2021年6月
天然ガス・LNG価格動向
直近の値動き
- 北東アジアのアセスメントされたスポットLNG価格JKM(期近分)は、5月中旬に100万Btu当たり10米ドル台に達した後、6月中旬には12米ドルに達し、6月下旬に12米ドル台半ばを推移している。高値となっている要因として、2021年に入ってから北東アジア地域の旺盛なLNG需要が挙げられ、特に中国は1-5月の累計で同年前期比30%増となり、日本の累計輸入量を上回っている。加えて、一部LNG生産設備の不調、炭素排出権取引価格の上昇に伴う堅調な欧州ガス市場の影響が挙げられ、2021年6月中旬以降は2014年以来の最も高い水準で推移している。
- JOGMECは5月の日本着スポットLNG月次価格(速報)について、5月に契約がなされて同月以降に日本に入着するスポットLNG取引の平均価格(契約ベース)を9.6米ドル(4月比1.3米ドル上昇)と発表した。同月中に日本に入着したスポットLNG取引の平均価格(入着ベース)は報告者が1社以下であったため、非公表となった。
- HHは、5月に2ドル台後半で推移した後、6月上旬に3ドル台に達して以降も徐々に上昇を続け、6月下旬は3米ドル前半近辺で推移している。米国ガス価格の上昇について、米国エネルギー情報局(EIA)によれば、価格優位性のある米国産LNG輸出量の増加と、国内の経済活動再開に伴う天然ガス消費の増加が主な要因として考えられる。また、今後、天然ガス価格の上昇のため火力発電燃料が石炭に切り替わり、天然ガスの使用量が抑制されるとEIAは予測している。
- TTFは、5月に8米ドル後半から9米ドル前半で推移した後、6月上旬に10米ドル台に達し、下旬は10米ドル台後半を推移している。高値圏で推移している要因の一つとして、欧州での冬季に向けた地下貯蔵へのガス充填が遅れていることが挙げられる。また、炭素市場での排出権価格が前年同期比で約3倍に上昇しており、石炭から天然ガスへの転換が促され、欧州ガス価格を押し上げているとみられる。
- 財務省貿易統計速報に基づくと、2021年5月の日本平均LNG輸入価格は8.38米ドルであった。供給地域別では、ASEAN地域産が7.85米ドル、米国産は8.30米ドル、ロシア産が8.04米ドル、中東産が8.40米ドルであった。また、5月の各国の平均輸入価格は、中国7.37米ドル、韓国7.84米ドル、台湾7.35米ドルで、日本はこれを上回った。6月の原油価格は1バレル当たり70米ドルを上回って推移していることから、LNG輸入量の大宗を原油価格リンクの長期契約が占める日本ではLNG平均輸入価格の上昇が今後見込まれる。
- 5月の日本のLNG輸入量は、495万トンと前年同月比で8%増加し、1-5月のLNG輸入量は3,318万トンと前年同期比で7%増加した。中国の5月のLNG輸入量は703万トンと、前年同月比で36.5%増加し、前月に引き続き日本の輸入量を上回った。韓国のLNG輸入量は341万トンと、前年同月比で15%増加した。台湾は182万トンと前年同月比29%増となった。これら4市場合計のLNG輸入量は、2020年1月以降、連続して前年同月比を上回り、1-5月の累計で、9,445万トンと前年同期比15%増加となった。
中長期の値動き
- JKMは、2020年1月以降、供給拡大と需要増加ペースの失速により下落基調となり、2020年4月末には史上最安値の1.83米ドルを記録した。5月以降2米ドル台が続いたが、8月に入り複数の生産設備での供給障害により上昇基調に転じ、12月には10米ドル台を超え、2021年1月には寒波の影響で需要が急増し32.5米ドルの史上最高値を付けた。その後、価格は急落して2月下旬にかけて5米ドル台まで下落、3月に入り上昇基調に転じて以降は、高値で推移する欧州ガス市場にも牽引され、6月に12米ドルまで上昇した。
- 日本平均LNG輸入価格は、輸入量の大宗を占める長期契約が原油価格にリンクしていることから2020年3月以降の原油価格急落の影響により、8月から10月にかけて2005年1月以来の低水準となる5米ドル台まで下落、その後原油価格の回復に伴い、12月には7米ドル台に上昇した。堅調な原油価格の値動きに応じて、2021年2月には9米ドル半ばまで上昇後、3月は7米ドル半ばまで下落、4月は7米ドル後半、5月は8米ドル前半へと上昇して推移している。
価格情報についてはファイルでのダウンロードサービスはありません。なお、上図については、S&P Global Plattsの情報が含まれることから、閲覧に際しては後述する内容にご同意いただくこととなります。
(出典)
米国HH(Henry Hub)価格: NYMEX Futures and Options, CME Group
蘭TTF(Title Transfer Facility)価格:ICE Endex, Intercontinental Exchange
JKM: LNG Japan/Korea Marker© 2021 by S&P Global Platts, a division of S&P Global Inc.
JOGMECスポットLNG価格:JOGMEC「日本着スポットLNG月次価格」、2021年3月までは経済産業省「スポットLNG価格調査」を出典とする
日本平均LNG輸入価格: 財務省貿易統計をもとに作成
EUA(EU ETS): ICE Endex, Intercontinental Exchange
上記閲覧に際しては、以下について同意することとなります。
- Platts情報はS&P Global Plattsによって作成されています(出典:© 2021 by S&P Global Platts, a division of S&P Global Inc. All rights reserved)。
- Platts情報を内部目的にのみ使用することに同意します。またインターネット、イントラネット、またはその他のネットワークを含むあらゆる形式または手段で、Platts情報をいかなる目的でも第三者に保存、複製、またはさらに配布しないことに同意します。
- Platts、その関係会社およびそれらのすべての第三者ライセンサーが、Platts情報、および特許、企業秘密、著作権、商標権(登録有無に関わらず)を含むすべての知的財産権を所有していることに同意します。
- Platts、その関係会社およびそれらのすべての第三者ライセンサーは、すべてのPlatts情報、データ、またはそれらの使用や実行によって得られた結果を含む、Platts情報に関する特定の目的または使用に対する商品性または適合性を含むすべての保障について、明示または黙示に関わらずすべての保障を否認します。Plattsまたはその関係会社あるいはそれらの第三者ライセンサーのいずれも、Platts情報またはその構成要素についての通知または通信の妥当性、正確性、適時性または完全性を保証しないものとします。Platts、その関係会社およびそれらの第三者ライセンサーは、Platts情報のいかなる誤差、脱漏または遅延についても、いかなる損害賠償または法的責任も問われないものとします。Platts情報およびそのすべての構成要素は、「現状の有り姿」として提供され、JOGMECウェブサイトのPlatts情報の使用は購読者自身の危険負担で行われるものとします。Platts情報は金融またはその他の専門的なアドバイスとみなされるべきではありません。
- 上記記載内容に関わらず、いかなる場合も、Platts、その関係会社またはそれらの第三者ライセンサーは、利益の損失、取引損失、または損失時間や事業上の信用の損失を含むがこれに限定されないいかなる間接的損害、特別損害、付随的損害、懲罰的損害、または派生的損害について、たとえかかる損害の可能性について知らされていたとしても、契約の記述、不法行為(過失を含む)、厳格責任または別の方法のあるなしを問わず、決して責任を負わないものとします。またPlatts、その関係会社およびそれらの第三者ライセンサーは、第三者によるJOGMECウェブサイトに対するいかなるクレームにつきましても責任を負わないものとします。
天然ガス・LNG在庫動向
日本
- 2021年2月末の国内LNG在庫量は408万tで、前月比29.3%、93万tの増加、前年同月比8.2%の減少となった。LNG在庫量は2020年7月以来、過去5年平均値を上回る水準まで回復した。また、LNG受入量は都市ガス用・発電用ともに前月から減少したものの、LNG消費量は都市ガス用・発電用ともにLNG受入量を上回る減少を記録したため、LNG在庫量は増加した。
- 2月末のガス事業用LNG在庫量は152万tで、前月比21.1%増、前年同月比では19.6%の減少となった。2月の都市ガス用LNG消費量は前年同月比14.5%減の306万t、都市ガス用LNG受入量は前年同月比14.1%増の333万tだった。
- 2月末の発電燃料用LNG在庫量は256万tで前月比34.8%増、前年同月比0.3%の増加となった。2月の発電燃料用LNG消費量は、前年同月比で17.7%減の416万t、発電燃料用LNG受入量は、前年同月比で6.3%減の525万tであった。
(出典)
経済産業省「ガス事業主生産動態統計」及び「電力調査統計・火力発電燃料実績」をもとに作成したもので、これら月末在庫を合算した値を国内在庫としてみなしたもの。なお、利用可能なデータは2008年1月以降のものであるため、過去5年平均は2013年1月分から計算している。
米国
- 2021年6月11日の米国天然ガス地下貯蔵有効稼働ガス在庫は、米国エネルギー情報局(EIA)のデータによると、2.43 Tcfで前月比15.6%増となった。在庫量は2020年の同時期と比較すると16.1%低く、過去5年平均値を126 Bcf下回っているが、2020年11月以降は過去5年のレンジに入っている。
- EIAが2021年6月に発表した月例の短期エネルギー展望(Short-Term Energy Outlook)によると、5月の在庫は2.4 Tcfで、過去5年間の平均より3.0%低いと予測している。2月中旬の異常寒波により、天然ガスの生産量が減少したため、2020年-2021年の冬の天然ガス払い出し量は過去5年間の平均を上回っている。EIAは天然ガスの在庫量は2021年の天然ガス貯蔵シーズンが終わる10月末には過去5年平均水準である3.6Tcfを上回ると予測している。
(出典)
米国エネルギー情報局(U.S. Energy Information Administration, EIA)のデータをもとに作成
欧州
- 2021年6月19日現在のAggregated Gas Storage Inventory(AGSI+)加盟各社中の欧州連合(EU)・英国各社が有する欧州天然ガス地下貯蔵在庫は494 TWhであった。在庫量は前月比において30.5%増、前年同期比では42.4%減少し、同時期の過去5年平均値よりも149.5 TWh低い。貯蔵容量に対する充填率は、2021年6月19日時点で44.3%であり、前年同期の77.4%より低く、さらに過去5年間平均値である54.1%を下回っている。
- 2021年6月1日から19日までの欧州天然ガス地下貯蔵量は過去5年間の平均レンジ内であったが、下限に近い数値である。冬季に北東アジア地域での寒波によるスポットLNG価格の急騰により、欧州が前年同期ほどにLNGを調達することができず、現在もガス貯蔵量は前年同期よりも遥かに下回っている。
(出典)
Aggregated Gas Storage Inventory(AGSI), Gas Infrastructure Europeのデータをもとに作成。なお、利用可能なデータは2011年1月以降のものであるため、過去5年平均は2016年1月分から計算している。
- 2021年6月19日現在のAggregated LNG Storage Inventory(ALSI)加盟各社(11か国、18社)が有する欧州LNG在庫量は477万m3(液体ベース)であり、前月比において7.2%増加した。前年比においては4.4%減少しているが、過去5年平均値より9.3%上回っている。
(出典)
Aggregated LNG Storage Inventory(ALSI), Gas Infrastructure Europeのデータをもとに作成。なお、利用可能なデータは2012年1月以降のものであるため、グラフ中の過去10年平均及び過去10年平均幅の値については、5年未満の値が含まれる。
天然ガス・LNGプロジェクト動向
ハイライト
- 世界のLNGプロジェクトでは、クリーンなLNGをさらにクリーンでグリーンなものにするための取り組みが次々と行われている。豪Woodside は、Pluto LNGに太陽光発電を導入することを発表した。米Cheniere Energy は、天然ガス生産者と協力してGHGフットプリントの情報を改善する計画を明らかにしている。 米Venture Global LNG は自社複数のLNGプロジェクトでのCCS計画を発表した。ロシア、カナダのLNGプロジェクト推進企業も、脱炭素化に積極的に取り組む姿勢を見せている。
アジア・オセアニア地域
- 韓国ガス公社Kogasは2021年5月28日、 GS Caltex とLNG超低温を利用した液体水素生産に関してMOUを締結したことを発表した。年間1万トンの生産容量を持つ液体水素ステーションが、ソウル首都圏、将来は同国中部地域に液体水素を供給することとなる。水素はLNGから抽出され、LNG超低温を利用して液化、貯蔵される。
- 中国の北京ガスグループ(Beijing Gas Group)は2021年5月31日、上海石油天然ガス取引所に、2023年から2032年までのLNG調達の関心表明公告を公告、供給オファーの提出期限は2021年7月21日としている。
- ノルウェー Crown LNG Holding AS は2021年6月9日、インドのカキナダ沖11 kmの海底に設置する重力着底式構造(GBS)型LNG基地計画を発表した。同基地は年間720万トンの気化容量で建設され、2022年のFIDに向け作業を進めている。
- インド H-Energy は2021年6月16日、バングラデシュ Petrobangla とMOUを締結したと発表した。両社は、国際天然ガスパイプラインにより、バングラデシュにLNG気化ガスを供給する長期契約を締結する見込み。
- 豪 Santos は2021年5月25日、東ティモール沖合Bayu-Undan ガス田において2021年1月にFIDした追加掘削プログラムを開始したと発表した。
- 豪 Woodside は2021年5月27日、自社が操業する Pluto LNG 設備に太陽光発電50 MWを供給する計画を発表した。同社はさらに6月8日、 Pluto LNG での2050年までに温室効果ガス排出ネットゼロを実現するための新たな暫定目標、長期目標を設定したと発表した。
- 豪Santos は2021年6月8日、 Beach Energy 社とともに、連邦政府CCUS開発基金より1,500万豪ドルの支援を獲得したことと発表した。南オーストラリア州内陸の Moomba CCS プロジェクトは、年間170万トンのCO2を貯蔵するもので、容量は Cooper 盆地全体で最大年間2,000万トンの貯留が可能となる。
北米地域
- Cheniere Energy は2021年6月10日、天然ガス生産企業5社と複数の学術機関と共同で、天然ガス生産現場におけるGHG排出パフォーマンスに関して、数量把握・監視・報告・証明(QMRV)の実施を発表した。基準となる排出水準確定のため、複数の地上技術、ドローン、航空機、衛星監視技術を活用し、二酸化炭素、メタンの漏出・ベント放散排出に関して現場を監視する。また排出のパフォーマンスを実証し、排出削減の機会を特定化する。
- Venture Global LNG は2021年5月27日、建設中の Calcasieu Pass、計画中の Plaquemines LNG 設備で、米国発となる液化設備でのCCSを実施する計画を発表した。同社は両地点で推定年間500,000トンのカーボンを回収・貯留するとしている。
- Tellurian は2021年5月27日にGunvor と、6月3日にVitol と、それぞれ年間300万トン、10年間、JKM / TTF 混合連動・輸送費分ネットバックのSPAを締結したことを発表した。いずれも、 Tellurian の Driftwood LNG からFOB条件引き渡しとなる。
- 浮体LNG設備Cedar LNG プロジェクト構想に参加しているカナダ西部のファーストネイションズ・Haisla Nationは、2021年6月8日、パイプライン大手 Pembina Pipeline Corporation をパートナーとすることを発表した。Cedar LNG プロジェクトは液化容量年間300万トンで、同州北東部 Montneyから天然ガスを調達する構想。FIDは2023年、稼働開始2027年を見込んでいる。
- Pieridae Energy は、2021年5月27日、自社カナダのアルバータ州 Caroline にある同社設備でCO2回収・隔離と、ブルー発電を組み合わせた計画を発表した。Goldboro LNG 設備の排出量に相当する年間300万トンのCO2を枯渇ガス層のひとつに圧入する計画。第1段階では、年間100万トンのCO2を貯留し、200 MWあるいは年間19億kWHのブルー発電を行う。
- カナダ GNL Québecとドイツの Hanseatic Energy Hub は2021年6月3日、カナダからドイツへの「低GHG排出」LNG輸出に向け戦略パートナーシップを発表した。 LNG Québec の Énergie Saguenay カーボンニュートラル輸出設備から、ドイツのStadeカーボンニュートラル気化基地へのLNG輸入に関して、基準とプロセスを開発することに合意している。
- メキシコのエネルギー規制機関CREは2021年6月14日、 New Fortress Energyに対して、バハカリフォルニアスル州 Pichilingue LNG 基地計画でのLNG気化、貯蔵、配給を承認した。
欧州・ロシア地域
- ロシア NOVATEK は2021年6月2日、 Arctic LNG 2 プロジェクトからのLNG長期供給に関して、中国のZhejiang Energy Gas Groupと、Glencoreとの間で、それぞれHOAを発表した。
- NOVATEKとTotalEnergies は2021年6月3日、 Arctic Transshipment LLC への参加株式10%を後者に譲渡する株式売買契約を発表した。 Arctic Transshipment LLC は、現在カムチャッカ、ムルマンスク地方で建設中のLNG積み替え設備を操業する NOVATEK の子会社である。両社は同日、脱炭素化、水素、再生可能エネルギーに関してMOUの締結を発表した。
その他地域
- Oman LNG は、2021年6月8日、 Shell との間で、自国初のカーボンニュートラルLNGカーゴを Oman LNG からShellに引き渡す契約を締結したことを発表した。発表によると、中東初のカーボンニュートラルLNGであり、LNGバリューチェーン全体でのライフサイクルCO2排出を、自然植林など自然由来の排出削減に基づくカーボンクレジットにより相殺する。
- ナイジェリア Nigeria LNG Limited (NLNG)は、2021年6月8日、自国の3社 Asiko Power Limited、 Bridport Energy Limited、 Gas-Plus Synergy Limited との間で、年間110万トンのLNGを供給するSPAを締結したことを発表した。 また、NLNG は、第7系列プロジェクト起工式を同15日に行ったことを発表した。これにより設備容量は年間2,200万トンから35%増加し、3,000万トンへ拡大する。建設期間は5年間の見込みであると同社は述べた。
- Karpowership は2021年6月17日、 KARMOL (Karpowership ・商船三井50/50合弁)1隻目の浮体貯蔵・気化機器(FSRU) KARMOL LNGT Powership Africa が、シンガポールから5月31日にセネガル領海へ到着したことを発表した。同船は Karpowership 所有の浮体発電船にガスパイプラインで接続する。
- Excelerate Energy は2021年6月2日、アルゼンチン Bahía Blanca で自社FSRUのExemplar の稼働を開始したと発表した。
作成協力 一般財団法人日本エネルギー経済研究所
添付ファイル
- 日本のLNG在庫量(16.9KB) (2021/6/22更新)
- 米国天然ガス地下貯蔵量(48.4KB) (2021/6/22更新)
- 欧州天然ガス地下貯蔵量(294.1KB) (2021/6/22更新)
- 欧州LNG在庫量(182.8KB) (2021/6/22更新)