2022年3月
天然ガス・LNG価格動向
直近の値動き
- 北東アジアのアセスメントされたスポットLNG価格JKM(期近分)は、3月上旬に100万Btu当たり30米ドル台を推移していたが、7日には欧州ガススポット価格TTFに追随して史上最高値の84.8米ドルに一時急騰し、その後反落して月末にかけて30米ドル台を推移している。JKMは欧州ガス価格の値動きに連動して推移しているが、需給面では、マレーシアと豪州でのLNG生産障害は継続しており、足元では北東アジア地域でのスポット需要が高まっている。特に欧州向けガス供給に対する地政学的な緊迫は、価格の上昇要因となっている。
- JOGMECは2月の日本着スポットLNG月次価格(速報)について、同月以降に契約がなされて日本に入着するスポットLNG取引の平均価格(契約ベース)を26.4米ドルと発表した。また、同月中に日本に入着したスポットLNG取引の平均価格(入着ベース)は、報告者が1社以下のため非公表となった。
- 米国スポットガス価格HHは、3月初めに一時5米ドルまで上昇した後、4米ドル台半ばまで下落し、月末にかけて5米ドル台前半に上昇して推移している。米国エネルギー情報局(EIA)によれば、価格見通しについて2022年の第2四半期平均は3.83米ドル、2022年の年間平均が3.95米ドル、2023年の年間平均が3.59米ドルと予想している。米国産LNG輸出については、2022年2月は推計約640万トンと前月を下回ったものの、ウクライナ関連のガス供給不安が懸念される欧州向けに多くのカーゴが供給されている。2022年の輸出量も、新たな液化設備が稼働することで高水準を維持すると予測され、約8,600万トンと前年比16%増加を見込んでいる。
- 欧州ガススポット価格TTFは、ロシア産パイプラインガス供給中断懸念に伴って3月7日に72米ドルまで急騰して以降、中旬にかけて30米ドル前半まで下落し、月末にかけて30米ドル半ばを推移している。米国産LNGを中心とした多数のLNG追加受け入れと暖冬の影響で、欧州ガス地下貯蔵量は5年平均値まで回復しつつあるものの、地政学的緊張の中で欧州のガス価格は不安定な状態が続いている。
- 財務省貿易統計速報に基づくと、2022年2月の日本平均LNG輸入価格は15.98米ドルとなった。供給地域別では、米国産は21.26米ドル、ASEAN地域産が13.38米ドル、中東産が15.58米ドル、ロシア産が16.04米ドルであった。また、2月のアジア各国の平均輸入価格は、中国13.01米ドル、韓国16.27米ドル、台湾14.69米ドルであった。全日本平均原油輸入CIF価格(JCC: Japan crude cocktail)は2022年2月には86.69米ドルと2014年11月以来の高値を記録している。原油価格リンクの長期契約が7,8割を占める日本平均LNG輸入価格は、足元の原油価格上昇により今後も上昇を続けると想定される。
- 2月の日本のLNG輸入量は、711万トンと前年同月比で12%減少、1月から2月までのLNG輸入量合計は1,389万トンと前年同期比で14%減少した。中国のLNG輸入量は486万トンと前年同月比で12%減少、1月から2月までのLNG輸入量合計は、1,268万トンと前年同期比で9%減少した。韓国は348万トンと前年同月比で33%減少、台湾は159万トンと前年同月比21%増となった。これら4市場合計のLNG輸入量は、2月までの累計で3,808万トンと前年同期比10%減少となった。
中長期の値動き
- JKMは、2020年1月以降、供給拡大と需要増加ペースの失速により下落基調となり、2020年4月末には史上最安値の1.83米ドルを記録した。5月以降2米ドル台が続いたが、8月に入り複数の生産設備での供給障害により上昇基調に転じ、12月には10米ドル台を超え、2021年1月には寒波の影響で需要が急増したことにより、32.5米ドルの史上最高値を付けた。その後、価格は急落して2月下旬にかけて5米ドル台まで下落、3月に入り上昇基調に転じて以降は、高値で推移する欧州ガス市場にも牽引され、10月に56米ドルまで一時上昇し、11月は30米ドル半ば、12月には40米ドルに達した。2022年1月と 2月は20米ドル台で推移し、3月にはロシア産パイプラインガス供給中断の懸念に伴って一時急騰し80米ドルを上回り急騰、その後30米ドル台で推移している。
- 日本平均LNG輸入価格は、2020年3月以降の原油価格急落の影響により、8月から10月にかけて2005年1月以来の低水準となる5米ドル台まで下落、その後原油価格上昇に伴い、12月には7米ドル台に上昇した。堅調な原油価格の値動きに応じて、2021年2月には9米ドル半ばまで上昇後、3月は7米ドル半ばまで下落した。その後は、原油価格の上昇に伴って、11月、12月は14米ドルまで上昇した後、2022年1月には13米ドル後半に下落、2月には15米ドル後半に上昇している。
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(出典)
米国HH(Henry Hub)価格: NYMEX Futures and Options, CME Group
蘭TTF(Title Transfer Facility)価格:ICE Endex, Intercontinental Exchange
JKM: LNG Japan/Korea Marker© 2022 by S&P Global Platts, a division of S&P Global Inc.
JOGMECスポットLNG価格:JOGMEC「日本着スポットLNG月次価格」、2021年3月までは経済産業省「スポットLNG価格調査」を出典とする
日本平均LNG輸入価格: 財務省貿易統計をもとに作成
EUA(EU ETS): ICE Endex, Intercontinental Exchange
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天然ガス・LNG在庫動向
日本
- 2021年11月末の国内LNG在庫量は509万トンで、前月比1.9%、9.7万トンの増加、前年同月比では30.4%増加し、過去5年平均値を71万トン上回り、2ヶ月振りに500万トンを上回った。
- 11月末のガス事業用LNG在庫量は242万トンで、前月比1.4%減、前年同月比では41.2%の増となった。11月の都市ガス用LNG消費量は前年同月比1.7%減の251万トン、都市ガス用LNG受入量は前年同月比0.9%増の224万トンだった。
- 11月末の発電燃料用LNG在庫量は267万トンで前月比5.1%増、前年同月比22.0%の増加となった。11月の発電燃料用LNG消費量は、前年同月比で15.3%減の333万トン、発電燃料用LNG受入量は、前年同月比で10.0%減の386万トンであった。
- 2022年3月16日に経済産業省が発表した「発電用LNGの在庫状況」によると、大手電力事業者の3月13日時点のLNG在庫は約172万トンであった。2021年3月末比では約69万トン、過去4年間の3月末平均を47万トン下回っている。
(出典)
経済産業省「ガス事業主生産動態統計」及び「電力調査統計・火力発電燃料実績」をもとに作成したもので、これら月末在庫を合算した値を国内在庫としてみなしたもの。なお、利用可能なデータは2008年1月以降のものであるため、過去5年平均は2013年1月分から計算している。
米国
- 2022年3月11日の米国天然ガス地下貯蔵有効稼働ガス在庫は、米国エネルギー情報局(EIA)のデータによると、1.44 Tcfで前月比24.6%減となった。在庫量は2021年の同時期と比較すると19.2%低く、過去5年平均値を320 Bcf下回っているが、2020年11月以降は過去5年のレンジに入っている。
- EIAが2022年3月に発表した月例の短期エネルギー展望(Short-Term Energy Outlook)によると、3月までの在庫は合計1.5 Tcfで終了すると予測している。これはその時期の5年間平均(2017年~2021年)よりも10%少ない。
(出典)
米国エネルギー情報局(U.S. Energy Information Administration, EIA)のデータをもとに作成
欧州
- 2022年3月20日現在のAggregated Gas Storage Inventory(AGSI+)加盟各社中、EU加盟国各社が有する欧州天然ガス地下貯蔵在庫は285.0 TWh (LNG換算1,890万トン相当)であった。これは前年同期より16.4%、56.0 TWh (LNG換算371万トン相当)下回るものだった。貯蔵容量に対する充填率は25.7%であり、前年同期の30.8%、過去5年間平均値の29.1%を下回った。貯蔵容量の大きなドイツ、オランダの充填率はそれぞれ25%、20%であった。
(出典)
Aggregated Gas Storage Inventory(AGSI), Gas Infrastructure Europeのデータをもとに作成。なお、利用可能なデータは2011年1月以降のものであるため、過去5年平均は2016年1月分から計算している。
- 2022年3月20日現在のAggregated LNG Storage Inventory(ALSI)加盟各社(11か国、18社)が有する欧州LNG在庫量は336万m3(液体ベース)で、前月比11.1%減少、前年同期比12.8%減少、過去5年平均値を9.3%下回っている。
(出典)
Aggregated LNG Storage Inventory(ALSI), Gas Infrastructure Europeのデータをもとに作成。なお、利用可能なデータは2012年1月以降のものであるため、グラフ中の過去10年平均及び過去10年平均幅の値については、5年未満の値が含まれる。
天然ガス・LNGプロジェクト動向
ハイライト
- G7臨時エネルギー大臣会合の共同声明において、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、英国、米国のエネルギー大臣と欧州連合エネルギー担当委員は、特に欧州市場へのパイプラインガスの潜在的な供給の途絶を緩和するために、LNGの供給の増加が果たすことのできる重要な役割を強調し、現在の危機のためにこの分野への投資が必要であると発表した。
アジア・オセアニア地域
- 東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社、四国電力株式会社、四国ガス株式会社その他参加各社は、2022年3月2日、各社が共同出資する新居浜LNG株式会社が住友化学愛媛工場構内にて建設を進めていた新居浜LNG基地の工事を完了し、ガス供給を開始したこと、近隣地区の産業向けガス供給についても2022年3月の開始を予定していると発表した。
- 豪 Santos は2022年2月28日、 SK E&S、 K-CCUS Association、 CO2CRC、韓国貿易保険と、CO2貯蔵設備開発支援・協力に関する覚書(MOU)を締結したと発表した。Bayu-Undan のCCSはCO2年間1,000万トンの容量を持つ可能性があり、Santos は3月9日にBayu-Undan のCCSプロジェクトが基本設計(FEED)段階に入ることを発表した。
- ExxonMobil は2022年2月21日、 Esso PNG P'nyang Limited、 Ampolex Limited、パプアニューギニア政府との間で、 P'nyang LNG プロジェクト開発に向けてP'nyang プロジェクトガス協定を締結したと発表した。ウエスタン州に既存インフラストラクチャーと連結する新規上流設備を建設することでLNGを供給する。 P'nyang ガス田は推定 4.36 tcfのガス埋蔵量を有する。
- インド H-Energy は、自国初の浮体貯蔵・気化設備(FSRU) Höegh Giant が、2022年3月1日、マハラシュトラ州 Jaigarh 基地に到着したことを発表した。
北米地域
- Cheniere Energy は2022年2月24日、子会社 Cheniere Corpus Christi Liquefaction Stage III, LLC が、2019年 EOG Resources, Inc. と締結した統合生産マーケティング型 (IPM)ガス供給契約について、期間の延長と天然ガス供給に伴うLNG量を3倍に増加することを発表した。 EOG は日量420,000MBtuの天然ガスを15年間 CCL Stage III に供給することに合意した。
- Cheniere Energy は2022年3月9日、自社子会社 Corpus Christi Liquefaction, LLC (CCL)がEngie との間で2021年6月に締結したSPAの修正に合意したと発表した。 Engie は年間90万トンのLNGをCCLからFOB条件で2021年9月から20年にわたり購入することとなる。
- Cheniere Energy は2022年3月7日、子会社 Cheniere Corpus Christi Liquefaction Stage III, LLCがBechtel との間でCorpus Christi Stage III プロジェクトに関して一括請負(LSTK)エンジニアリング・調達・建設(EPC)契約を締結したことを発表した。Corpus Christi Stage III プロジェクトは全面的な許可を得ており、液化容量年間149万トンの7基の中規模系列で構成され、総生産容量は年間1,000万トンを超える。FIDは2022年夏、LNG出荷開始は2025年を見込んでいる。
- Venture Global LNGと JERA は2022年3月1日、ルイジアナ州キャメロン郡 Calcasieu Pass LNG 輸出設備で生産されたLNGについて最初となるカーゴの出荷を発表した。 Calcasieu Pass は、29ヶ月間でFIDからLNG生産となった。
- Venture Global LNG は2022年3月7日、 Shell との間でPlaquemines LNG 輸出設備からのLNG年間200万トンについて新規SPAを締結したと発表した。Plaquemines LNG は建設中で2024年稼働開始見込み。
- Venture Global LNGとNew Fortress Energy (NFE)は2022年3月16日、 Plaquemines LNG、 CP2 LNG から各年間100万トンの2件の20年間のSPAを締結したと発表した。 CP2 LNG 設備に関しては初のSPAであり、 VG LNG は2023年建設開始を計画している。 VG LNG はまた Plaquemines LNG について公称容量の年間2,000万トン中1400万トンが売却済、間もなくFIDおよびプロジェクトファイナンシングの確定を見込んでいると述べた。
- カナダ TC Energy Corporation は2022年3月9日、 Coastal GasLink Pipeline Limited Partnership の10%出資持ち分を、プロジェクト回廊上の地元自治体に売却するオプション契約を締結したことを発表した。
欧州・ロシア地域
- Shell は2022年2月28日、 Gazprom および関連諸機関との合弁事業から撤退する意思を発表した。 Sakhalin-II LNG 設備27.5%持分が含まれる。 Shell はまた、 Nord Stream 2 パイプラインプロジェクトへの関与も終了するとしている。
- ExxonMobil は2022年3月1日、 Sakhalin-1 操業を停止し、新規投資はロシアで行わないと発表した。
- German LNG Terminal GmbHは2020年3月5日、オランダGasunie、連邦政府機関 Kreditanstalt für Wiederaufbau (KfW = ドイツ復興金融公庫、国営金融機関)がBrunsbüttel に基地を建設開始するため、2022年3月4日に基本合意(MoU)を締結したと発表した。
- ベルギー海運 EXMAR は2022年3月18日、Gasunie との間で、フロニンゲン Eemshaven LNG プロジェクト向けに5年間の気化バージ傭船契約を締結したことを発表した。 EXMAR は、2022年第3四半期までに当該 FSRU を張り付け、稼働準備完了する計画である、と述べた。
- ドイツ Uniper は2022年3月16日、VopakとGasunieの合弁事業である Gate 基地容量権を10月1日から3年間、年間1Bcmずつ増加することを発表した。 またガス需給のひっ迫を見越して2024年10月1日以降についてはさらに年間1Bcm増加することをコミットした。 これはUniper が Gate 基地の操業開始以来保有している年間3Bcmの既存容量を補完するものとなる。
- リトアニアのLNG基地運営企業KNは、2022年3月3日からNovatek カーゴの受け入れを停止することを同基地利用者に通知した。KNは3月17日、 Klaipėda LNG 基地気化容量が2022年9月30日まで全量予約されたと発表した。
- GIIGNLは2022年3月3日、LNGにおいて長期契約、投資、その他可能な全ての手段の促進が、エネルギーセキュリティ、経済安定、脱炭素化に重要であると述べた。この発表でGIIGNLおよび加盟企業は、LNG安定供給と価格優位性を確保するために、政府、LNG生産者、その他の関連ステークホルダーと協力していると述べた。
- 欧州委員会は、2030年よりもかなり前のタイミングで欧州をロシアの天然ガス等の化石燃料から自立させるためのREPowerEU 計画を発表した。ガス供給源の多様化、再生可能ガス展開の加速、暖房・発電におけるガス代替を目指す。これによりロシア産ガスへのEU需要を2022年末までに3分の2削減できるとしている。
その他地域
- New Fortress Energy Inc. (NFE)は2022年2月28日、 Eni との間でNFEの Fast LNG 液化技術を、コンゴ共和国沖合で20日間にわたり配置する基本合意(HOA)を締結したと発表した。NFE は同地の随伴ガス田群から年間140万トンのLNGを生産するため“Fast LNG”設備を配置する。生産は2023年第2四半期開始予定である。
作成協力 一般財団法人日本エネルギー経済研究所
添付ファイル
- 日本のLNG在庫量(17.7KB) (2022/3/24更新)
- 米国天然ガス地下貯蔵量(51.3KB) (2022/3/24更新)
- 欧州天然ガス地下貯蔵量(318.9KB) (2022/3/24更新)
- 欧州LNG在庫量(199.4KB) (2022/3/24更新)