ページ番号1006028 更新日 平成30年2月16日

PetroChina は中国最大の天然ガス田の一部を対外開放へ

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レポートID 1006028
作成日 2002-09-30 01:00:00 +0900
更新日 2018-02-16 10:50:18 +0900
公開フラグ 1
媒体 石油・天然ガスレビュー
分野 探鉱開発企業
著者 竹原 美佳
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年度 2002
Vol 35
No 5
ページ数
抽出データ ロシア/米国:Yukosがロシア原油を米国にタンカー輸送,同社は株式上場睨み西側にPR1.米露の反応ロシア原油が米国にタンカー輸送された。両国間で直接輸送が行われるのははじめてのことである。9.11以降のエネルギー政策として,脱中東,供給ソースの多様化を指向する米国は,原油生産量拡大によりプレゼンスを拡大するロシアと接近しており,6月の首脳会談ではエネルギー協力を確認した。今回の原油輸送はロシア側にとってはあくまでテスト・ケースであり,ロシアのYukos社は今後採算性を検討するが,両国ともに前向きな姿勢を示している。タンカーは黒海を出発し,ギリシャでVLCCsに積み替えられ,7月3日にHoustonに到着した。輸送された20万tは,ExxonMobilを中心に引き取られた。輸送を行ったYukosは当面の予定として毎月27万tタンカー輸送を行うとしており,8月の第2船分もExxonが引き取る見通しである。今後の輸送拡大のためには,インフラ整備,油価等が問題であるが,現状では採算性は厳しい。2.Yukosの真意?株式上場睨むイメージ戦略Yukosへの注目に対し,ロシアの石油会社TNKは「国際的PR」と厳しい。専門家の見方によっても同ルートによる輸送は採算面ではいかにも厳しく,継続的な輸送計画は疑問視されている。Yukosは2003年上期の株式上場を目標にしている。むしろYukosにとって重要なのは企業イメージであり,今回の行動は米露協調ムードを利した,西側投資家向けのパフォーマンスであろう。このタイミングのタンカー輸送実施は周到なPRであり,米国への今後の「足がかり」,そして西側投資家の評価を狙いとしている可能性が高い。Yukosは西側会計基準の導入,株式配当の実施,株主名の公開等,ロシア石油メジャーの中でも率先して透明性改善に努めてきており,今回の行動はその一環と見られる。(担当 古川)PetroChinaは中国最大の天然ガス田の一部を対外開放へPetroChinaはオルドス盆地の南蘇(ス)里格(リグ)(Sulige)鉱区を対外開放する計画である。政府の承認が下りていないため,現在の所,入札方法や時期など詳細は不明である。しかし最近の傾向として,恐らく「随意契約」(期限を設定し,段階的に絞り込んでいくものではなく,いつでも外資が参加できるようなフレキシブルな『交渉』の形)となると思われる。同鉱区は2000年に発見された中国最大の天然ガス田である蘇里格(Sulige)ガス田の一部であり,商業量の天然ガスが発見され,開発に移行した場合,北京向け(陜京(せんきょう)ガスパイプライン)並びに上海等揚子江デルタ地域向け(「西気東輸(せいきとうゆ)」ガスパイ表1 オルドス盆地を経由するガスパイプライン区  間距離「西気東輸」タリム?オルドス?上海陜京陜京第2オルドス?北京オルドス?北京(Km)約4,000853853運行開始年(予定)(2004)1997(2004)輸送能力(億m3/年)1202030―65―石油/天然ガス レビュー ’02・9o所:国家発展計画委員会 Mr. Song 予測(Reuters2001.10.24に基づき作成)図1 中国における天然ガス生産予測 プライン)に供給されることが確実であり,安定した消費が見込める有望プロジェクトと言える(表1参照)。南Sulige鉱区はSuligeガス田の南部に位置している。数社がデータパッケージを購入し,そのうちTotalFinaElfがPetroChinaと同鉱区における半年間の非排他的共同スタディ契約を締結している模様である。同鉱区のデータパッケージ価格は公表されていないが,2001年4月にPetroChinaは既存開放鉱区のデータパッケージ価格の値引き(探鉱鉱区を15万USドルに,開発鉱区を7万USドルに値引き)を行っており,同鉱区の価格は15万USドル程度と推察される。「西気東輸」パイプラインにはタリム盆地で生産される天然ガスとオルドス盆地で生産される天然ガスが供給されることになっている。PetroChinaが南Sulige鉱区を開放することにした理由は,有望な既発見鉱区を出し惜しみするとして外資から敬遠されていた中国の陸上鉱区へ外資を呼び込み,開発を加速して「西気東輸」の供給を安定させることにあると推察される。「西気東輸」プロジェクトは,当初上流(天然ガス田探鉱・開発)・中流(パイプライン)・下流(配給・販売)の部門別に入札を実施することとなっており,有望な既発見鉱区(タリム盆地のガス田(克拉(Kela)?2ガス田他5ガス田))が初めて外資に開放されたとして外資の関心を集めた。しかし中流・下流は投資規模やリスクが大きいとして外資が敬遠したため,結局上流・中流・下流のパッケージ入札となった。入札の結果,外資パートナーは2002年7月にR/DShell,ExxonMobil,Gazprom等に決まり,PetroChinaとの間でFrameworkAgreementが締結された。一方,「西気東輸」の先行供給源とされているオルドス盆地のガス田開発はFrameworkAgreementには含まれていない。オルドス盆地のガス田は,地質条件はそれ程良好ではないようであるが,タリム盆地に比べ,消費地に近いことから開発が容易と見なされており(オルドス盆地における天然ガス生産予測については図1参照),南Sulige鉱区の対外開放はそのポテンシャルの高さから,外資の関心を集めている。(担当 竹原)朝鮮半島における石油・天然ガスの開発状況1.大韓民国の国内天然ガス開発(1)韓国の国内大陸棚探査韓国では1969年に大陸棚の石油,ガス探査が開始されており,韓国石油公社(KNOC)は1972年から計34坑の試掘を行っている。大陸棚に対する物理探査は,1972年から1982石油/天然ガス レビュー ’02・9―66―
地域1 アジア
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国・地域 アジア,中国
2002/09/30 [ 2002年09月号 ] 竹原 美佳
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