ページ番号1004372 更新日 平成30年3月5日

米国:レイク・チャールズLNGプロジェクトの非FTA向け輸出の承認

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レポートID 1004372
作成日 2013-08-08 01:00:00 +0900
更新日 2018-03-05 19:32:42 +0900
公開フラグ 1
媒体 石油・天然ガス資源情報
分野 天然ガス・LNG基礎情報
著者
著者直接入力 佐藤 陽介
年度 2013
Vol 0
No 0
ページ数
抽出データ 更新日:2013/8/7 ワシントン事務所:佐藤陽介 米国:レイク・チャールズLNGプロジェクトの非FTA向け輸出の承認 ②ガス輸送(LNG)、⑤基礎情報 要旨: ・2013年8月7日、Sabin Pass、Freeportに続き下方48州において3番目となる非FTA向けLNG輸出が”条件付き”で申請者Lake Charles Export, LLCに対して承認された。承認数量、期間は2.0Bcf/dの20年間となっている。 ・今回の承認オーダー(特にDOE/FEによるEIA及びNERAのスタディに関する分析)は、DOEモニーツ長官の就任からいくらか時を経、同長官の関与も推測されるため、DOE/FEの米国LNG輸出に関する考え方をよりはっきりと示すものであると考えられる。 ・Freeport及び今回のLake Charlesの輸出オーダーの内容を見て伺われるのは、DOE/FEはEIA及びNERAのスタディとその所見を非常に尊重しているということである。(輸出承認期間について、両承認申請は25年間の申請を行なっているが、DOEによる承認ではEIA及びNERAのスタディの分析期間に合わせて、ともに20年間と条件付けられている。) ・そのような観点から注目されるのが、今後承認されるLNG輸出プロジェクトの合計輸出数量である。EIA及びNERAのスタディでは、DOE/FEの依頼により、輸出合計数量が6Bcf/d及び12Bcf/dの場合における国内天然ガス価格への影響、マクロ経済への影響がそれぞれ分析された。今回の承認により、現在までの非FTA向け輸出数量は5.6Bcf/dとなっており、6Bcf/dにより近づくこととなった。今後合計承認輸出数量が6Bcf/d、12Bcf/dに近づき、あるいはこれら数量を越えることになった場合に、DOE/FEがどのような考慮を行うかが注目される。 .はじめに 12013年8月7日12:00PM、Sabin Pass、Freeportに続き下方48州において3番目となる非FTA向けLNG輸出承認が”条件付き”でLake Charles Export, LLC宛で発行された。承認数量、期間は2.0Bcf/dの20年間となっている。 オーダーの内容は、Freeportの輸出承認オーダーと同様、1)イントロダクション、2)所見と結論のサマリー、3)公共の利益審査基準、4)プロジェクトの概要、5)申請者による公共の利益分析、6)介入の動き、コメント、申請の公告に対する反対、7)LNG輸出スタディ、8)LNG輸出スタディ及びDOE/FEエネルギー省化石燃料局の分析に対するコメント、9)議論と結論、10)規約と条件、11)所見、12)オーダー、という構成である。 なおオーダーに”Conditionally”とあるがこれは、当該プロジェクトの環境審査が進行中であるため、申請が条件付き承認の発行を求めたからであり、環境審査が完了した後にはDOE/FEはこの条件付きオGlobal Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 - 1 - 2011年5月6日、Lake Charles Exports, LLC(LCE)は、DOE/FE米国エネルギー省化石燃料局に対して、天然ガス法セクション3に基づき、国内で生産されたLNGを船舶により、米国が自由貿易協定を締結していない国に向けて輸出するための長期複数契約承認を得るための申請を行った。また、申請では、1500mtpa(約2.0Bcf/d相当)のLNGを25年間輸出することを求めている。 2011年6月13日、DOE/FEは、連邦官報に申請の公告を掲載し、2011年8月12日までに、利害関係者に対して、反対、介入の動き、介入の通知及びコメントの提出を求めた。DOE/FEは、申請を支持する15のコメントを受け取り、申請に対する意見としては、Industrial Energy Consumers of America(IECA)からのコメント1、American Public Gas Association(APGA)から介入の動き及び反対1を受け取った。(IECAは国内需要と有効活用の観点から、APGAは米国エネルギー自立の観点等から反対意見を述べている。)LCEは、2011年8月25日に、IECAからのコメント及びAPGAからの反対に対する回答を行った。 (2)プロジェクトの概要 LCEはテキサス州ヒューストンに所在するデラウェア州登録の有限責任会社であり、BG Group plc(BG)及びSouthern Union Company(SUG)の共同出資子会社である。BGLSはBGの完全子会社であり、また、TrunklineはSUGの完全子会社である。 現在のところ、GLS及びTrunkilineは、Lake Charlesターミナルの既存の施設について、ターミナルの貯蔵タンクからLNG船へと荷積みするための施設の改修及び液化設備の建設を行なっている。この工事が完了後、Lake Charlesターミナルは輸出入の両方を取り扱うことになる。 LCEによれば、Lake Charlesターミナルの液化・輸出施設は、BGLS及びTrunkline間の長期サービス契約の対象となっている。LCEは、輸出に先立ちBGLSよりLNGを購入し、自社及びBGLSの代理人としてLNGの輸出を行う。また、LCEは、最初の輸出に先立ちBGLSとの間で20年間の長期LNG輸出契約を締結することとしている。 Lake Charlesターミナルは、現在、継続ガス移送容量1.8Bcf/d、最大ガス移送容量2.1Bcf/dを有している。ターミナルはまた4つの貯蔵タンクを有しており、合計で9.0Bcfの天然ガス貯蔵容量を有している。ターミナルの天然ガス処理施設は、LNGからエタンや他の重炭化水素分を採取することが可能である。 .申請の公共の利益分析 3Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 - 2 - ーダーを環境審査の過程で得られた情報に照らし合わせて審査することとしている。 以下2.~5.について、承認オーダーの概略を紹介し、6.にて所見を述べたい。 .プロジェクトの概要と経緯 2(1)経緯 LCEによれば、提案中の国内で生産されたLNGの輸出は、公共の利益に一致し、天然ガス法セクション3の基準を満たすとしている。LCEはまた、DOE/FEの公共の利益審査は、関連する公共の利益基準に見られる他の要因とともに、主に提案された輸出のための天然ガスの国内需要に焦点を当てているとしている。LCEは提案中の輸出が公共の利益に一致するとまとめている。: “米国における回収可能な天然ガス資源は、豊富で、安価で国内消費需要とLCEの提案する長期間に渡る輸出を満たすのに十分であるというのがLCEの見解である。また、輸出が国内天然ガス価格を著しく上昇させることはないと信じる。従って、この申請中の輸出承認申請は、国内の天然ガス供給を害することはなく、、、公共の利益に反しない。” LCEは、申請書において、1)国内天然ガス供給及び資源ベース、2)国内天然ガス需要、3)液化プロジェクトが米国天然ガス市場価格に与える影響、4)ローカル、地域、国家経済への便益、5)貿易収支、6)グローバルな環境便益、という6つの要因について特に詳細に論じている。 .LNG輸出スタディとDOE/FEのコメント 4 LNG輸出スタディは、DOE/FEが委託したEIAエネルギー情報局の国内価格影響分析、NERAのマクロ経済影響分析の主要所見についてまとめている。 DOE/FEのコメントについて、その論旨は、Lake Charlesに特有の事項及び分析にあたっての参照資料EIAのAEO2013早期版ではなくAEO2013(通常版)を用いていることを除いて、ほぼ完全にFreeportの輸出承認における内容と一致している。(別添参照。) .DOE/FEの結論 5 DOE/FEは、記録上の証拠を見直しし、LCEによる非FTA国向けへのLNG輸出が公共の利益に反するという十分な基礎を見出すには至らなかったとし、その上で、LCEの輸出申請について、条件付きで承認することを結論付けている。 なお、結論に付して、DOE/FEは、既存の輸出承認申請の承認決定におけるに累積的影響についての考慮についてコメントしている。LCEによる申請を承認することになれば、非FTA向けのLNG輸出は合計で5.6Bcf/d(Sabine Pass:2.2Bcf/d、Freeport:1.4Bcf/d、Lake Charles:2.0Bcf/d)となる。この数量は軽微ではないが、しかしNERAによって低輸出ケースとして評価された6Bcf/dを下回ったままである。DOE/FEは今後、他のペンディングとなっている申請を迅速に審査しつつも、その累積的影響については引き続き評価を行うと明記している。 Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 - 3 - .おわりに 前回5月17日のFreeportの承認の際には、DOEモニーツ長官の就任直後ということもあり(モニーツ長官の上院での就任承認は5月16日)、モニーツ長官がFreeportの承認決定についてどの程度深く関与したのか不明であったが、今回は就任後2ヶ月を経過しており、長官の関与が推測できる。(モニーツ長官は、上院エネルギー・天然資源委員会でのノミネーションヒアリングにおいて、” We certainly want to make sure that we are using data that is relevant to the decision at hand.” “I have to be able to look really hard at those?at those studies and?the data that we have.”と自身による吟味について明言していた。) そのような観点から、今回の承認オーダー(特にDOE/FEによるEIA及びNERAのスタディに関する分析)は、DOE/FEの米国LNG輸出に関する考え方をよりはっきりと示すものであると考えられる。 Freeport及び今回のLake Charlesの輸出オーダーの内容を見て伺われるのは、DOE/FEはEIA及びNERAのスタディとその所見を非常に尊重しているということである。例えば、輸出期間について、両承認申請は25年間の申請を行なっているが、承認ではともに20年間と条件付けられている。両輸出オーダーにおいて述べられているとおり、これはDOE/FEが両スタディの分析期間である20年間を重視し、それより長い期間については分析の対象となっておらず、輸出の影響について未知であるからとしている。そのような観点から注目されるのが、今後承認されるLNG輸出プロジェクトの合計輸出数量である。EIA及びNERAのスタディでは、DOE/FEの依頼により、輸出合計数量が6Bcf/d及び12Bcf/dの場合における国内天然ガス価格への影響、マクロ経済への影響がそれぞれ分析された。今回の承認により、現在までの非FTA向け輸出数量は5.6Bcf/dとなっており、6Bcf/dにより近づくこととなった。今後合計承認輸出数量が6Bcf/d、12Bcf/dに近づき、あるいはこれら数量を越えることになった場合に、DOE/FEがどのような考慮を行うかが注目される。 出典情報 (Lake Charles承認オーダー)(了) http://energy.gov/articles/energy-department-authorizes-third-proposed-facility-export-liquefied-natural-gas-1 (Freeport承認オーダー) http://energy.gov/articles/energy-department-authorizes-second-proposed-facility-export-liquefied-natural-gas Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 - 4 - i参考)輸出承認オーダーにおけるLNG輸出スタディへのコメントとDOE/FEの分析 DOE/FEはEIA及びNERAのスタディに対するパブリックコメントを求めた。DOE/FEはその後受け取った18万8千の当初コメントと2700の反応コメントのレヴューを行った。DOE/FEは、承認オーダーにおいて、これらのコメントをそれぞれサマライズするのは実際的でも望ましくもないとし、トピック毎に本件に直接関係のあるコメントを代表的議論とともに特定し、これらコメントのレヴューの過程で引き出されたDOE/FEの結論のベースを特定することとしている。こうすることによりDOE/FEはコメントによって提起・DOE/FEがEIA及びNERAにスタディを依頼した際に利用できた最新の予測はAEO2011のものであった。 ・NERAのスタディに関しては、両スタディが単一のLNGスタディを構成し、その間での一致を確保するために、NERAがIEAのスタディ結果をインプットとして活用するようにデザインされていた。仮に両スタディが同一のデータに基づいていなければ、意味のある比較と両者の比較分析が不可能となったであろう。 ・DOEはEIA及びNERAに対してAEO2011より新しい予測を用いてスタディを行わせるべきだったとのコメントもあるが、これらはAEOのリリースサイクルと求められるリードタイムについて認識していない。 ・EIAはAEO2012早期版を利用することも不可能であったし、実際AEO2012の最終版のリリースはEIAのスタディのリリースの6ヶ月後でもあった。 ・法廷では、政府機関は単に新しいデータが利用可能となったとしてもスタディを際実施する必要のないことを繰り返し認めている。特に新しいデータに基づくスタディが多くの月々を要する場合にはそうである。 ・AEO2012の最終予測やAEO2013の早期予測を用いたとしてもLNG輸出スタディの所見には実質的な影響があるとは我々は説得されない。 ・AEO2012及びAEO2013はAEO2011より大きな国内天然ガス需要を予測していることは真実であるが、AEO2011より大きな国内天然ガス生産を予測していることもまた事実である。 ・ダウ・ケミカル社はその950億ドルの製造業に対する新規投資が2020年までに6Bcf/dの国内天然ガス消費需要の増加をもたらすという主張を立証していない。 Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 - 5 - された関連する重大なイシューへの反応とすることとしている。 以下は各トピックに対するDOE/FEの分析の一例である。 1)データインプット及び天然ガス需要の予測 (◯AEO2011の予測の使用 ◯事前のFTA承認の意義 ・ダウ社はFTA向け輸出承認を得ている28Bcf/dの輸出が、LNG輸出スタディが将来の天然ガスへの需要を損なっていることを示していると主張している。しかし、FTA締結国向けの承認された輸出量は、最終的に資金繰り、建設、操業される輸出施設の数や容量にとっては信頼できる指標では決してな・NERAスタディはLNG輸出から得られるマクロ経済的利益を誇張しているという主張がある。またNERAは間違いにもGDPと福利の成長を混同しているという主張がある。 ・しかし、NERAのスタディは、価格や福利、GDP、総消費量、総投資額、天然ガス輸出収入、セクター生産量、賃金他家計収入などの統計手段を用いてマクロ経済影響スタディを実施している。NERAは福利的な成長とGDPの成長とを混同してはおらず、明確にこれらの概念を区別し別々に吟味を行なっている。 ◯セクターインパクト ・天然ガスは輸出用に生産されるときではなく製造業用に生産されるときにより大きな経価値を米国経済にもたらすという主張に関して、我々は、LNG輸出が禁止されるよりは承認された方がより多くの天然ガスが国内で生産されそうだと見ている。 ・輸出用のガスと製造業用のガスとの間に一対一のトレードオフ関係は存在しない。このようなトレードオフの関係はある程度は存在するかもしれないというのは正しいが、輸出向けと国内消費向けとの間における天然ガスの需要競争はNERAのモデルに組み込まれている。 ◯家計と配分のインパクト ・多くの市民にとってLNG輸出によるマクロ経済的な利益は、仮にあったとしても最小限であるという主張がある。これらのコメントはLNG輸出による主要な恩恵者は狭い人口帯に留まると信じている。またアメリカ人の大多数がガスや電力価格の上昇などのネガティブなインパクトを被ると主張している。 ・DOEは公共の利益は一般的に米国経済への純利益をもたらすことを示した天然ガス輸出提案を承認することを好んでいると信じている。分配の結果、米国経済全体としてポジティブな純利益よりもネガティブな影響を占める状況があるかもしれないが、我々はそのような状況が現に存在していることを示す証明を十分に見てはいない。この主張を進めるいずれのコメントも、家計レベルにおけるLNG輸出が与える結果について定量的な分析を行なっていなかった。 ・LNGを輸出が経済全体として恩恵をもたらすというLNG輸出スタディの所見と、配分の結果に関するGlobal Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 - 6 - 2)分配のインパクト ( ◯GDPと福利 い。 ュ力な記録的証拠が存在しないことを前提にすれば、我々はこれらの輸出が公共の利益に不一致であると言うことはできない。 ◯地域的なインパクト ・我々は地域的なインパクトに関する一般的な考慮がLNG輸出スタディのスコープ外であることという主張には同意する。地域的なインパクトに関してはDOE/FEが行う個々のLNG輸出申請の審査においてケースバイケースで適切に考慮されることに同意する。 ・この手続において、当該申請は提案された液化プロジェクトの建設と操業により、テキサス州Brazoriaカウンティ周辺のローカルや地域にポジティブな経済的利益が生じることを示す十分な証拠を提示し3)国内天然ガス供給の評価 ( ◯供給の評価 ている。 ・特定のコメントへの考慮に先立ち、コメンテーター毎に様々な供給に関する評価があったことを明らかにすることが重要である。DOE/FEは供給に関する3つの評価手段を用いることにより、当該申請に関係する需要量を満たす十分な天然ガス資源が存在することについて特に言及する。 ・これらの供給評価は時を経て変化していくが、DOE/FEは将来の決定にあたり継続してモニターしていくであろう。これらの評価には、1) AEO natural gas estimates of production, price, and other domestic industry, 2) Proved reserves of natural gas, 3) Technically recoverable resources(TRR)が含まれる。 ◯供給インパクト ・ AEO2011 TRRの評価はAEO2012早期版評価よりも高くなっているが、我々はNERAが国内天然ガス供給の予測について大幅に楽観的なものを採用しているとは同意しない。 ・EIA及びNERAのスタディは分析期間中において、米国には国内需要とLNG輸出市場を満たす豊富な天然ガス資源が存在することが予測されると結論づけている。 ・これらの供給に関する評価を前提に、LNG輸出を承認する反応として予測される価格上昇と価格高騰性は輸出による純経済的利益を損なうものではなさそうであることを見出している。 ◯代替エネルギー源に関連する供給インパクト ・天然ガス価格が上昇する程度に応じて、代替エネルギー源は消費者と投資家にとってより魅力的なものになるであろう。従ってEIAのスタディにおいては、ほぼ毎年輸出される天然ガスが反映されており、再生可能エネルギー資源からの電力は輸出をしないケースに比べて増加している。したがって、我々はLNG輸出が再生可能エネルギーに対する投資を消し去るという主張に関しては同意しない。 ◯カナダLNG輸出に関連する供給インパクト Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 - 7 - EDOE/FEはまた、NERAスタディは国際市場へのカナダLNG輸出のポテンシャルを扱うにあたって間違いを犯しているという主張にも同意しない。 ・我々はカナダからのLNG輸出は米国からの輸出に競合し、米国の輸出を減少させることがもっともありそうだと特に言及する。したがって、米国とカナダからのLNG輸出を単一市場からの輸出として取り扱うことはリーズナブルな前提であり、NERAによって評価された制約のないLNG輸出ケースと一致するものとなるであろう。その場合価格インパクトは多かれ少なかれNERAが評価したケースに一致したものとなるであろう。 ・DOE/FEは、米国LNG輸出から生じる利益は、カナダに対してカナダLNG輸出から生じる利益を類似したものになると予期する。 ◯税法及び環境政策に関連する供給インパクト ・NERAは生産税額控除の関する既存の法に対するいかなる特定の変更も前提としていない。EIAも同様である。 ・他方NERA及びEIAは、DOE/FEからの指示に際して、環境規制やPTCの変更を含む他の要因により国内天然ガス供給の変化の潜在性について説明を行なっている。これらはHigh EUR及びLow EURシナリオを彼らのモデルに組み込むことでそれを行っている。 ・我々はEIA及びNERAが、国内天然ガス供給に影響を与えるかもしれない広範な要因を扱うのにHigh EUR及びLow EURケースをもちいたことはリーズナブルであると見なす。 ・NERAスタディは、契約条件や化石燃料産業に影響を与える市場環境に関する正確な理解を反映しており、将来の米国からの輸出を伴った国内LNG取引に関する称賛すべきシナリオを提供している。DOE/FEの観点では、LNG輸出のインパクトに関するNERAの結論は、代わりとなる国際市場前提と立てたとしても実質的には変更はないと見ている。 ◯ゼロ利益条件 ・Sierra Clubは、NERAが化石燃料産業を間違いにもゼロ利益との前提でモデル化したことを非難しているが、これはゼロ利益という用語を誤解したことを示している。NERAスタディによって前提にされたゼロ利益条件は、利益を生み出さない石油天然ガス産業に従事する企業を意味していない。 ◯契約条件 ・我々は承認保持者によって用いられる輸出契約をNERAがモデル化する際に間違いを犯したという主張にも同意しない。NERAは、これらの契約が、液化される個々の単位のガスに対するHH価格の115%を上乗せした料金徴収契約において留保された全輸出容量に基づき固定された料金徴収(予Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 - 8 - 4)LNG輸出ビジネスのモデリング (ソ)の形態での輸出施設に対する支払いを含むことを前提にしている。これらの前提はSabine PassがDOEに提出した20年間の料金徴収契約に近く対応するものである。 ◯外国直接投資 ・NERAスタディは、輸出のための天然ガスや液化及び輸出施設への投資ファイナンスが国内に由来しているという誤った前提をおいているという批判がある。 ・NERAスタディにおける一つの説明は、この主張が天然ガス供給に関しては有効ではないことを示している。NERAはスタディの最初の方でそのことについて述べている。 ・他方で液化及び輸出施設に関するコメントに関してはこの主張は正しい。 ◯国際ガス市場 ・我々は、米国からのLNG輸出の予測されたコスト優位性が、他のガス生産国からの輸出に反対されているように、LNG輸出を原因に米国内における予測された価格の上昇を必然的に激化させるという主張についても説得されない。 ・この議論は、海外において外国の競争者によってセットされた国際価格に対して競争力のある陸揚げ価格でLNGが輸出に利用可能であるということを前提にしている。しかし、NERAは多くのケースにおいて、世界天然ガス市場は、EIAによって試算された米国井戸元価格をカバーするのに十分高い価格でもってEIAのシナリオで前提にされた全輸出量を受け入れることなないだろうと結論付けている。 ・代わりに外国の競争者が国際市場で供給する天然ガス及びLNGは、米国から輸出されたLNGの陸揚げ価格に一致するか価格を下げることになるかもしれない。 ◯LNG移送コストの評価 ・NERAが、液化・移送・保険及びそういったものを含むLNG移送コストを過大評価しているというシエラクラブやダウ・ケミカルの主張には同意しない。 ・NERAはその液化、配船コスト及び再ガス化コストを公共的に利用可能な文献へのレヴューに基づか・LNG輸出は天然ガスへの需要を増加させ、それにより天然ガス生産に伴うネガティブな環境的及び経済的帰結を増加させるという主張がある。 ・DOE/FEは、FERCとともに協力機関として当該申請のNEPAレヴューを完了させる意図がある。従って当座の承認はFERCにおける環境審査の完了を満足することに条件付けられている。 Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 - 9 - 5)環境外部性のコスト (せている。 E2005年あるいは2008年に生じたような長期間に渡る大きな価格高騰リスクに関する懸念については、我々はLNG輸出が必ずしも当該リスクを悪化させるものであるとは同意しない。 ・第1に国内ホールセールガス価格がLNGネットバック価格以上に上昇した際には、LNGの輸出需要は減少する可能性がある。したがってある国際市場条件下において、LNG輸出施設は米国における天然ガス需要をより価格弾力性のあるものにし、価格高騰の継続への助長をより少くする可能性がある。 ・第2に国内天然ガス埋蔵量に関する我々の所見に従えば、LNG輸出が、上昇した価格に対する市場の供給反応を妨げるという理由が見当たらない。天然ガス市場において、仮に価格や予期された価格が、新規のリザーブや生産に対する投資への魅力的なリターンを提供するのに必要な水準以上に上昇すれば、企業はその予測された利益を得るために投資を行うであろう。これらの投資はリザーブの開発や生産を刺激し、天然ガスの利用可能性を上昇させ、価格に対する下方圧力を働かせる。 ◯国内天然ガス価格と世界価格とのリンク ・NERAスタディは米国からのLNG輸出が国内価格を国際価格の水準までに上昇させるかどうかを吟味し、そのような結果は起こりそうにないと結論付けた。 ・NERAは国際価格と米国市場価格との間に常に相違が存在していることを肯定している。この違いは内陸輸送、液化、配船及び再ガス化コストを表している。NERAのモデルは様々な供給者間の競争を前提にしており、アジアのバイヤーは仮に米国からの液化・輸送後の提供価格が他の地域から供給されるLNG価格よりも高ければ米国から天然ガスを購入するインセンティブを持たない。DOE/FEは競争的な市場はこのようにふるまい、米国の天然ガス価格は、少なくとも前述のコストにおける市場においては、国際価格よりも低いものになるであろうことに同意する。さらに米国から輸出されたLNGの国際市場への参入は価格の下方圧力としてはたらき、それらの外国市場におけるより高い供給価格よりも優勢となり、オイルインデックスの価格設定条件を弱めるものとなるであろう。 ・DOE/FEはNERAにスタディを実施させるべく選定した際のプロセスに関するより多くの詳細を開示しない限り、NERAのレポートに依拠することができないという主張がある。 ・DOEは、LNG輸出スタディ、コメンテーターの主張及び分析を含むこの手続における全ての提出物の評価を行った。NERAはDOE/FEが要求したパラメーターの範囲内においてスタディを実施し、前提、モデルデザイン及び方法論、結果を含む詳細な情報を提供した。いくつかのコメンテーターによGlobal Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 - 10 - 7)LNG輸出スタディの整合性 ((6)価格及び高騰性 ◯天然ガス価格の高騰性 チてオファーされた追加的なスタディを含む受領した詳細なコメント数に示されるとおり、モデルデザイン、方法論及び結論に関するNERAの説明は、公衆が意味のあるコメントを提出することやDOEがNERAの結論を吟味するのに十分なベースを提供している。 8)専門家レヴュー (・NERAは専門家レヴューによるNERAモデルの独自性の検証に失敗しているためにNERAスタディは無効であるという非難が存在している。これらの主張は予算管理局のガイダンス(OMB Bulletin)に基づく技術的な専門家レヴューの必要性を主張している。 ・我々はこのコメントが要求するOMB Bulletinに従った専門家レヴューの実施を考慮した。このプロセスは裁定であるため、DOE/FEがそのようなレヴューが適切であると決定しない限り、専門家レヴューは求められない。検討の後、我々はLNG輸出スタディは専門家の意見であって科学的な事実ではない理由で、また、政府文書の専門家レヴューの主要な目的(政府が独立に生み出された専門家の分析によってよく情報を得ているかどうかを確認する)がこの過程において達成されていたため専門家レヴューが不要であることを見出した。 9)手続きに関する議論 (・シエラクラブ、ワイデン上院議員、NRDCその他は現在の公共の利益基準は、天然ガスに対する国家の必須の国内必要性に焦点を当てて範囲が狭く、DOE/FEが天然ガス法の下でそのような決定を行うにあたっての基準の確立を行わなければならないと主張していた。 ・根本的に、手続き的な事項に関する全てのリクエストは、我々が提供した公衆へのこのプロセスへの参加の機会の妥当性とこのプロセスにおいて我々の決定を支える記録の妥当性に挑戦するものである。 ・公衆の参加機会に関しては、公衆は他のペンディングのLNG手続きとともに、このプロセスに参加する豊富な機会が提供されてきたことを見出した。DOE/FEは非FTA向け輸出承認プロセスにおいて公衆に複数の参加機会を提供することにより十分で必要なステップを経てきている。 ・我々はまた我々が現在このオーダーにおいて講じている行動を支持するのに十分な記録を有していることを見出した。 (了) Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 - 11 -
地域1 北米
国1 米国
地域2
国2
地域3
国3
地域4
国4
地域5
国5
地域6
国6
地域7
国7
地域8
国8
地域9
国9
地域10
国10
国・地域 北米,米国
2013/08/08 佐藤 陽介
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