ページ番号1009867 更新日 令和5年9月20日

探鉱が進むスリナム、Block 58の最終投資決定を2024年に実施か

レポート属性
レポートID 1009867
作成日 2023-08-24 00:00:00 +0900
更新日 2023-09-20 08:54:14 +0900
公開フラグ 1
媒体 石油・天然ガス資源情報
分野 天然ガス・LNG探鉱開発
著者 舩木 弥和子
著者直接入力
年度 2023
Vol
No
ページ数 7
抽出データ
地域1 中南米
国1 スリナム
地域2
国2 ガイアナ
地域3
国3 トリニダード・トバゴ
地域4
国4
地域5
国5
地域6
国6
地域7
国7
地域8
国8
地域9
国9
地域10
国10
国・地域 中南米,スリナム,ガイアナ,トリニダード・トバゴ
2023/08/24 舩木 弥和子
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概要

  • 30以上の油田が発見され、開発が活況を呈しているガイアナに比べ、発見された油田の数は少ないものの、良好な地質状況、油田の規模や有望性、経済条件等から、スリナムも石油会社の関心を集め、探鉱が進んでいる。
  • ガイアナStabroek鉱区の東に位置するスリナムBlock 58では、TotalEnergiesとAPAが2019年以降、相次いで油田を発見、国営石油会社Staatsolieによると、2024年にはBlock 58の最終投資決定が行われる。
  • Block 58の東に隣接するBlock53では、2015年以降、APAが試掘井の掘削を行ってきたが、商業規模の炭化水素を発見できずにいた。しかし、2022年に掘削を行った4坑目の試掘井では油・ガスを確認、現在、評価が行われている。
  • Block 53の南に位置するBlock 52では、PetronasとExxonMobilが試掘井、評価井を3坑ずつ掘削する掘削キャンペーンを計画している。
  • Block 58の北に位置するBlock 42では、これまで掘削された試掘井2坑で商業量の油・ガスを確認できなかった。しかし、オペレーターのShellは2023年に3坑目の試掘井を掘削する計画だ。
  • 浅海8鉱区を対象に実施された鉱区入札SHO Bid Round 2020/2021を契機に、ChevronとShellがBlock 5、ChevronがBlock 7、TotalEnergiesとQatar PetroleumがBlock 6とBlock 8の権益を取得した。Block 5およびBlock 7ではすでに探鉱が行われている。
  • 2022年11月から2023年5月にかけて深海鉱区を対象に実施されたDemerara Bid Round 2022-2023では、6鉱区中3鉱区に入札があった。
  • スリナム沖合で生産されるガスを、同国西海岸沿いに建設される深海港と経済特別区に送るとともに、液化プラント(液化能力:年間400万トン)にも送り、LNG輸出を行う可能性が検討されている。沖合で生産されるガスについては、ガイアナが、両国が協力してガス開発を行う可能性を検討するとし、トリニダード・トバゴとは、両国沖合を結ぶパイプライン建設の実現可能性評価のための包括的調査を実施することで覚書が結ばれた。

 

はじめに

スリナムでは国営石油会社Staatsolieが1982年に陸上Tambaredjo油田、2006年にCalcutta油田、2010年にTambaredjo Northwest油田で原油生産を開始した。これら3油田で生産されるSaramacca原油(API比重16度)の生産量は日量16,000バレル程度と少ないが、スリナムはギアナ三国の中の唯一の産油国として、原油生産という点ではガイアナや仏領ギアナをリードしてきた。しかし、2011年にTullowが仏領ギアナGuyane Maritime鉱区でZaedyus油田を発見、2015年にExxonMobilがガイアナStabroek鉱区でLiza油田を発見し、スリナムは大規模な油田発見という点では他二国の後塵を拝することとなってしまった。ただ、その後、スリナムの良好な地質状況や有利な契約条件等に惹かれ、また、仏領ギアナとガイアナでの油田発見も後押しになって、スリナムでの探鉱に関心を寄せる石油会社が現れ、探鉱が進み、油・ガス田が発見され、開発が検討されるようになっている。

スリナムは、産油国として飛躍するガイアナに続くことができるのだろうか。スリナム主要鉱区での探鉱状況等をまとめた。

図1 ガイアナ、スリナム沖合鉱区図
図1 ガイアナ、スリナム沖合鉱区図
各種資料を基にJOGMEC作成

Block 58:相次ぐ油田発見、2024年に最終投資決定か?

APA(当時はApache)は、2014年のライセンスラウンドでスリナム沖合Block 58(面積:5,836平方キロメートル)を獲得した。2019年12月に、TotalEnergiesが同鉱区の権益の50%を取得してファームインし、2021年1月からはTotalEnergiesが同鉱区のオペレーターを務めている。

Block 58では、2016年に大規模な3D地震探鉱が実施された。その後、2019年から2020年にかけて、TotalEnergiesとAPAが、試掘井Maka Central-1号井、Sapakara West-1号井、Kwaskwasi-1号井、Keskesi-1号井を掘削、いずれの坑井でも油層が確認された。両社は、上記4坑および評価井Sapakara South-1号井の結果から、同鉱区の可採埋蔵量は石油換算17億バレルであるとした。

TotalEnergiesは、2022年2月に、Block 58中央部、Sapakara South-1号井の南東18キロメートル、水深780メートルの海域で掘削したKrabdagu-1号井でネットペイ90メートルの良質な油層を確認したと発表した。さらに、同年6月にはAPAが、Krabdagu-1号井の上部Campanian、下部Campanianの2層でそれぞれ約1億バレル、約8,000万バレルの原油の存在を確認したことを明らかにした。

そして、2023年2月には、TotalEnergiesとAPAが、評価井Sapakara South-2号井の掘削とフローテストに成功したことを明らかにした。APAは、同月にSapakaraとKrabdaguを合わせると埋蔵量は8億バレルを超えると発表、そして、翌3月にはSapakaraの埋蔵量を6億バレル以上に修正したと発表した。同年8月にはAPAが、Krabdagu-3号井で高品質の原油の供給可能性を確認したこと、原油の埋蔵が最初に発見した坑井から14キロメートル先まで広がっていること、同坑井は非常に有望であることを公表した。

Block 58での一連の油田発見は、ガイアナのStabroek鉱区で発見された多くの油田と同じトレンドラインに沿っている。一方、このラインから外れた海域で掘削された坑井については、2021年11月に、試掘井Bonboni-1号井でネットペイ16メートルの油層を確認したが、商業規模の油田ではなかったこと、2022年8月に、試掘井Dikkop-1号井で水を含む砂岩層を確認したこと、そして、同年11月にAwari-1号井が非商業規模の坑井であると判断されたことが発表されている。

このように油田発見が続いたことで、スリナム国内ではBlock 58の開発についての関心が高まっている。これらの油田発見により、スリナムは間もなく原油の商業生産を開始し、2030年までに生産量が日量65万バレルに達する可能性があるとの見方をする向きも出てきている。

StaatsolieのManaging DirectorであるAnnand Jagesar氏は2022年5月に、スリナムはTotalEnergiesがBlock 58の最終投資決定を行うのを待っていると発言した。また、政府関係者が同年7月初めに、TotalEnergiesが年内に最終投資決定を行い、2025年に生産を開始する可能性があると発言した。しかし、同月中旬、TotalEnergiesは、追加掘削の必要があり、Block 58の開発の最終投資決定を行う準備はまだできていないとした。

2023年4月になると、TotalEnergiesが2024年末までにBlock 58の最終投資決定を行うことをStaatsolieが期待しているとの報道があった。そして、同年8月には、Jagesar氏が、Block 58の最終投資決定が2024年に行われることを確認したと報じられた。一方、APAは同月に、2023年末までにスリナム沖合で追加掘削を行う必要はないとしたが、評価作業の完了予定時期については言及しなかった。

なお、TotalEnergiesによると、スリナムBlock 58の損益分岐点はバレル当たり30~35ドルであるという。

図2 Block 58、Block 53、Block 52鉱区図
図2 Block 58、Block 53、Block 52鉱区図
各種資料を基にJOGMEC作成

Block 53:4坑目の探鉱井で初の油・ガス確認

APAは2012年のライセンスラウンドでBlock 58の東に隣接するBlock 53(面積:3,521平方キロメートル)を取得した。その後、CEPSAとPetronasが同鉱区に参入、現在、Block 53の権益保有比率はオペレーターのAPAが45%、Petronasが30%、Cepsaが25%となっている。

Block 53では、2015年と2017年に試掘井Popokai‐1号井とKolibrie‐1号井が掘削されたが、商業量の炭化水素を確認できなかった。APAは2022年に、これまで掘削の行われていなかったBlock 53の北西部で、ドリルシップNoble Gerry de Souzaを用いて、試掘井Rasper‐1号井を掘削したが、結果はドライであった。APAは続けて、同ドリルシップでBlock 53南西端の水深1,140メートルの海域でBaja-1号井を掘削長5,290メートルまで掘削したところ、34メートルの油層を確認、同鉱区で4坑目の試掘井で初の油・ガス確認となった。現在、評価が行われている。

 

Block 52:試掘井、評価井を3坑ずつ掘削する計画

Petronasは2013年4月にBlock 58の東に隣接するBlock 52(面積:4,749平方キロメートル)を取得した。その後、RWE Deaが権益の40%を取得し、ファームインしたが、間もなく、撤退した。2020年5月に、ExxonMobilが権益50%を取得して参入、Petronasは権益の残りの50%を保持し、オペレーターを務めている。

Block 52では、2013年に3D地震探鉱1,800平方キロメートルが実施された。2016年には、探鉱井Roselle-1号井が掘削されたが、ドライであった。2020年には、Maersk Developerリグで探鉱井Sloanea -1号井が掘削長4,780メートルまで掘削され、同年12月に、同井で炭化水素を確認したことが明らかにされた。

PetronasとExxonMobilはBlock 52でさらに掘削を行うため、2023年に入って、環境・社会影響評価案を政府に提出した。両社は、同鉱区で試掘井、評価井を3坑ずつ掘削する計画だ。

 

Block 42:2023年中に3坑目の試掘井掘削を計画

Block 42(面積:6,176平方キロメートル)はBlock 58の東に隣接している。Kosmos Energyが2011年12月に同鉱区の権益100%を取得、2012年6月にChevronが権益50%を取得して参入、2016年にHessがファームインし、3社が等しく権益を保有していた。2020年9月にKosmos Energyがサントメ・プリンシペ、ナミビア、南アフリカ沖のフロンティア探鉱鉱区の権益とともに、スリナムのBlock 42の権益の33.33%をShellに売却することに合意した。その結果、現在、Block42についてはShell、Hess、Chevronが権益33.33%ずつを保有しており、Shellがオペレーターを務めている。

Kosmos Energyは、2018年にBlock 42で試掘井Pontoenoe‐1号井を掘削したが、商業量の油・ガスを確認できず、次に同鉱区で掘削予定の試掘井の掘削を2019年以降に延期した。2022年にShellが2坑目の試掘井Zanderij-1号井を同鉱区の南西の端でNobleのドリルシップMaersk Voyagerを用い掘削、同年10月に同井で油層を確認したことが明らかにされた。この際には、同井の結果は評価中で、さらなる探鉱活動が検討されているとのことであったが、2023年3月、Hessが、同井では商業規模の油・ガスを確認できなかったと発表した。しかし、同鉱区はまだ探鉱の初期段階にあり、Shell、Hess、Chevronの3社はいずれもBlock 42について楽観的であるとのことであった。そして、2023年に試掘井をさらに1坑掘削する計画であるという。

 

浅海鉱区:Chevron、Shell、TotalEnergies、QatarEnergyが参入

Staatsolieは、ガイアナとの境界に近い浅海8鉱区を対象とする鉱区入札SHO Bid Round 2020/2021を実施し、この結果を2021年6月に発表した。Block 5をChevronが、Block 6とBlock 8をTotalEnergiesとQatar Petroleumから成るコンソーシアムが落札した。

Staatsolieは、2021年10月13日、まずBlock 5(面積:2,203平方キロメートル)についてChevronと生産物分与契約(production sharing contract:PS契約)を締結した。Block 5は水深が100メートル以下、面積が2,235平方キロメートルで、PS契約の期間は30年となっている。Chevronはサインボーナス3,087.5万ドルを支払った。Staatsolieは同鉱区の権益40%を取得し、探鉱中の費用はChevronがキャリーし、開発段階に移行すればStaatsolieも費用負担する。

その後、Chevronは、同鉱区の権益60%のうち20%をShellに譲渡することで合意し、同年12月17日、両社はファームアウト契約を締結した。この取引の詳細については明らかにされていないが、Chevronは権益の40%を保持し、引き続きオペレーターを務める。

StaatsolieとChevronは2022年4月26日に、浅海Block7(面積:1,868平方キロメートル)のPS契約を締結した。権益保有比率はChevronが80%、Staatsolieの子会社Paradise Oil Company N.V.(POC)が20%となっている。探鉱期間は8年とされている。探鉱段階での費用はChevronが負担する。また、Chevronはスリナムの企業が提供する材料、サービス、製品を優先的に使用することとされている。

StaatsolieはTotalEnergiesおよびQatarEnergyと、2023年5月8日に、Block 6(面積:1,171平方キロメートル)およびBlock 8(面積:1,400平方キロメートル)のPS契約を締結した。Staatsolieは、子会社 Paradise Oil Company(POC)を通じて40%の参加権を有するが、探鉱段階での費用はTotalEnergiesとQatarEnergyが負担することとされている。契約期間は30年間、探鉱期間は6年間で、探鉱期間の3年目または4年目に最初の探鉱井を掘削する計画とされている。

なお、TotalEnergiesとQatarEnergyのPS契約締結に関する報道によると、Block 5およびBlock 7ではすでに探鉱が行われているとのことであった。

 

Nickerie鉱区:掘削キャンペーンを計画

トリニダード・トバゴを拠点とするDecker Petroleum & Marketingは、2019年5月にStaatsolieと陸上Nickerie鉱区(面積:2,679平方キロメートル)のPS契約を締結した。契約期間は37年で、探鉱期間はうち7年とされている。Decker Petroleum & Marketingは、2023年5月に、同鉱区で探鉱井5坑を掘削することを計画、政府に環境影響評価案を提出するとともに、同じくトリニダード・トバゴのサービス会社Well Services Petroleumに作業を依頼したという。

 

深海鉱区の入札:対象6鉱区中3鉱区に入札

Staatsolieは、深海6鉱区を対象とする入札Demerara Bid Round 2022-2023を2022年11月に開始した。対象鉱区は、北東部沖合Demeraraエリアの水深400メートルから3,500メートルの海域に位置するBlock 63からBlock 68までの6鉱区で、面積は合計で43,965平方キロメートルとなっている。Staatsolieは、6鉱区全てについて、商業開発に移行する際に権益の20%を取得し、ファームインする権利を保有する。2022年11月28日にはデータルームがオープン、2023年5月31日まで入札が受け付けられた。同年6月初めには、6鉱区中3鉱区に入札があったこと、入札の評価を進め、2023年6月30日までに落札者と連絡を取り、生産物分与契約を締結する予定であるとの発表がなされた。落札企業名は契約締結時に開示される予定とされている。

スリナムは、Demerara Bid Round2022-2023に続き、浅海鉱区の入札を2023年に実施する予定としている。

 

天然ガス開発の可能性

ガイアナのStabroek鉱区で発見された油・ガス田で生産される炭化水素は原油の割合が高いのに対し、スリナム沖合で発見されたそれは天然ガスの占める割合が多いとされており、そのため、このガスをどのように開発するかの検討や提案が国内外から寄せられている。

2022年2月、Phoenix Developmentはスリナム沖のガスハブおよびLNGプラントのFEEDサービスに関する契約をダラスのSchwob Energy Services(SES)と締結した。SESは、天然ガス液化プラントとパイプライン接続に加え、配送・貯蔵・積み出し設備からなるハブの建設計画の策定を支援することに合意、沖合で生産されたガスを、スリナムの西海岸沿いに建設される深海港と経済特別区に送るとともに、液化プラント(液化能力:年間400万トン)にも送り、LNG輸出を行う可能性も検討するという。さらに、水素の製造・貯蔵・積み出し設備を設置することも検討されるという。FEED契約の金額や、施設建設予定地については明らかにされなかったが、Phoenix Developmentのwebsiteには、スリナム西部のNickerie港にこの機能を持たせる計画が示されている。なお、Phoenix Developmentは2011年11月に、効率的な港湾システムの調整に貢献することを目的として設立された国営企業N.V. Havenbeheer Suriname/Suriname Port Management Companyと深海港と経済特別区を開発する契約を締結している。

2023年5月下旬には、ガイアナのJagdeo副大統領が、ガイアナは、スリナムと協力してガス開発を行う可能性を検討すると述べた。ただし、これまでのところ、ガイアナとスリナムが共同でガスを開発するという具体的な計画はなく、また、スリナムやスリナム沖合で探鉱中の石油会社からは、両国によるガスの共同開発についてのコメントはない。

一方、トリニダード・トバゴからも、2022年6月に、トリニダード・トバゴの国営ガス会社National Gas Company of Trinidad and Tobago Limited(NGC)の完全子会社であるNational Energy Corporation of Trinidad and TobagoのVernon Palto社長が、スリナムの天然ガス開発は、70億ドルから100億ドルの費用と少なくとも10年の年月を必要とし、沖合油・ガス田からパイプラインでトリニダードにガスを輸出し処理することがより現実的な選択肢であるとの発言があった。2023年7月には、スリナムとトリニダード・トバゴが、エネルギー協力に関する覚書に調印した。まだ、予備段階の覚書ではあるが、両国沖合を結ぶパイプライン建設の実現可能性評価のための包括的調査を実施することが規定された。スリナム政府は、ガイアナ、トリニダード・トバゴとの3カ国間の戦略的協力を促進する目的で、3カ国会議を開催する計画を明らかにした。

 

終わりに

Stabroek鉱区で30以上の油田が発見され、着実に開発が行われているガイアナに比べ、スリナムでは、発見された油田の数も少なく、いまだに油田開発の最終投資決定も行われていない。しかし、良好な地質状況や発見された油田の規模や有望性、経済条件等から確実に石油会社の関心を集めており、探鉱や評価作業が続けられており、今後の動向が注目される。

 

以上

(この報告は2023年8月18日時点のものです)

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