ページ番号1006187 更新日 平成30年2月16日

インド:国有石油会社 ONGC が世界鉄鋼最大手のミタル・スチールと合弁事業

レポート属性
レポートID 1006187
作成日 2005-09-20 01:00:00 +0900
更新日 2018-02-16 10:50:18 +0900
公開フラグ 1
媒体 石油・天然ガスレビュー
分野 企業
著者
著者直接入力 坂本 茂樹
年度 2005
Vol 39
No 5
ページ数
抽出データ インド:国有石油会社ONGCが世界鉄鋼最大手のミタル・スチールと合弁事業インド国有石油企業ONGCは、鉄鋼で世界最大手のミタル・スチールと合弁で、海外での石油ガスの探鉱・開発を行う子会社を設立する。エネルギー分野への進出を目指すミタル・グループと、海外で石油ガス上流資産を取得する際にミタル・グループの強いプレゼンスを生かそうとするONGCの利害が一致したものと考えられる。最初のターゲットはカザフスタンになるものと見られている。1.ONGCがミタル・スチールと合弁で探鉱・開発等の子会社を設立インド国有石油企業最大手のONGCは、世界最大の鉄鋼企業ミタル・スチールと合弁で、海外で石油ガスの探鉱・開発を行う子会社を設立する。2005年7月23日に両社の共同事業合意が発表された。設立される子会社はONGC MittalEnergy Ltd.およびONGC Mittal EnergyService Ltd.の2社であり、株式保有比率は次の通りである。ONGCミタル・スチール金融機関49.98%48.02%2.0%子会社設立にあたって、ONGCとミタル・スチールは合わせて1億米ドルを出資し、設立子会社は税制面で優遇措置のあるキプロスに登記される。2.合弁子会社設立の目的エネルギー分野への進出を目指すコングロマリットのミタル・グループと、海外の石油ガス上流資産を取得する際に対象国におけるミタル・グループの強いプレゼンスを生かそうとするONGCの利害85石油・天然ガスレビュー85が一致した結果と考えられる。は見ている。3.ミタル・スチールとは?ミタル・スチールは、2004年10月に同社の前身LNM Holdingsが米国ISGグループを買収して設立した、世界最大の鉄鋼会社。ニューヨークとアムステルダムの株式市場に上場し、世界14カ国(北米、欧州10カ国、カザフスタン、アルジェリア、南アフリカ)で鉄鋼事業を営む。インド出身のラクシュミ・ミタル氏が創設し(同氏が株式の88%を保有)、業績不振の国営鉄鋼会社を次々と買収することによって事業を拡大した。鉄鋼業界において利益率はトップレベルであり、収入と利益の伸び率ではすべての業界の中でもトップにランクされる。粗鋼の生産量は年間で約6,000万トンに及び、2位のアルセロール(約4,700万トン、ルクセンブルグ)、3位の新日本製鐵(約3,270万トン)を大きく引き離す。(坂本茂樹)また、両社の共同事業設立にあたっては、エネルギー源確保を求めるインド政府が仲立ちをしたものと伝えられる。ミタル・スチールのラクシュミ・ミタル(Lakshmi Mittal)会長は、世界で事業を展開するミタル・スチールの経験や人脈がインドのエネルギー確保に有用と述べた。同氏は、ミタル・スチールが鉄鋼事業を展開する国の何カ国かにおいて、エネルギー部門への参入を求められているとして、エネルギー分野への参入に意欲を見せている。またONGC側は、鉄鋼最大手のミタル・グループとの合弁事業がインドのエネルギー安全保障に貢献するとして、エネルギー関連分野でお互いの強みを活用する効果を期待している。特に、ミタル・スチールが主導的に鉄鋼事業を行う国において、同社の政治およびビジネス上の人脈等のコネを活用して、エネルギー資産へのアクセスが容易になることを期待している。具体的には、カザフスタンにおける石油ガス資産を狙うONGCにとって、同国で事業展開し、影響力もあるミタル・スチールと合弁会社を設立することは、資産取得に有利に働くものと、石油専門家
地域1 アジア
国1 インド
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国・地域 アジア,インド
2005/09/20 [ 2005年09月号 ] 坂本 茂樹
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