ページ番号1004472 更新日 平成30年3月5日

米国:LNG輸出に係る連邦エネルギー規制委員会の手続き

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レポートID 1004472
作成日 2014-07-08 01:00:00 +0900
更新日 2018-03-05 19:32:42 +0900
公開フラグ 1
媒体 石油・天然ガス資源情報
分野 天然ガス・LNG基礎情報
著者
著者直接入力 佐藤 陽介
年度 2014
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ページ数
抽出データ 更新日:2014/7/8 ワシントン事務所:佐藤陽介 米国:LNG輸出に係る連邦エネルギー規制委員会の手続き (FERC、DOE、EIA、CRS)(②ガス輸送(LNG)、⑤基礎情報) ・ 2014年5月29日、米国エネルギー省(DOE: Department of Energy)は、米国産の天然ガスを長期間に渡って米国が自由貿易協定(FTA: Free Trade Agreement)を締結していない国(非FTA締結国)に対して輸出するのに必要な承認を付与するための審査手続きの変更を提案した。DOEは7月21日まで提案したルール変更に対する公衆からのコメントを募集しているところである。 ・ DOE が提案した変更では、連邦エネルギー規制委員会(FERC: Federal Energy Regulatory Commission)が行うLNG輸出施設の建設・操業承認を得た(FERCの環境審査を通過した)プロジェクトから輸出承認のための審査を行うこととしている。 ・ 現在のプロセスでは、DOEはFERCの審査のための事前申請(Pre-Filing)を行った企業から優先的に輸出承認の審査を行い、FERCの環境審査の通過を条件とする条件付承認を付与することとしている。非FTA締結国向けのLNGの輸出プロジェクトとしては最初となるSabine Passプロジェクトの事例では、FERCの承認取得後、再度DOEが最終承認を付与している。 ・ FERCの環境審査は、DOEの変更提案の有無に関わらず、米国のLNGプロジェクトの帰趨を左右する重要な手続である。しかし、DOEの提案が採用された場合には米国のLNGプロジェクトがクリアすべき規制として更なる焦点が当てられることとなろう。 .はじめに 1 米国天然ガス法(NGA: Natural Gas Act)によれば、米国内で生産された天然ガスを海外に輸出する場合には、エネルギー省(DOE: Department of Energy)から輸出承認を取得することが必要となる。米国が自由貿易協定(FTA: Free Trade Agreement)を締結している国に向けて輸出がなされる場合には、公益に叶うと見做されほぼ自動的に承認を得ることができるが、FTAを締結していない国への輸出の場合には、ケースバイケースで当該輸出が公益に叶うかどうか厳密に審査しなければならない。 天然ガスをパイプラインなどの陸上輸送インフラ(例:米国からカナダ、メキシコへ輸出する場合)以外の方法によって輸出する場合には、LNG船を利用して海上輸送する方法が採られるが、それを行うには液化プラントを建設して液化天然ガス(LNG: Liquefied Natural Gas)を製造しなければならない。この点、天然ガス法は液化施設の立地決定・建設・操業に関して連邦エネルギー規制委員会(FERC: Federal Energy Regulatory Commission)の承認を得ることを求めている1。従って、米国からLNGを輸出する場合には、DOEの輸出承認とともにFERCの建設・操業承認が必要となる。 1 15 U.S.C. 717b Exportation or importation of natural gas; LNG terminals - 1 - Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 Q.国家環境政策法 1969年に成立した国家環境政策法(NEPA: National Environmental Policy Act)は、米国連邦政府の環境政策の基本方針である。それはまた、連邦政府機関に対して、ある行為を行う際に当該行為が環境に著しい影響を与える恐れがあると見込まれる場合には、当該連邦政府機関に対して、それが引き起こす環境への影響、その緩和策、代替手段の有無など広範で徹底的な環境への影響の評価を行うことを義務付けている2。NEPA自体は手続法であり、従っていかなる環境基準の設定も許可行為も規定しない。しかし、NEPAの意義は連邦政府機関に対して、それがある行為を行う際に環境への影響を考慮させること、その過程において情報の提供及びコメントの受付など国民の参加を促進することにある。NEPAはまた環境評価を行う過程で必要な連邦や州の規制や要求事項を特定させ、対応させる一種のアンブレ1:主要な連邦政府機関の行為の類型 表ラ法とも言うことができる。 類 型 政府が関与するプロジェクト 政策の採用 計画の採用 プログラムの実施 特有のプロジェクトの承認 出典:40 C.F.R. §1508.18 Major Federal Actionから作成 例 政府機関が全て又は部分的に資金供給、支援、実施、規制、承認する新規又は継続的な行為 等 規則、規制の適用; 条約の解釈; 政府機関の機能を変更方針の採用 等 将来の政府機関の行為の基礎となる計画の採用 特定の方針や計画を実施するための一群の行為、制定法上のプログラムや行政命令を実施するために政府機関の資源の配分を行う決定 特定の地理的区画における建設・管理活動の承認 等 NEPAが求める環境への影響評価には、3つの類型がある。1つは当該政府機関が行う行為が明らかに環境への著しい影響を伴うことが予想される場合であり、この場合には徹底的な環境評価を行い、環境影響評価書(EIS: Environmental Impact Statement)を作成することが義務付けられる。もう1つの類型は、政府機関がある行為を計画した時点では当該行為の影響や環境に対する著しい影響の有無が判別できない場合であり、環境への影響の評価が義務付けられるもののEISほど包括的なものとはならない。この場合に作成が義務付けられるのは、環境評価(EA: Environmental Assessment)である。EAの結果によっては、環境影響評価書(EIS)の作成が必要になることが判明する場合もある。第3の類型は、上記のいずれにも分類されないものであり、「分類除外(Categorical Exclusions)」と呼ばれる。この場合には、当該政府機関の行為が通常、個別的にも累積的にも環境に著しい影響を与えない行為であるため、いずれの評価書の作成も不要となっている。 EISを作成している例は多いが例えば、LNGターミナルの建設、州に跨るパイプラインの建設、金属鉱物や石炭鉱業における採掘作業許可などが挙げられる。EAを作成している例は、ちょうどLNG輸出ターミナルの液化施設のための改修を行っているSabine Pass LNGプロジェクトやCove Point LNGプロジェクトがある。 Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 - 2 - アのように連邦政府機関が行う行為はその機関によって様々であり、その性質に応じて環境評価を行う機関も異なってくる。環境評価を行うに当たり主要な役割を担う機関を主導機関(Leading Agency)と呼び、LNGターミナルの建設の場合にはFERCが主導機関となる。他方で、環境影響評価の提出先も設けなければならないが、この役割は米国環境保護庁(EPA: Environmental Protection Agency)が担う。最終版環境影響評価書(FEIS: Final Environmental Impact Statement)の発表後、90日間の関連省庁間審査期間に入るが、EPAも一機関としてコメントを行う。 .FERCが行う審査 3 先に述べたとおりLNGを輸出するためには、液化プラントの建設が必要になり、液化プラントの立地・建設・操業にはFERCの承認が必要となる。FERCの承認行為は、その結果として液化プラントの建設という著しく環境への影響を及ぼす活動が開始されることになるため、承認の決定を行う前にNEPAで求められるところの環境影響評価の実施がFERCには義務付けられる。なお、FERCがLNGターミナルの建設・操業に対して管轄を有するのは陸上プラントだけであり、海上プラントの場合には別の政府機関である運輸省海上管理局(MARAD: Maritime Administration)が所管する。 FERCが行うLNGターミナルの立地・建設・操業のための承認過程を概略すると、1)Pre-Filing(正式申請の少なくとも6ヶ月前に提出)、2)Formal Application(正式申請)、3)FERCによるEIS又はEAの作成、4)FERCによる承認判断、という流れを辿る。一般的に正式申請からFERCによる最終判断まで18ヶ月を要すると言われるがこの期間は長引く傾向がある。これは環境評価実施過程で生じる公衆との意見交換やFERCに対して提出される利害関係者の請願の対応によるものである。これはまたプロジェクトの候補地ごとに特別なものとなるため、それに要する労力や時間もプロジェクトによって様々となる。環境影響評価書の作成に関しては、いくつかの段階を踏むようになっており、予備版、草稿、最終版の3種類を作成し、その間公衆からのコメントを受け付けるというプロセスを経る。 申請時に申請者はリソースレポート(Resource Report)と呼ばれるFERCが作成する環境評価の基礎となる資料を提出する3。このリソースレポートは13の部分に分けられ、例えばプロジェクトの概要、水資源の利用と水質維持、野生生物に対する影響と緩和策、文化遺産の維持、社会経済的分析などの項目を含み、およそプロジェクトが及ぼす可能性があるありとあらゆる潜在的な影響に及んでいる。リソースレポートの他にも申請者には公共集会の開催やFERCその他関係機関からの質問や追加資料の請求などにも対応しなければならないため、FERCの審査には多くの人員や資金、時間を投入しなければならなくなる。 2 NEPA, 42 U.S.C. §4321-4347, http://uscode.house.gov/view.xhtml?path=/prelim@title42/chapter55&edition=prelim 3 18 CFR §380.12 Environmental report for Natural Gas Act applications Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 - 3 - }1:FERCの審査の流れ市場の需要の評価、プロジェクトの実現可能性の検討立地候補のスタディ利害関係者の特定Pre-Filing手続の利用の申請Pre-Filing (PF)手続による審査の実施の申請の受領PF手続開始の正式承認、PF番号の付与、審査の開始公衆への説明会の開催公衆への説明会への参加公衆の意見陳述の機会EIS/EA準備の意向の発表評価範囲の決定のための公衆からの意見募集評価範囲の決定のための集会の開催、プロジェクト候補地への視察、省庁間意見交換正式申請の提出正式申請の受領EISEA予備的EISの草稿を協力機関の審予備的EAの草稿を協力機関の審査のために提出査のために提出EAの発表、公衆からの意見募集EAの発表、公衆からの意見募集公衆の意見陳述の機会プロジェクト候補地域でのEIS草稿に対する意見のための公共集会の開催意見に対する対応、EIS草稿の修最終EAの発表、意見に対する対正応最終EISの発表プロジェクトの承認、または、不承認の決定公衆の意見陳述の機会関連法規に基づく許可の取得、プロジェクトの建設・操業開始申請者または利害関係者による再審査の請求、FERC管理法に基づく判断の請求承認申請者または利害関係者によるFERCを相手取った訴訟の提起不承認出典:FERCホームページ情報から作成 Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 - 4 - ウ認審査過程においてFERCは環境影響評価を行うが、それはFERCが行う承認の結果として開始されるLNGプラントの建設・操業が、周辺環境にどのような影響を与えるのか、その影響を緩和することができる措置は何か、計画されているプロジェクトの実施方法について他に代替手段はあるか、という観点で評価を行う。先述のとおり連邦政府機関は、その行為を成すにあたり、十分に環境への影響を考慮したかどうかをNEPA上問われるからである。多くの場合、FERCは最終環境影響評価書/最終環境評価を発表した際に、その中で建設・操業にあたっての条件や緩和策の提案を行う場合がある。 最終版環境影響評価書/環境評価の発表後、90日間の関連省庁間の審査期間に入り、その後FERCは最終承認の判断を行う。なお、FERCが行った最終判断に対しては再審査の申請が利害関係者に対Pre-Filingから 承認までの期間 約2年 約2年 TBD TBD 2:非FTA向けLNG輸出プロジェクトのFERC申請の例(EIS/EA発表プロジェクト) 例 Pre-Filing 正式申請 EIS/EA発表 FERC承認 表Sabine Pass Cameron Cove Point 日付 2010.7.26 2012.4.30 2012.6.1 申請番号 PF10-24 PF12-13 PF12-16 日付 2011.1.312012.12.72013.4.1 Freeport 2010.12.23 PF11-2 2012.8.31出典:FERCホームページ情報から作成 申請番号CP11-72 CP13-25 CP13-113CP12-509 2011.12.28(EA)2014.4.30(EIS) 2014.5.15(EA) 2012.4.16 2014.6.19 未定 (2014.8.13予定) 2014.6.16(EIS) 未定 (2014.9.14予定) して認められており、FERCの決定後30日間が申請期間として認められている。 .DOEによる輸出ライセンス審査手続きの変更提案 42014年5月29日、米国エネルギー省(DOE: Department of Energy)は、米国が自由貿易協定(FTA: Free Trade Agreement)を締結していない国にLNG輸出を輸出する際の審査手続に関して、変更を行う提案とパブリックコメントの募集を発表した4。DOEは今回の発表によって3つの分野についての提案を行っている。 (1)FTAを締結していない国に向けたLNGの輸出審査に関し、FERCの環境審査を完了した場合にのみ最終承認の審査を行うことを提案し、パブリックコメントを募集する5。 現在のプロセスでは、DOEはFERCが行うLNG輸出施設の建設・操業承認(環境審査)のための事前申請(Pre-Filing)を行った企業から順番に輸出承認の審査を行い、FERCの環境審査の通過を条件とする条件付承認を付与することとしている。非FTA締結国向けのLNGの輸出プロジェクトとしては最初となるSabine Passプロジェクトの場合では、FERCの承認取得後、DOEが再度最終承認を付与している。 4 DOE, “A Proposed Change to the Energy Department’s LNG Export Decision-Making Procedures”, May 29,2014, http://energy.gov/articles/proposed-change-energy-departments-lng-export-decision-making-procedures 5 DOE, “Proposed Procedures for Liquefied Natural Gas Export Decisions”, May 29,2014, http://energy.gov/fe/proposed-procedures-liquefied-natural-gas-export-decisions - 5 - Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 OEは変更提案において、条件付き承認のための審査を一時停止し(但し申請が既になされているものに対しては引続き条件付き承認のための審査を行う)、FERCの環境審査を通過したものにのみ最終承認のための審査を行う意向である。DOEは環境審査を完了したプロジェクトは一般的にそれらを完了していないプロジェクトよりも進展する可能性があると説明しており、DOEは商業面でより進んでいるプロジェクトに資源を優先的に配分させることで審査手続きの効率を増し、審査のためのより2)LNG輸出による国内への影響に関する経済スタディを再度実施する6。 (完全な情報を用意することを意図している。 DOEは、過去にLNG輸出が及ぼす国内の天然ガス価格やマクロ経済に対する影響を分析するために、米国エネルギー情報局(EIA: Energy Information Administration)とNEPA Economic Consulting社に対してスタディの実施を依頼しており、この結果はそれぞれEIAの『Effect of Increased Natural Gas Exports on Domestic Energy Markets』(2012年1月発表)、NERAの『Macroeconomic Impacts of LNG Exports from the United States』(2013年12月発表)として発表されている。これらのスタディは、DOEが指定した特定の輸出数量の下で、いくつかの輸出シナリオを想定し、そのシナリオの下での影響の程度を分析した。この際DOEが指定した輸出数量は6-12Bcf/dであった。 今回DOEが行うこととしているスタディでは、輸出数量を12-20Bcf/dに拡大した上で分析を行う。これにはまずEIAの年次エネルギー見通し2014(AEO: Annual Energy Outlook 2014)のデータを基礎として価格に関するスタディを行い、その後にDOEはマクロ経済に関するスタディを外注するという。なお、DOEは今後輸出数量の累計がこの分析範囲の上限に近づいた際には、再度類似のスタディを行う意向を示している。 1つは非在来型天然ガスの生産による環境への影響に関するもので、タイトルは『Draft Addendum To Environmental Review Documents Concerning Exports of Natural Gas From the United States』である7。このスタディは新規の分析や研究を行ったものではなく、既存のスタディや分析についてのDOEの見解をまとめたものということである。スタディでは特に非在来型天然ガス開発に用いられる水圧破砕技術が、水資源、大気、土壌、気候変動、誘発地震とどのような関係にあるかをまとめている。 スタディのもう1つは米国産LNGが輸出される欧州やアジアにおいて輸出された天然ガスがどのよう 6 DOE, “Request for an Update of EIA’s January 2012 Study of Liquefied Natural Gas Export Scenario”, May 29, 2014, http://energy.gov/fe/downloads/request-update-eia-s-january-2012-study-liquefied-natural-gas-export-scenarios 7 DOE, “Draft Addendum to Environmental Review Documents Concerning Exports of Natural Gas from the United States ”, May 29,2014, http://energy.gov/fe/draft-addendum-environmental-review-documents-concerning-exports-natural-gas-united-states - 6 - Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 3)LNG輸出に関する2種類の環境に関するスタディを発表しパブリックコメントを募集する。 (ノ火力発電のための石炭等を代替し、それがライフサイクルにおける二酸化炭素の排出量に影響を与えるかを分析するもので、タイトルは『Life Cycle Greenhouse Gas Perspective on Exporting Liquefied Natural Gas from the United States』である8。このスタディでは特に、アジアやヨーロッパの火力発電所から排出される二酸化炭素の量が、発電燃料として米国産LNG(天然ガス)、地域産石炭、米国産以外の天然ガスが用いられた場合にどのように変化するかを分析したものである。結果としては、米国産又は米国産以外の天然ガスを燃料として用いた場合には、二酸化炭素排出量は増加するとも減少するとも判断されないと述べる一方で、米国産天然ガスと石炭を比べた場合には米国産天然ガスを用いた場合には二酸化炭素の排出量を増加させないと結論付けている。 現在申請中の非FTA向けLNG輸出の申請は、DOEの説明によれば以下の取扱いを受ける。 1)審査手続の変更についての検討の間、条件付き承認を得たプロジェクトに関しては、FERCの環境審査完了した場合、最終承認のための審査を行う。提案中の変更が採用された場合には、従前に認められた条件付き承認の有効性は失われない。 2)審査手続の変更についての検討の間、現在条件付き承認の申請をしているプロジェクトに関しては、4)条件付き承認を得たプロジェクト及び申請中のプロジェクトの扱いについて (承認のための審査を行う。 3)LNG輸出に関するスタディが行われている間、DOEはFTAを締結していない国に向けたLNGの輸出承認の審査を継続する。 4)環境に関する2種類のスタディとそれらに対するパブリックコメントは、非FTA向けLNG輸出の公共の利益判断において考慮される。 審査手続きの変更に関する提案と、2種類の環境スタディに関しては、45日間のパブリックコメントの募集がなされており、コメント期限は2014年7月21日となっている。 .DOEの審査手続きの変更提案が採用された場合の影響:審査の順番 5 DOEが提案している輸出審査手続の変更では、FERCの環境審査が完了したプロジェクトから審査を行うこととなる。従って、DOE発表の審査の順番において上位にあるプロジェクトでもFERCの審査状況如何によってはDOEの審査が後回しとなる。逆に、DOEの審査の順番が下位にあるプロジェクトであってもFERCの審査状況如何によってはDOEしいてはLNG輸出に係る許可手続きにおいて優位となる。 表3は、米国がFTAを締結していない国に向けた輸出申請に関してDOEが発表している24のペン 8 DOE, “Life Cycle Greenhouse Gas Perspective on Exporting Liquefied Natural Gas from the United States”, May 29,2014, http://energy.gov/fe/life-cycle-greenhouse-gas-perspective-exporting-liquefied-natural-gas-united-states - 7 - Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 fィングとなっている輸出申請リストと過去の条件付き承認を得たプロジェクトを組み合わせ、FERCの審査状況を合わせたものである。ここから、DOEの提案を踏まえて現在DOEに輸出の申請を行っているプロジェクトを分類すると、一例として以下のような整理が可能であろう。 3:DOE輸出審査申請企業とFERCの審査の整理表 表#1234567申請企業Sabine?Pass?Liquefaction,?LLCFreeportLiquefaction,?LLCLNGExpansion,Lake?Charles?Exports,?LLCDominion?Cove?Point?LNG,?LPFreeportLiquefaction,?LLCLNGExpansion,L.P.andFLNGL.P.andFLNGCameron?LNG,?LLCJordan?Cove?Energy?Project,?L.P.CE?FLNG,?LLCSouthern?LNG?Company,?L.L.C.LNG?Development?Company,?LLC?(Oregon?LNG)Cheniere?Marketing,?LLCExcelerate?Liquefaction?Solutions,?I,?LLCCarib?Energy?(USA)?LLC89101112Gulf?Coast?LNG?Export,?LLC1314Gulf?LNG?Liquefaction?Company,?LLC1516Golden?Pass?Products?LLC1718192021222324Pangea?LNG?(North?America)?Holdings,?LLCTrunkline?LNG?Export,?LLCFreeport‐McMoran?Energy?LLCSabine?Pass?Liquefaction,?LLCSabine?Pass?Liquefaction,?LLCVenture?Global?LNG,?LLCEos?LNG?LLCBarca?LNG?LLC25Sabine?Pass?Liquefaction,?LLC(1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)123456789101112131415161718Texas?LNG?LLCLouisiana?LNG?Energy?LLC26Magnolia?LNG,?LLC27Delfin?LNG?LLC28Waller?LNG?Services,?LLC29Gasfin?Development?USA,?LLC3031*1:FERCへの正式申請が出ているものについてはPF番号は省略。*2:CA=条件付き承認、FA=最終承認*3:A=EIS又はEAの発表済み、又はFERCの承認済み*4:EAの作成なし出典:FERC、DOEホームページ情報から作成192021222324DOE順番非FTA向け輸出量(Bcf/d)累積数量(Bcf/d)FERC?PFFERC?DocketDocket?No.No.DOE承認(非FTA向)環境審査(EIS/EAの発表)FERC承認輸出開始予定2.21.42.00.770.41.70.81.252.11.380.062.80.51.51.072.61.09?????????????????‐3.220.280.240.671.61.60.861.081.80.190.20.270.282.23.65.66.376.778.479.2710.5212.6214.0014.0616.8617.3618.8619.9322.5323.6223.6226.8427.1227.3628.0329.6331.2332.0933.1734.9735.1635.3635.6335.91‐*1CP11‐72‐‐‐‐‐‐‐‐‐n/an/a‐PF13‐4PF13‐11PF13‐14n/a‐n/a‐‐n/an/an/a‐‐n/an/an/an/an/aCP12‐509CP14‐120CP13‐113CP12‐509CP13‐25CP13‐483CP09‐6CP12‐507CP14‐71&72n/an/aCP14‐103n/an/an/an/aCP14‐120n/aCP13‐2CP14‐12n/an/an/aCP13‐552&553CP14‐347n/an/an/an/an/a2011.5.20?CA*22012.8.7?FA2013.5.17?CATBD?FA2013.8.7?CATBD?FA2013.9.11?CATBD?FA2013.11.15?CATBD?FA2014.2.11?CATBD?FA2014.3.24?CATBD?FATBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDEA2011.12.28A*32012.4.16A*EIS2014.6.16A2014.9.14予定TBDTBDEA2014.5.15A2014.8.13予定EIS2014.6.16A2014.9.14予定EIS2014.4.30A2014.6.19ATBDTBDTBDTBD2014.10.8予定2015.1.6予定TBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDEA2013.4.25A‐*4TBDTBDTBD2013.8.2A2014.2.20ATBDTBDTBDEA2014.8.1予定2014.10.30予定TBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBD2015201820192017201820172018201920182018TBDTBD2017TBDTBDTBDTBD2019TBD20152015TBDTBDTBD20152018TBDTBDTBDTBDTBD の発表スケジュールが発表済)プロジェクト:Freeport Expansion, LP and FLNG、Dominion Cove Point )DOEの条件付き承認を得ており、FERCの環境審査も進んでいる(例:EIS/EA発表済、又はEIS/EA 1LNG, LP 2)DOEの条件付き承認は得ていないが、FERCの審査が進んでいる(例:FERC承認済、EIS/EA発表済、又はEIS/EAの発表スケジュールが発表済)プロジェクト:Cheniere Marketing, LLC(Corpus Christi)、Sabine Pass Liquefaction, LLC(拡張)、Sabine Pass Liquefaction, LLC(Train 5-6) 3)DOEの条件付き承認を得ているが、FERCの審査が上記よりも進んでいない(正式申請のみ)プロジェクト:Lake Charles Exports, LLC、Jordan Cove Energy Project, L.P. Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 - 8 - S)DOEの条件付き承認を得ておらず、FERCの審査を開始したばかりの(Pre-Filing又は正式申請)プロジェクト:LNG Development Company, LLC (Oregon LNG)、Excelerate Liquefaction Solutions, I, LLC、Southern LNG Company, L.L.C.、Gulf LNG Liquefaction Company, LLC、CE FLNG, LLC、Golden Pass Products LLC、Trunkline LNG Export, LLC、Magnolia LNG, LLC 5)DOEの条件付き承認を得ておらず、FERCの審査も開始していないプロジェクト:その他プロジェクト 従来のDOEの審査方法では、条件付き承認を得ているか、または、リストの上位に位置しているプロジェクトが優位と見られていたが、審査方法の変更が実現された場合には必ずしもそうとは言えなくなる。例えば、DOEの条件付き承認を得ているLake CharlesやJordan Coveは、DOEの条件付き承認を得ていないがFERCの審査が進んでいるCorpus ChristiやSabine Pass (拡張又はTrain 5-6)に追い越されるということになる。逆に言えば、FERCの手続きが進んでいるCorpus Christiなどのプロジェクトは今回の変更提案が採用された場合には、大きな恩恵を受けることになる。 DOEが現在行っている提案において必ずしもはっきりしていないことは、DOEの条件付き承認とFERCの承認を得たプロジェクトは再度DOEの最終承認のための審査にかけられることになるが、その最終承認のための審査と他のプロジェクトの条件付き承認のための審査のいずれが優先的に扱われるのかということだ。言い換えればDOEの条件付き承認を得ているプロジェクトは、FERCの承認を得た後直ちにDOEの最終承認のための審査にかけられるのかどうかということである。この点、DOEが提案している手続き変更の趣旨は、より商業的に進展しているプロジェクトに優先して資源の投入を可能とすることである。そして商業的に進展しているプロジェクトはFERCの手続きを進めているプロジェクトということになっている。かような観点からは、FERCの承認を得たプロジェクトについて、最終承認と条件付き承認のいずれかを優先するかは、最終承認を待つプロジェクトということになるだろう。この審査が開始されるタイミングは想像の域を出ない。しかし、図1に示したとおり承認後であっても利害関係者はFERCに対して再審査の申請を行うことができるようになっている。FERCの一般規則によればこの再審査のための申請はFERCの最終承認あるいは最終決定から遅くとも30日以内になされなければならない9。DOEとしては、FERCの最終決定後も再審査の申請の可能性もあることを踏まえ、この申請可能期間である30米国がFTAを締結していない国に向けたLNG輸出のためのDOEの条件付き承認がなされる度に、条件付き承認を得たプロジェクトからの輸出量の累積数量が関心の的となってきた。現在のところ、 9 18 CFR 385.713 Request for rehearing (Rule 713) Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 - 9 - .DOEの審査手続きの変更提案が採用された場合の影響:累積的輸出量 6日間は様子を見るのではないだろうか。 abine PassからJordan Coveまでの累積輸出量は、9.27Bcf/dとなっている。DOEが行ったスタディにおける分析範囲は6-12Bcf/dであり、Oregon LNG及びCorpus Christiが条件付き承認を得れば、累積輸出量は12.62Bcf/dとなり分析範囲を越える。分析範囲上限に累積数量が近づくにつれて、国内ガス価格への影響や天然ガス開発が活発になることによる環境への影響を懸念する議論も活発に行われており、また、輸出による恩恵と国内への影響を最小限にする最適な輸出数量(スウィートスポット)を模索するべきとの議論も行われてきた。 DOEが今回行った提案では、FERCの承認を得たプロジェクトから審査を進めるというものである。この点、DOEの提案はこれまで積み上がった累積数量を効果的にリセットし、輸出数量の増大に関わる懸念を緩和したとの指摘もある。この観点からは、現在の累積輸出数量はSabine Passの2.2Bcf/d及びそれの拡張数量である0.52Bcf/d、Cameron LNGの1.7Bcf/dを合計した4.42Bcf/dとなりDOEの分析範囲の下限である6Bcf/dにも満たない。FERCの環境審査をクリアしない限りDOEの審査の土場には上がらないために輸出数量にもカウントされないというのがその理屈である。 DOEは、審査手続の変更提案とともに、LNG輸出による国内天然ガス価格及びマクロ経済への影響分析を分析範囲12-20Bcf/dの下で実施することを発表している。またDOEは各スタディにおける分析上限に累積輸出量が近づいた場合には、再度分析範囲を拡大した上でスタディを行う意向を示している。これは今後も米国からのLNGを輸出プロジェクトが増加するという見通しに基づく判断であり、前例のない事態に対して慎重に対応しようとする意向の現れであろう。 DOEの変更提案に基づき、最終承認がなされる順番の見込みを整理したものが下表である。これに基づけば、Freeport LNG Expansion, L.P. and FLNG Liquefaction, LLCが最終承認(又はFERCの建設承認)されると累積輸出量が6.6Bcf/dとなり当初分析範囲の下限を越える。次の12Bcf/dを越えるのはJordan Cove Energy Project, L.P.の時点である。20Bcf/dを越えるのはGulf LNG Liquefaction Company, LLCの当たりとなる(DOEの審査順番の11位以降はFERCのPre-filingをまだ行っていないためこの順番は変動があり得るため仮置きとする)。これら全てのプロジェクトからの類型輸出数量は35Bcf/dを越えており、既に次期スタディの分析上限を超えているという勘定となる。 Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 - 10 - .20.280.241.70.771.40.40.862.12.02.22.482.724.425.196.66.997.859.9511.95?????????????????‐11.950.81.251.380.51.082.61.51.070.062.81.093.220.671.61.61.80.190.20.270.2812.7514.0015.3815.8816.9619.5621.0622.1322.1924.9926.0829.3029.9731.5733.1734.9735.1635.3635.6335.91‐*1‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐PF13‐14PF13‐4PF13‐11n/an/an/an/an/an/an/an/an/an/an/an/aCP11‐72CP13‐2CP14‐12CP13‐25CP13‐113CP12‐509CP12‐509CP13‐552&553CP12‐507CP14‐1202011.5.20?CA*22012.8.7?FATBDTBD2014.2.11?CATBD?FA2013.9.11?CATBD?FA2013.5.17?CATBD?FA2013.11.15?CATBD?FATBDTBD2013.8.7?CATBD?FACP14‐120TBDCP13‐483CP09‐6CP14‐71&72CP14‐103CP14‐347n/an/an/an/an/an/an/an/an/an/an/an/an/an/an/a2014.3.24?CATBD?FATBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDEA2011.12.28A*32012.4.16A*EA2013.4.25A‐*42014.4.30A2013.8.2A2014.2.20A2014.6.19AEA2014.5.15A2014.8.13予定EIS2014.6.16A2014.9.14予定EIS2014.6.16A2014.9.14予定EA2014.8.1予定2014.10.30予定2014.10.8予定2015.1.6予定TBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBD2015201520152017201720182018201520182019201920182019201820172018TBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBDTBD CE?FLNG,?LLCCarib?Energy?(USA)?LLCLNG?Development?Company,?LLC?(Oregon?LNG)Excelerate?Liquefaction?Solutions,?I,?LLCSouthern?LNG?Company,?L.L.C.8101326Magnolia?LNG,?LLC16Golden?Pass?Products?LLC14Gulf?LNG?Liquefaction?Company,?LLC151112Gulf?Coast?LNG?Export,?LLCPangea?LNG?(North?America)?Holdings,?LLC17Freeport‐McMoran?Energy?LLC19Venture?Global?LNG,?LLC22Eos?LNG?LLC2324Barca?LNG?LLC27Delfin?LNG?LLC28Waller?LNG?Services,?LLC29Gasfin?Development?USA,?LLC3031*1:FERCへの正式申請が出ているものについてはPF番号は省略。*2:CA=条件付き承認、FA=最終承認*3:A=EIS又はEAの発表済み、又はFERCの承認済み*4:EAの作成なし出典:FERC、DOEホームページ情報から作成Texas?LNG?LLCLouisiana?LNG?Energy?LLC13619978451012151617202122232413141516171819202122232425262728293031DOE順番FERC順番非FTA向け輸出量(Bcf/d)累積数量(Bcf/d)FERC?PFFERC?DocketDocket?No.No.DOE承認(非FTA向)環境審査(EIS/EAの発表)FERC承認輸出開始予定4:DOE輸出審査申請企業とFERCの審査の整理表(FERCの審査の進展順) 表#申請企業1Sabine?Pass?Liquefaction,?LLC2021Sabine?Pass?Liquefaction,?LLCSabine?Pass?Liquefaction,?LLC64252593Cameron?LNG,?LLCDominion?Cove?Point?LNG,?LPLNGExpansion,FreeportLiquefaction,?LLCFreeportLiquefaction,?LLCSabine?Pass?Liquefaction,?LLCExpansion,LNGL.P.L.P.Cheniere?Marketing,?LLCLake?Charles?Exports,?LLC18Trunkline?LNG?Export,?LLC7Jordan?Cove?Energy?Project,?L.P.andFLNGandFLNG(1)1314(6)(4)(2)(5)182(3)11(7)123456789101112 発表されている計画とは別に、輸出数量の予測はどのようになっているだろうか。米国エネルギー情報局(EIA: Energy Information Administration)の年次エネルギー見通し2014(AEO: Annual Energy Outlook 2014)には、米国からのLNGの純輸出量の見通しが含まれている10。EIAはどちらかというと保守的な見方をすると言われているが、既存の法制や制度等の変更を前提としていない参照ケース(Reference Case)においては、米国が2016年にLNGの純輸出国に転じ、2020年までに新規のLNG液化施設からの輸出量が2.0Tcf、すなわち単純計算で約5.47Bcf/dを上回ると予測している11。表4において輸出開始目標年の調べがついたプロジェクトの輸出数量とEIAのLNGの純輸出量の予測数値とを図にプロットしたものが図2である12。(EIAのデータは純輸出量であるため、各プロジェクトからの累積輸出量と比較したところで厳密に対応したベースとは言えないが、予測と計画を比較する上では多少の参考 10 EIA, “Annual Energy Outlook 2014”, May 7, 2014, Table 13, Natural Gas Supply, Disposition, and Prices 11 2.0Tcf=2,000Bcfを365日で除した。 - 11 - Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 ノはなる。またEIAの予測ではFTA向けと非FTA向けのLNG輸出量は一括されている点に留意されたい。) 既に参照ケースに基づく予測(青線)と計画数量との間には大きな隔たりが生じている。どちらかと言えば、高石油・天然ガス資源ケース(High Oil & Gas Resource Case)の予測(赤線)の方に計画が近づいて来ている(高石油・天然ガス資源ケースは参照ケースによりも技術的回収可能量を多く見積もったシナリオである)。予測と比べてもこれらの計画の旺盛さが際立つと言えよう。もっとも現在計画されているプロジェクトが全て実現できるとは限らない。DOEも述べているとおり、環境審査をクリアしたとしても資金投資や建設がなされるかは保証されないからである。 (単位:Bcf/d) 2:提案中のLNG輸出プロジェクトの輸出予定量(輸出予定年判明分のみ)とEIAのLNG純輸出量見通しとの比較 図2520151050‐5Magnolia?LNG,?LLCSouthern?LNG?Company,?L.L.C.Excelerate?Liquefaction?Solutions,?I,?LLCLNG?Development?Company,?LLC?(Oregon?LNG)Jordan?Cove?Energy?Project,?L.P.Lake?Charles?Exports,?LLC/Trunkline?LNG?Export,?LLCCheniere?Marketing,?LLCSabine?Pass?Liquefaction,?LLCFreeport?LNG?Expansion,?L.P.?and?FLNG?Liquefaction,?LLCFreeport?LNG?Expansion,?L.P.?and?FLNG?Liquefaction,?LLCDominion?Cove?Point?LNG,?LPCameron?LNG,?LLCSabine?Pass?Liquefaction,?LLCSabine?Pass?Liquefaction,?LLCSabine?Pass?Liquefaction,?LLCAEO2014?Liquefied?Natural?Gas?High?Oil?&?Gas?Resouce?CaseAEO2014?Liquefied?Natural?Gas?Reference?Case 本項ではLNG輸出に関するFERCの役割について取り上げた。また、最近DOEが発表した審査手続の変更提案にも触れた。DOEの提案が採用されようとなかろうと米国からのLNG輸出に関するFERCの重要性に変わりはないが、今回の提案によってFERCの役割が一層注目を浴びるようになったとも思われる。しかし、環境審査を行うのはFERCのみに課せられた義務ではない。NEPAに定める通りあらゆる 12 EIAの予測数値はTcfベースであり、Bcf/dベースに直すため1000倍÷365日として計算した。 Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 - 12 - 出典:FERC, DOEホームページ情報、EIA/AEO2014データから作成 .むすびに 6A邦政府機関はその行為の及ぼす潜在的影響に基づき環境審査を行う義務を有している。そのためFERCの環境審査にのみ注目するのは少し特異な状況かもしれない。この点、米国からLNGを輸出するということ自体がそうした特異な状況の源となっているとも考えられよう。 DOEの提案が採用されるかは現時点では不明だが、先に見てきたとおりそれによって恩恵を被るプロジェクトとそうでないプロジェクトが生じることがあり得そうである。特に不利な状況に追い込まれる立場のプロジェクトがどのような反応を取るかがむしろ注目すべきこととも考えられる。 (了) Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 - 13 -
地域1 北米
国1 米国
地域2
国2
地域3
国3
地域4
国4
地域5
国5
地域6
国6
地域7
国7
地域8
国8
地域9
国9
地域10
国10
国・地域 北米,米国
2014/07/08 佐藤 陽介
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