ページ番号1004459 更新日 平成30年2月16日

中国:国有石油企業の探鉱開発投資の現状と見通し

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レポートID 1004459
作成日 2014-05-20 01:00:00 +0900
更新日 2018-02-16 10:50:18 +0900
公開フラグ 1
媒体 石油・天然ガス資源情報
分野 企業探鉱開発
著者 竹原 美佳
著者直接入力
年度 2014
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抽出データ 更新日:2014/5/16 調査部:竹原 美佳 中国:国有石油企業の探鉱開発投資の現状と見通し 3社(中核子会社)の国内上流投資動向 PetroChinaは投資全体が縮小傾向の中、探鉱開発投資を維持。長慶蘇里格(Sulige)タイトガス田開発 ?進展、四川安岳(Anyue)ガス田(在来型)の発見をアピール。 Sinopec Corpは近年探鉱開発投資額を拡大、上流へのシフトを図ってきたが鈍化。四川盆地?陵(Fuling)シェールガス開発進展をアピール。 CNOOC Ltdは近年投資が急拡大。発見、生産開始が続くが自然減退で生産は伸び悩み。 ? 3社(グループ全体)の国外上流投資の実績と傾向 CNPCはここ数年、他の2社のような性急な国外資産買収は行っていなかったが、2013年は既発見の大型資産買収に乗り出した。LNGやロシア・中央アジア関連資産など国内持ち込みの可能性がある資産の買収が目立つ展開。非在来型は一服感。 SINOPECは近年、既発見の大型資産買収による性急な上流規模拡大を図っており2013年も継続。 LNGなど国内持ち込みの可能性がある資産の買収を継続。資源国国営企業との提携を継続。非在来型(北米シェール)への関心は継続。一方で一部資産売却を検討(技術に課題?)。 CNOOC LtdはSINOPECと同様既発見の大型資産買収による性急な上流規模拡大を図っていたが、Nexen買収で一服感。南米Bridasなど一部資産売却を検討。 ? 国有企業改革(独占業種打破)の石油産業への影響 中国政府は産業構造改革の一環として国有企業改革を進めており、石油・天然ガス産業について“混合所有制の発展”(民間出資受入)や、競争的業務の自由化(パイプラインの開放)、天然ガス価格の市場価格化を進めている。 PetroChinaは価格統制により収益性が低く、開放を迫られる天然ガス・パイプライン部門の予算削減、パイプラインJV設立や資産の一部売却を進めている。Sinopec Corpは上記政策にもとづき販売部門出資受入表明、同部門への投資を削減した。CNOOC Ltdは探鉱開発事業中心のため、出資受入や売却の動きは見られない。 2013 年の国外上流投資の勢いは衰えておらず、政府による投資抑制の兆候は見られない。PetroChina、Sinopec Corpは相次いで国内シェールガスの開発加速を表明した。探鉱開発事業における国有石油企業の実力を誇示し、上流について現状維持を企図しているように見える。 じめに.中国国有石油企業3社の概要 は中国石油天然気股?(株式)有限公司(PetroChina)は中国最大の石油・天然ガス探鉱開発企業中国Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 1 ? ホ油天然気集団(CNPC)の中核子会社(香港・米国で上場)である。探鉱開発の他、精製、輸送、販売まで行う一貫操業企業である。2013年の石油・天然ガス生産量は前年比4%増の3,836千boed1である。油ガス比は約7対3で油の比率が高い。原油は東北部の大慶(Daqing)や西部の長慶(Changjing)における生産が同社生産の5割、天然ガスは西部長慶、タリム、四川における生産が約8割を占める。中国以外ではイラク、カザフスタン、カナダ、ベネズエラ、チャドなど約15か国で探鉱開発事業を展開しており、2013年の国外権益生産量は374千boedである。 中国石油化工有限責任公司(Sinopec Corp)は中国最大の精製・石油製品販売企業である中国石油化工集団(SINOPEC)の中核子会社で、国内2位の探鉱開発企業である。香港・米国で上場している。精製の他、探鉱開発、輸送、販売まで行う一貫操業企業である。2013年の石油・天然ガス生産量は前年比4%増の1,222千boed、油ガス比は約7対3である。国内陸上における生産が95%を占める。原油は東部の勝利(Shengli)における生産が同社生産の6割、天然ガスは四川普光(Puguang)ガス田における生産が約4割を占める。中国以外ではアンゴラ深海油田資産(BPがオペレーターを務めるBlock18)を保有しており、2013年の国外権益生産量は59千boedである。 表 1:国有石油企業3社概要(上流利益・投資) 位の中国海洋石油有限公司(CNOOC Ltd)は中国海洋石油総公司(CNOOC)の中核子会社である。 3各社年報にもとづき作成 1 Boe:石油換算バレル Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 2 ? Oループ全体では精製や販売も行っているが、CNOOC Ltdの主要業務は探鉱開発である。2013年の石油・天然ガス生産量はカナダNexenの買収(後述)により前年比22%増の1,083千boedと大きく伸びた。生産の65%は中国海洋が占める。油ガス比は約8対2である。原油は天津沖合(渤海)における生産が4割を占め、天然ガスは海南島沖合(南シナ海西部)が5割を占める。国内は自然減退により生産が伸び悩んでいる。中国以外ではイラク、インドネシア、ウガンダ、英(北海)、カナダ、豪州、ナイジェリア、米国などで活動しており、2013年の国外権益生産量は365千boedである。前の年に比べ2.3倍増えた。同社の国外における生産比率は34%である。 中核子会社3社(PetroChina、Sinopec Corp、CNOOC Ltd)は米証券取引委員会の規則にもとづき情報公開を行っているので、投資動向や実績を定量的に把握することが比較的容易である。しかしグループ全体(非上場)の国外上流投資については財務状況を含め把握することが難しい。 本稿では中核子会社の国内における探鉱開発動向について述べる。次にグループ全体の国外上流投資実績と傾向について整理し、最後に国有企業の独占業種打破政策が石油産業に及ぼしつつある影響について分析を試みたい。なお、他社との比較を行いやすいように通貨は人民元からPetroChinaの年次報告書の為替レートをもとに米ドルに直した。 1.国有石油企業(中核子会社)3社の探鉱開発投資(2013年、2014年) 2013年の探鉱開発投資額は、PetroChinaは前年とほぼ同額だが、Sinopec Corpは12%、CNOOC Ltdは56%増加した。2014年の探鉱開発投資(予算)はPetroChinaとSinopec Corpは前年比横ばいだが、CNOOC Ltdは前年比3割増加と積極投資を維持している。 図 1:3社の探鉱開発投資額、対前年増減推移(年報にもとづき作成) Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 3 ? 013年の国内生産量は前年比5%増の3,462千boed(原油2,182千b/d、天然ガス7,300MMcfd)である。投資額は前年比3%減の約519億ドルである。そのうち探鉱開発部門への投資額は前年比2.2%増の約368億ドルである。投資額全体の7割を占める。同社が2013年の探鉱開発事業において成果を強調したのはオルドス盆地(長慶)の原油・天然ガスの増産と四川安岳(Anyue)ガス田(在来型)の発見であ1)PetroChinaの探鉱開発投資:投資全体が縮小傾向の中、探鉱開発投資は維持 (る。 図 2:PetroChina国内生産 オルドス盆地長慶油田は2013年に原油492千b/d(前年比8%増)、天然ガス2,866MMcfd(前年比18%Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 4 ? 図 3:PetroChinaの分野別投資額推移、探鉱開発投資額(百万ドル) ① 長慶における石油・天然ガスの増産 2013年の成果】 【02,0004,0006,0008,0002011年2012年2013年PetroChina国内生産国内原油千b/d国内天然ガスMMcf/d掾jを生産した。中国では大慶油田が27年間5000万tの生産を維持したことから、CNPCは石油換算で5,000万トン/年に達した長慶油田を西部の大慶と称している。CNPCによると長慶・蘇里格(Sulige)タイトガス田の生産量は2,050MMcfdであり、同地域の天然ガス生産の7割はタイトガスである。同社の天然ガス生産量に占めるタイトガスの比率は蘇里格ガス田を中心に約3割(2,405MMcfd)に伸びている。 ② 四川安岳(Anyue)ガス田の発見 安岳(Anyue)ガス田は四川盆地中央部に位置する。主な貯留層は下部カンブリア系Longwangmiao層である。2011年に高石(Gaoshi)1井(先カンブリア系Dengying層)でガスを確認(36 MMscfg/d)し、2012年9月に磨溪(Moxi)8井(下部カンブリア系Longwangmiao層)でガスを確認(37.7 MMscfg/d)した。その後両層を対象に探鉱を進め、2013年末までに47坑の探鉱井を掘削し、このうち14坑で35 MMscfg/d以上のガスを得た。2014年2月時点で生産井9坑により40 MMscfg/dを生産中である。 国土資源部は同ガス田の探明儲量(既発見原始埋蔵量)を4,404億m3(約15.5Tcf)と認定した。米SECの規定にもとづき年報に計上した新規確認埋蔵量は1,875億m3(約6.6Tcf)である。同社は2014年中に50億m3/年(484MMcfd)の生産能力を構築し、2015年以降さらに60億m3/年(580MMcfd)の能力を構築する計画である。安定生産期間を15.5年としている。 図 4:PetroChinaの探鉱開発2013年の成果(四川・長慶) PetroChina2013年実績に加筆 Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 5 ? y2014年の探鉱開発投資】 2014年の投資額(予算)は約483億ドルで2013年に比べ7%減少した。探鉱開発部門の予算は前年比横ばい(0.3%減)の368億ドルだが、投資全体の76%を占めており、投資配分はむしろ前年より増加した。同社は既存のガス田の生産安定ならびに四川安岳ガス田と長慶蘇里格ガス田の加速、タリム克深(Keshen)ガス田の技術・探鉱課題の克服、CBMとシェールガスの開発を進めるとしている。 2)Sinopec Corp:探鉱開発投資拡大に一服感 (【2013年の探鉱開発投資】 2013年の国内生産量は前年比3.6%増の1,153千boed(原油911千b/d、天然ガス1,808MMcfd)である。投資額は前年比2%増の275億ドルで、そのうち探鉱開発部門への投資額は前年比15%増の約145億ドルであった。探鉱開発投資は投資額全体の約5割を占めている。 同社は勝利油田西部の重質油田開発、新疆の塔河(Tahe)油田、四川元?(Yuanba)・大牛地(Daniudi)ガス田の開発を進めた。同社が特に成果を強調したのは四川盆地の?陵(Fuling)シェールガスの開発2である。同社の2013年実績報告によると?陵シェールガス鉱区は約4,500km2(4,500m以浅)で資源量は74Tcf(in-place)、である。2013年末までに21坑を仕上げ58MMcfdの生産能力を構築している。(中国の報道3によると、?陵1期では5月17日までに27坑で生産中であり、1坑あたりの生産量は11万m3/日<3.9MMcfd>とのことである)。 図 5:Sinopec Corp国内生産 2貯留層はシルル系龍馬渓(Longmaxi)層 6 ? Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 05001,0001,5002,0002011年2012年2013年Sinopec国内生産国内原油千b/d国内天然ガスMMcf/d 図 6:Sinopec Corpの分野別投資額推移、探鉱開発投資額(百万ドル) 【2014年の探鉱開発投資】 2014年の投資額(予算)は263億ドルで2013年に比べ4%減少した。探鉱開発部門の予算は前年比横ばい(1%減)の143億ドルだが、同部門への投資は54%を占めており、投資配分は2013年に続き増加傾向にある。2013年同様勝利油田西部の重質油田開発、新疆の塔河Tahe油田、四川元?(Yuanba)・大牛地(Daniudi)ガス田の開発に投じる他、四川盆地?陵(Fuling)シェールガス開発とCBM 実証プロジェクト計画に投じる計画である。 3 新民網2014/5/19 Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 7 ? 05,00010,00015,00020,00025,00030,000分野別投資額推移(百万ドル)探鉱開発精製販売化学その他05,00010,00015,00020,000探鉱開発投資額(百万ドル)013年の国内生産量は前年比1.3%減の718千boed(原油610千b/d、天然ガス635MMcfd)である。CNOOC Ltdの2013年の国内探鉱開発投資額は前年比61%増の91億ドルであった。探鉱費支出は毎年増加している。国内では10件の発見(渤海で渤中〈Bozhong〉34-9他7件、南シナ海で黎湾〈Liwan〉3-2他3件)があった。また渤海で2油ガス田(綏中〈Suizhong〉36-1二期他)、南シナ海で5油ガス田(圍州〈Weizhou6-2〉他)が生産を開始した。一連の発見や生産開始にも関わらず渤海油田の成熟化などにより国内生産は伸び悩んでいる。 【2014年の探鉱開発投資】 2014年の投資額(予算)は54%増の106億ドルで引き続き積極的な投資姿勢である。 図 7:Sinopec Corpの探鉱開発2013年の成果(四川シェールガス) Sinopec Corp 2013年実績に加筆 3)CNOOC Ltd:旺盛な投資続く (国外生産、投資上昇) (【2013年の探鉱開発投資】 Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 8 ? } 8:CNOOC Ltd国内生産 図 9:CNOOC Ltdの探鉱開発投資額推移(百万ドル) 9 ? Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 02004006008002009年2010年2011年2012年2013年CNOOCLtd国内生産国内原油千b/d国内天然ガスMMcf/d05,00010,00015,00020,00025,0002009年2010年2011年2012年2013年2014年(予算)探鉱開発投資額推移(百万ドル)国内探鉱開発国外探鉱開発02,0004,0006,0008,00010,00012,0002009年2010年2011年2012年2013年2014年(予算)探鉱開発投資(国内・国外:百万ドル)国内探鉱開発国外探鉱開発} 10:CNOOC Ltdの探鉱開発2013年の成果 CNOOC Ltd 2013年実績に加筆 2.国有石油企業3社の国外上流投資(2013年) CNPCグループ全体の国外権益生産量は1,184千boed、国外生産比率は25%である。親会社に属する非上場の石油天然気勘探開発公司(CNODC)などがPetroChinaとは別に南スーダンやトルクメニスタンなどで活動しており、PetroChinaの年報への計上分はグループ全体の3割程度である。 SINOPECグループ全体の2012年の国外権益生産量(2013年は未公表)は584千boedであり、国外生産比率は34%ある。親会社に属する非上場の中国石化集団国際石油勘探開発有限公司(SIPC)4がSinopec Corpとは別にイランやナイジェリアなどで活動しており、Sinopec Corpの年報への計上分はグループ全体の生産の1割程度である。 CNOOCはCNOOC Ltdが国内外の探鉱開発事業を100%実施しており年報への計上とグループ全体の生産に齟齬はない。 4 http://sipc.sinopec.com/sipc/en/ Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 10 ? \ 2:中国国有石油企業3社の国外生産比率と主な国外事業(中核子会社・親会社別) 各社年報にもとづき作成 (生産量は2013年、SINOPECは2012年) Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 11 ? 親会社(略称)中国石油天然気集団公司(CNPC)中国石油化工集団公司(SINOPEC)中国海洋石油総公司(CNOOC)中核子会社(略称)中国石油天然気股?有限公司(PetroChina)中国石油化工有限責任公司(Sinopec Corp)中国海洋石油有限責任公司(CNOOC Ltd)親会社(政府)株式保有比率86.51%73.86%64.45%中核子会社主要業務石油・天然ガス探鉱開発、輸送、精製・石化、販売精製・石化、石油・天然ガス探鉱開発、販売石油・天然ガス探鉱開発中核子会社原油・天然ガス生産千boed3,8361,1721,083中核子会社国外生産千boed37459365中核子会社国外生産比率10%5%34%中核子会社の主要上流事業【中国陸上】 大慶・長慶(原油)、タリム・四川(天然ガス)【アジア・大洋州】 豪州【ロシア・中央アジア】 カザフスタン【中東・アフリカ】 イラク、アルジェリア、チャド【南米】 ペルー【中国陸上】 勝利(原油)、四川(天然ガス)【中東・アフリカ】 アンゴラ深海(Block18)【中国海洋】 渤海(原油)、南シナ海西部(ガス)【アジア大洋州】 インドネシア(タングー) 豪州(NWS)【中東・アフリカ】 イラク(Missan) ナイジェリア(OML130) ウガンダ(EA1/2/3A)【欧州・北米】 英領北海(Bazzard) カナダ(Hanging stone/Syncrudeオイルサンド、HornRiver/Cordova/Liardシェール<Aurora LNG>) 米国(Eagle Ford、Niobraraシェール)【南米】 アルゼンチン(Bridas) ブラジル(Libra)グループ全体の国外生産千boed1,184584365グループ全体の国外生産比率24%33%34%中核子会社の国外生産がグループ全体の国外生産に占める比率32%10%100%グループ全体の主要上流事業【アジア・大洋州】 インドネシア 豪州【中東・アフリカ】 イラク(ルメイラ、ハルファヤ) 南スーダン(Block3/7) シリア(Al-Fulat) オマーン(Block05) アルジェリア(Adar) チャド(PermitH) モザンビーク(Area4)【ロシア・中央アジア】 カザフスタン(アクトベ、PK、カシャガン) トルクメニスタン(アムダリヤ右岸)【南米】 エクアドル(Andes Petroleum) ベネズエラ(MPE3)【北米】 カナダ(Athabasca Oil Sands、LNG Canada)【アジア大洋州】 豪州(AP LNG)【中東・アフリカ】 アンゴラ深海(Block18) ナイジェリア深海(OML123、124、126他) ガボン(Dinonga Irondou、Etame他) イラン(Yadavaran) イラク(クルドTaqTaq)【ロシア・中央アジア】 ロシア(ウェーニン鉱区、ウドムルトネフチ)【欧州・北米】 英領北海 カナダ(Syncrudeオイルサンド、Pacific Northwest LNG)【南米】 ブラジル(Galp)-i1)国外上流投資トレンド:CNPC/PetroChina ~大型の資産買収・国内持ち込み志向、非在来買収に一服感~ CNPC/PetroChinaは国内上流を寡占しており、他の2社に先駆けて1990年代から対外投資を行っていたパイオニアである。ここ数年SINOPECやCNOOCのような性急な国外資産買収は行っていなかったが、2013年はカシャガン油田など再び高額の資産買収に乗り出した感がある。モザンビークArea4や豪州Browse 、ロシアYamalなどのLNG資産やカシャガンなど国内持ち込みの可能性がある買収が目立つ。近年、北米非在来型(CBM、シェールガス)資産取得による知見・技術の吸収、国内開発への適用を目指していた模様だが2013年は一服感がある。 図 11:CNPC国外権益生産量(千boed) 【2013年の主な国外上流投資:CNPC/PetroChina】 【CNPC】 ? ? 【PetroChina】 ? ? ? ? ? ? 2013年3月、Eniの東アフリカ資産(モザンビークArea4権益20%を含む)を約42.1億ドルで買収(合意、6月買収完了) 2013年9月、カザフスタン国営Kazmunaigasからカシャガン権益8.3%を約50億ドルで買収(合意) 2013年10月Rosneftと東シベリア陸上上流の提携で合意(金額未詳) 2013年10月、Petrobras , Shell, Total ,CNOOCと共同でブラジル深海Libra(プレソルト)油田落札(サインボーナス計69億ドル、CNPC10%) 2013年1月、ロシアNovatekからYamal 権益20%を約14.8億ドルで買収(合意) 2013年2月、ConocoPhillipsの豪州沖合Poseidon権益20%・陸上Canning Goldwyerシェール権益29%を3.69億ドルで買収(合意、同年6月買収完了) 2013年7月、BHP Billitonの豪州Browse 権益20%を約17.1億ドルで買収(合意) 2013年11月、Petrobrasのペルー操業子会社Petrobras Energia Peru S.Aを約26億ドルで買収Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 12 ? 02004006008001,0001,2001,400CNPC国外権益生産量(千boed) (合意) 2013年12月、ExxonMobilからイラクWest Qurna-1権益25%を5.9億ドルで買収(合意)→14年4月、権益追加取得(4.42億ドル)、計32.7% 2)国外上流投資トレンド:Sinopec Corp/SINOPEC ~大型の資産買収・国内持ち込み志向、資源国 (国営との提携継続。北米非在来への関心は継続するも一部資産売却を検討~ 近年、SINOPECは国内における成長が限定的であることから、国外の生産中資産の買収による性急な上流規模拡大を図ってきた。2013年もApacheエジプト資産の買収を行うなど買収意欲は衰えていない。またアンゴラ国営Sonangolと米Marathonのアンゴラ深海資産の共同買収を行うなど資源国国営企業との提携を継続している。北米非在来ガスについて関心は継続しているがその一方で技術などの課題から2011年に買収したカナダDaylight Energyの保有資産であるMontney・Duvernay シェール権益50%の売却を検討していると伝えられる5。 ? ? ? ? 2013年2月、ChesapeakeのMississippi Lime シェール資産を10.2億ドルで買収(合意) 2013年6月、Marathonのアンゴラ深海Block31権益10%を約15億ドルで買収(合意;アンゴラ国営Sonangolと共同買収) 2013年8月、Apacheエジプト資産33%を約31億ドルで買収(合意) 2014年4月、Progress Energy(Petronas)からカナダPacific Northwest LNG権益15%を買収(うち5%は中国華電、金額未詳) 5 Reuters2013/10/25他 Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 13 ? 図 12:SINOPEC国外権益生産量(千boed) 【2013年の主な国外上流投資:Sinopec Corp/SINOPEC】 SINOPEC】 【01002003004005006007002004年2005年2006年2007年2008年2009年2010年2011年2012年SINOPEC国外権益生産量(千boed)(3)国外上流投資トレンド:CNOOC Ltd ~高額の資産買収はNexen買収で一服感。規模は拡大したが負債比率が上昇。南米Bridasなど一部資産売却を検討~ 近年、CNOOC Ltdは国内における成長が限定的であることからSINOPEC同様既発見の大型資産買収による性急な上流規模拡大を図ってきた。しかし2013年はブラジルプレソルト油田の落札(メジャー、CNPCとの共同落札、サインボーナス計69億ドル、CNOOC Ltd10%)のみでカナダNexen買収後は資産買収に一服感がある。Nexen買収により規模は拡大(埋蔵量置換率(RRR)は2012年の188%から327%に、国外生産量は22%増加)した。一方負債比率は2012年の32%から2013年には45%に急増した。南米Bridasなど一部資産の売却を検討しているとされる。財務改善と既存の開発案件の手当のため当面資産買収は抑えるのではないかと思われる。 図 13:CNOOC Ltd国外権益生産量(千boed) 【2013年の主な国外上流投資:CNOOC Ltd】 ? 2013年10月、Petrobras, Shell, Total、中国CNPCと共同でブラジルの巨大プレソルトLibra油田を落札(サインボーナス計69億ドル、CNOOC10%) Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 14 ? 0501001502002503003504002004年2005年2006年2007年2008年2009年2010年2011年2012年2013年CNOOCLtd国外権益生産量(千boed)} 14:CNOOC Ltd:Nexen買収の効果 3. 国有企業改革(独占業種打破)の石油産業への影響 中国政府は産業構造改革の一環として国有企業改革を進めており、石油・天然ガス産業について“混合所有制の発展”(民間出資受入)や、競争的業務の自由化(パイプラインの開放)、天然ガス価格の市場価格化を進めている。 2013年11月に中国共産党の第18期中央委員会第3回総会(以下、18期三中全会)において習近平政権の政治・経済運営方針を示した「改革全面深化の若干の重大な問題に関する党中央の決定」(以下、18期三中全会「決定」)が採択された。「決定」では “混合所有経済”、“資源配分の市場化”ならびに“資源価格の市場化”という方針が示された。“混合所有経済”は国有資本、集団資本、非公有資本が相互に資本参加、補完し合うことを意味し、非国有資本による国有企業の投資プロジェクトへの参加がこれにあてはまる。また“資源配分の市場化”は行政独占(制度・規則上の市場参入障碍によって形成される独占)を崩すことを意味し、電力網、鉄道網、通信網、石油ガスパイプライン網などの整備部門と運営部門を分離する方針が示された。国家能源局は2014年2月に石油・天然ガスパイプラインの開放(試行)管理法を施行した。同管理法はパイプライン事業者の設備に余剰能力がある場合、第三者(中国登記企業)に対しパイプラインを公平に開放し、パイプライン設備に伴うサービスを提供するというものである。Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 15 ? J放は運用にあたり課題が多いが長期的には進展するものと思われる。また同管理法はパイプライン事業者に独立採算制を求めており、将来的には米国のようにPetroChinaのパイプライン事業分離独立を視野に入れている模様である。この政策を受けPetroChinaはパイプライン資産の部分売却、Sinopec Corpは石油製品販売事業への出資受入を表明しており、またこれらの分野への投資を軒並み削減するなど企業の投資に影響を及ぼしつつある(CNOOC Ltdは探鉱開発事業中心のため、出資受入や売却の動きは見られない)。 表 3:国有企業改革(独占業種打破)と国有企業の対応 (1)PetroChina:パイプライン売却、投資削減 PetroChinaは2013年の天然ガス・パイプライン部門の予算を前年比19%の94億ドル、2014年予算は同35%減の61億ドルと大幅に削減(2012年の116億ドルに比べ半減)した。パイプライン部門への予算削減は国有企業改革(独占業種打破)と無関係ではないと思われる。価格統制など政策的要因により収益性が低く、民間への開放を求められているパイプライン投資を削減し、収益性の向上を図ろうとしていると思われる。 Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 16 ? 18期三中全会「決定」における石油・天然ガス関連項目国家発展改革委員会/国家能源局国有石油企業混合所有制の発展(国有企業への国有〈異業種〉、集団、民間企業による資本参加)SinopecCorp・石油製品販売で非国有出資受入方針表明(14年2月)PetroChina・パイプライン資産(一部)の売却方針表明(14年4月)競争的業務の自由化電力、鉄道、通信、石油・天然ガスパイプラインなどの整備・運営部門の分離パイプラインの開放管理法試行(2014年2月)資源価格の市場価格化水、石油、天然ガス、電力、交通、通信の価格料金逓増試行非民生天然ガス卸価格で二段階価格} 15:PetroChinaパイプライン投資額 同社は毎年100億ドル前後を投じ、西気東輸パイプラインなどの幹線パイプラインや天然ガス地下貯蔵設備の建設を進めてきた。同社の保有する天然ガスパイプラインの総延長は2008年末の2万4000kmから2013年末には4万5000km(国内の9割)に達している。同年のMarket Gas販売量は3,480Bcfである。 寡占状態にもかかわらずパイプライン事業の収益性は高くない。天然ガス・パイプライン部門は2013年に47億ドル(289億元)の利益を計上したが、その約7割(189億元)はJV設立に伴うパイプライン資産の売却によるものである。天然ガスの販売は卸価格の統制に伴う輸入ガスの逆ザヤで巨額の損失が生じている。同社の2013年実績報告によると、中央アジアから輸入した天然ガス274.53億m3について約46億ドルの損失が生じた。さらにカタールなどから輸入したLNG73.55億m3については約33億ドル、2013年9月から輸入を開始したミャンマーの天然ガス(4.09億m3)については約6,800万ドルの損失が生じている。天然ガス価格統制に伴う輸入ガスの逆ザヤに対し政府は増値税(VAT)の還付措置を設けており、2013年は約11.5億ドルの還付が認められた。また7月には産業向け天然ガス価格の一部見直しが行われ状況は若干改善しているが、同社の天然ガスの輸入に伴う損失は2013年も約70億ドルに達した。 Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 17 ? 02,0004,0006,0008,00010,00012,000天然ガス・パイプライン部門投資額(百万ドル)troChinaは2014年4月にパイプライン資産(西気東輸・第2西気東輸)の売却を公表した。5月12日に同社 PがSECに提出した公告によると、西気東輸管道公司が管理していたパイプライン(西気東輸・第2西気東輸)ならびに関連資産をもとに全額出資子会社の中石油東部管道有限公司(以下、東部管道公司)を上海浦東に設立(登記100億元約16.7億ドル)を設立する。その後権益100%を、取引所を通じ公開売却する。第三者機関(KPMG Huazhen)の監査(2013年末)にもとづき、売却対象の総資産額を916.2673億元(約153億ドル)、負債を526.7212億元(約88億ドル)、純資産を390億元(約65億ドル)と評価している。 PetroChinaによると複数の保険会社やエネルギー投資基金は同資産の購入に関心を示しているが価格が折り合わないのではないかという見方がある。昨年6月に同社はTaikang Asset Management(保険会社9社が設立)と民間のGuolian Fundと中国北西部のパイプライン操業に関するJVを設立した。2012年には建設中の第3西気東図 16:PetroChinaの天然ガス・パイプライン営業利益内訳 出所:PetroChina2013年実績報告 輸パイプラインについて宝鋼や基金から投資を受け入れている。 参考:PetroChinaの探鉱開発部門利益 PetroChinaの探鉱開発部門の収益性は悪くない。boeあたりの利益は約22ドルで2012年の25ドル/boeに比べ下がってはいるが、Chevronを除くメジャーズ(約10~20ドル/boe)を上回っている。また2013年の同社営業利益は前年比11%増加の307億ドルであったがそれは主に探鉱開発によるものであGlobal Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 18 ? 驕B昨年は油価下落により探鉱開発部門の利益は前年比9%減少し309億ドル(精製部門の赤字は69億ドルから40億ドルに縮小)であったが、それでも営業利益の総額を上回っており、精製・化学部門などの赤字を補っている状況である。 Sinopec Corp は2013年の販売部門の予算は前年比18%減の39億ドルに削減した。PetroChina同様、国有企業改革(独占業種打破)にもとづき民間への開放を行う販売分野への投資を抑えていると思われる。 2014年2月に石油製品販売部門の最大30%について外部出資受入を表明した。同社の給油所数(2013年)は3万536か所、コンビニエンスストア約2.3万か所、ガソリン・軽油・灯油の販売量は165.42百万トン(系列販売網によるガソリン、軽油、灯油の販売:113.73百万トン)である。 なお、2013年の精製部門への投資額は42億ドルで前年比17%縮小した。精製部門への投資額はここ数年投資額の15~20%程度で推移している。販売部門への投資額は48億ドルで前年比5%縮小した。2014年の精製部門への投資は前年比2%減の42億ドルだが新規製油所の建設ではなく石家荘、揚子、九江製油所の製品品質向上のための改修に投じる計画である。 図 17:PetroChina上流部門利益・分野別利益推移 2)Sinopec Corp:販売部門売却、投資削減 (Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 19 ? ?草ュ府は2015年のシェールガス生産目標を65億m3(630MMcfd)としている。PetroChinaとSinopec Corp は2015年のシェールガス生産目標を相次いで上方修正した。PetroChina は四川の長寧(Changning)、威遠(Weiyuan)鉱区で最大20か所の掘削パッド(110坑)を構築し、両鉱区で各10億m3、さらに雲南省の昭通(Zhaotong)鉱区から5億m3を生産し、2015年に同社に課せられた26億m3(251MMcfd)の目標を達成するとしている(2013年の生産目標は15~26億m3)。Sinopec Corp は?陵(Fuling)鉱区について2014年に?陵地域の42の掘削パッドで100坑を掘削する予定であり、2015年までに39億ドルを投じ50億m3/年の生産能力を構築、生産目標を2013年の10億m3から32~50億m3(309~484MMcfd)に上方修正した。 中国におけるシェールガス開発の歴史は浅く、両社はシェールガスについて評価や効率的な開発、コスト削減を進めている段階であり、特にPetroChinaは開発の見通しについて慎重な姿勢を示していた。昨年まで目標達成は厳しいのではないかという見方が多かった。最近両社がシェールガス開発加速、目標達成をアピールし始めたことは、探鉱開発事業における実力を誇示し、現状の上流における寡占体制の保持(民間への開放圧力をかわすこと)が狙いではないかと思われる。 図 18:Sinopec Corpの精製・販売投資額推移 3)PetroChina、Sinopec Corp:シェールガス開発加速 (Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 20 ? } 19:四川の主なシェールガス開発鉱区 Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 21 ?
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2014/05/20 竹原 美佳
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