ページ番号1004405 更新日 平成30年2月16日

ブラジル:Petrobrasは5ヵ年計画(2013年分)をどの程度達成できたのか?

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レポートID 1004405
作成日 2013-12-11 01:00:00 +0900
更新日 2018-02-16 10:50:18 +0900
公開フラグ 1
媒体 石油・天然ガス資源情報
分野 企業探鉱開発
著者 舩木 弥和子
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年度 2013
Vol 0
No 0
ページ数
抽出データ 更新日:2013/12/11 調査部:舩木弥和子 ブラジル:Petrobrasは5ヵ年計画(2013年分)をどの程度達成できたのか? 1. 2. 3. 4. 5. (Platts Oilgram News、International Oil Daily、Business News Americas、Business Monitor International他) Petrobrasは、2012年、2013年のブラジル国内の石油生産目標を2011年の生産量202.17万b/dの±2%と定めた。石油生産実績は、2012年が198万b/dで2011年の97.9%とほぼ目標を達成したが、2013年1~10月は192.6万b/dで2011年の95.2%となっている。メインテナンス作業が相次いで行われたことや新規油田の生産開始が遅れていることなどが原因と考えられる。 Petrobrasは2013年中に7つの油田、生産設備の生産を開始することを計画していたが、これまでに生産が始まったのはこのうちの4件で、いずれも当初計画より生産開始の時期が遅くなっている。 Petrobrasは99億ドルの資産売却を計画していたが、米国メキシコ湾、タンザニア沖合、ブラジル沖合、コロンビア陸上、ウルグアイ沖合、ペルー陸上等の資産売却が決定し、2013年に売却が決まった資産の合計額(判明分)は70億4,800万ドルとなった。同社は国内の石油製品価格を国際市場価格と一致させることで業績の回復を目指している。また、FPSOを購入せずにリースしたり、国外事務所を閉鎖したりすることで、支出削減を図ろうとしている。 Petrobrasは第11次ライセンスラウンドではオペレーターとしてではなく、パートナーとしてもライセンスラウンドに参加、34鉱区の権益を取得した。プレソルトのライセンスラウンドでは、Total、Shell、CNPC、CNOOCとコンソーシアムを組み、Libra 鉱区を落札、12月2日にはPS契約を締結した。非在来型鉱区を対象とする第12次ライセンスラウンドでは、落札された72鉱区のうち、単独あるいはコンソーシアムを組んで50鉱区に札を入れ49鉱区の権益を取得した。 IEAは、プレソルトの生産増でブラジルの原油生産量は2035年までに600万b/dに増加する見通しであるとした。また、Libra油田の開発が本格化するのは、既存のプレソルトの油田の開発が一段落する2010年代の終わりとなり、Petrobrasにとっては人材や資金の確保という点から良いタイミングになるとの見方がなされている。さらに、Petrobrasの財務状況は、2013~2014年にかけて最も厳しく2015年以降は負債が減少するとみられている。しかし、これらの見通しは、Petrobrasの順調なプレソルトの開発を前提としており、今後数年間の同社の開発状況が注目される。 .生産状況 1 Petrobrasは、2012年6月に発表した5ヵ年計画Business and Management Plan (BMP)2012-2016及び2013年3月に発表したBMP2013-2017で、2012年、2013年のブラジル国内の石油生産量を2011年の生産量202.17万b/dの±2%とすることを計画した。2012年の同社のブラジル国内石油生産量は198万b/dで、2011年の97.9%とほぼ目標を達成した。しかし、2013年は1~10月の石油生産量がGlobal Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 - 1 - 92.6万b/dで、2011年の95.2%となっている。 2013年上半期は、生産量が減少しているCampos basinの既存油田の操業効率を上げるためメインテナンス作業が相次いで行われたが、その結果、生産量は192万b/dとさらに減退した。下半期にはメインテナンス作業が終了するので、生産が増加するとされていたが、その後もメインテナンス作業は一部で続けられ、生産量は伸び悩んでいる。10月16日からは、Petrobras従業員の75%が参加し、プレソルトの入札に反対し、また、労働条件の改善を求めて、Campos Basinのプラットフォーム39基とRio Grande do Norte州沖合のプラットフォーム27基、Rio Grande do Norteの陸上油田、製油所、バイオディーゼルプラント等でストライキを実施した。具体的にどの程度の生産量が減少したのかは明らかにされなかったが、Campos Basinのプラットフォーム15基とRio Grande do Norte州沖合、陸上では生産が減少、あるいは中止されたという。Lula油田やBauna油田のコンプレッサーが一時的に停止したこともあり、10月の生産量は196万b/dと、9月の197.9万b/dから微減した。 Petrobrasは後述する通り、BMP2013-2017で、2013年中に7つの油田、生産設備の生産を開始する予定としていたが、これまでに生産が始まっているのは、このうち4件となっており、Petrobrasがどの程度生産目標を達成できるかは、年末までにいかに早くこれらの生産を開始できるかにかかっていると言えよう。 (Petrobrasホームページより作成) 2.探鉱、開発状況 PetrobrasはBMP2013-2017で、2013年中に7つの油田、生産設備の生産を開始する予定とした。 Petrobrasは1月5日、Santos Basin、BM-S-9鉱区Sapinhoa(旧名称Guara、API30度、可採埋蔵量21Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 - 2 - ュboe)油田の生産を開始した。BM-S-9 鉱区とBM-S-11鉱区に設置される15基のFPSOのうち2基目となるFPSO Cidade de Sao Pauloを用い、当初90日間は1-SPS-55井より1.5万b/dを生産、その後生産量を2.5万b/dに引き上げるとした。そして、最終的には11坑が同FPSOとつながれ、2014年上半期にピーク生産に達するとしている。さらに、2014年下半期には同油田2基目のFPSO Cidade de Ilhabela(生産能力15万b/d、6MMm3/d)が生産を開始する予定とされている。 2月16日には、Santos basin、BMS-40鉱区のBauna(旧名称Tiro)/Piracaba(旧名称Sidon)油田に設置されたFPSO Cidade de Itajaiが生産を開始した。当初生産能力は1.2万b/dで、最終的には同FPSOと11坑がつながれる計画だ。 Petrobrasは続いて6月6日にSantos Basin BM-S-11鉱区Lula Nordeste油田のFPSO Cidade de Paratyの生産を開始した。当初生産量は1.3万b/dで、数か月以内に生産井7坑より生産を開始するとしている。ピーク生産は2014年下半期を計画している。 そして、11月12日にはFPSO P-63を用いCampos Basin、BC-20鉱区、Papa-Terra油田(API比重14-17度)の生産を開始した。 このようにPetrobrasは2013年に入りこれまでにFPSO4基の生産を始めた。下表を見ると、このうちSapinhoa油田のFPSO Cidade de Sao PauloとBauna油田のFPSO Cidade de Itajaiは、BMP2013-2017に示された生産開始時期と生産開始日が一致しており、計画通りに生産が開始されたように思われるかもしれない。しかし、BMP2013-2017が発表されたのはこれらの生産が始まった後の2013年3月である。また、この2基のFPSOはもともと2012年に生産開始が予定されていたものだ。そして、Lula Nordeste油田のFPSO Cidade de Paratyは計画よりも10日遅れ、Papa-Terra油田のFPSO P-63は4か月ほどの遅れでの生産開始となった。 Campos BasinのRoncador油田のModule 3、FPS P-55は9月に生産開始が予定されていたが、9月にFPS P-55が完成し、現在はコミッショニング中と伝えられている。Norte Parqe Baleias (Baleia Ana油田)に設置されるFPSO P-58は12月4日にリオグランデのHonorio Bicalho造船所を出発し、Baleia Ana油田まで6~8日で到着する予定とされている。PapaTerra 油田のtension-leg wellhead platform P-61については、11月中旬の情報で11月末に同油田に到着予定とされていた。12月に入り、間もなくこれらの生産が開始されるとの情報が伝えられている。 探鉱に関しては、Petrobras は1月にSantos basin BM-S-8鉱区でCarcara油田を発見、Sul de Tupi鉱区でAPI28度の原油を確認、2月にBM-S-50鉱区Sagitario井で出油、8月にBM-S-9 鉱区のIguacu Mirim 井で原油を確認と、プレソルトを中心に油田発見を続けている。 Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 - 3 - etrobrasが2013年に生産開始を予定していた油田の状況 油田名 生産施設名 BMP2013-2017に示された生産開始生産開始日 生産能力 Sapinhoa Pilot(Cid. Sao Paulo) Bauna(Cid. Itajai) Lula NE Pilot(Cid. Paraty) PapaTerra(P-63) Roncador Ⅲ(P-55) Norte Parqe Baleias(P-58) PapaTerra(P-61) 時期 1月5日 2月16日 5月28日 7月15日 9月30日 11月30日 12月31日 1月5日 2月16日 6月6日 11月12日 ― ― ― 12万b/d、5MMm3/d 8万b/d、2MMm3/d 12万b/d、5MMm3/d 14万b/d、1MMm3/d* 18万b/d、6MMm3/d 12万b/d、5Mmm3/d 14万b/d、1MMm3/d* * P-61、P-63を合わせた生産量 (各種資料より作成) .資金関連 3(1)資産売却 PetrobrasはBMP2012-2016で148億ドルの資産売却を計画していたが、BMP2013-2017ではこれを99億ドルに引き下げた。BMP2012-2016とBMP2013-2017は、生産目標にも総投資額にも大差がなかったが、資産売却目標ついてはこのように2/3に大きく削減された。Petrobrasが資産売却をなかなか進められなかったことが、この削減の原因と考えられる。 しかし、2013年4月以降、資産売却は順調に進んでいるようだ。 4月の米国メキシコ湾の資産売却に続き、5月にはStatoilにタンザニア沖合Mafia Basin、Block 6(面積5549km2、水深1,800m)の権益の12%を売却することでファームアウトアグリーメントを締結した。Petrobras は同鉱区の権益の38%を保有し、オペレーターを続け、権益の残り50%はRoyal Dutch Shell が保有している。Petrobrasは隣接するBlock 5の権益の50%も保有しており、2012年にはBlock 8の権益も取得している。 8月には、SinochemにCampos Basin、BC-10鉱区Parque das Conchasの権益の35%を15.4億ドルで、メキシコ湾Mississippi Canyon 613鉱区(権益33%)、Garden Banks 244鉱区(同60%)、Ewing Bank 910鉱区(同40%)を1.85億ドルで売却する等、合計で21億ドルの資産を売却することとなった。 そして、9月にはPerencoにコロンビア陸上11鉱区(6,530b/dを生産中)とColombiaパイプライン、Alto Magdalenaパイプラインの権益を3.8億ドルで売却した。Petrobrasはコロンビアの沖合、陸上の一部の鉱区での探鉱は続けるとしている。 さらに、Petrobrasは11月にペルー資産をPetroChinaに26億ドルで売却することで合意した。この売却によりPetrobrasの2013年の資産売却額(判明分)は合計で70億4800万ドルとなった。 Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 - 4 - 013年にPetrobrasが売却を決定した資産 発表日 売却した資産 4月30日 米国メキシコ湾Gila Assets (KC-49、59、92、93、売却先 N.A. 金額 1億1000万ドル 5月24日 6月14日 6月14日 8月16日 8月16日 94、138 Block)の権益の20% タンザニアBlock 6の権益の12% アンゴラ、ベニン、ガボン、ナミビアの事務所、ナイジェリア、タンザニアでの操業 ブラジルCemig Geracao e Transmissao ブラジルPetroquimica Innova ブラジルBC-10 Block(Parque das Conchas)の権益の35% Statoil N.A. BTG Pactual 15億2500万ドル PCH Videolar Sinochem 3億300万ドル 3億7200万ドル 15億4000万ドル 8月16日 米国メキシコ湾Block MC 613 (Coulomb)、Block N.A. 1億8500万ドル GB 244 (Cottonwood)、Block EW 910 ブラジルCompahia Energetic Potiguarの議決権株の20% 8月16日 9月13日 コロンビア陸上11鉱区とAlto Magdalenaパイプラインの権益 ウルグアイPunta del Este Basin Block 3 、4 10月4日 11月13日 ペルーBlock 57の権益46.16%、Blocks 58、XのGlobal 1600万ドル Participacoes em Energia Perenco 3億8000万ドル Shell PetroChina 1700万ドル 26億ドル 権益100% (Petrobrasホームページより作成) (2)国内外の石油価格差 Petrobrasの2012年の業績は利益が212億レアル(約107億ドル、1レアル=0.505ドル)と過去8年間で最低になったが、同社が国際市場価格で輸入した石油をブラジル国内でそれよりも安い価格で販売していることやレアル安がその主要な原因とされている。 Petrobrasは10月に、国内の石油製品価格を国際市場価格と一致させるように価格決定方式を変更することを検討していることを明らかにした。そして、11月29日、同社は、国際的な水準に達するまで国内の石油製品価格を段階的に引き上げていくという方針を示した。しかし、いつまでに国際価格に合わせた価格とするのか、価格引き上げを決定する際に用いる計算方法はどのようなものか等については明らかにされなかった。Petrobrasは同時にガソリン価格を4%、ディーゼル価格を8%引き上げることを発表した。しかし、市場の予想ではガソリン価格が6%、ディーゼル価格が10%程度引き上げられるのではないかとの見方がされていたこともあって、この程度の引き上げでは国際市場と国内の価格差を埋めるには不十分で、これまで同社が高額で石油を購入し、割安な石油製品を国内で販売してきたことで生じた損失を解消することもできないと指摘を受けている。 Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 - 5 - 3)その他 SBM Offshore によると、Petrobrasは今後3~4年はFPSOを購入せずにリースする方針であるという。現在、Petrobrasが利用しているFPSOの20%がリースだが、この比率を60~65%とする計画だ。 また、11月には、Petrobras がブラジル国外の事務所38カ所を2015年までに閉鎖する方針であると地元紙が報じた。同社は、過去2年間ですでにポルトガル、オーストラリア、ニュージーランド、イラン、トルコ、リビアの事務所を閉鎖したが、今後ナイジェリア、アンゴラ、ガボン、ベニン、ナミビア、タンザニア、アルゼンチン、ボリビア、チリ、パラグアイ、ウルグアイ、コロンビア、ペルー、ベネズエラ、メキシコ、米国、日本等の事務所を閉鎖し、ブラジル国内での探鉱・開発への集中度合いを高めるとしている。 PetrobrasはこのようにFPSOを購入せずにリースしたり、国外事務所を閉鎖したりすることで、支出削減を図ろうとしていると考えられるが、探鉱・開発投資額に比べると削減できる金額はわずかなものと考えられる。 4.ライセンスラウンドへの参加状況 ブラジル国家石油庁(ANP)は、2013年に3回のライセンスラウンドを実施した。ブラジルでは、2008年の第10次ライセンスラウンド以来5年間ライセンスラウンドが行われていなかったため、第11次ライセンスラウンドへの期待は非常に高いものであった。また、プレソルトや非在来型の鉱区を対象とするライセンスラウンドはこれまでブラジルで行われたことがなかったため、こちらに対しても関心が集まっていた。 ANPは5月14日、第11次ライセンスラウンドを実施した。Petrobrasはこれまでのライセンスラウンドではオペレーターとして多くの鉱区権益を取得していたが、この第11次ライセンスラウンドではこれまでとは戦略を変更し、大手石油会社のパートナーとしてもライセンスラウンドに参加した。そして、14.6億レアルで陸上17鉱区、沖合17鉱区、合わせて34鉱区の権益を取得した。Petrobrasは陸上17鉱区のうち9鉱区でオペレーターを務めるが、沖合鉱区についてはEspirito Santo Basinの2鉱区とPotiguar Basinの1鉱区でのみオペレーターとなることとした。 10月21日に実施されたプレソルトのライセンスラウンドで、Petrobras はTotal(20%)、Shell(20%)、CNPC(10%)、CNOOC(10%)とコンソーシアムを組み、Libra 鉱区を落札した。Petrobrasはプレソルトの新規鉱区に関しては権益の30%以上を保有し、オペレーターを務めることになっているが、財務状況が厳しい中、権益40%を取得した。10月23日にPetrobrasのMaria das Gracas Foster CEO がGuido Mantega財務相と面談したことから、サインボーナス60億レアルの支払いについて同社が連邦政府に支援を求めたのではないかとの憶測が流れたが、同社はこれを否定、12月2日にはPS契約が締結された。 Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 - 6 - 1月28日には非在来型の240鉱区を対象とする第12次ライセンスラウンドが実施された。落札された72鉱区のうち、Petrobrasは単独あるいはコンソーシアムを組んで50鉱区に札を入れ49鉱区の権益を取得した。このうち22鉱区はコンソーシアムを組んで権益を取得しているが、このうちPetrobrasは16鉱区でオペレーターを務める。Petrobrasは既存の生産施設に近いエリアでガスの埋蔵量、生産量を増やすことを目的として札を入れたとしている。そして、フロンティアエリアについては地質情報が十分でなく、技術的にも困難が予想されるものの、Parana、Acre Basinを中心に11鉱区に応札し10鉱区を落札した。成熟盆地については、Sergipe-Alagoas及びReconcavo Basinの生産エリアに近い39鉱区に応札し全てを落札した。Petrobrasのサインボーナスは1.2億レアルで、パートナーが支払う2,300万レアルと合わせると、サインボーナス全体の87%に上った。 IEAはWorld Energy Outlook2013で、プレソルトの生産増でブラジルの原油生産量は2035年までに現在の3倍にあたる600万b/dに増加する見通しであると発表した。また、Libra油田の開発が本格化するのは、既存のプレソルトの油田の開発が一段落し、生産が始まった後の2010年代の終わりとなり、Petrobrasにとっては人材や資金の確保という面からもLibra油田の開発に集中することができる良いタイミングとなるとの見方がなされている。さらに、Petrobrasの財務状況は、2013~2014年にかけて最も厳しい状態となり、2015年以降は負債が減少に転じるとみられている。しかし、これらの見通しはいずれも、Petrobrasが順調にプレソルトの開発を進め、生産を増加させていくことを前提としており、今後数年間の同社の開発状況が大きく影響を与えると考えられる。引き続きPetrobrasの開発状況を見守っていきた.おわりに 5い。 Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 - 7 - uラジル沖合主要鉱区図 (各種資料より作成) Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 - 8 -
地域1 中南米
国1 ブラジル
地域2
国2
地域3
国3
地域4
国4
地域5
国5
地域6
国6
地域7
国7
地域8
国8
地域9
国9
地域10
国10
国・地域 中南米,ブラジル
2013/12/11 舩木 弥和子
Global Disclaimer(免責事項)

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