ページ番号1010495 更新日 令和7年5月22日

「ADNOC-JOGMECフォーラム」の開催について

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レポートID 1010495
作成日 2025-05-22 00:00:00 +0900
更新日 2025-05-22 09:52:03 +0900
公開フラグ 1
媒体 石油・天然ガス資源情報
分野 技術
著者
著者直接入力 對馬 和希
年度 2025
Vol
No
ページ数 8
抽出データ
地域1 グローバル
国1
地域2
国2
地域3
国3
地域4
国4
地域5
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国6
地域7
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地域8
国8
地域9
国9
地域10
国10
国・地域 グローバル
2025/05/22 對馬 和希

フォーラムのキャッチフレーズ: The Legacy of Oil & Gas to a Sustainable Future -UAE and Japan Collaborate on Clean Energy Solutions-
 

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概要

JOGMECは2025年1月15日、アラブ首長国連邦(以下「UAE」という。)アブダビにおいてアブダビ国営石油会社(以下「ADNOC」という。)及び本邦企業関係者を招き、ADNOC-JOGMECフォーラムを開催しました。キャッチフレーズは、長年に亘りアブダビで操業してきた本邦企業が築き上げたレガシーを礎としつつ、今後の協力関係が水素・アンモニアや再生可能エネルギー等の新しい分野にも発展していくことへの期待を込めています。本記事では本フォーラムの概要についてご紹介します。

 

1. 開催目的

ADNOCとJOGMECは2000年1月に基本合意書(Memorandum of Understanding、以下「MOU」という。)を締結し、石油・天然ガス上流分野における技術協力・人材育成強化を進めています。例えば、地質・物理探査・地化学・ジオメカニクス・環境対策技術における共同研究を実施したほか、JOGMECの海外技術者研修には、ADNOC及びADNOC関係企業から、これまで約600名の研修生を招聘した実績があります。また2023年7月にはCCS/CCUSやメタン管理等に関する新しい技術協力分野を追加したMOUに改定し、現在も良好な関係を構築しています。

今般、上記ADNOC-JOGMECの協力関係の維持・強化に資するのみならず、本邦企業のアブダビにおけるこれまでの貢献のアピールや技術紹介を通して、ADNOCと本邦企業との新たな関係構築を目指して本フォーラムを企画・開催しました。

なお、本件についてはJOGMECのニュースリリース[1]にて開催報告を掲載していますが、本記事では各講演の概要をご紹介します。

 

2. フォーラム概要

本フォーラムはUAEアブダビに位置するAbu Dhabi Energy Centerで開催し、ADNOCグループから87名、在UAEの本邦企業等から106名の皆様にご来場いただきました。加えて経済産業省資源エネルギー庁(以下「METI」という。)の和久田資源・燃料部長、在UAE日本国大使館の中川公使に来賓としてご出席いただきました。また、開催直前の2025年1月上旬にADNOC内で局長(Executive Director)級の異動や大規模な組織改編が行われたことにより、ADNOCから出席が想定されていた局長やExecutive Vice Presidentの参加は得られなかったものの、Senior Vice Presidentを含む多くの方々にお越しいただきました。

はじめにADNOC、METI及びJOGMECより開会挨拶が行われた後、在アブダビ本邦企業からこれまでのアブダビに対する貢献や、低炭素関連技術・人工知能(AI)技術等が紹介されるとともに、ADNOC側より今後の技術・AI戦略の紹介があり、双方向の情報共有を行うことができました。全講演終了後には、フォーラム出席者及びADNOC関係者を招いたネットワーキングレセプションを開催しました。

会場ロビーにおいては、(一社)茶道裏千家淡交会アブダビ協会による茶道デモンストレーション、在UAE日本国大使館による大阪・関西万博の案内、日本政府観光局による日本観光案内、KUMON及びアブダビ日本人幼稚園による教育案内、Summit Trading Company LLCによる日本のおせち料理の紹介等のエキシビションを設置し、日本文化の紹介も行いました。

表: ADNOC-JOGMECフォーラムのプログラム
セッション 時間 講演タイトル/講演者
キーノート 10:00~10:05 主催者挨拶 JOGMEC理事長 髙原 一郎
10:05~10:10

共催者挨拶 ADNOC, Senior Vice President, Offshore Field Development, Mr. Ahmed Bin Amro

10:10~10:15 来賓挨拶 経済産業省資源エネルギー庁資源・燃料部長 和久田 肇 様
10:15~10:25 記念撮影

レガシーから
未来へ

10:25~10:55

ADOCの歴史的な歩みと将来のビジョン

アブダビ石油株式会社 油層エンジニア Ms. Sara Al Zedjali ほか5名
10:55~11:25

Bunduq社の55年の歩みと今後の道

Bunduq Company Limited 開発部長 高橋 優志 様
11:25~11:55

アブダビとの信頼の絆

ジャパン石油開発株式会社 事務代表 石川 典嗣 様
11:55~12:25

For the Next Legacy

中東三井物産株式会社 アブダビ事務所長 山野 総 様
キーノート 12:25~12:40

ADNOCの今後の事業戦略

ADNOC, Vice President, Growth Development, Mr. Mohamed Al Hashemi
12:40~13:30 ランチ
ビジネス
/CN/AI
13:30~13:55

JBICファイナンス、UAEと日本の未来をナビゲート

国際協力銀行 ドバイ駐在員事務所 首席駐在員 北村 健一郎 様
13:55~14:20

アブダビ低炭素鉄ハブプロジェクト

伊藤忠中近東会社 グリーンプロジェクトプロジェクトマネジャー 影井 秀樹 様
14:20~14:45

発電・エンジンのためのアンモニアによるエネルギー変換

株式会社IHI 資源・エネルギー・環境事業領域 技監 藤森 俊郎 様
14:45~15:10

カーボンニュートラルな未来に向けた日本ガイシのイノベーション:包括的な概要

NGK EUROPE GmbH 新価値事業担当ディレクター Dr. Frank STRIEBEL
15:10~15:20 コーヒー・ブレイク
15:20~15:45

エネルギー産業におけるAI・デジタルツインの活用事例

日本ディープラーニング協会 理事 (エヌビディア合同会社 エンタープライズ事業本部長) 井﨑 武士 様
15:45~16:10

AIバリューチェーン全体にわたるイノベーション

株式会社Preferred Networks ソリューション部門 Mr. Karim Hamzaoui
16:10~16:30

ADNOC上流部門におけるAIとデジタル化に向けて

ADNOC, Digital Surface solutions, Advisor, Mr. Elfadl Ibrahim
16:30~18:00 ネットワーク・レセプション

 

3. 開会挨拶(主催者及び来賓)

以下に、ADNOC(共催者)、METI(来賓)、及びJOGMEC(主催者)からの開会挨拶をご紹介します。

 

ADNOC: Mr. Ahmed Bin Amro SVP

フォーラムの開催にあたりJOGMEC関係者に謝意を述べられました。そして、日本とUAEとのエネルギー供給関係、また日本企業とのプロジェクト価値の最大化に関する長期的なパートナーシップが埋蔵量追加や効率的な生産、低炭素化に寄与してきたことに触れました。さらに、2025年以降の協力に向け、ADNOCが特に注力する分野としてCCUS事業とAI技術分野が重要であり、また原子力開発やマングローブ植林など、石油ガス分野にとどまらない幅広い取り組みを進めていきたい旨発言されました。

写真1:Mr. Ahmed Bin Amro
写真1:Mr. Ahmed Bin Amro
(ADNOC, Senior Vice President, Offshore Field Development)

METI: 和久田 資源・燃料部長

フォーラムの開催にあたり関係者に謝意を述べられました。そして、日本にとってUAEはエネルギー安全保障上の最重要国であり、両国でのエネルギー分野における協力は原油供給と自主開発を通じて50年以上の歴史があるため、今後も良好な関係性を継続していきたい旨を発言されました。加えて本フォーラムを通じて、日本企業とADNOCを始めとするUAE企業がこれまで築いてきた信頼関係の基盤を確認するとともに、AI等新たな分野においても更なる協力が進む契機となることを大いに期待すると述べられました。

 

JOGMEC: 髙原理事長

フォーラムの開催にあたりADNOC及び本邦企業講演者、ご来場の皆様に対し感謝を表明しました。また本フォーラム前日に出席したWorld Future Energy Summitにて、友好の証としてADNOCから頂戴したスカーフを紹介しました。続いて、日本は2011年の東日本大震災以降、原子力発電が一時的に稼働を停止し、エネルギー分野の脆弱性が浮き彫りになったため、あらためてUAEとの関係の重要性を強く認識したことに触れました。そして、UAEは日本にとって最大の原油輸入国の1つであり、本フォーラムを通してADNOC-JOGMEC及び日本企業とのエネルギー分野における協力関係がより強くなることを歓迎しました。

左 写真2:和久田 肇 経済産業省 資源エネルギー庁 資源・燃料部長/右 写真3:髙原 一郎 JOGMEC理事長
左 写真2:和久田 肇 経済産業省 資源エネルギー庁 資源・燃料部長/右 写真3:髙原 一郎 JOGMEC理事長
(出所:JOGMEC事務局)

4. 講演

以下に各講演の概要をご紹介します。

 

ADOCの歴史的な歩みと将来のビジョン: アブダビ石油株式会社 油層エンジニア Ms. Sara Al Zedjali ほか5名

ADOC(Abu Dhabi Oil Co., Ltd.:アブダビ石油株式会社)からは、講演代表者であるMs. Sara Al Zedjali他5名がステージに登壇し、1967年のCA(Concession Agreement)締結から2012年のCA更新、2023年の生産50周年までの歴史、CO2排出削減への取り組み(ガスタービン発電機の交換、太陽光発電の設置、マイクロCCS)、マングローブの植林、日本語教室・文化/人材交流に関するアブダビへの貢献、近代遺産として認定されたADOCオフィス建造物について紹介されました。

 

Bunduq社の55年の歩みと今後の道: Bunduq Company Limited 開発部長 高橋 優志 様

講演ではBunduq社が1970年に創設され、2020年に創立50周年、2025年に創立55周年を迎えたことが紹介されました。そして1981年以降自社が操業するEl Bunduq油田の概要(2025年で生産開始から50周年(1975年に原油生産を開始)を迎える)、本油田が位置するUAE及びカタールとの関係性、これまでの生産プロファイル、生産予測、そして今後の生産井・水圧入井の掘削キャンペーンや未開発ガス貯留層の検討について紹介されました。

 

アブダビとの信頼の絆: ジャパン石油開発株式会社(JODCO) 事務代表 石川 典嗣 様

講演ではINPEXが子会社のJODCOを通じて、アブダビで石油開発事業を行っており、2023年2月にJODCOが創立50周年を迎えたことが紹介されました。そして、1)これまでの50年間における石油開発(上部ザクム油田等への参画)とアブダビへの社会貢献(教育・環境保護・文化交流)、及び2)次なる50年に向けて石油・ガス開発の拡大に加えクリーンエネルギー事業や社会貢献への取り組みが紹介されました。さらに1980年代の原油販売に関する困難に対し、日本の国家備蓄への供給やアブダビによる価格決定方式の見直しといった、日UAE双方の協力により克服したことを例に、信頼に基づく協力関係の重要性を強調されました。

 

For the Next Legacy: 中東三井物産株式会社 アブダビ事務所長 山野 総 様

三井物産は、1973年のDas LNGプロジェクト参画以来ADNOCと50年間の協力関係があり、とりわけ初めてのLNG事業参入がUAEだったことから、本プロジェクトに対し「最初の先生」のような特別な思いを抱いていることを言及されました。直近では、ルワイスLNGやクリーンアンモニア製造事業に参画することで「新たなレガシー」をつくっていくことを目指し、今後は、既存のビジネスを継承しつつも次世代のクリーンエネルギービジネスを発展させていくという展望を示されました。

 

ADNOCの今後の事業戦略: ADNOC, Vice President, Growth Development, Mr. Mohamed Al Hashemi

2016年に発表した2030年成長戦略をもとに、特に国家成長を担保する知識の獲得に関する責任を担い、「デジタル化」を一つの柱としてきたことが紹介されました。加えて2027年「最大生産・最小排出量」達成のスローガンのもと、2027年500万b/dを目指す生産量拡大プロジェクト(AiP5)の加速、ガス埋蔵量のさらなる活用、圧入水のマネジメント、AIベースの資産管理の自動化を推進していくことについて紹介されました。

 

JBICファイナンス、UAEと日本の未来をナビゲート: 国際協力銀行 ドバイ駐在員事務所 首席駐在員 北村 健一郎 様

JBICの投資金融によるファイナンスや水素アンモニアサプライチェーン支援について紹介されました。具体的には2024年7月に30億米ドルをクレジットラインとするGreen United LoanをADNOCとの間で締結したほか、2024年6月には三井物産が参画しているアンモニア製造プロジェクト向けに1200万米ドルの融資契約を締結したことが説明されました。とりわけGreen United LoanはADNOCを通じて中央アジアやアフリカなどの第三国プロジェクトにも融資可能であり、またエネルギートランジションやAIなどの新分野への支援も目指しており、JBICファイナンスを通じてUAEと日本の新たな協力を開拓したいと強調されました。

 

アブダビ低炭素鉄ハブプロジェクト: 伊藤忠中近東会社 グリーンプロジェクト プロジェクトマネジャー 影井 秀樹 様

EMSTEEL(UAE鉄鋼最大手)と共同で推進している低炭素還元鉄のサプライチェーン構築について紹介されました。本件は伊藤忠商事のブラジル等への高品位鉄鉱石投資を軸にし、生産国ブラジル・加工国UAE及び需要国日本をつなぐプロジェクトとして推進されるもので、製鉄過程で排出されるCO₂はCCUSによる処理が検討されているほか、将来的には水素還元法によるCO2排出ゼロ実現を構想していることなどに言及されました。

 

発電・エンジンのためのアンモニアによるエネルギー変換: 株式会社IHI 資源・エネルギー・環境事業領域 技監 藤森 俊郎 様

アンモニアは水素輸送効率に優れており、日本政府が2050年までに一次エネルギーの10%を水素アンモニアに置き換えるという長期ビジョンを掲げているため、IHIは2030年までにアンモニア発電技術開発を完了させ、世界のエネルギー供給・発電技術プロバイダーと連携して、アンモニアベースのエネルギー供給を実現することを目指す、といったアンモニアのバリューチェーン及び発電技術の現状と展望について紹介されました。

 

カーボンニュートラルな未来に向けた日本ガイシのイノベーション:包括的な概要: NGK EUROPE GmbH 新価値事業担当ディレクター Dr. Frank Striebel

NGK(日本ガイシ株式会社)は1919年創業のセラミックメーカーであり、講演では将来のカーボンニュートラル社会を実現する製品の開発(直接空気回収技術(DAC)、固体酸化物形水電解装置(SOEC)、CO2を分離するサブナノセラミック膜、定置用電池(NAS電池))を中心に取り組んでいることが紹介されました。

 

エネルギー産業におけるAI・デジタルツインの活用事例: 日本ディープラーニング協会 理事 (エヌビディア合同会社 エンタープライズ事業本部長) 井﨑 武士 様

日本ディープラーニング協会における国内人材開発の取り組み、エヌビディア社の取り組み事例も含め、エネルギー業界でのAIの活用事例について説明されました。エヌビディア社では、ハードウェアの能力を引き出し、アプリケーション開発を容易にするソフトウェアを多数提供することで付加価値をつける取り組み、ならびにデジタルツイン(仮想空間上でシミュレーションを行う方法)適用に関するアイデアについて紹介されました。

 

AIバリューチェーン全体にわたるイノベーション: 株式会社Preferred Networks ソリューション部門 Mr. Karim Hamzaoui

Preferred Networks社では、日本語/日本特有の知識においてトップクラスの性能を誇る大規模言語モデル(PLaMo)の開発にとどまらず、AI計算を支える世界最高水準の電力性能を持つAI半導体(MN-Core)の開発も進めていることが紹介され、その背景には生成AI技術の凄まじい進化に伴い、必要とされる計算量も増大していることについて紹介されました。さらに、エネルギー業界ではENEOS株式会社と共同で、材料探索のための原子シミュレーションのグローバル展開やプラントの自動化システムの開発にも注力していることも紹介されました。

 

ADNOC上流部門におけるAIとデジタル化に向けて: ADNOC, Digital Surface solutions, Advisor, Mr. Elfadl Ibrahim

ADNOCは2017年以降、上流分野のデジタル化を推進し、2022年には上流分野で世界初となるAI関連のジョイントベンチャーであるAIQを設立したことが紹介されました。ADNOCでは生産量拡大プロジェクトにAiP5とミッション名をつけ、より資産管理プロセス全体の自動化を進めていく方針で、デジタル化の過程において、2027年までに20-25%の掘削効率改善、5-20%の設備コスト削減等の目標も盛り込まれていることについて説明されました。さらに既に97件のAI活用ユースケース(生成AI導入等も含め)が優先され、取り組みが進められていることも紹介されました。

写真4:フォーラムの様子
写真4:フォーラムの様子(出所:JOGMEC事務局)
写真5:ADNOC VIP及び講演者の集合写真
写真5:ADNOC VIP及び講演者の集合写真(出所:JOGMEC事務局)

5. ネットワーキングレセプション・日本文化紹介

ネットワーキングレセプションはフォーラム会場に隣接したロビーでフォーラムに引き続き開催しました。会場ロビーにおいては、(一社)茶道裏千家淡交会アブダビ協会によるお点前のデモンストレーションや、在UAE日本国大使館による大阪・関西万博の案内、日本政府観光局による日本観光案内、KUMON及びアブダビ日本人幼稚園による教育案内、Summit Trading Company LLCによるおせち料理などに関するプレゼンテーションといった日本文化の紹介により、来場者の交流の場に彩りを添えていただきました。

写真6:一般社団法人茶道裏千家淡交会アブダビ協会による日本文化の紹介
写真6:一般社団法人茶道裏千家淡交会アブダビ協会による日本文化の紹介
(出所:JOGMEC事務局)

6. おわりに

本フォーラム終了後、ADNOC側の講演者の調整等を担当されたVice Presidentやその他参加者の方より、ご講演いただいた各本邦企業及びJOGMEC事務局への感謝に加え、今後UAE-日本間でハイレベルな関係構築が進むことを望むこと、日本企業がアブダビ建国時から(今般報告があった)事業を進めていることをこれまで知らなかったので大変良い機会であったこと等、好意的なコメントを複数いただくことができました。

ADNOCとの共催による今般のような大規模な海外におけるフォーラム開催はJOGMECにとって初めてのことであり、各種ロジ等で至らなかった点も多かったかと思いますが、ご講演いただいた皆様やご出展いただいた皆様の様々なご協力のもと、無事に開催できたことに感謝申し上げます。

JOGMECは引き続き、このような資源外交や本邦企業の皆様への支援に取り組み、我が国への天然資源の安定供給に向けて、UAEをはじめとする産油ガス国との関係強化に一層注力して参ります。

 

参考文献


[1]JOGMECニュースリリース:【開催報告】アラブ首長国連邦にて、アブダビ国営石油会社とADNOC-JOGMEC Forumを開催(https://www.jogmec.go.jp/news/release/news_08_00085.html(外部リンク)新しいウィンドウで開きます

 

以上

(この報告は2025年5月22日時点のものです)

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