ページ番号1004421 更新日 平成30年3月5日

ペルー:重質油生産開始の一方で、ライセンスラウンドは中止に

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レポートID 1004421
作成日 2014-01-20 01:00:00 +0900
更新日 2018-03-05 19:32:42 +0900
公開フラグ 1
媒体 石油・天然ガス資源情報
分野 天然ガス・LNG探鉱開発
著者 舩木 弥和子
著者直接入力
年度 2013
Vol 0
No 0
ページ数
抽出データ 更新日:2014/1/20 調査部:舩木弥和子 ペルー:重質油生産開始の一方で、ライセンスラウンドは中止に (Platts Oilgram News、International Oil Daily、Business News Americas、Business Monitor International他) 1. 2013年12月、PerencoとPetroVietnamはペルー北部Block 67で重質油の生産を開始した。同鉱区の生産量は当初 1,000b/dであるが、2019年 には60,000b/dに増加する計画だ。北部の重質油は従来より、伸び悩むペルーの石油生産量を増加させる鍵を握るとされており、周辺鉱区の開発と合わせて、進展が期待される。 2. Camiseaガス田では、主要鉱区であるBlock56、88に加え、Block57、58でもガス田が発見され、探鉱・開発が進められている。LNG輸出量の増加と国内需要の伸びにあわせ、天然ガス生産量は増加を続けている。 2013年に実施された沖合鉱区を対象とするライセンスラウンドは、関心を示す企業がなく、2度の延期の後、中止された。対象とされた鉱区が大水深に位置し、地質的に複雑なハイリスクエリアであり、歴史的にも関心が低く、これまで探鉱・開発もあまり行われていないエリアであったことが原因と考えられる。 3. 4. 政府は国営石油会社Petroperuの組織再編を行い、同社を一貫操業の石油会社に変更すると発表、2013年には放棄された鉱区の同社への移転を承認、上流権益へのファームインや入札への参加を許可する法案を通過させた。さらに、Petroperu株式の49%を売却、35億ドルを投じTalara製油所の改修を行うとしている。政府は、Petroperuを、コロンビアの探鉱・開発をけん引し石油ブームをもたらしたコロンビア国営石油会社Ecopetrolのような企業に成長させたいとしている。 2013年11月、PetroChinaはPetrobrasに26億ドルを支払い、Petrobrasのペルー子会社Petrobras Energia Peruのすべての株式を取得した。PetroChinaはPetrobras が保有していたBlockXとBlock58の権益の100%とBlock 57の権益の46.16%を取得することとなり、ペルー第2位の生産規模を誇る企業となる。 5. 6. ShellとRepsolは2013年2月、Repsolがペルーとトリニダード・トバゴに保有するLNG資産をShellが買収することで合意していたが、2014年1月2日、Shellはこの資産の買収が完了したと発表した。Shellは、ペルーLNGプロジェクトの権益20%とLNGオフテイク権100%、複数のLNG船の傭船契約、ペルーLNGの権益持分を含め長期契約に基づくLNG720万t/年の販売権利等を取得した。 .北部で重質油生産開始 12013年12月、PerencoとPetroVietnamはエクアドルとコロンビアの国境に近いペルー北部Maranon Basin、Block 67 (総面積225,000エーカー)で重質油の生産を開始した。同鉱区内には、Barrett Resourcesが1998年に発見したPirana、Dorado、Paicheの3油田が存在し、2Pの埋蔵量は2億1,700万bblである。両社は2009~2010年にかけこれら3油田の評価を行い、7億1,200万ドルを投じ、Pirana、Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 - 1 - orado、Paicheと同鉱区の南側から開発を進めることを決定した。190坑が掘削され、生産量は当初 1,000b/dであるが、2015年には12,000b/d、2017年には35,000b/d、2019年 には60,000b/dに増加する計画だ。同鉱区からOleoducto Nor Peruanoパイプラインまで全長200kmのパイプラインを建設することも計画されている。なお、同鉱区で生産される重質油のAPI比重は12~21度となっている。 隣接する Block39(面積 8,868km2)でも、RepsolYPFが2005~2006年にBuena Vista、Delfin、Raya油田(可採埋蔵量2.3億bbl)を発見している。これらの油田で生産される原油のAPI比重は10~15度と、こちらも重質で、生産施設やパイプライン等を両鉱区で共同保有するなど両鉱区のオペレーターが協力してプロジェクトを進めることで、容易に開発を進められるとみられてきた。Block39については、2013年6月にペルー環境当局が探鉱計画を承認し、21坑の掘削と3D地震探鉱680km2が行われることとなっている。Block 67の生産開始にあたって、両鉱区のプロジェクトを連動させて進めるか否かについては言及されなかった。 (出所:Perencoホームページ) これらの鉱区で生産された原油をパイプライン輸送する際には、API比重を18度以上にするために、希釈する必要がある。希釈するにあたっては、ナフサを輸入して利用することになるが、Block67及びBlock39の南西に位置するBlock64でTalisman Energyが発見したSituche Central油田で生産される軽質油(API比重35~36度)を利用することも検討されていた。しかし、Talisman Energyは2012年9月に同鉱区での探鉱・開発を中止すると発表、パートナーのHessも政府に鉱区権益を返還するとし、政府は同鉱区で活動する企業を募っていると伝えられていた。2013年4月、政府は、Block 64の権益をTalisman EnergyとHessからPetroperuに移すとする法令を発効し、Petroperuが同鉱区の開発を進めることになったが、現段階では、Block64で生産される原油をBlock67で生産される重質油を希釈するために利用するか否かは明らかにされていない。 ペルーの石油生産量は、1980年前後には20万b/d弱で推移していたが、大規模な油田の発見がないために探鉱・開発が停滞し、2000年代初めに8万b/dまで減少した。2004年以降、Camiseaガス田で生産されるガスがパイプラインでリマ等ペルー国内に供給されるようになり、同国のガス生産量が増加、それに伴いNGLの生産量が増加したことや、政府が外資導入政策をとった結果、石油生産量も回復をみせていた。しかし、2011年以降、石油生産量は再び減退、2012年は10.7万b/dとなった。一方、経済Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 - 2 - ュ展に伴いエネルギー需要は大幅に増加し、1995~2007年には15万b/d前後で推移していた石油消増加に寄与することが期待される。 (出所:BP Statistical Review of World Energy June 2013) . Camiseaガス田開発状況 21980年代にShellにより発見されたCamiseaガス田は、環境問題による資金調達難、環境破壊による罰金支払い、パイプライン建設キャンプへのゲリラ組織の襲撃など、様々な困難な過程を経て2004年8月にリマ等国内への天然ガス供給を開始した。石油輸入を減らすため、政府がガス価格を抑え、天然ガス車への移行に補助金を出したことから、天然ガス消費量は急増した。2010年からはLNG輸出が開始さ費量が、2008年以降急増し、2012年は21.2万b/dとなった。そのため、ペルーは不足分を主にエクアドルから輸入しており、石油輸入額は年間36億ドルに上っているという。ペルー北部の重質油の生産は、長年同国の生産増のカギを握るとされており、Block 67の生産開始がペルーの石油生産量れたこともあり、天然ガス生産量は2009年の35億m3/年から2010年72億m3/年、2011年113億m3/年、2012年129億m3/dとさらに増加している。LNG輸出は輸出が開始された2010年が23カーゴ、2011年55カーゴ、2012年53カーゴ、2013年57カーゴとなっており、輸出先はメキシコ、スペイン、日本、韓国等となっている。 (出所:BP Statistical Review of World Energy June 2013) 天然ガス生産増加分の大半を供給しているのはCamiseaガス田のBlock56とBlock88である。両鉱区はペルーの天然ガス生産量の96%を生産しているが、オペレーターのPluspetrolは確認埋蔵量の増加Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 - 3 - レ指し、さらに探鉱を進めるとしており、2013年3月には両鉱区での探鉱に8.8億ドルを投じると発表した。 Block57では、Repsolが2008年にKinteroniガス田、2012年にSagariガス田を発見した。PerupetroのLuis Ortigas総裁によると、30億ドルを投じてKinteroniガス田の開発が行われ、2013年に生産が開始された。Sagariガス田は原始埋蔵量が1~2Tcfで、生産テストでは2つのformationからガスとコンデンセート1.1万boe/dを生産した。同鉱区ではMapi、Mashira構造の評価も行われている。 Block 58ではPetrobrasが2009年より3坑を掘削し、Urubamba、Picha、Taini の3ガス田を発見、可採埋蔵量ガス2Tcfとコンデンセート1.137億bblを確認した。現在、探鉱が続けられている。 政府はCamiseaガス田からペルー南部へのガスパイプライン建設を計画している。2010年にKuntur Transportadora de Gas(KTG)が前Garcia政権に南部Iloに建設される石化プラントにガスを供給する全長約1,000kmの Gasoducto Andino del Sur パイプライン敷設計画を提案した。KTG の親会社Odebrechtがこのプロジェクトを引き継ぎ、Petroperuが権益の20%を取得することで協議が行われていたが、2012年にKTGは同プロジェクトのコストが60億ドルに膨れ上がったとしていた。その後、2013年2月にはインフラプロジェクトの入札を担当するProInversionが、同様のパイプラインGasoducto Sur Peruano(243億ドル)の入札を行うと発表した。PQの締切りが8月28日、10月に入札とされていたが、それぞれ2014年1月10日、2月13日に延期された。 .沖合ライセンスラウンド中止 32013年に入り、Perupetroは、沖合Salaverry、Trujillo、Lima、Pisco、MollendoBasinの9鉱区を対象にライセンスラウンドを実施すると発表した。契約期間は30~40年、うち7年が探鉱期間で、作業義務は鉱区ごとに設定され、最低ロイヤルティにどれだけ追加ロイヤルティを提案できるかで落札者を決定するとされた。また、商業規模の油田、ガス田が発見された場合には、Petroperuが権益の25%を取得することとされた。 ペルー政府は外資導入政策をとり、2007年7月、2008年9月、2010年10月にライセンスラウンドを実施してきた。2007年のライセンスラウンドでは19鉱区が公開され16社が応札、Pacific Stratus、PetroTech、Pan Andean、Petro Vietnam等に13鉱区が付与された。2008年のライセンスラウンドでは、22鉱区が公開され、17鉱区に19コンソーシアムから応札があり、Petroperu、Pluspetrol、Repsol等が落札した。2010年のライセンスラウンドでは25鉱区が公開され、Emerald Energy、Repsol、Ecopetrol等に14鉱区が付与された。Perupetroは2011年以降もライセンスラウンドを実施すると発表するものの、実施時期が延期され、そのまま実施されないという状態が続いていた。 Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 - 4 - yルー主要鉱区図 (各種資料より作成、緑の鉱区が2013年のライセンスラウンド対象鉱区) Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 - 5 - yルーでのライセンスラウンドはこのように3年ぶりであり、ペルー沖合はフロンティアエリアであるが、北部では近年、商業規模の油田が発見されている。また、2012年以降、ブラジル、コロンビア、ウルグアイ等の南米各国で行われた入札では、沖合のフロンティア鉱区に多くの企業が関心を示した。さらに、 対象鉱区は漁業専管水域の外側に位置しており、地元漁業者との協議も必要がないという。そこで、今回の入札はフロンティアの鉱区を取得するチャンスと見る向きもあった。 しかし、今回公開された鉱区は他の南米諸国が入札対象とした大西洋やカリブ海沖合ではない。ペルー沖合であっても北部のTalara Basinでは1957年以降約130坑が掘削され有望なエリアとされているが、今回のライセンスラウンドの対象鉱区はTalara Basinの南に位置し、大水深で、地質的に複雑なハイリスクエリアであり、歴史的にも関心が低く、これまで掘削もほとんど行われず、油田の発見も行われていない。そのため、インフラも整っていない。このような理由から関心を示す企業がなく、当初10月23日とされた入札日は、11月21日、12月4日と2度延期され、結局、Perupetroはライセンスラウンドを中止することとした。 陸上鉱区のライセンスラウンドについては、ジャングルエリアの26鉱区を対象に2013年に実施する予定とされていた。しかし、先住民が探鉱・開発に反対し抗議行動を起こしたため、政府は2011年に炭化水素プロジェクトについては事前に地元民や先住民コミュニティとの協議することが必要とする法律を制定、この法律に従い、陸上鉱区のライセンスラウンドは延期されている。 また、政府は、2013年8月に、2013年から2015年に契約期限の切れる鉱区(北部沖合5鉱区、北部ジャングル1鉱区)について、契約期間を延長するか入札を行うか決めていないものの、2013年末までに入札を行う可能性があるとしていた。さらに、Perupetro はこれらの鉱区についてPetroperuに権益の25%を保有させることを検討しているとしていた。しかし、これまでのところ、入札が行われる気配はない。 なお、ペルーは2013年11月時点で探鉱契約50件、開発契約24件の合計74件を締結しているが、このうち、11月の段階で32件の契約が環境許可の取得の遅れや地元住民との紛争によるフォースマジュールにより一部作業が停止している状態にある。ペルーのシンクタンク、Instituto Peruano de Economia によると、その結果、25億ドルの炭化水素部門への投資が棚上げされている。 2006年7月以降、Petroperuは上流事業へ参入することを認められ、PetrobrasやEcopetrol、Relianceと共同で探鉱を行うことで合意していたが、政府は国営石油会社Petroperuの組織再編を行い、同社を一貫操業の石油会社に変更すると発表、2013年には政府は放棄された鉱区の同社への移転を承認、上流権益へのファームインや入札に参加することを許可する法案を通過させた。さらに、政府は2013年Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 - 6 - .Petroperu、上流事業に再参入 42月にPetroperu株式の49%を売却するとともに、35億ドル(うち、Petroperu負担分27億ドル)を投じTalara製油所の改修を行うとした。この改修により、同製油所の精製能力は6.5万b/d から9.5万b/d に引き上げられ、Block67で生産される重質油も処理できるようになるという。政府は、コロンビアの探鉱・開発をけん引し、同国に石油ブームをもたらしたコロンビアの国営石油会社Ecopetrolに倣い、Petroperuを同社のような企業に成長させたいとしている。 Petroperuは1990年代に一部民営化を行い、油田、サービスステーション、La Pampilla製油所(精製能力10.2万b/d)を売却した。その後は、上流資産は保有せず、Talara、Iquitos(同10,500b/d)、Conchan(同13,500b/d)、El Milagro(同1,700b/d)の4製油所を所有、操業するほか、石油パイプラインの管理、石油・ガスの販売を主に手がけてきた。 .CNPC、Petrobrasの資産を買収 52013年11月、PetroChinaはPetrobrasに26億ドルを支払いPetrobrasのペルー子会社Petrobras Energia Peruのすべての株式を取得した。これにより、PetroChinaはPetrobras が保有していたBlockXとBlock58の権益の100%とBlock 57の権益の46.16%を取得することとなった。BlockXには成熟油田があり、1.6万b/dを生産している。上述した通り、Block 57ではKinteroni ガス田、Sagariガス田が発見されており、Block58では探鉱が行われている。Petrobrasによると、3鉱区合計の埋蔵量は天然ガスが5万6600m3、コンデンセートが1億1370万bblとなっている。両者の契約成立には今後、中国、ペルー両国政府の承認が必要となる。 ペルー政府はこれまで、Petrobrasの存続を望む意向を示していた。しかし、Petrobrasは99億ドルの資産売却を計画、今回のペルー資産売却により、同社の2013年の資産売却額(判明分)は合計で70億4800万ドルとなった。 一方、PetroChinaはBlock1-AB、8、VI、VIIの権益を保有しており、今回の買収によりペルー第2位の生産規模の企業となる。PetroChinaは、ペルーはラテンアメリカで最も投資環境が良い国のひとつであり、ShellとRepsolは2013年2月に、Repsolがペルーとトリニダード・トバゴに保有するLNG資産をShellが買収することで合意していたが、2014年1月2日、Shellはこの資産の買収が完了したと発表した。今回の買収で、Shellは、ペルーLNGプロジェクトの権益20%とLNGオフテイク権100%、アトランティックLNGプロジェクト第1~第4トレインの権益20~25%、複数のLNG船の傭船契約、ペルーLNGとアトランティックLNGの権益持分を含め長期契約に基づく720万t/年のLNG販売権利を取得した。Shellは対Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 - 7 - 3鉱区の獲得により良い結果が期待できるとしている。 .Repsol、ペルー資産をShellに売却 6ソとして、38億ドルを現金で支払うほか、LNG船の傭船契約に関連して傭船料16億ドルの支払い義務を肩代わりする。 Shellは世界最大級のLNG生産者であり、オ-ストラリア、マレーシア、アフリカ、オマーン、カタール、ナイジェリア、ロシア等のLNGプロジェクトに出資、スペイン、アメリカ、メキシコ等のLNG受入基地についても出資または使用権を保有している。トリニダード・トバゴとペルーのLNGプロジェクトの権益を取得したことで、同社のLNG液化能力は400万t/年以上増強され2,600万t/年となった。 一方、Repsolは2012年にアルゼンチン政府がRepsol 保有のYPF株式を接収したことから、投資信用格付けを維持するため、資産を売却し負債を圧縮する戦略をとっている。 Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 - 8 -
地域1 中南米
国1 ペルー
地域2
国2
地域3
国3
地域4
国4
地域5
国5
地域6
国6
地域7
国7
地域8
国8
地域9
国9
地域10
国10
国・地域 中南米,ペルー
2014/01/20 舩木 弥和子
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