ページ番号1005999 更新日 平成30年3月5日

パキスタン:天然ガス需要が大幅に増大し、2005 年には天然ガスを輸入開始か

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レポートID 1005999
作成日 2002-03-30 01:00:00 +0900
更新日 2018-03-05 19:32:42 +0900
公開フラグ 1
媒体 石油・天然ガスレビュー
分野 天然ガス・LNG
著者
著者直接入力 長谷川 徹
年度 2002
Vol 35
No 2
ページ数
抽出データ パキスタン:天然ガス需要が大幅に増大し,2005年には天然ガスを輸入開始かパキスタンの公営ガス輸送会社Sui SouthernGas社(SSGC)によれば,パキスタンでは天然ガス需要が今後10年間に平均7%/年増加し,1999年時点の総需要18.4億cf/dから2010年に2倍強の38.8億cf/dに達する見通しである。詳細は下表の通り。(パキスタンの天然ガス需要=SSGC想定) 1999 (実績) 798 540 504 1,8422000 (推定実績) 1,039 767 657 2,463(単位:百万cf/d) 2005 (予測) 2010 (予測) 伸び率 (99-10) 1,737 1,049 844 3,6301,911 1,123 844 3,8788.3% 6.9% 4.8% 7.0% NGPL SSGC 独立系 合計 SSNGPL : Sui Northern Gas Pipelines社,SSGCと同じく公営ガス輸送会社。 SSGCの会長Aitzaz Shahbaz氏によれば,パキスタンは2005年には天然ガスの供給が約500百万cf/d不足し,今後5年以内に天然ガスの輸入を開始するとの見通しである。ここで,比較のためWood Mackenzie社(WM)によるパキスタンの天然ガス需給想定を以下に示す。(Wood Meckenzie社による天然ガス需給想定-2001/10-) (単位:百万cf/d) ガス需要 国内ガス生産量 需給差 2000年 2005年 2010年 2015年 伸び率 (00-15) 2,050.3 〃  02,717.6 〃  03,646.1 2,524.2 1,121.94,265.0 2,176.0 2,089.05.0% ―  SSGCが2005年からガスの輸入開始となっているのに対し,WMでは2010年から輸入開始となる想定になっている。ただし,これは出発点である2000年の数値がSSGCの推定実績値よりも300百万cf/d程度も少ないことが関係しているとも考えられる。WMの想定においても2000年から2015年までの需要の伸び率では平均で5.0%/年と比較的に高い数値を示しており,パキスタンのガス需要が今後大幅に拡大するという点では両予想ともに一致している。天然ガスの輸入に関して,パキスタンはイラン,トルクメニスタン,もしくはカタールからの調達の可能性について検討中である。イランからの供給については,South Parsガス田からのガス供給について両国間での協議を継続している模様である。1月中旬にイランの高官がパキスタンを訪問し,インドまでのパイプラインの延長を含めて本件について協議したとの報道もあり,また豪BHPや伊SNAMはイランのAssaluyehから2,670kmのパイプライン設置のFSを受注している。また,隣国アフガニスタンにおける昨今の情勢から,パキスタン側はトルクメニスタンからのガス輸入の選択肢も捨てた訳ではなく,Centgasとして知られるUnocalのトルクメニスタンガス開発プロジェクトが2002年央に復活す石油/天然ガス レビュー ’02・3―112―iパキスタン,近隣諸国からのガス輸入の選択肢)るとの期待も出ている。一方,カタールとはNorth Fieldガス田からパキスタンへのパイプラインに関し建設推進に向けた共同組織を設立することを1月に合意,かつて検討されながらも大幅に延期されていた総延長1,600km,輸送能力1.6bcf/dのGulf-SouthAsia(GUSA)パイプライン建設の検討を継続することを合意している。パキスタンは国内のガスパイプライン網が充実しており,同国はパイプラインによるガスの輸入を志向している。そしてパイプラインによってガスを輸入する場合,パイプラインをインドまで延長することも希望している。最近のインド?パキスタン間の政治的緊張関係を考慮すれば実現の可能性は低いと考えざるを得ないが,パキスタンはインドへのパイプライン延長シナリオも諦めてはいない模様である。(担当 長谷川)中国:「西気東輸」プロジェクトはR/DShellに軍配か?PetroChinaとR/DShell/Gazpromグループは12月末に「西気東輸」ガスPL建設に係る仮契約に調印した。また,今回の調印はあくまで仮のものであり,プロジェクトの環境保全問題について,両者は合意に至っていない模様。しかし,契約にはパイプライン建設の他に上流ガス田の開発が含まれることやPetroChinaの権益は55%,R/DShell及びGazprom等外国企業側の権益は45%であることが明らかにされている。外国企業側の権益比率配分は不明(R/DShellはHongkong &China Gasと,GazpromはStroitransgazとコンソーシアムを組んでいる)。今般,ExxonMobilは仮契約から除外された。これにより,急成長が見込まれる中国のエネルギー市場におけるプレゼンス拡大という意味でExxonMobilは,R/DShellより一歩後退した観がある。「西気東輸」ガスPL建設に係る入札は2001―113―石油/天然ガス レビュー ’02・3
地域1 アジア
国1 パキスタン
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国・地域 アジア,パキスタン
2002/03/30 [ 2002年03月号 ] 長谷川 徹
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