ページ番号1006020 更新日 平成30年2月16日

中国:中国と台湾が初の石油共同探鉱開発契約締結

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レポートID 1006020
作成日 2002-07-30 01:00:00 +0900
更新日 2018-02-16 10:50:18 +0900
公開フラグ 1
媒体 石油・天然ガスレビュー
分野 探鉱開発
著者 竹原 美佳
著者直接入力
年度 2002
Vol 35
No 4
ページ数
抽出データ (Chevron Texaco,ExxonMobil,BP,TotalFinaElf)は,この政府の方針には不満を持っている。4社は,投資の回収を最大限にするために,油層が持つ最大限の能力で油田の生産を行う“フル生産”を希望しているが,政府の方針如何によっては,“フル生産”どころか,開発遅延,もしくは期待収益が達成できない事態に陥る可能性もある。アンゴラ政府は,上述の方針の他にも,メジャー各社に対し,総投資額の10%分を国内企業から供給すること,全てにおいて政府の許可を得ること等を要求しており,プロジェクトを進めるにあたっての障害となっている。これらに加え,有望視されていた今回の超大水深鉱区での結果は,今まで,同国の超大水深/大水深鉱区での探鉱投資を拡大してきたメジャー各社にとっては,同国における探鉱/開発計画の見直し,投資縮小の機会となるのではとみられている。サブサハラにおいてナイジェリアに次ぐ埋蔵量と生産量を誇る同国において,政府の生産プロファイルによる限定的生産の方針が明確化されれば,同国の生産量が今後大きく変化してくることは必須である。また,超大水深鉱区における,TotalFinaElfのBlock32や,他のBlockでの2本目以降の試掘結果によっても,状況が大きく変わることも考えられる。(担当 長田)中国:中国と台湾が初の石油共同探鉱開発契約締結1.中国国有石油会社CNOOCと台湾国営石油会社CPC,石油探鉱開発契約を締結CNOOCと台湾の国営石油会社中国石油公司(CPC)は,5月16日に台湾海峡・潮仙Chaoxian鉱区(面積15,400Km2)における石油・天然ガス資源の共同探鉱契約に調印した。同鉱区は広東省・汕頭(Shantou)市南方,台湾・高雄(Gaoxiong)市西方に位置し,1996年にCNOOCとCPC子会社OverseasPetroleum Investment Co.(OPIC)が共同スタディを行うことについて合意し,1998年から2000年にかけて作業が実施され,7つの有望な油ガス構造が確認されている。スタディ契約の時点では,中国側と台湾側がそれぞれ鉱区を設定し,中国側鉱区はCNOOCが過半出資(51%),台湾側鉱区はOPICが過半出資(51%)としていたが,今般,両スタディ鉱区を合体させ,一つの鉱区とした。CNOOCLtd.のプレスリリースによると,本契約は今後両国政府の承認を得るとしているが,両国政府の承認無しに契約の締結が行われることは考えにくく,基本的な承認はすでに得られていると思われる(政府の公式発表は無いが,報道によると中国政府の承認は2001年9月時点に得られており,台湾行政院の承認は2001年4月に得られている)。中国と台湾が共同探鉱開発契約を正式に締結するのは今回が初めてであり,両社は歴史的な意義のある契約と語っている。CPCは台湾最大の上下流一貫型の国営石油会社であり,CNOOCは豊富な資本と海洋における探鉱開発のノウハウを有している。CNOOCのCEO衛留成氏は両社の事業提携は技術,経営並びに資本の分野において相互に補完し合い,利益をもたらすものとなると発言している。2002年2月にはCNPCがCPCに原油60万bblの精製を委託しており,精油所を持たないCNOOCがCPCとの間で同様の事業提携を行う可能性もある。2.事業形態及び作業内容両社は対等なパートナーとして事業を実施する。25百万USドルを折半で出資して,共同操業委員会を組織する。油田が発見された場合は権益を折半する(中国側の権益は全てCNOOCの上場子会社CNOOCLtd.が保有する)。税制―61―石油/天然ガス レビュー ’02・7纓L利なため,英領ヴァージン諸島に合弁会社を設立するという報道もなされているが,詳細は不明である。作業内容は,既存の地震探鉱データ(500km)の再処理,4,000Kmの2D地震探鉱データ収録,探鉱井3坑の掘削である。約3年の契約期間内に重大な発見があれば改めて井戸を掘削する。3.背景本契約は1993年にCPCとCNOOCの経営陣が国際会議に出席した際に交渉が開始され,双方の政府も「私的な交渉」を認めていた。その後,李登輝政権において中台の政治関係が悪化し,交渉は度々中断された。しかし2001年に陳政権が対中投資規制政策を大幅に緩和したことにより契約締結に至った。政治的な問題はさておき,現在台湾の最大の貿易相手国は中国である。中台の交流は近年活発化しており,特に中国・揚子江デルタ地域への台湾企業の進出が盛んである。台湾経済は輸出産業の度合いが強く,2001年は世界的なIT不況を受けて,経済が悪化し,失業率は4.57%に達した。そのため,台湾行政院では11月に中国への投資金額の上限を修正するなど規制を大幅に緩和することを決定した。2002年5月には台湾の世華銀行が上海・浦東に駐在員事務所を開設している。米国ブッシュ政権が台湾寄りの姿勢を示すなど,政治的な緊張は今後も存在するが,経済関係においては中台の交流は今後益々活発になるものと思われる。(担当 竹原)石油/天然ガス レビュー ’02・7―62―
地域1 アジア
国1 中国
地域2 アジア
国2 台湾
地域3
国3
地域4
国4
地域5
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地域6
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地域7
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地域8
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地域9
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地域10
国10
国・地域 アジア,中国アジア,台湾
2002/07/30 [ 2002年07月号 ] 竹原 美佳
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