ページ番号1004448 更新日 平成30年2月16日

ニュージーランド2014年公開鉱区入札について

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レポートID 1004448
作成日 2014-04-21 01:00:00 +0900
更新日 2018-02-16 10:50:18 +0900
公開フラグ 1
媒体 石油・天然ガス資源情報
分野 探鉱開発
著者
著者直接入力 北村 龍太 レイニー・ケリー
年度 2014
Vol 0
No 0
ページ数
抽出データ 更新日:2014/4/18 シドニー事務所:北村 龍太、レイニー・ケリー ニュージーランド2014年公開鉱区入札について (2014年4月トピックス) 要旨: ① 2014年4月2日、ニュージーランド政府石油鉱物局は、2014 Block Offerとして陸域、海域合わせて約405,000km2のエリアを対象とした公開鉱区入札に関する発表を行った。 ② 対象となるエリアは、陸域が「Taranaki Basin」「East Coast Basin」「West Coast Basin」の3エリア、海域が「Reinga-Northland Basin」「New Caledonia Basin」「Taranaki Basin」「Pegasus Basin」「Great South-Canterbury Basin」の5エリアにそれぞれ分類される。 ③ 応札者はそれぞれのエリアにおいて連続するブロック(陸域エリア:62.5km2/ブロック、海域エリア:250km2/ブロック)を選択し、複数組み合わせて応札を行う。 ④ 締め切りは2014年9月25日、その後審査を経て2015年4月までに探鉱ライセンスが付与される予定となっている。付与される探鉱ライセンスの期間は、陸域3エリアについては10年間、Taranaki Basin海域については12年間、その他の海域については15年間となっている。 2014年公開鉱区入札 (2014 Block Offer)について . 12014年4月2日、ニュージーランド政府石油鉱物局(New Zealand Petroleum & Minerals)は、ウェリントンで開催された国際カンファレンス「Advantage NZ 2014 Geotechnical Petroleum Forum」の席上において、2014 Block Offerとして陸域・海域合わせて約405,000km2のエリアを対象とした公開鉱区入札に関する発表を行った。 ニュージーランドにおける公開鉱区入札は、以前はPriority-in-time(先願)方式との併用で不定期に開催されていたが、2012年より先願方式を廃止して代わりに公開鉱区入札を毎年開催する現在の方式に改められ、今回が新方式での3回目の開催となる。(海外事務所レポート2012年4月トピックス「ニュージーランド2012年公開鉱区のライセンス付与について」も合わせてご参照いただきたい。) これまでの2回同様、事前に公開された「Proposed Area」に対して、該当エリアに関係する地元住民、地方自治体などから提出された要望を踏まえ最終公開エリアを決定しており、探鉱ライセンス付与に際しては落札者が改めて地元住民などとの交渉を行う必要はない。なお事前に公開されたエリアと今回正式に公開されたエリアとの間に大きな差はないが、主に陸域エリGlobal Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 ? 1 ? Aを中心に候補から外されたエリアが若干目につく。 応札の締め切りは2014年9月25日、その後審査を経て2015年4月までに探鉱ライセンスが付与される予定となっている。 図:2014 Block Offer全体図 (NZ Petroleum & Mineralsより) Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 ? 2 ? 対象エリアについて 対象となるエリアは、陸域が「Taranaki Basin」「East Coast Basin」「West Coast Basin」の3エリア、海域が「Reinga-Northland Basin」「New Caledonia Basin」「Taranaki Basin」「Pegasus Basin」「Great South-Canterbury Basin」の5エリアにそれぞれ分類される。 表:2014 Block Offer概要一覧 (NZPetroleum & Mineralsより) なお詳細については、石油鉱物局が発行している「New Zealand Petroleum Basins」を参照いただきたい。下記URLにてダウンロード可能。 http://www.nzpam.govt.nz/cms/petroleum/petroleum-basins#NZ_basin_overview East Coast Basin (陸域) 北島東部の陸域から海域にかけての堆積盆で、現在までに40坑以上の試掘井が掘削されている。1870年代には日産50バレルと少量ではあるが原油の生産も行われていた。その後複数の試掘井でガスの兆候が発見されているが、商業的発見には至っていない。近年の非在来型資源開発技術の進歩に伴い、シェールガス/タイトガスの探鉱も期待されている。 2013年の公開鉱区入札において、2鉱区に対して探鉱ライセンスが付与されている。 Taranaki Basin (陸域、海域) NZで唯一生産中の堆積盆。陸域海域含め、約20フィールドの生産フィールドが存在する。北島西部の陸上及び沖合いに広がり、海域エリアの75%以上は水深200m以下であるが、East Coast Taranaki West Coast Reinga-Northland New Caledonia Taranaki Pegasus-East Coast Great South-Canterbury 陸域 14ECT-R1 14TAR-R2 14WEC-R1 1,341 km2 1,159 km2 6,752 km2 海域 14RNL-R1 14NCD-R1 14TAR-R1 14ECT-R1 14GSC-R1 75,191 km2 49,052 km2 54,921 km2 75,009 km2 141,755 km2 れぞれのBasinについて以下に概略を記す。 そGlobal Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 ? 3 ? シ部の最大水深は1,500mを超える。これまでは陸上および浅海域を中心に探鉱が進められてきているが、今後は西部の大水深エリアでの探鉱が予定されており、2014年以降に同エリアでは初めてとなる大水深エリアでの試掘が見込まれている。 West Coast Basin (陸域) 南島の中部西岸の堆積盆で、地表への原油分浸み出しなどが多数見られることから1900年代序盤より注目はされているエリア。陸上においては多くの試掘井が掘削されるも商業的発見には至っていない。 Basin内には唯一生産ライセンスであるPMP-50100が付与されている鉱区があり、石炭層からのガス (CSG:Coal Seam Gas)をターゲットとしている。 Reinga-Northland Basin (海域) 広大な未探鉱エリアであるが、2013年の公開鉱区入札においてStatoilに対して探鉱ライセンスが付与されており注目が高まっている。1960年代に約13,000 kmの2次元地震探鉱が実施された他、近年では2009年にマルチクライアントサーベイとして鉱物資源局が約5,000 kmの2次元地震探鉱を実施している。また隣接するTaranaki Basinとの境界付近に6坑の試掘井が掘削されているが、いずれも発見には至っていない。 New Caledonia Basin (海域) Taranaki Basinに隣接しており、北西の一部には2013年にShell/CNOOCによってライセンス申請がされ政府承認待ちとなっているエリアを含んでいる。 エリア内における探鉱実績の詳細は不明であるが、隣接するTaranaki Basinとの地質的類似性が期待される大水深エリア(水深2,000m以上)である。 Pegasus Basin (海域) ほぼ手つかずの未探鉱エリアであり、Basin内に試掘実績はない。2012年公開鉱区入札において同Basinにおいて初めて、Anadarkoが申請した2鉱区に対して探鉱ライセンスが付与されている。 近年ではReinga-Northland Basin 同様マルチクライアントサーベイとして約3,400 kmの2次元地震探鉱が実施されている。その結果から、BSR (Bottom Simulating Reflector)の存在が認識されており、ガスハイドレートの存在についても指摘されている。 Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 ? 4 ? reat South-Canterbury Basin (海域) 広大な海洋エリアであり、その大部分は未探鉱となっている。水深は最大1,500m。両Basinにおいて過去に20坑程度の試掘井が掘削されており、複数の坑井において商業規模に満たない発見が報告されている。 2012年公開鉱区入札では、Shell/OMV/MEPAU(三井物産豪州法人)連合が新規ライセンスを取得。2014年3月にはそれらに隣接する鉱区において、Anadarkoがオペレータとして試掘井掘削を終了しており、その結果が注目されている。 ? 鉱区申請方法について 海域については2013年同様、それぞれのエリアにおいて経緯線に従って定められた約250km2に分割されている小エリア(ブロック)を選択し、複数組み合わせて応札を行うシステムを採用している。本年は陸域についても、これまで採用されていた鉱区を明示的に設定するシステムから変更され、該当エリアで任意にブロックを選択・組み合わせて応札する、海域と同様のシステムを採用することとなっている。なお陸域の1ブロックは最大62.5km2であるが、Taranaki陸域は既存ライセンスとの関係で1つのブロックはそれよりも格段に狭いエリアとなっている。 一つの申請として設定できる面積は、それぞれのエリアにおいて上限が設定されている。Taranaki陸域では250 km2 (4ブロック相当)、その他の陸域(East Coast、West Coast)では1,000 km2 (16ブロック相当)、Taranaki海域では2,500 km2 (10ブロック相当)、その他の海域(Reinga-Northland、New Caledonia、Pegasus、Great South-Canterbury)では10,000 km2 (40ブロック相当)となっている。なお一つの申請として扱われるためには、それぞれのブロックがお互いに隣接している必要がある。 付与される探鉱ライセンスの期間は、2013年5月の法改正により2012年までの一律5年間から変更されている。今回の対象エリアにうち陸域3エリアについては10年間、Taranaki海域については12年間、その他の海域4エリアについては15年間となっており、いずれも一定期間内に探鉱井の掘削、および一部鉱区エリアの放棄を行うか、さもなくば鉱区から撤退をするかを選択しなければならない。15年間の探鉱期間が与えられる海域4エリアを例にとると、最初の6年の間に試掘位置の選定を行う必要がある。試掘に値すると判断しGlobal Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 ? 5 ? ス場合には6年経過時に50%の鉱区放棄を行い、1年以内に試掘を行うこととなる。 なお詳細については石油鉱物局下記URLを参照いただきたい。 http://www.nzpam.govt.nz/cms/pdf-library/block-offers/2014/block-offer-2014-invitation-for-bids ? 今後のスケジュール 応札の締め切りは2014年9月25日、その後応札内容の審査期間に入る。 審査は2段階で行われる。まずは提出された作業計画(Work Program)について内容の評価が行われる。事前に設定されている最低義務作業などの指針をクリアしていると判断されるもののうち、探鉱作業として最も効率的と判断される作業計画を提示した企業が選定される。次に選定された企業に対して、技術的、財務的に作業計画を確実に遂行することが可能かどうかの評価が行われ、適当と認められた企業に対して探鉱ライセンスが付与されることとなる。 なお今回からは陸域海域共に各ブロックを任意に組み合わせて応札する方式のため、各応札者間で一部のブロックについてのみ重複が発生する可能性がある。その場合、Work Programの優劣判断にて劣後した企業に対しては、重複していないブロックのみに関して再度作業計画の再提案を求める「Alternative Offer」と呼ばれる制度が設けられている。なお同制度ではこの他に、同一ブロックに対する2社の優れた提案に対して、改めて共同での提案を持ちかける可能性があることも示唆されている。 上記の審査期間を経て、早ければ本年12月、遅くとも2015年4月までには正式に探鉱ライセンスが付与される予定となっている。 2. 総括 2012年より現在の形で開始されたBlock Offerであるが、例年新たな試みがなされていると感じる。昨年海域鉱区のみに適用されたブロック組み合わせ選定方式であるが、今年は新たに陸域鉱区にも拡大され、全てのエリアにおいて適用されることとなった。応札を検討する企業にとっては、独自の検討により有望エリアを選択して応札することが可能であり、各企業の独自性を反映することが可能なシステムであると考えられる。一方で審査する側においては、一Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 ? 6 ? 買uロックが重複した複数案件に対する審査は、前提条件が異なるもの同士の比較となるため、予めエリアがはっきりと設定された鉱区に対する審査と比較して、より複雑かつ曖昧さが残るのではないかと推測される。 同国の探鉱においては、既存フィールドが集中するTaranakiエリアから、近年は大水深海域に興味が拡大しつつある。上述の通り2014年3月には、Great South-Canterbury BasinにおいてAnadarkoが試掘井掘削を終えており、隣接する鉱区ではShellが2016年に試掘井を掘削する計画を発表している。加えて2013年入札ではStatoil、Woodsideという新たなプレイヤーの海域エリアへの参入が話題となった。早ければ年内にも発表される本年の入札結果にも注目が集まっている。 以上 Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 ? 7 ?
地域1 大洋州
国1 ニュージーランド
地域2
国2
地域3
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地域4
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地域5
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地域6
国6
地域7
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地域8
国8
地域9
国9
地域10
国10
国・地域 大洋州,ニュージーランド
2014/04/21 北村 龍太 レイニー・ケリー
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