ブラジル:プレソルトライセンスラウンドの詳細を発表
| レポートID | 1004712 |
|---|---|
| 作成日 | 2017-05-23 01:00:00 +0900 |
| 更新日 | 2018-02-16 10:50:18 +0900 |
| 公開フラグ | 1 |
| 媒体 | 石油・天然ガス資源情報 1 |
| 分野 | 企業探鉱開発 |
| 著者 | 舩木 弥和子 |
| 著者直接入力 | |
| 年度 | 2017 |
| Vol | 0 |
| No | 0 |
| ページ数 | |
| 抽出データ | 更新日:2017/5/16 調査部:舩木弥和子 (Platts Oilgram News、International Oil Daily、Business News Americas他) 2017年5月4日、プレソルトのライセンスラウンドに関する詳細が発表された。Petrobras は、対象鉱区の技術データや入札条件等が発表された後30日以内に、先買権を行使するか否かを選択することとなった。Petrobrasが先買権を行使する場合、応札者が提示した政府引取り利益原油の比率が、政府が提示する最低比率と等しければ、Petrobrasは落札したコンソーシアムに参加することになるが、政府引取り利益原油の比率が最低比率を上回れば、Petrobras はコンソーシアムに参加するか否かを入札の場で決定することが可能となる。Petrobrasは先買権を行使しない場合にも、他の企業と同等の条件で入札に参加することができる。なお、ライセンスラウンドの実施時期は、第2次、第3次プレソルトライセンスラウンドともに10月27日、第14次ライセンスラウンドは9月27日とされた。 ?? ? ブラジル政府は2017~19年の間に10回の入札を実施する計画であるが、そのうちの最初の入札である第4次成熟油田ライセンスラウンドが5月11日に実施された。対象鉱区9鉱区のうち、8鉱区が落札され、サインボーナスも797.9万レアル(250万ドル)と、陸上の成熟油田を対象とする入札では過去最高を記録した。 ANPのOddone長官は、2019年までに10回の入札が行われることで、ブラジルでは2027 年までに沖合の300 坑が生産を開始、新規リグ20基、新規生産設備17 基が稼動し、石油パイプライン1,100km、ガスパイプライン600kmが操業を開始する計画で、全てが計画通りに進めば、今後10年でブラジルの石油生産量を200万b/d増加させることが可能であると語った。しかし、今回のプレソルトのライセンスラウンドの規則変更で、入札終了時点まで、Petrobrasが権益を取得するのか否かがはっきりせず、コンソーシアム内の権益保有比率やどの企業がオペレーターを務めるのかも不確かとなる場合が生じるため、石油会社の中には不満の意を示すものがあると伝えられている。 ブラジル:プレソルトライセンスラウンドの詳細を発表 (「Temer政権下で探鉱・開発回復の兆し」続報) .プレソルトライセンスラウンドの詳細を発表 12017年5月3日、Michel Temer 大統領とPaulo Pedrosa鉱山エネルギー大臣がプレソルトのライセンスラウンドに関するDecree 9.041/2017に署名、4日にこれが官報に掲載された。 ブラジルでは、2016年11月に、2010年制定のプレソルト開発法が改正され、Petrobrasは法律で定められたプレソルトエリアの新規鉱区で、権益の最低30%以上を保有し、オペレーターを務める義務を免れることとなった。 今回の規則変更で、Petrobras は、国家エネルギー政策審議会(CNPE:National Energy Policy Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 - 1 - ouncil)が技術データや入札条件等を発表した後30日以内に、対象鉱区について先買権を行使するか否かを決定することとなった。 先買権を行使する場合、Petrobrasは関心のある鉱区のリストと希望する権益保有比率を表明する。CNPEは、Petrobrasの示した比率を考慮したうえで、Petrobrasの権益保有比率(最低30%)とPetrobrasがどの鉱区でオペレーターを務めるかを提案、決定する。その後入札が実施され、政府引取り利益原油の比率が高い企業が落札することになるが、応札者が提示した政府引取り利益原油の比率が、政府が示す最低比率と等しい場合、Petrobrasは落札したコンソーシアムに参加しなくてはならない。応札者が提示した政府引取り利益原油の比率が、政府が提示する最低比率を上回った場合、Petrobras はコンソーシアムに参加するか否かを入札実施中に決定する。Petrobras が参加しないと決めた場合、落札者はオペレーターを選出、権益保有比率を決定する。 先買権を行使することに興味がないとした場合も、Petrobrasは他の企業と同等の条件で入札に参加することができる。 対象鉱区は従来発表されていた通り、第2次プレソルトライセンスラウンドがCarcara、Sapinhoa、Tartaruga Verde、Gato do Matoに隣接する鉱区、第3次プレソルトライセンスラウンドがSantos basin のPau Brasil、Peroba、Campos basinのAlto de Cabo Frio Oeste、Alto de Cabo Frio Central鉱区となっている。 ライセンスラウンドの実施時期は、第2次、第3次プレソルトライセンスラウンドともに10月27日とされた。ちなみに、9つの堆積盆地に位置する291鉱区を対象とする第14次ライセンスラウンドは9月27日に実施される計画である。 表1.プレソルトライセンスラウンド概要 プレソルト 入札 (実施時期) 第1次 (2013/10/21) 対象鉱区 Libra サイン ボーナス (億レアル) 150 政府引取り 利益原油 最低比率 41.65% 可採埋蔵量(bbl) 80~120億 第2次 Carcara隣接 (2017/10/27) Gato do Mato隣接 Sapinhoa隣接 Tartaruga Verde隣接 第3次 (2017/10/27) Pau Brasil Peroba Alto de Cabo Frio Oeste Alto de Cabo Frio Central 30 1 2 1 1 20 3.5 5 22.08% 11.53% 10.43% 12.98% 14.4%* 13.89%* 22.87%* 21.88%* 22億 ― ― ― 41億 53億 ― ― 国内調達比率 探鉱39%、開発(~2021年)55%、(2022年~)59% 探鉱35%、生産30% 探鉱38%、生産60% 探鉱35%、生産30% 探鉱55%、生産65% 探鉱18% 坑井掘削、仕上げ30% 原油回収、輸送40% 生産設備25% *Brentが50ドル/bblで、1坑あたりの生産量が12,000b/dの場合 (各種資料より作成) Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 - 2 - Tインボーナスは合計で、第2次プレソルトライセンスラウンドが34億レアル、第3次プレソルトライセンスラウンドが43.5億レアルとされている。 国内調達比率は、第2次プレソルトライセンスラウンドについては隣接するユニタイゼーションされる鉱区と同比率とされ、第3次ライセンスラウンドについては探鉱18%、坑井掘削、仕上げ30%、原油回収、輸送40% 生産設備25%に国内調達比率が緩和されることとなった。 ANP のDecio Oddone長官は、Carcara 油田隣接鉱区の可採埋蔵量は22億bbl、Peroba鉱区の可採埋蔵量は53億bbl、Pau-Brasil鉱区の埋蔵量は41億bblであるとした。さらに、Alto de Cabo Frio Central、Alto de Cabo Frio Oeste鉱区については地層が複雑であるとしたものの、すべての鉱区の探鉱ポテンシャルが非常に高いと語った。 2.第4次成熟油田ライセンスラウンドで8鉱区を付与 5月11日、ブラジル国家石油庁(ANP)は、陸上3堆積盆地の9鉱区を対象として第4次成熟油田ライセンスラウンドを実施した。Potiguar BasinのNoroeste do Morro Rosado鉱区を除く8鉱区が落札された。サインボーナスは合計で797.9万レアル(250万ドル)と、陸上の成熟油田を対象とする入札では過去最高額となった。落札した企業はいずれもブラジル国内の小規模な企業であった。ANPのDecio Oddone長官は、今回の入札はブラジル陸上の石油産業の再生につながると語った。今回の入札は陸上の成熟油田を対象とし中小規模の企業が参加すると考えられたことから、国内調達比率が課されなかったが、ANPは、小規模企業は国内の業者を利用する傾向にあり、必要とする製品やサービスの約90%が国内の製品やサービスとなるとみているという。 Basin Espirito Santo Potiguar Reconcavo 表2.第4次成熟油田ライセンスラウンド結果 鉱区 Garca Branca Rio Mariricu Irauna Noroeste do Morro Rosado Urutau Aracas Leste Itaparica Jacumirim 落札企業 Petrol Ubuntu Imetame ― Ubuntu Guindastes Brasil Intermodal Newo Guindastes Brasil Intermodal Vale do Quirico Dimensional Engenharia サインボーナス 2.4万レアル 80.9万レアル 7万レアル ― 11.1万レアル 35.8万レアル 571万レアル 13.2万レアル 76.5万レアル (各種資料より作成) Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 - 3 - Iわりに 政府は、2017年に4回、2018年と2019年に各3回のライセンスラウンドを計画しており、2017年から2019年までの3年間に合計10回のライセンスラウンドが実施される予定である。Oddone長官は、2019年までに10回の入札が行われることで、ブラジルは2027 年までに沖合の300 坑で生産を開始、新規リグ20基、新規生産設備17 基が稼動し、石油パイプライン1,100km、ガスパイプライン600kmが操業を開始する計画であるとした。そして、全てが計画通りに進めば、今後10年でブラジルの石油生産量を200万b/d増加させることが可能であると語った。 しかし、今回のプレソルトのライセンスラウンドの規則の変更により、入札終了時点まで、Petrobrasが権益を取得するのか否かがはっきりせず、コンソーシアム内の権益保有比率やどの企業がオペレーターを務めるのかも不確かとなる場合が生じることとなった。これまでに比べPetrobrasを優遇する制度とはなっていないものの、依然として同社に有利な内容であるため、石油会社の中には、今回の変更に不満の意を示すものがあると伝えられており、今後のライセンスラウンドの行方が注目される。 表3.2017~2019年に実施されるライセンスラウンド 時期 ライセンスラウンド(LR) 対象Basin 鉱区数 2017/5/11 2017/9/27 2017/10/27 2017/10/27 2018/5 2018/5 2018 2019下半期 2019下半期 第4次成熟油田LR 第14次LR 第2次プレソルトLR 第3次プレソルトLR 第4次プレソルトLR Espirito Santo、Potiguar、Reconcavo 9鉱区 Santos、Campos、Espirito Santo他 291鉱区 Santos、Campos 4鉱区 Santos、Campos 4鉱区 Santos、Campos 7鉱区 第15次LR Santos、Campos、Foz do Amazonas、Ceara他 第5次成熟油田LR 第5次プレソルトLR 未定 Santos 4鉱区 第16次LR Santos、Campos、Solimoes、Espirito Santo他 2019 第6次成熟油田LR 未定 6鉱区 (各種資料より作成) 以 上 Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 - 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