 平成30年3月5日

陸のExxonMobil, 海のShell, 新興国のBP -三大メジャーの新たな世界展開-

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レポートID 1004175
作成日 2011-09-16 01:00:00 +0900
更新日 2018-03-05 19:32:42 +0900
公開フラグ 1
媒体 石油・天然ガス資源情報
分野 天然ガス・LNG企業
著者
著者直接入力 市原 路子
年度 2011
Vol 0
No 0
ページ数
抽出データ 更新日:2011/9 /16 石油調査部:市原 路子 陸のExxonMobil, 海のShell, 新興国のBP -三大メジャーの新たな世界展開- '各社のホームページ他(・近年、ExxonMobil(米)、BP(英)、Shell(蘭・英)の三大メジャーは自ら推進してきたLNG事業が開発から生産段階に移行したことで、新たな上流開発の機軸を模索。それが徐々に鮮明になってきた。 ・ExxonMobilは、シェールガス、タイトオイル'シェールオイルを含む(など非在来型資源の陸域開発で世界をリードしていく姿勢である。 ・Shellは、従来からのガス開発及びLNG開発・取引を機軸に、今後も展開していこうとしている。 ・BPは、メキシコ湾事故後に成熟油・ガス田を売却する一方で、新興国'ロシア、インド、ブラジル(への大型投資を模索している。 ・三大メジャーは、石油・ガス生産量の世界シェアでNOCに劣っても、世界の上流開発をリードする。 かつてビックスリーとも呼ばれた現在の三大メジャーは、石油・ガス生産量では世界シェア8%にすぎず、サウジなど大産油国の国営石油会社'NOC(に大きく水をあけられているものの、それぞれの強みを活かして新機軸を打ち出し、上流業界を新たな方向に導こうとしている。 特に、2009‐2010年、メジャーが先導してきたLNG開発'タングー、カタール、サハリンなど(が次々に生産段階に移行し、入れ替わりに、すでにピークを迎えていた北米ではシェールガス、シェールオイルの非在来型資源の開発が経済的となり、上流開発の新たな潮流が生まれた。需要面では、これまで頼りにしてきた、地元欧米'日本も含めて(での石油需要が縮小し始め、新興国の石油需要や世界のガス需要が確実に増加し始めている。上流開発や投資環境が様変わりする中で三大メジャーは戦略的な機軸をそれぞれ提案しつつある。 各社の事業展開からまとめると、米国のExxonMobilは、2000年代に入ってテキサス州で本格投資が始まった非在来型のシェールガス、タイトオイル開発を軸に、陸域からの世界展開を志向し始めた。同社は、テキサス州を拠点としながら北米で拡大をはかると同時に、これまでの国際展開力を活かしていく。 BPは、今後の需要が見込まれる新興国'ロシア、インド、ブラジル(を主要ターゲットに、成長戦略が描かれている。BPは、元英国国営企業であり、現在は国内最大の民間企業である。同社は、2003年にすでにロシア企業と組んで大規模な投資を始め、これまでも再三にわたりロシア側とのトラブルが伝えられつつも事業を推進してきた。メジャーは総じて政治リスクを嫌って技術面のリスクを享受するが、あえて相手が大国であれば、政治あるいは商業上のリスクを一手に引き受けて集中投資するのも一つの戦略Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)石油調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 ? 1 ? ナある。英国を代表する企業だからこそ採れる戦略とも考えられる。 Shellは従来からのガス&LNGチェーンを軸とした世界展開で今後もリードしていく。80年代から、他に先駆けてShellは「ガス&パワー」と「LNGによる世界展開」を推進していきた。かつて海上輸送を本業としたShellは、その文化を引き継ぎながら、今後もガス・LNG開発&トレーディングを軸足に収益増大を目指そうとしている。 なお、巨大市場化する中国は、上流事業及びインフラ整備ともに自国の国営石油会社'NOC(が独占している。そのためメジャーを含め外資企業の参画は容易ではない。ShellはPetroChinaと戦略的提携を結んで世界中で連携を深め、中国との相互依存を狙う。BPはCNOOCが管轄する南シナ海の大水深海域に参画、またExxonMobilはSinopecのシェールガス調査のパートナーとして参画を決めた。メジャーは技術力を梃子に、中国のNOCとの関係を構築し、中国でのポジション確保を始めている。 Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)石油調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 ? 2 ? 図1.三大メジャーの世界展開 JOGMEC作成 1. ExxonMobil :非在来型ガス開発'シェール開発(で世界をリード ExxonMobilは、2011年のアニュアルレポートに発表した上流戦略において非在来型ガスやシェールオイルという文言は含まれないものの、北米の生産シェア引き上げ'図3.参照:現行27%⇒Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)石油調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 ? 3 ? 図2.企業の規模比較 社の動き 各ExxonMobilBPShellChevronConocoPhillipsTotalLukoilEniSurgutneftegasRepsol-YPFMarathonTNK-BPDevonRelianceApacheBGNovatekOccidentalAnadarkoHessCNRSuncor050100150200250300350400450050100150200250石油・ガス生産量(万boe/d)石油ガス確認埋蔵量(億boe)石油企業の規模比較2009年PIWランキング上位50社(2009年)の民間企業015年35%(を謳っている。これは北米のシェールガスやシェールオイルからの生産増を目指すものと思われる。数量的には、米国でのシェールを含む非在来資源からの生産量を現行25万boe/dから今後 10 年間で 3 倍の 75 万 boe/dを目指している'図4(。 図3.ExxonMobilの生産地域分布 図4.ExxonMobilの米国シェール生産量目標 表1.上流戦略として '出所:2011年3月発表のアニュアルレポート( ・事業範囲は、世界規模での探鉱、開発、生産、及びガス&電力のマーケティングとする。 ・探鉱機会を厳選するとともに高い収益が見込める事業に投資し収益最大化を実現すること。また天然ガス及び発電市場の資本整備を行うこと。 ・これらは、優れた操業能力、革新的な技術及び人材の開発、地域社会への投資によって達成しうるものである。 ・地理的なシェアを変更する。北米からの石油・ガス生産量を、今後5年間で現行の27%から35%に引き上げる。それ以外は、アジア、欧州、アフリカ、豪州からの生産を見込む。 ・分野別では、極地技術、大水深掘削と生産システム、重質油回収、非在来型ガス生産、LNGからの生産量を全体の40%から2015年までに55%に引き上げる。 同社は、カタールLNG7700万トン体制構築の主導的事業者であり、生産したLNGを米、英、伊にも輸送できるように受入基地も整備した。企業全体では、LNG液化施設権益ベースで1500万トン/年に達したものの、次なる目玉事業を確保する動きが続いた。2009年末に、西アフリカフロンティア初のガーナ大水深開発であるJubilee油田を、オペレーターKosmosから買収することで合意したが、手続き不備として政府が認めず失敗に終わっている。黒海大水深探鉱にも本腰を入れ始めたが、油発見のニュースはなGlobal Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)石油調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 ? 4 ? 「。同じころ、同社は、北米のシェールガス大手であるXTO Energyを買収することを決め、北米陸上でのシェールガス、タイトオイル開発への上流投資を急加速すると同時に、その分野において世界のリーダー的存在を目指し始めた。 北米において、410億ドルでXTO Energyを買収した後、これまでに合計50億ドルほどのシェール開発企業及び資産買収が行われたと伝えられる。 北米以外では、ExxonMobilは、ドイツ、ポーランドでの主要な参加事業者である他、この1年において、アルゼンチン、中国やロシアなどでシェール鉱区の獲得を次々に決めている。アルゼンチンは、2010年12月末に州政府からNeuquen basinの2鉱区を落札し、続けて2011年8月にはAmericas Petrogas'加(の同BasinのLos Toldosシェールガス鉱区Ⅰ~Ⅳ鉱区45%'7600万ドル(にファームインした。中国では、6月に中国国有企業のSinopecとの間で四川省のシェールガス共同スタディに合意したと伝えられた。 ロシアとは、8月末にロシア国有企業であるRosneftとの間で包括的な提携を結んだ'表2(。この合意は、2011年2月にBPとの北極海探鉱の合意が白紙になり、その代りをRosneftが再検討していたもので、その共同事業の一つにシェールオイルが盛り込まれた。提案内容に満足するものだったとしてRosneft側は8月末にExxonMobilを選定した。BPと合意した内容には、双方による株式スワップが含まれていたが、今回のExxonMobilの内容には含まれていない。その代りにシェールオイルに関して、西シベリアのBazhenov層'シェール層(での評価スタディ、テキサス州でのExxonMobil資産へのRosneftの参画、さらに大水深共同事業化等が加わっている。 表2.Rosneft(政府 75.16%)との包括的提携にExxonMobilが合意した内容 以下について共同で事業化を行う。 ・北極海のカラ海East Prinovozemelskiyの1~3鉱区の共同探鉱'ExxonMobil 33.3%( 'BPと一度合意していたが5月に白紙撤回された地域( ・黒海大水深のTuapse鉱区'協議中だった鉱区(の共同探鉱 なお、カラ海、黒海で約32億ドル相当の探鉱計画 ・沖合開発に関する共同研究計画センターを設置'St. Petersburg( ・西シベリアでのタイトオイル'Bazhenov層(の開発評価の共同スタディ ⇒いずれも西側企業が参画しないと開発できないところ。 ・Rosneft側はメキシコ湾大水深 鉱区に参画 ・Rosneft側はテキサス州のタイトオイルに参画 また、両者にて将来における第3国での共同開発などの共同探鉱機会の提供 Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)石油調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 ? 5 ? BPのポートフォリオの特徴としては、米国とロシアに生産資産の5割'表5(が集中し、その次にアンゴラ沖合、アゼルバイジャン'カスピ海(やトリニダードトバゴ'LNG(が多く、他のメジャーに比べて進出国が限られている点がある。 BPは、メキシコ湾油流出事故'2010年4月(後に上流資産売却を行ったが、その5.BP生産量の地域分布 図 なお、Bazhenov層'シェール層(は、膨大なオイルが賦存されていることが古くから知られ、Lukoilはその埋蔵量を500億バレルとも公言している。米国のシェールオイルBakken層よりも広大であり、ポテンシャルは高い。しかしながら、Bazhenov層は、深度3000m級で米国では通常の深さであるが、ロシアの生産中の油田よりも深い。なおかつ油の流動性のない難しい地層であることから、ロシア企業単独は容アニュアルレポートの上流戦略によると、BPは、まずは安全操業を第1に掲げて信頼回復に努めている。その次に、メキシコ湾事故前から掲げる3つの重点エリア「大水深」、「非在来型ガスを含むガス」、そして「巨大フィールド」を掲げている'表3(。今年度は、探鉱投資を引き上げることも謳われ、NOCとの従3.BPの上流戦略 '出所:2011年3月発表のアニュアルレポート( 表来からの関係を活用していくことが特記されている。 2010年アニュアルレポートより'2011年3月発表( ? 最優先事項として全世界において安全で、信頼される、規律ある操業を確実に行うこと。 ? 有望な地域において、特に「大水深」、「非在来を含むガス」、「巨大油・ガス田」を軸に、ポートフォリオの継続的な構築を行い長期的な価値創造に繋げること。 ? これらは以下の点によって達成される。①操業リスクの低減、②相互利益に基づく強い結びつき、③その地域'Basin(で蓄積した知見と技術、④供給チェーン面の能力増強。 ? 探鉱段階の投資を引き上げる。他との関わり、特にNOCとの関係を活用する。上流ポートフォリオの積極的な運用で価値を増大させる。 . BP:新興市場でのエネルギーインフラを含めた石油・ガス開発 2易でない資源であった。 Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)石油調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 ? 6 ? 桙焜Rロンビア、ベトナム、ベネズエラ、さらにアルゼンチン、パキスタンの上流事業から撤退を決めるなど、国単位のリスクや開発ポテンシャルを十分に考慮し厳選している傾向が見受けられる。BPは、国単位での集中投資が一つの戦略でもある。現在、BPは、新興市場として注目されるロシア、インド、ブラジルに上流参画の機会をうかがっている。 ロシア 2003年、他のメジャーに先駆けて、ロシアへの大規模投資に踏み切った。TNKとBP折半の合弁会社TNK-BPを設立しており、現在では、BP全体の25%、約100万b/dの石油・ガス生産を占める、欠かせない資産となっている。2011年初めには、ロシアの国有会社Rosneftとの間で北極圏探鉱の参画及び株式スワップによる業務提携を発表し、さらなるロシア進出を目論んだもののTNK株主側が既存契約に反するとして反発し、その後撤回された。ロシア側事業家との共同経営をうまくこなすことも一つの課題である。 インド インドに関して、BPは、2011年2月に財閥系の新興企業Reliance'上流のみならず繊維、石化、精製事業など手広い(との間で包括提携を締結した。72億ドルで多くのインド洋大水深の探鉱鉱区を取得した。Relianceが保有する23探鉱鉱区'水深400m-3000mの沖合21鉱区と陸域2鉱区(の各30%を取得することで両者が合意、うち沖合21鉱区'図6(について8月に政府承認が完了している。残りの2鉱区'陸域(も引き続き審査が行われている。オペレーターはそのままRelianceが担うが、BPは大水深探鉱・開発に関わる技術提供を行う。 図6.BPが30%シェアを獲得した大水深鉱区 Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)石油調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 ? 7 ? elianceは、メジャー以外としては数?ない大水深開発のオペレーターを務め、インド沖合のD6ガス田で生産を開始した。しかしながら、予定の生産量2.8bcf/dを大幅に下回る1.6bcf/dでガス生産が続く。技術的トラブル、技術能力の不足が原因とみられる。今回の合意を受けて、大水深での掘削計画や油層評価手法などBPから技術面での全面協力を受けて、改善に努める。なお、両者は国内のガス供給インフラの整備も共同で進めていくことでも合意している。 BPは、インドRelianceとの提携前に隣国パキスタンから完全に撤退する決定を行い、インド大国で操業する上での政治的なリスクを回避するしたたかな対応もみられた。またベトナムからの撤退も領海問題で抗争中の中国との関係維持に配慮したものとも伝えられている。 ブラジルでは、2010年3月に米国中堅企業のDevonより7沖合鉱区+2陸上鉱区'約30億ドル(を取得し、2005年の撤退後、再び参入した。Petrobrasが独占的にオペレーターする海域以外でも、その周辺域で埋蔵量が期待できるとして掘削を開始した。今後、ブラジル投資を引き上げる意向である。またブラジルのエタノール部門にも投資決定するなど、下流分野に参画を決めている。 ガス開発及びLNG開発を軸に世界展開 . Shell 3Shellは、アニュアルレポートの上流戦略'表4(に謳われている通り、ガス一貫操業における世界的なリーダーシップ、技術力、さらに世界的なパートナーシップを通じた開発推進を目指す。 同社は、特徴として、ガス戦略に早くから着手しており、埋蔵量のうちすでにガス比が6割を超え、生産量のガス比率がほぼ5割に達している。他のメジャーに比べてガス比率が高い。中でもLNG開発に1980年代から力を入れている。 表4.Shellの上流戦略'2010年アニュアルレポートより ( ? 探鉱や買収を通じた資源確保とともに、ノンコア事業からの撤退 ? 資源の価値創造'商業化(を迅速化する ? ガス一貫操業におけるリーダーシップ、テクノロジー、パートナーシップを通じ、他社との差別化を図る 例えば、操業実績のある技術'テクノロジー(=LNG, 大水深、オイルサンド、GTL、FLNG等 パートナーシップ=Gazprom , PetroChina, Ecopetrol, QP等 Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)石油調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 ? 8 ? ブラジル サ在、Shellは、LNG生産規模'液化能力ベース(で1700万トン、カタール国営企業に次ぐ規模であり、かつ、民間企業の中で最大'図8(である。さらに、建設案件及び計画案件を数多く抱えていること'表5(から、次の10年も首位の座は不動と見込まれる。 図7.Shell生産量の地域分布 他のメジャーがほとんど豪州LNGに計画が集中しているのに対して、Shellはカナダ西海岸やイラク随伴ガスなどでもLNG構想を有し、各地に布石を打つ。将来的には、サハリン拡張、さらにアラスカ北極海からのLNG供給の可能性を秘めている。 さらに、Shellは、この5月にもPreludeガス田を世界初のFLNG'浮遊式のLNG施設による開発(によって開発・生産することを決定した。新システムは技術面において安定性や安全性の面で未知数なリスクを抱えているが、FLNG事業自体は、例えば、Prelude生産終了後は他の保有ガス田にFLNG船を移動して次のガス田がすぐにできるといった商業モデルであり、画期的である。また、長期的視野で考えると経済性が劇的に改善することが期待できるため、小規模・遠隔ガス田開発に拍車がかかる可能性を秘めている。 図8.液化能力ベースのメジャー生産量 ? 9 ? Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)石油調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 \5.建設・計画段階中のShellが参画するLNG案件 稼働中 建設中 計画 中/構想段階 ブルネイ'生産開始1972年~( マレーシア'1993年~( 豪州NWS'1989年~( オマーン'2000年~( サハリン、 カタール '2009-2010年( Prelude(豪) Gorgon(豪) ★ 2017年 FLNGにて生産開始'予定( Chevron 2014年 生産開始'予定( 2012年-13年 FID予定 Wheatstone'豪( Chevron 2011年内 FID予定 CBM-LNG'豪( ★ Abadi(インドネシア) Sunrise '豪( Woodside Browse '豪( Woodside カナダ西海岸 イラクの随伴ガス ★ ★ INPEX ★はShellがオペレーター。その他オペレーターは社名記載。 Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)石油調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 ? 10 ?
地域1 グローバル
国1
地域2 北米
国2
地域3 アジア
国3
地域4
国4
地域5
国5
地域6
国6
地域7
国7
地域8
国8
地域9
国9
地域10
国10
国・地域 グローバル北米アジア
2011/09/16 市原 路子
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