ページ番号1004176 更新日 平成30年2月16日

ロシア情勢 (2011年8月モスクワ事務所)

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レポートID 1004176
作成日 2011-09-20 01:00:00 +0900
更新日 2018-02-16 10:50:18 +0900
公開フラグ 1
媒体 石油・天然ガス資源情報
分野 基礎情報
著者
著者直接入力 大木 雅文 原田 大輔 屋敷 真理子
年度 2011
Vol 0
No 0
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抽出データ 更新日:2011/9/19 JOGMECモスクワ事務所 大木 雅文 原田 大輔/屋敷 真理子 公開可 ①2008年南オセチア紛争(ロシア・グルジア戦争)から3年 ・2008年8月8日に勃発したロシア・グルジア間の紛争からまもなく3年となる5日、ロシアのメドヴェージェフ大統領はロシアの外国向け英語TV局Russia Today、ラジオ局「モスクワのこだま」(リベラル系)及びグルジアのロシア語TV局「PIK」の合同インタビューに答えた。 ・同戦争は、グルジア・サアカシビリ大統領の思慮の足りない冒険心が原因だったと強調。ロシア軍の応戦はメドヴェージェフ大統領の独自の判断で、開戦当時オリンピックの開会式出席のため北京にいたプーチン首相と話をしたのは翌日だったことを明らかにした。 ロシア情勢 (2011年8月モスクワ事務所) (1)ロシア情勢(全般) .ロシア動向: 1・また、7月末に米上院議会がアブハジアと南オセチアは「ロシアに占領された地域」と呼び、ロシアにグルジアの領土保全を尊重して和平合意履行を求める決議を採択したことを根拠のないものと一蹴。 ・通常大統領のインタビューと言えばロシア国内三大TV局が行うことが通例ながら、今回はグルジアを含む異なるマスコミ機関を呼び、メッセージの宛先を変え、強い口調でサアカシビリ大統領を罵り、(プーチンではなく)自分がロシア軍の最高司令官としてグルジアとの戦争を行ったことを強調するなど、異例な印象があった。 (出典:ウィキペディア/Andrei nacu at en.wikipedia) ・グルジア紛争後にグルジアからの独立を宣言したアプハジア自治共和国では26日、5月に急死したバガプシュ大統領の後任を決める大統領選挙を実施。26日はロシアがアプハジア独立を承認した日でもある。3候補が出馬し、大統領代行を務めていたアンクワブ氏副大統領が親露路線を継承・信任された形で54.9%の得票で当選。投票率は72%。 Global Disclaimer(免責事項) ? 1 ? 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 A北朝鮮、金正日総書記が訪露 ・北朝鮮の金正日総書記が20日から特別列車でロシアを訪問。ブレヤ水力発電所(極東最大)や軍事工場等を見学した他、24日にはブリヤート共和国にある閉鎖軍事都市ソスノブィ・ボルで、メドヴェージェフ大統領との首脳会談を行った。ロシアと北朝鮮の首脳会談は2002年8月、金総書記がプーチン大統領(当時)と会談して以来で9年ぶり。同総書記とメドヴェージェフ大統領は初顔合わせ。 ・今回の首脳会談で北朝鮮側は、核問題をめぐる 6 カ国協議への事前条件なしでの復帰、大量破壊兵器の実験凍結の用意があることを表明。更にロシア、北朝鮮、韓国の3カ国による北朝鮮経由韓国への天然ガスPL建設に関して特別委員会を設置することに合意。メディアでは天然ガスPL建設について合意と報道が為されたが、実際には具体的に検討を行うことについての合意であり、政治色が強く北朝鮮から法的拘束力のある保証が得られない限り実現は難しい。 <参考:露~韓天然ガスPL敷設に関する動向(2006年~現在/出典:KOGAS)> 時期 内容 2006年10月 エネルギーに関する二国間協力協定署名(ガスPL建設・上流開発)。 2008年9月 KOGAS・Gazprom による MOU締結(北朝鮮経由 PL で 2015~2017年に供給を検討)。 2009年6月 両社間で共同スタディ開始。 ?容量:年間10BCM ?期間:30年間 ?形態:PL、LNG及びCNGを検討。 2010年4月 共同スタディ終了。結果PLが最も経済性が高い結果に。現在実現に向けて交渉中 金総書記の世話役として 6 日間の訪露中特別列車に同乗したロシア極東連邦管区のイシャエフ大 ・統領全権代表によれば、金総書記は同ガスPLに関して「ロシアと韓国がガス供給で合意すれば、敷設のための土地を提供する用意がある」と表明した一方、「露朝韓の三者同盟関係をつくるつもりはない」と語ったことを明らかにした。ロシア側は北朝鮮との対話を進めることで、北東アジア地域における政治力をアピールし、北朝鮮側はロシアからの食糧支援の拡大や債務問題でのロシア側譲歩などを期待しているものと考えられている。 ・両国首脳会談を受け、25日、ロシアのバサルギン地域発展大臣以下代表団が北朝鮮入りし、26日には両国の貿易経済に関する政府間委員会を開催。ロシア~北朝鮮~韓国の天然ガスPL計画や北朝鮮と韓国を結ぶ京義線をシベリア鉄道に連結する計画について協議された模様。また、韓国の与党ハンナラ党の洪代表は30日、ロシアからの北朝鮮経由ガスPL建設計画敷設について11月頃に三者交渉を行う見込みを示唆。 Global Disclaimer(免責事項) ? 2 ? 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 011年 2012年 2013年 2014年 4.2% 4.1% 8.6% 7.8% 7.7% 7.1% 9.6% 7.2% 6.5~7.5% 6.5~7.0% 5.0~6.0% 4.5~5.5% 変更なし 変更なし 4.0~5.0% 4.5~5.5% ③メドヴェージェフ大統領、再選は困難か ・露のシンクタンク(レバダセンター)が26日、全国1600人を対象に実施した世論調査の結果を発表。それによれば、来年3月の次期大統領選挙にメドヴェージェフ大統領が立候補した場合、同氏に投票すると回答したのは28%で、別の候補に投票するとの回答(30%)を下回った。 ・同センターが2008年に実施した同じ設問の調査ではメドヴェージェフ氏に投票するとの回答は今回と同じ28%であったが、別の候補に投票するとの会合が14%と今回の調査で現大統領に投票しないという回答が大きく増加。次期大統領選挙には、大統領と「双頭体制」を組む前大統領のプーチン首相も立候補を検討しているが、首相が出馬した場合、首相に投票するとの回答は39%、別の候補に投票するとの回答は21%とメドヴェージェフ大統領より結果が上回っている。 ・経済発展省は27日、2011年~2014年の社会経済発展予測の修正を発表。2011年のGDP成長率を当初予測の4.2%から4.1%に微減。 経済発展省、2011年のGDP成長予測を引き下げ ④ GDP成長 前回予測 修正後予測 インフレ率 前回予測 修正後予測 貿易黒字成長率 前回予測 修正後予測 28.3% 23.3% Urals原油価格(USD/BBL) 前回予測 修正後予測 105 108 27.2% 29.5% 93 100 18.1% 34.4% 95 97 22.9% 10.3% 97 101 ・2000年より市長を務めてきたヴァレンチナ・マトヴィエンコ市長が6月に上院連邦会議議長職への就任要請を受け、21日の上院議員選挙に出馬・当選。22日に正式に市長辞任を表明。これを受け、31日、サンクト・ペテルブルク市議会はメドヴェージェフ大統領により新市長に指名されていたゲオルギー・ポルタフチェンコ中央連邦管区大統領全権代表の就任を賛成多数で承認し、同氏は第4代市長に就任。 (出典:サンクト・ペテルブルク市HP) ・ポルタフチェンコ氏は元KGB出身の「シロヴィキ」でプーチン政権の支持者として知られる。2000年に当時のプーチン大統領によって中央連邦管区大統領全権代表に任命。市長就任後のインタビューでは、1カ月程前メドヴェージェフ大統領から新市長就任を打診されたと明らかにした。 Global Disclaimer(免責事項) ? 3 ? 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 サンクト・ペテルブルク新市長にポルタフチェンコ氏 ⑤i2)ロシア情勢(石油ガス産業) ①9月1日からの原油・石油製品輸出税を引き上げ ・9月からの原油・石油製品輸出税は、原油は約60.0USD/BBL、軽質石油製品:297.5USD/t(内、ガソリンは399.7USD/t)重質石油製品:207.4USD/tに引き上げられた。 ・東シベリア新規油田+カスピ海北部の油田に適用される特典輸出税については、約27.7USD/BBLに増加。 輸出税 <参考:原油及び石油製品輸出税の推移> 2009年 2010年 2011年 2011年 2011年 2011年 平均 平均 上半期平均 7月 8月 9月 原油(USD/t) 179.6 273.7 394.8 445.1 原油(USD/BBL) 減税特典原油(USD/t) 減税特典原油(USD/BBL) 軽質石油製品(USD/t) 内、ガソリン(USD/t) 重質石油製品(USD/t) 約24.6 約37.5 非課税 133.1 87.68 約11.9 149.1 約53.4 171.0 約23.1 266.8 2011年5月~ 71.7 80.3 179.9 約60.2 205.8 約27.8 298.2 415.8 207.8 438.2 約59.2 201 約27.2 293.6 394.4 204.6 444.1 約60.0 205.1 約27.7 297.5 399.7 207.4 ・現在、軽質石油製品および重質石油製品の輸出税係数は、それぞれ原油輸出税の 67%、46.7%であるが(実績ベース)、26日付政府令第716号により10月1日からこの係数を66%に統一することが確定。重質石油製品の輸出に伴う利益を縮小することで、製油所の近代化を促進しようとすることが目的と言われている。 ・将来的には重質石油製品と原油の輸出税を統一することも計画されている。新システムに移行すると主に重質石油製品を生産していた製油所(ヴォルガ・ウラル地域/Tatneft及びBashneft等)にとって打撃が大きいことから、硫黄含有率 4.5%を超える鉱床について資源抽出税の優遇措置を与える等の一時的優遇策も検討されている模様。 ・また、現在事実上次の算定式「29.2USD+(Urals 原油価格-182.5USD)×65%」となっている原油輸出税の算出に関しても、係数65%を60%にすることが確定する見込みで、10月1日から導入するべく関税法典の改定手続きが進められている模様。この変更に従えば、輸出税が引き下げられることとなり、採算性の低い古い鉱床での生産が促進されることが期待されている。 <参考:変更される原油輸出税の変遷> 10月1日より原油・石油製品輸出税係数を改訂 ②Global Disclaimer(免責事項) ? 4 ? 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 A原油生産・輸出統計(エネルギー省発表データ) ・2011年8月、ロシアの原油、ガス・コンデンセート生産量は4345.5万t(約3.2億BBL)で、前年同時期比、2.1%増。今年5月、7月に達成した、旧ソ連崩壊後の新記録をさらに更新した。 ・2011年8月、ロシアの原油輸出量は2019.8万t(約1.49億BBL)で前年同時期比、2.3%減。 ・2011年8月、ロシアの天然ガス生産量は454.2億?(約1.63TCF)で、前年同時期比4.5%増。うち、Gazpromによる生産は328.3億?(約1.18TCF)、0.6%減。 ・2011年8月、ロシアの天然ガス輸出量は11.3億?(約0.40TCF)で、前年同時期比7%増。 天然ガス生産・輸出統計(エネルギー省発表データ) ③3)東シベリア~太平洋原油PL(ESPO)関連 (①原油輸出税特典剥奪の影響 ・5月以降特典を剥奪されていた大規模油田ヴァンコール、タラカン、ヴェルフネチョンに続き、8月からイルクーツク州の6油田(デュリスマ、西アヤンスク、ヤラクタ、マルコヴォ、アリンスク、ダニロヴォ)が対象から外されことに関して、各社では対応に追われている。 ・デュリスマのライセンス35.3%を保有するSberbankは、メドヴェージェフ大統領宛にプロジェクトの利益率が16%になるまで特典関税を適用するよう要請する書簡を出し、同大統領はこの要請を受けて、セーチン副首相及びクドリン財務大臣に検討を指示したと報道されている。そもそも債務返済ができなかった Urals Energy からその担保であったデュリスマのライセンスを取得したSberbank とって、年内には本業に関係のない石油資産を売却したい意向であったが、輸出税特典剥奪により、その評価額の縮小を避けることはできないと見られる。 <参考:東シベリア原油輸出税特典当初対象22油田(上段:2009年11月/下段:2010年1月追加)> Global Disclaimer(免責事項) ? 5 ? 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 ARosneft、イルクーツク州で新規鉱床を発見 ・Rosneftは、イルクーツク州ダニロフスキー鉱区の評価井の結果、日量200t(1460BBL)の軽質油出油を確認したことを発表。同鉱床における石油の可採埋蔵量は1500万t(約1.1億BBL)超となるものと推定されている。 ・同社は2006年に東スグジンスキー、モグジンスキー、ダニロフスキー、サナルスキー、クリジンスキーの各鉱区のライセンスを獲得。更に2008年にはプレオブラジェンスキーとウモトキンスキーのライセンスを獲得し、RN-Explorationが過去5年間、2D震探(総延長:7800km)、3D震探(面積:250?)、電磁探査(総延長:7300km)等を実施。既に探鉱・評価井が6坑仕上げられており、現在は探鉱井が4坑掘削されている。2009年にサヴォチヤノフ鉱床、2010年にリソフスコエ鉱床、サナルスコエ鉱床を発見、3鉱床のC1+C2埋蔵量は合計で約3.7億t(約27億BBL)と見積もられている。 <参考:Rosneftが東シベリアに保有する鉱区(出典:同社Annual Report)> ・天然資源環境省Rosnedra(地下資源利用局)は10月18日に3鉱区(イチェルスキー、スレドネネプスキー及び南テレイスキー鉱区)の再オークションを実施すると発表。これら鉱区のオークションは先にも公示されたが、応札がなくキャンセルされたもの。今回の応札期限は9月16日。 イルクーツク州、10月に新規鉱区オークションを実施 ③鉱区名 イチェルスキー スレドネネプスキー 南テレイスキー スタート価格 2450万RUB (約7500万円) 1億RUB (約3億円) 3150万RUB (約1億円) 埋蔵量 石油D1:2790万t、D2:510万t、 ガスD1:538億?、D2:87億? 石油D1:4490万t、D2:1130万t、 ガスD1:503億?、D2:77億? 石油D1:4360万t、 ガスD1:516億? ・また、27日には2鉱区(アルティプスキー及びネムチュイスキー鉱区)についてもオークションを実施予定。応札期限は9月30日。 鉱区名 アルティプスキー ネムチュイスキー Global Disclaimer(免責事項) スタート価格 3560万RUB (約1億円) 2250万RUB (約7000万円) 埋蔵量 石油D1:7530万t、D2:880万t、 ガスD1:505億?、D2:30億? 石油D1:4640万t、D2:530万t、 ガスD1:266億?、D2:44億? ? 6 ? 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 Eサハリン州のホロシャービン知事の2期目の就任式典が11日、州都・ユジノサハリンスクで行われた。任期は5年。ロシアの地方知事は事実上、大統領の任命制で今年6月にメドヴェージェフ大統領がホロシャービン知事の再任をサハリン州議会に提案し、7月に州議会が賛成多数で承認して(4)極東・サハリン ①サハリン沖で、日露韓が合同資源調査 ・オホーツク海の海底に眠るメタンハイドレートの資源調査などを行う目的で、ロシアの学術調査船が9日、ウラジオストク港を出発。8月末まで日露韓3カ国の地質学者ら調査を実施する予定。3カ国は、2003年からオホーツク海での合同資源調査も実施している。 ・調査には北見工業大・未利用エネルギー研究センター他日本人 5 名、ロシア科学アカデミー、韓国極地研究所の研究者等が参加。海底でのメタンハイドレートの分布や、海底から噴出するメタンガスの流れなどを調査する。 サハリン州知事、再任 ② (出典:サハリン州HP) いた。 5)ロシア石油ガス会社 (・また、Gazprom戦略発展局長ルサコヴァ女史はインタビューの中で、原油供給の不安定化が続く中でガス価格は現在の油価連動型から、独自の需給バランスに基づく価格形成に移行するべきであると発言。「油価連動型のガス価格形成は原油と天然ガスの需給が同水準である場合は経済的に妥当に連動するが、現在双方の需要は安定的に増加している中、原油供給は不安<巻末資料:「主要石油会社の経営指標」もご参照ください(2010年年次報告書より)> Gazprom ・7月下?に、伊Edison社がGazpromからガス価格の引き下げを勝ち取ったことから、値下げ合戦の可能性が取りざたされていたが、案の定、Gazpromは欧州各社から価格引き下げを求められている。 ・Gazprom Exportのチェルパノフ副社長は1日、ガス価格を巡って、独E.ONとGazpromが係争状態に入ったと伝えた。E.ONの要求内容は不明であるが、2010年1月からE.ONに適用されているガス価格算定公式に関して適用開始の1か月後から早くも見直しを求めていた模様で、今回の伊Edison社への価格引き下げが拍車を掛け、Gazprom Exportを提訴した模様。 定化する傾向にある。この場合、個別の価格形成をめざす新しいメカニズ (出典:同社HP) ムを採用すべきである」としている。 ・Gazpromは英スマートグリッド機器会社Cyclo Systems Internationalを買収。同社は電力消費量や漏電をオンラインでチェックしながら送電能力を調整するソフトウエア及び機器を製造。Gazpromは2008年にも、ガス・電気・水等のエネルギー供給量メーターを製造する英TrueRead社の30%株式を買収、2010年には100%子会社化して、Gazrom Global Energy Solutionsを設立した実績あり。 Global Disclaimer(免責事項) ? 7 ? 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 Rosneft ・30日、Rosneftのフダナイトフ社長及びExxonMobilのダフィン社長がプーチン首相臨席の下で、戦略パートナーシップ合意 書に調印。 ・北極海大陸棚の東プリノヴォゼメリスキー3鉱区及び黒海のトゥアプセ鉱区での地質探鉱・開発に32億USDを投資すると共に、サンクト・ペテルブルクに北極研究技術センターを設立。ExxonMobilから Rosneft への技術提供を行い、Rosneft にメキシコ湾の深海油田や米テキサス州油田等のExxonMobil の保有するプロジェクト権益の売却及びロシア国内や第三国での共同プロジェクトの実施を謳うもの。 <参考:ロシア石油会社のメジャー各社との提携状況> ・BPは5日、TNK-BPのロシア側株主であるAAR連合の一人・ベクセルベルク氏の保有するRenovaNK-BP T社を株主間取り決めに違反したとしてストックホルムの仲裁裁判所に提訴。BPとAAR連合の取り決めによれば、双方は他社とロシア国内でエネルギー分野での合弁を行う場合にはそれに先立ってTNK-BPに対してオファーを出すことを義務付けているが、Renovaはこれに違反したというもの。一方、Renova側は取り決めには違反していないとしている。 ・TNK-BPは、独立系ガス会社ITERA(トルクメニスタンにコア資産を保有)の権益50%の買収許可を独占禁止局に申請。TNK-BPは、自社のガス資産売却及び自己資金により資金調達の予定。報道情報ではSberbankもITERAの5%以下のシェア買収を検討中。 Global Disclaimer(免責事項) ? 8 ? 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 azprom Neft ・GazpromNeftは1日、キューバ大陸棚の4鉱区開発プロジェクトに参入したことを発表。Petronasから30%シェアを買収したもの。更にGazpromNeft、Petronas及びCubapetroleoは、2006年にPetronasとキューバ政府が締結したPS契約の補足契約に調印。Petronasは同プロジェクトの70%を保有。同プロジェクトの総資源量は、石油換算4億tと評価されている。 <参考:GazpromNeftの海外進出> ・5日、在任中にロシアと締結したガス取引を巡って職権乱用の容疑で刑事訴追されているティモシェンコ前首相が、裁判所での審理妨害の容疑で逮捕。職権乱用事件の審議中、容疑を否認し、ひたすら裁判官を侮辱する言動が理由とされている。 ・EU及びアメリカはこの逮捕が政治的意図に基づく訴追であり、ウクライナの司法制度が公正でないことの表れであると懸念を表明。ティモシェンコ女史は首相在任中の2009年、ガス価格引き上げを求めるロシアの提案を受け入れたが、2010年にヤヌコヴィッチ氏が大統領に就任した後、国益を損なう取引に応じたとして刑事訴追されている。 6)旧ソ連諸国関連 (ウクライナ Global Disclaimer(免責事項) ? 9 ? 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 gルクメニスタン ・トルクメニスタン議会は 4 日、ベルディムハメドフ大統領の任期満了に伴う次期大統領選挙を来年2月12日に実施することを決定。野党の活動は事実上制限されており、現大統領の再選は確実と見られている。大統領の任期は5年。現大統領は2007年2月の大統領選挙で初当選。 ・ITERA及びZarubezhneftは10日、カスピ海のトルクメニスタン領にある第21鉱区のPS契約に関する共同事業協定に調印(オペレータはZarubezhneft/51%を保有。残り49%はItera)。第21鉱区の可採埋蔵量は合計で石油2億1900万t(約16億BBL)、随伴ガス92BCM、天然ガス100BCM、投資総額は60億USDに達すると見込まれている。 <外資PSAの参画鉱区位置(⑨が第21鉱区)> <外資PSA一覧> カザフスタン (写真出典:カザフスタン政府HP及びGazpromHPより) ウズベキスタン ・ナザフバエフ大統領は、娘(次女)婿でありであるチムール・クリバエフ氏を正式に後継者として発表。 ・同氏は現在44歳。KazMunaiGaz社長、Kazatomprom総裁、政府保有ホールディングSamruk-Kazyna副社長に就任しており、今年度フォーブス誌の長者番付では13億USDの資産保有者と発表されている。6月にはGazprom役員にも任命。 ・韓国の李大統領が23~24日、ウズベキスタンを公式訪問。同大統領は24日、タシケントで両国の商工会議所が主催したビジネスフォーラムに参加。昨年両国の貿易高は14億6000万USD。ウズベキスタンのカリモフ大統領は、「ウズベキスタンの潜在力と韓国の技術力が結合すれば相互補完構造を持つ国として協力していくことになるだろう」と述べた。 ・韓国とウズベキスタンは24日、両国史上最高額となると見られるスルギルガス田の開発など総額41億USDの契約に調印。 Global Disclaimer(免責事項) ? 10 ? 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 i7)日露関係 ①Rosneftと丸紅、オホーツク海の油田共同開発について協議 ・露マガダン州政府は 4日、丸紅の代表団が同地を訪問し、オホーツク海での油田・ガス生産プロジェクト参加についてRosneftと協議中と発表。同州カルペンコ第一副知事と丸紅の宮崎市場業務部欧州・CISチーム長との面談では油田開発の他、同州でのタングステン、モリブデン等レアメタル開発の可能性についても協議が行われたとのこと。 ・Rosneftは9月にもオホーツク海にある大陸棚鉱区ライセンスを獲得する見通しであり、同社フダイナトフ社長は7月も伊藤忠、丸紅、三井物産等の日本企業各社がRosneftに対し同大陸棚の原油開発のためコンソーシアム設立を提案したと発言している。 前原前外務大臣、北方領土ビザなし交流に参加 ②・8日、北方四島との「ビザなし交流」訪問団に参加した民主党の前原前外務大臣は択捉島での日程を終え、チャーター船で北海道・根室港へ到着。同氏のビザなし交流参加は2006年に続き2回目。今回の訪問団は、元島民の3世となる根室市の中高校生や教師ら約50人。 ・17日、東日本大震災で被災した岩手県の中学と大学の剣道部員ら計28人が、モスクワのロシア外務省等を表敬訪問。被災地の子ども達をロシアに招きたいとのメドヴェージェフ大統領のスベトラーナ夫人の提案を知ったロシア剣道連盟等の尽力により、モスクワとクラスノヤルスクでの滞在が実現。一行は16日にモスクワに到着し、18日にクラスノヤルスクに移動、22日に帰国。その間、現地の剣道愛好家の若者らと共に稽古を行い、各種行事に出席した。 ・更に、岩手・宮城両県の中高生33人と教師ら計39人が18日、ウラジヴォストークを訪問。25日までに滞在し、ロシアの同年代の学生と音楽等を通じて交流。20日にはウラジヴォストークにある海洋研究施設でシュヴァーロフ第一副首相と面談。 岩手の中学生、ロシア外務省を表敬訪問 ③・中国財務省によると、天然ガスをPL経由あるいはLNGで輸入する中国のエネルギー企業に対して優遇税制が適用される可能性があるとロシア紙Neftegazが同省発表を引用して報道。この優遇税制は2020年まで適用されるとのこと。また、輸入天然ガスの価格が中国の国内価格を上回った場合、対象企業にはVATの還付を申請する権利が供与される見込み。この優遇税制が実現すれば中国のガス会社は値段の高いロシア産のガスを購入し、政府からVATの還付を受けることができるこ8)露中関係 (とになる。 Global Disclaimer(免責事項) ? 11 ? 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 .その他: ①ロシア富豪のアブラモヴィッチJr.、石油ガス資産買収を検討か ・ロシアの富豪ロマン・アブラモヴィッチ氏(SibneftをGazpromに売却/現在チェルシーのオーナー)の長男(アルカージー・アブラモビッチ)が、ロシアと旧ソ連圏で石油天然ガス資産の買収を目指しており、来年初めにも買収に乗り出すと報道されている。 ・ロンドン市場に既に上場しているアルカージー氏率いるZoltav Resourcesのドレーク・ブロックマン会長によれば、同社は買収を「基盤構築」の一つの手段として資産を探しているとのこと。具体的な時期は決めていないが、早ければ半年以内に買収に動く可能性があるという。 ・プーチン首相は10日、クラスノダール地方で古代ギリシャの植民都市ファナゴリアの遺跡発掘現場を視察。首相はウエットスーツに酸素ボンベなどを身に着け、アゾフ海と黒海に挟まれた深さ約2mの海底に潜り、6世紀のものとみられる壺二つを引き揚げる等パフォーマンスを繰り広げた。 ・また、25日にはスモレンスク州の病院を視察し、「今朝、運動していて肩を痛めた。診てもらえますか」と突然シャツを脱いで、鍛え上げられた身体を披露。外科医の診察の結果、軟膏をすすめらプーチン首相、恒例の夏のパフォーマンス ②ロシア、第5世代ステルス機を公式公開 ③れたという。 ・17日、モスクワ郊外で開かれた国際航空見本市(MARKS)でロシアの最新鋭戦闘機T50の試作機が披露された。スホイ社がインドと共同開発したという超音速の巡航能力を持つ次世代型戦闘機で、米国のステルス戦闘機F22に対抗するもの。 ・開発は予定より遅れており、2015年以降配備される見込み。F22より30%程度安く、各国への売り込みに期待がもたれている。 Global Disclaimer(免責事項) ? 12 ? 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 リェ末資料:「ロシア主要石油ガス会社の経営指標」> <参考①:ロシア石油企業の主要指標(出典:2010年各社年次報告書)> Global Disclaimer(免責事項) ? 13 ? 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 <参考②:ロシアガス企業の主要指標(出典:2010年各社年次報告書)> Global Disclaimer(免責事項) ? 14 ? 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 以 上 ? 15 ? Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。
地域1 旧ソ連
国1 ロシア
地域2
国2
地域3
国3
地域4
国4
地域5
国5
地域6
国6
地域7
国7
地域8
国8
地域9
国9
地域10
国10
国・地域 旧ソ連,ロシア
2011/09/20 大木 雅文 原田 大輔 屋敷 真理子
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