ページ番号1006198 更新日 平成30年2月16日

中国/ロシア:ガスプロム訪中、ガス供給拡大に向け交渉

レポート属性
レポートID 1006198
作成日 2005-11-20 01:00:00 +0900
更新日 2018-02-16 10:50:18 +0900
公開フラグ 1
媒体 石油・天然ガスレビュー
分野 探鉱開発企業
著者 竹原 美佳
著者直接入力
年度 2005
Vol 39
No 6
ページ数
抽出データ 中国/ロシア:ガスプロム訪中、ガス供給拡大に向け交渉・9月にガスプロム幹部が訪中、CNPCとロシア産ガスの中国向け供給について交渉を行った。両社は年内に基本計画を策定する意気込みだが、過去のコビクタ交渉同様、価格の問題があり、具体化にはなお時間がかかると思われる。・ガスプロムは、コビクタのガスが中国に向かうことは無い、サハリンから中国東北部向け(東ルート)および東シベリア(西シベリアの誤りか?!)から、中国新疆向け(西ルート)について検討していると発言。1.ガスプロム副会長の訪中2.交渉の内容盧ルート選定2005年9月、ガスプロムのメドヴェージェフ副会長(Duputy Chief Executive)が訪中し、中国向け天然ガスの供給および中国エネルギーセクター(Gas &Powerを含む)への参入について、中国側と交渉を行った。CNPCとガスプロムは、ロシア産天然ガスの中国向け供給事業に係る戦略的提携について2004年10月に合意しており、今回の交渉では、同事業の基本計画を2005年12月または2006年初頭までに立ち上げることを確認した。中国側はメドヴェージェフ副会長の訪中を、中国のガス市場への参入を強く希望している現れと受け止めている。ガスプロムは、ロシアのガス配給における独占企業で、政府が51%の株式を保有している。同社はガス配給網をコントロールしており、東シベリアおよび極東向け天然ガスの開発、生産、輸送、供給のコーディネーターを務めている。同社が保有するガスパイプラインの総延長は15万袰で、2004年には5,415億裙のガスを生産し、そのうち1,930億裙を輸出した。メドヴェージェフ副会長によると、ガスプロムとCNPCは現在二つのパイプラインルート(東ルートおよび西ルート)について交渉している模様である。東ルートは、サハリン?ハバロフスク経由・中国東北(黒龍江省ハルビン)向け、西ルートは、China OGPの情報によると、東シベリアのガスをKrasnoyarsk?Gorno?Altaisk経由・中国西部(新疆ウルムチ)向けとのことである(西ルートは従来西シベリアガス田から供給する計画と言われており、China OGPの誤報ではないかと思われる)。パイプラインの輸送能力は200?300億裙/年で、ガスプロムは2010年までに供給を開始したいとしている。China OGPによると、CNPCは東西ルートを両方とも建設することを検討している模様である。西ルートについては構想の段階にあり、東ルートの可能性が若干高い模様である。中国CNPCとサハリン蠢のオペレーターであるエクソンモービルは、2003年12月にMOU(基本合意)を締結し、交渉を続けていると言われている。なお、メドヴェージェフ副会長は、ガスプロムがコビクタガス田の33.86%の権益を持つBP(TNK?BP)と、コビクタでのガスの輸出基地建設について交渉を行っていることは認めたが、コビクタのガスを中国に供給する可能性については否定している。元々、ロシアから中国(および韓国)向けのガス供給事業は、コビクタガス田の計画が先行していた。ロシア、中国、韓国は共同で事業化調査(FS)を実施し、2004年11月にFS結果が報告された。しかし、開発コストが110億ドルから180億ドルに高騰していること、バイカル湖の南を通るルート選定について環境上の懸念が想定されること、ガスの国境渡し価格に関してロシア側が市場価格の75ドル/千裙(2ドル/百万Btu)としているのに対し、中国側は30ドル/千裙(0.93ドル/百万Btu)と主張しており、歩み寄りが見られないことから、事業化の目処は立っていない。現在、コビクタはロシア国内向けに開発が始まったところである。盪価格ロシア側のパイプライン建設資金はロシアが、中国部分は中国が調達する計画2005.11. Vol.39 No.6104ナある。ガスプロムとCNPCは、ガスの価格について、まだ合意していない。CNPCによると、今年11月までにガスの価格フォーミュラが決まる見通しとのことだが、東西両ルート共に、コビクタと同様の価格の問題があるはずであり、交渉は、CNPCの今回の見通し通りには進まないのではないかと思われる。(竹原 美佳)KOREAShanghaiChangqingCHINADauletabadMultanCentgasIRANTURKMENISTANSAUDIARABIAPAKISTANINDIA図1CIS、EUにおける主なガスパイプライン105石油・天然ガスレビュー105RUSSIAEastSiberiaWestSiberiaKovyktaJAPANYamalSATsKAZAKHSTANUZBEKISTANMONGOLIABeijingNorth Europe Pipelineeam StrBlueBTEErzurumAZERBAIJANBaku
地域1 アジア
国1 中国
地域2 旧ソ連
国2 ロシア
地域3
国3
地域4
国4
地域5
国5
地域6
国6
地域7
国7
地域8
国8
地域9
国9
地域10
国10
国・地域 アジア,中国旧ソ連,ロシア
2005/11/20 [ 2005年11月号 ] 竹原 美佳
Global Disclaimer(免責事項)

このwebサイトに掲載されている情報は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、機構が作成した図表類等を引用・転載する場合は、機構資料である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。機構以外が作成した図表類等を引用・転載する場合は個別にお問い合わせください。

※Copyright (C) Japan Oil, Gas and Metals National Corporation All Rights Reserved.

本レポートはPDFファイルでのご提供となります。

上記リンクより閲覧・ダウンロードができます。

アンケートにご協力ください
1.このレポートをどのような目的でご覧になりましたか?
2.このレポートは参考になりましたか?
3.ご意見・ご感想をお書きください。 (200文字程度)
下記にご同意ください
{{ message }}
  • {{ error.name }} {{ error.value }}
ご質問などはこちらから

アンケートの送信

送信しますか?
送信しています。
送信完了しました。
送信できませんでした、入力したデータを確認の上再度お試しください。