ページ番号1006218 更新日 平成30年2月16日

最後?の処女地:東アフリカの石油・天然ガス

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レポートID 1006218
作成日 2006-05-20 01:00:00 +0900
更新日 2018-02-16 10:50:18 +0900
公開フラグ 1
媒体 石油・天然ガスレビュー
分野 探鉱開発
著者
著者直接入力 石田 聖
年度 2006
Vol 40
No 3
ページ数
抽出データ アナリシスJOGMEC石油・天然ガス調査グループishida-hisashi@jogmec.go.jp石田 聖最後?の処女地:東アフリカの石油・天然ガス 従来、北アフリカや西アフリカに比べて、東アフリカ諸国は石油・天然ガスポテンシャルが低いとされてきた。また、わずかに発見されてきている炭化水素鉱床は、天然ガスのみである。しかし、この地域の地質構造発達史を考えると、明確に炭化水素ポテンシャルがないとは結論できない。一方、高油価を背景に、新たに探鉱投資に打って出たい国際石油企業には、既存産油国は参入条件面で不利であり、また国営石油企業の独占体制を打破できないことから、投資先がますます限られてきている。近年、東アフリカ諸国に鉱区設定の動きがあり、国際石油企業のニーズとも合致することから、比較的条件面などが有利な東アフリカへ進出する企業もでてきている。また、探鉱熟成度が低いこと、契約条件が良いことから、ニッチ戦略を推進したい中小石油企業が、先行投資の意味合いもあり、広大な鉱区を取得するケースもある。 本稿では、最近の東アフリカ諸国での探鉱開発の動きについて概観するとともに、技術的に石油ポテンシャルについてもまとめることとしたい。 1986年5月、地中海式気候の初秋のさわやかな風に海岸のヤシの木が揺れていた。モザンビークの首都マプートは、2週間前の南アフリカ空軍*1の空爆がうそのように平和な空気が流れていた。というのは、われわれだけの感覚であったのかもしれない。その日、われわれは宿泊先であるコロニアル風のポラナ・ホテル(写真1)をあとに、一時の休息を海岸でとろうとホテルからの坂道を下っていった。しばしの休息の後、ホテルに帰ろうと緩やかな坂を道から外れて登っていった。その時、大統領府警備の兵士に自動小銃を突きつけられてしまった。幸いにも、反政府ゲリラと「顔色」があまりに違っていたので、事なきを得た。 20年前のモザンビークでの地質構造調査(後述)時の思い出である。モザンビークの首都マプートのポラナ・ホテル写1ポラナ・ホテルⅠ.探鉱は東アフリカへ向かうのか?東アフリカは、石油・天然ガス探鉱・開発について、注目されることはなかった。しかし、最近、その潜在的な石油・天然ガスポテンシャルを報じる記事が、複数の有力紙に掲載された*2。さらに、米国政府機関もニュースとして紹介している。これには、以下のような背景があると推測できる。すなわち、グローバルな米戦略は、中東、南アメリカなどで破綻の淵にある。とくに、中東では、イラクに見られるように光明が見出し得ない状況にある。そこで、ここ数十年手をつけていなかったアフリカに注目していることは事実である。テロとの戦いを前面に出す米政府は、アフリカ貧困国がテロの温床となる可能性があると認識しており、以下のような理由からアフリカに着目していると考えられる。民衆を貧困から救うため外国資金の注入が必要であること、これをバックアップするものとして米国企業をはじめ西側諸国がアフリカ*1:当時、モザンビークの社会主義(サモラ・マシェル大統領)政権を快く思っていなかった南アフリカは、反政府勢力であるモザンビーク民族抵抗運動(RENAMO)を支援していた。この後、内戦は1992年まで続いた。*2:・2005年4月26日Washington File(米国国務省の広報誌)http://usinfo.state.gov/xarchives/display.html?p=washfile-english&y=2004&m=April&x=200  40426192135WCyeroC5.785769e-02&t=livefeeds/wf-latest.html・2005年4月29日Guardian紙 http://www.guardian.co.uk/international/story/0,3604,1205624,00.html1石油・天然ガスレビューAナリシスメディナ40ジッダメッカ紅海サウジアラビア20ンーマオエリトリアエリトリアエリトリアエリトリアエリトリアエリトリアエリトリアエリトリアアスマラアスマラアスマラアスマラアスマラアスマラアスマラアスマラアスマラアスマラアスマラアスマラアスマラサナーイエメンアデン湾ソコトラ島ジブチ帯 大 地 溝アジスアベバエチオピアソマリアモガディシオ0 キリマンジャロ山(5895 m)モンバサモンバサインド洋サ ハ ラ 砂 漠20ポート・スーダンナイル川オムデュルマン青ナイルll川ハルツーム白ナイル川スーダンチャドアル・ジャウフリビアエジプトアスワンケニアナイロビア フ リ カ 中央アフリカバングイコンゴ川0キサンガニジューバウガンダ湖カンパラトーバルアコンゴカナンガルワンダブカブキガリキガリキガリキガリビクトリア湖ブルンジブルンジブルンジタンガドドーマドドーマニーカ湖タンザニアタンザニアダルエスサラームダルエスサラームダルエスサラームセーシェル諸島ニアサ湖マラウィマラウィマラウィリロンウィコモロブランティレマハジャンガハラレジンバブエジンバブエジンバブエジンバブエモザンビークベイラベイラベイラモザンビーク海峡アンタナナリボ20マダガスカルアンゴラルブンバシザンビアルサカザンベジ川20ボツワナウインドホックナミビア20ガボローネプレトリア南アフリカヨハネスブルグスワジランドマセルレソトオレンジ川ダーバンマプートマプート400800 Kilometersに注目するように誘導したいこと、東アフリカ諸国が産油国になれば、たとえ少ない収入でも最貧困国の救いになるとともに、さらにもし、ある程度の埋蔵量が発見されれば、米国の中東石油依存度をも軽減できるようになること、などの理由によるものと考えられる。これまで、石油専門誌でも東アフリカのニュースは皆無に近かった。しかし、2005年9月以降、ヨハネスブルグでの世界石油会議の開催と機を一にして鉱区取引などの動きが活発化していることが報じられている。2005年後半以降の動きは、①大水深域の探鉱・開発を得意とする大手企業が鉱区を取得する例が多くなったこと、②ニッチ戦略から大水深域などの広大な鉱区を取得していた企業のファームアウト取引が活発化していること、③既発見ガス田(集ガス構造)の周囲の探鉱が活発化しており、ガス・マネタイズ(商業化)への模索が続いていること、などのようにまとめることができる。本稿では、図1に示すように東アフリカ諸国、すなわちサハラ砂漠より南のスーダン、エチオピア、エリトリア、ジブチ、ソマリア、ケニア、タンザニア、モザンビーク、マダガスカルおよび隣接国の最近の石油・天然ガス探鉱・開発の動きとその探鉱ポテンシャルについてまとめることとしたい。注:網掛け部分は本稿で述べる地域図1東アフリカの記事対象国1. スーダンの現状スーダンの石油探鉱・開発の現況については、既に報告されている*3。現在、8鉱区に外資が参入している。オペレータである仏トタール(Total)が探鉱再開を表明しながら足踏み状態の続くB鉱区を除き、同国で石油の探鉱開発を行っているのは、主にCNPC(中国石油天然気集団公司:中国)やペトロナス(Petronas:マレーシア)、ONGC(インド)などのアジアの国営石油会社である。すべての契約鉱区において、アジアの国営石油会社が権益を保有している。1995年から、米国は同国に経済制裁を実施し、欧米石油企業は2002年から2003年にかけてこれらの企業に権益を売却し、相次いで撤退した。スーダンの鉱区権益の概要を図2と表1に示す。生産中の主な油田はGNPOC(Greater Nile Petroleum Operating Company)の所有するヘグリグ(Heglig)とユニティ(Unity)の2油田(生産量約27万バレル/日)である。また、第6鉱区ではアブ・ガブラ(Abu Ghabra)油田が生産中である。同鉱区はCNPCが100%権益を保有している。第3鉱区および第7鉱区は、ペトロダール(Petrodar=CNPC:41%、ペトロナス:40%、Sudapet:8%、Gulf Petroleum Corp.(カタール):6%、Al Thani(スーダン):5%の企業連合)が操業を行っている。同鉱区ではアダール・エーリ(Adar Yeli)油田が生産中(5,000バレル/日)で、生産量は2005年に約17万バレル/日に増加した。スーダン・エネルギー省は、原油生産量は2005年に50万バレル/日に達するとしている。現在、GNPOCの原油パイプラインの輸送能力は約50万バレル/日で、VLCC(大型原油タンカー)着岸可能なポート・スーダン(Port Sudan)の*3:スーダン:南部の石油開発を巡り、南北に新たな火種? http://oilresearch.jogmec.go.jp/+enq/frame.php?lurl=/information/pdf/2004/0503_out_g_sd_whitenile.pdfスーダン:紛争頻発の中、アジアの国営石油企業3社は活発な探鉱投資を展開http://oilresearch.jogmec.go.jp/enq/frame.php?lurl=/information/pdf/2004/0410_out_g_sd_un_sanctions.pdf2006.5 Vol.40 No.32\1スーダンにおける 主な探鉱・開発契約鉱区会社生産量および 主な油田CNPCの 原油取分探鉱再開準備中―Total(仏)32.5%GNPOC(CNPC 40%、Petronas(マレーシア)30%、ONGC(印)25%、Sudapet (スーダン)5%Petrodar(CNPC41% (オペレータ)、Petronas 40%、Sudapet 8%、Gulf Petroleum Corp.(カタール)6%、Al Thani (スーダン)5%CNPC100%生産中 (27万b/d)Heglig、Unity 油田2004年末増産 見込み (→35万b/d)生産中(5千b/d)Adar Yeli油田2005年 生産開始予定 (→17万b/d)生産中(6万b/d)のAbu Ghabra油田は増産見込み(→17万b/d)探鉱中Petronas 40.375%、ONGC 26.125% 、SudapetLundin(スウェーデン)24.5%、Petronas、Sudapet、ONGC24.5%Petnas100%Zafir(パキスタン)100%探鉱中探鉱中探鉱中出所:米国エネルギー省EIA情報などにもとづき作成14万 b/d約7万b/d17万 b/d――――B1/2/43/765A5B89最後?の処女地:東アフリカの石油・天然ガスエジプトナセル湖ブロック 8凡 例原油パイプライン同(計画)製品パイプラインリビアブロック 12チャドナイル川ブロック 8ブロック 8サウジアラビア紅海ブロック 13ポートスーダンエリトリアアスマラ青ナイル川ブロック 10青ナイル川ブロック 8白ナイル川ブロック 7ハルツームブロック 11エチオピアアダール・エーリ油田アダール・エーリ油田ユニティー油田ユニティー油田アディスアベバアブ・ガブラ油田アブ・ガブラ油田ブロック 8ヘグリグ油田ヘグリグ油田2010 N01020中央アフリカ白ナイル川コンゴ0100200300 km30 S01000km10 E20304050アルバート湖出所:ペトロナス、CNPCホームページ掲載の資料より編図ウガンダトルカナ湖ケニア図2スーダン鉱区図出荷基地の貯油能力も、増強の結果、200万バレルとなっている。中央政府と南部を支配する反政府勢力との紛争は、2005年に一応の解決をみているが、新たに西部ダルフール地域で紛争が勃発している。同国の探鉱開発への参入については、国際社会から批判を受けることが多い。したがって、現在は先進国企業の操業はない。2. モーリタニア・マフィアの活躍「マフィア」と言っても、夜の世界で活躍する脱法集団の話ではない。オーストラリアにベースを置くウッドサイド(Woodside)社は、2001 年のモーリタニアにおけるチンゲッティ(Chinguetti)油田発見以来、アフリカを主対象地域に位置付け、ニッチエリア探鉱を中心に、大きなプレゼンスを持つようになってきている。ウッドサイドは、2005年1月に実施されたリビア新石油法(EPSAⅣ)による第1次入札において、海上鉱区の4鉱区(35、36、52、53鉱区)を取得した*4。リビアでは、これに先立つ石油法(EPSAⅢ)の適用される石油契約でも、同社は2003年11月に陸上鉱区5鉱区を取得しており、2004年11月より地震探鉱作業を行っている。2006年2月より生産を開始したチンゲッティ油田は大水深域(水深約800 m)に位置しており、同油田の確認お*4:リビア:米国勢のプレゼンスの増大した第1次入札結果と今後の見通し―入札結果をどう見るか― http://oilresearch.jogmec.go.jp/enq/frame.php?lurl=/information/pdf/2004/0503_out_g_lb_firstround_epsa4.pdf石油・天然ガスレビューAナリシス200 300 km42°ソマリア南キツイ国立公園ケニアツァボ国立公園ガラナ川.L-05WoodsideL-07WoodsideL-12OPENウンガマ湾L-06AfrexL-08AfrexL-09AfrexL-11OPEN12 Shell11 Shell10 Shell09 ShellモンバサL-10OPENペンバ島ザンジバル2°3°4°5°6°よび推定可採埋蔵量は1億4,200万バレルで、2006年中には、生産量は約7万5,000バレル/日となる見通しである。英企業ダナ(Dana)は、ウッドサイドと相互乗り入れをしている。ダナ社がオペレータをするモーリタニア沖合鉱区では、2004 年にペリカン(Pelican)構造で成功している。ダナとのモーリタニアにおける関係から、ダナが保有するガーナのWestern Tano PSC鉱区にもウッドサイドはファームインしている。ウッドサイドは、東アフリカのケニアにおいて海域における7つの探鉱鉱区にすべて参加し、全鉱区において40?50%の権益でオペレータを務めていた。ケニアでの7鉱区の総面積は70,000km2で、これはケニア領大陸棚のほぼ全域をカバーしていた。ダナ社はケニアで4鉱区(うち3鉱区はウッドサイドがオペレータ)を有していた。その他のパートナーとしては、西アフリカのニッチ戦略で成功したハードマン(Hardman)の他、英・豪の小規模石油会社が参加している。このような、モーリタニアでの成功を背景とした、まさに「モーリタニア・マフィア」が東アフリカ海洋鉱区へ進出していると言っても良い状況である。なお、ハードマンは、オーストラリアをベースに活躍する新興小規模石油企業である*5。同社は特異なニッチ戦略を実行しており、2006年3月にはウガンダでの、第三系のリフト堆積物を対象とし10 N07°2°Athi4°5°30 S6°10 E304050100Same010202001000kmタンガ20ワミ川ツァボ川ナイロビ西ツァボ国立公園アンボセリ国立公園oキリマンジャロ山5895 m3°アルーシャモシた試掘において、2坑目の成功を見ている(後述)。従来、ケニアにおいて7鉱区に参入していたウッドサイドではあるが、既にL-06、L-08、L-09、L-10鉱区からは、2次元地震探鉱の解釈結果によって撤退している。さらに2005年10月には 、 ラ ム ー(Lamu)盆地のL-11鉱区(水深:1,500?3,000m)より撤退を決定した。したがって、残った鉱区はL-05とL-07の2鉱区(水深:0?2,500m)となった。ウッドサイドの撤退鉱区のうち、比較的浅海に位置しているL-06、L-08、L-10の3鉱区(一部陸上、水深:0?1,500m)については、その後アフレックス(Afrex)*6が取得している(図3)。タンザニアルフジ川ミクニ国立公園図3モロゴロルフジマ川 38°37°10°11°ルクム川ゥドンタマ8°9°ベムブロダルエスサラームインド洋7°05 Petrobrasソンゴソンゴ・ガス田ソンゴソンゴ・ガス田8°9°川川02 Statoil01 Ophir En.リンディLindiNdove Res.ムトワラMtwaraNdove Res.ビンザモ39°ムナジベイ・ガス田10°クー40°11°42°41°注:赤枠は図7の範囲を示す出所:JEBCO社ホームページ、各種資料より筆者作成ケニア~タンザニアの海洋鉱区の概要3. エクソンモービル(ExxonMobil)のマダガスカル進出1970年代までを除けば、メジャーの東アフリカでの探鉱・開発事業への参画はきわめて限られてきた。これは、石油地質ポテンシャルが相対的に低いと評価されてきたこともさることながら、メジャーはその資源の多くの部分をよりリスクが少ない、比較的発見の多い地域(たとえば、北海、西アフリカなど)に注力したことや、この地域に旧ソ連の影響が強かったことによる。エクソンモービルは、マダガスカル島北西の海洋鉱区Cap Saint-Andreに2004年12月に参入した。これに先立*5:http://www.hdr.com.au/*6:北朝鮮の探鉱を行うなど特異な企業戦略をもつ。http://oilresearch.jogmec.go.jp/enq/frame.php?lurl=/information/pdf/2005/0601_out_m_kp_explor_cooperation_china.pdf2006.5 Vol.40 No.3ソ、ヴァンコ(Vanco)社の有する海洋鉱区Majunga Off shore Profondに40%の権益を取得して参入している。同鉱区には、ノルスク・ハイドロ(Norsk Hydro)も2004年8月に30%の権益参加をしている(図4)。高油価を背景として、エクソンモービルは今後とも東アフリカの大水深域に注目していくものと思われる。ここで、ヴァンコ社についてみておきたい。同社は、1997年以来、アフリカ大水深域の探鉱を積極的に進めている、米ヒューストンをベースとする独立系石油企業である。同社のアフリカ大水深域(水深200m以深、シェア50%以上の権益鉱区)に保有する鉱区面積は、エクソンモービルに次いで第2位の40,000km2を超えるものとなっている(図5)。その内訳は、6カ国7鉱区で、モロッコ、コートジボアール、ガーナ、赤道ギニア、ガボンおよびマダガスカルである。エクソンモービルは、東アフリカ以外でのアフリカ大陸でのさらなる発展を目指している。次のターゲットとしては、チャドに隣接しているニジェールに多大な関心を抱いている。ニジェールにおいても、パートナー企業は、チャド・カメルーンプロジェクトと同じペトロナスである。SasolNorsk HydroForestSterlingDanaEniChevronWoodsideAtlasRepsol-YPFTotalPioneerAl Thani GroupCNROxyDevonShellPetronasVANCOExxonMobil60,00050,00040,00030,000km220,00010,0000注:水深200m以深、鉱区権益が50%以上の鉱区、2カ国以上の国に権益を有する企業、サイスミックオプション等の権益鉱区は除く出所:Vanco社ホームページ(http://www.vancoenergy.com/aboutus/index.htm)より筆者作成コモロ諸島 45°Eマイヨー島(仏)0100200 300 km 15°SCAP SAINT-ANDREExxonMobil2001-BAMBILOBESterring E. 50°E11021101Sterring E.AMPASINDAVAMAJUNGAOFFSHOREPROFONDVanco21012102Harvella 15°SMAJUNGA SOUTHMajungaジャンデノヴァ島(仏)2104BEMOLANGAMadagascar3101超重質油露出地TSIMIROROMajunga3103アンタナナリボ5001 20°Sマダガスカル 20°S 20°S 20°SMANAMBOLOMadagascarMORONDAVAMadagascarMANANDAZAMadagascar3109Energy AfricaMANJAAmicoh3111Energy Africa31103113MEI31123114 25°S 25°S 25°S3115 25°Sモザンビーク海峡鉱区公開(2006年3月)インド洋 45°E 50°E出所:各種資料より筆者作成。橙色の線は堆積盆地の境界でUSGS(http://pubs.usgs.gov/of/1997/ofr-97-470/OF97-470A/)による図4マダガスカルの鉱区の概要図5アフリカの大水深鉱区の鉱業権者4. アフリカでガス探鉱戦略を推進するペトロナスマレーシア国営のペトロナス社は、自国周辺国以外での探鉱・開発戦略の主体をアフリカに置いている。図6に同社の上流進出国を示す。同社は、東アフリカのスーダン、エチオピア、モザンビークで鉱区を有している。ペトロナスのアフリカでの上流事業参入国は、アルジェリア、アンゴラ、ベニン、カメルーン、チャド、エジプト、赤道ギニア、ガボン、モーリタニア、モロッコおよびニジェールと、上記東アフリカの3カ国の14カ国にわたっている。「中央アフリカ・リフト・システム」(図7)に沿った地域の中生代リフト堆積盆地を狙うという技術的戦略をもつ同社は、エクソンモービル/シェブロン(Chevron)とともにチャドにおける油田開発にも35%権益で参入している(Chari油田群:可採埋蔵量12億バレル)。チャドのChariプロジェクトとスーダンのGNPOCプロジェクトを合わせて、ペトロナスの開発ネット埋蔵量は7億バレルという大規模なものとなっている。スーダンで5鉱区に参入しているペトロナスは、スーダンで油田が発見さ5石油・天然ガスレビュー最後?の処女地:東アフリカの石油・天然ガスAナリシスエジプトニジェールチャドスーダンエチオピアカメルーン赤道ギニアガボンアンゴラモザンビークアルジェリアアルジェリアれているメルート(Melut)盆地のエチオピア側延長部のガンベラ盆地に位置するG鉱区(面積1.5万km2)を、2003年6月に取得した。さらにエチオピア政府とオガデン(Ogaden)盆地(35万km2と広大で、約3兆立方フィート(以下、Tcf)のガス発見が既にあり)の地質スタディ契約を締結している(図8)。現在のところ、同国の探鉱・開発事業への参入企業は同社のみである。これ以外にも同社のアフリカ戦略は、南アフリカ最大手の燃料販売会社Engenを1998年に買収したことに伴い、エナジー・アフリカ(Energy Africa)の株式57.5%を取得したことも布石となっている。エナジー・アフリカは数少ないアフリカ独立系上流企業の一つだが、低水準の負債額・幅広い保有資産・余裕あるキャッシュフロー・ニッチエリア戦略、など比較的良好な事業経営を行っており、ペトロナスから見て非常に優良な資産であった。ただし、2002年にエナジー・アフベナンモロッコモーリタニアリカ全株の敵対的買収を試みたが失敗し、本企業を完全支配下には置けなかった。なお、同社のモザンビークにおける鉱区であるZanbezi Delta Offshoreの最大水深は2,500mである(図11:後述)。同社とともにチャドで成功したエクソンモービルは、前述のとおり同様のリフト堆積盆が発達している可能性のあるニジェールのTermit Trough(図7)においても探鉱活動を行い、小規模ながら油を発見している(可採埋蔵量 2,50010001000km00図620002000ペトロナスの上流事業進出国万バレル)。エクソンモービル(オペレータ)と同社は50%ずつの権益で鉱区を保有している。ポートスーダン20N紅海2010 N0102030 S01000km10 E20304050凡 例中央アフリカリフト系堆積盆地ローマ字表記は堆積盆名石油発見井・油田位置油田名は赤字石油・ガス発見井位置首都主要都市エリトリアアスマラATBARAルアディスアベバAdar YeliMLOELLIエチオピア帯 溝 地 大 カ リ フケニア ア0 東KHARTOUMBLUE NILEWHITE NILEELUTKOSTIルイナ白青ナイJONGLEIジュバPIBORMOGALA出所:ペトロナスホームページなどの資料より筆者作成チャドオムデュルマンハルツームナイル川スーダン20Nサ ハ ラ 砂 漠T20EFRAEINEREENGKRATERMITN’DGELEDGEニジェールジンデルアガデスコンゴコンゴ川盆地20Eキサンガニ0ウガンダカンパラ500kmBORNUカノナイジェリアアビジャン         YOLAE川UエOヌBENベBONGORムンドゥーDOBAンジャメナBAGARASALAMATDOSEOMiandoumBoloboKome : Chari Project中央アフリカMUGLADAbu GhabraHegligUnityカメルーンドゥアラヤウンデバンギ大西洋0サントメリーブルビルガボンコンゴ共和国ニジェール川マラボオグボモソDABI出所:UNITED REEF LIMITED Financial Forum 2005, Evaluating the Hydrocarbon Potential of the Central African Republic, http://www.unitedreef.com/oil.htmなどから筆者作成図7中央アフリカ・リフト・システム2006.5 Vol.40 No.36SバO-02OPENO-06OPENO-03OPENO-07OPENO-04OPENO-08OPENO-11OPENシェベリ川O-12OPENO-15OPENO-16OPENO-21O-18OPENOPENカラブ・ガス田カラブ・ガス田O-19OPEN050100150200 km洋ド4ンイ404448図8エチオピアの鉱区の概要12810 E20304050ソマリアO-17OPENO-20OPENエチオピアアディスアベバハラルシェベリ川O-01OPENO-05OPENO-09OPENO-13OPENO-10OPENO-14OPENオガデン(ソマリ)堆積盆地オガデン(ソマリ)堆積盆地バブアルマンデジブチブ海峡ジブチ01020アデン湾30 S-川ュシアワッ青ナイル川ゴンダルタナ湖青ナイル川ジーマ川モオアバヤ湖アルバミンチetronasGP8スーダン432トルカナ湖ウガンダ36ケニア出所:各種資料より筆者作成アダールエーリ油田アダールエーリ油田白ナイル川12ソバト川最後?の処女地:東アフリカの石油・天然ガス36アスマラ40エリトリア44紅  海20イエメン10 N01000km5. 中国石油企業の動向中国政府は2006年1月12日、対アフリカ政策に関する初の政策文書となる「中国対アフリカ政策文書」を発表した。その骨子は、政治面における平等と相互信頼、経済面における協力と利益共有、文化面における交流である。 過去50年間に中国は、タンザニア―ザンビア(タンザン)鉄道など800以上のプロジェクトを支援してきた。この間、両国の経済的関係も発展し、貿易額は、1950年代初めの1,211万ドルから、2005年には400億ドル近くにまで増加したとしている*7。に、中国の代表的石油企業であるCNPCをはじめとして、中国系企業の東アフリカでの権益鉱区は、スーダンおよびマダガスカル以外にはない。CNPCは、スーダンでGNPOCに40%の権益比率で参加しているほか、表1に示したように、2006年前後にはスーダンでの自社分生産原油は約38万バレル/日程度となる。またCNPCは、紅海沿チュニジアアルジェリアリビアモーリタニアニジェールチャドチャドスーダンマダガスカルこうした実績を背景に、アフリカに対してもニッチ戦略を推進しているとされる中国企業ではあるが、東アフリカでのプレゼンスは西アフリカと比べると相対的に小さい。図9に示すよう*7:人民日報日本語版2006年1月13日付 http://j.peopledaily.com.cn/2006/01/13/jp20060113_56701.html1000km図920000出所:ペトロチャイナ ホームページなどの資料より筆者作成CNPCの上流事業進出国7石油・天然ガスレビューンポート・スーダンに製油所(処理能力5万バレル/日)も有し、スーダンでのポートフォリオを着実に増やしつつある(図2)。2006年2月、中国CNPC(中国石油天然気集団公司)は、Madagascar Petroleum International Ltd.が鉱業権を有する陸上2104鉱区への参入を発表した。実作業はCNPC子会社の遼河石油勘探局が担当する。なお、同鉱区は現在Madagascar Petroleumが79%、香港のクレジット・カード会社であるDNA Security System(Holdings) Ltd.が21%の権益を有している。また、DNAはMadagascar Petroleumに10.5%の資本参加をしている。CNPCの狙いは、隣接鉱区に分布する超重質油を生成した石油システムが、同国にアナリシスも予想されることによるものと推察される。さらに、CNOOC(中国海洋石油)はケニアの海上6鉱区の権益を取得すべく、2005年11月に同国政府と契約するとの報道がなされていたが、実現はしていない。6. 東アフリカ大地溝帯での石油発見前述のとおり、ニッチ戦略を推進するハードマンは2006年3月、ウガンダのBlock2での2坑目の試掘井で石油を発見したと発表した。同鉱区はオペレータの同社が50%の権益を保有し、残りは英Tullow Oilが有している。発見試掘井はWaraga-1(TD:2,010m)で、32mの区間から40°APIの原油を回収した。さらに、1,780?1,930mの区間には、数枚の砂岩貯留岩があるという。南西19kmには同鉱区で1坑目のMputa-1があり、同坑井でも石油を発見している(図10)*8。リフト盆地は、盆地発生期の湖沼成堆積物が一般的に油指向の根源岩になり得る場合が多く、古くから注目され、70年代には今回の発見のあったアルバート湖の南に位置するタンガニーカ湖(図1)で試掘井が掘削されている。しかし、火山の影響が強く、貯留岩に火山性砕屑物が混じることから貯留岩性状が一般的には悪く、油徴を認めても開発・生産に至らない場合が多い。今回の発見は比較的層厚も厚く、今後の開発動向に注目する必要がある。30゜050100 km4゜白32゜ナイル川スーダンニムレ34゜ケニア4゜コンゴ民主共和国トー川バルルイアナ拡大図位置2゜湖トーバルアキトグムグルウガンダソロティキョーガ湖マシンディホイマヴィナクイフォートポータルHeritage Oilトルリ川アカンパラエンテベジンジャ0゜カセセドーワドエ湖マサカムバララヴィクトリア湖ケニアルワンダキガリ2゜30゜タンザニア32゜34゜国和共主民ゴンコLakeAlbertWaraga-1HoimaMputa-1HOIMANkuisKIBAALE025kmMASINDIMasindiKafuガウダンKIBOGAモロトムバレトロロ2゜0゜2゜出所:ハードマン社ホームページ(http://www.hdr.com.au/)より編図図10ハードマン社のウガンダでの探鉱活動*8:Afroil 2006/3/14 p.92006.5 Vol.40 No.3?}ROVUMA N-4ROVUMA N-4EniEniブロROVUMAROVUMAOnshoreOnshoreArtumasArtumasロサムROVUMA N-1ROVUMA N-1AnadarkoAnadarko川Rovuma BasinROVUMA CENTRALROVUMA CENTRALNorsk HydroNorsk HydroペンバROVUMA S-6ROVUMA S-6PetronasPetronasリル川オROVUMA S-3ROVUMA S-3PetronasPetronasインド洋ナンプラタンザニアロブマ川リチンガルゲンダ川マラウィ湖ニアサ湖マラウィLilongwe2001000km10 N010コンゴ2030 SザンビアawanguL10 E203040503030OPENOPENOPENOPENケリマネsta2929INHAMINGAINHAMINGAtDNODNOoCeira  峡海 ク aymenbmEzi ザンベジ川テテカホラ・バッサダムZambeルサカカリバ湖ハラレジンバブエムババーネスワジランドOPENOPEN0303020201012733273427352833283428350404050100150200 kmインド洋29322933293429357パンデ・ガス田?セクンダ パイプライン(865km)出所:各種資料より筆者作成図11モザンビークの鉱区の概要100?2,000m+)に参入し、2006年初には北部のN-1(同0?2,000m+)にアナダルコ、N-4にエニ(Eni:同1,000m+?2,000m+)、S-3(同0m+?2,000m+)およびS-6(同1,000m+?2,000m+)にペトロナスが参入を決定している(図11)。BOPENOPENZAMBEZI DELTA OFFSHOREZAMBEZI DELTA OFFSHOREPetronasPetronas2828ベイラ2121OPENOPEN2626OPENOPEN ン ビ ービリャンクルス(Vilanculos)17171818OPENOPENモ ザNova MamboneSasolSasolバザルト諸島141415151313イニャンバネ(Inhambane)チモイオ川ジブサヴェ川パンデ・ガス田パンデ・ガス田テマネ・ガス田テマネ・ガス田ZimbabweEmbaymentチャンガネ川リンポポ川ue1010OPENOPEN11111212qibmazoシャイ・シャイOPENOPEN0606070708080909 MnrehtuoS0505マプートリンポポ川南アフリカプレトリアセクンダ77. 深海鉱区を続々取得する大手企業ここへきて、深海部の鉱区ディールが一挙に進展している。従来、英、豪などの比較的規模の小さい企業が東アフリカの深海鉱区を取得する例が多かったが、メジャーをはじめとして、深海技術に秀でた欧米企業の参入が目立つ。エクソンモービルのマダガスカル進出、タンザニアでは、現在まだ交渉中と言われるが、今後大水深域の探鉱・開発を得意とするシェル(R&D Shell)、ペトロブラス(Petrobras)、スタットオイル(Statoil)の鉱区取得が想定され、タンザニア沖合鉱区に大水深スタープレーヤーがそろい踏みする感がある。シェルは、タンザニア北部の4鉱区(水深:800?3,000m+)への参入を計画している。ペトロブラスは、同国中部海域のソンゴソンゴ・ガス田東北方の06鉱区(水深:400?2,800m)への参入を計画しており、これは既に権益を保有する05鉱区(水深:300?2,900m)とのシナジー効果を狙ったものと思われる。スタットオイルは、モザンビークへと続く、同国最南部のロブマ堆積盆地の02鉱区(水深:1,000?3,000m+)への参入を計画している(図3)。同鉱区は、ムナジベイ・ガス田(後述)の東北方にあたる。モザンビーク北部のロブマ堆積盆地には、2005年にノルスク・ハイドロがC-2(水深:0?2,000m+)、C-5(同最後?の処女地:東アフリカの石油・天然ガスⅡ.東アフリカの石油ポテンシャル1. 東アフリカの地質構造発達史アフリカの地形的な特徴は、海岸平野が狭く、大陸内部が、大きな内陸盆*9:岩波講座 地球科学16石油・天然ガスレビュー地と、それを取り巻く高い大地(swell)からできていることである*9。東アフリカを地質学的に見れば、かつてのゴンドワナ大陸が古生代後期に地殻運動によりリフトが形成され、分裂を始め、現在の骨組みが形成された(図12)。したがって、炭化水素資源の対象層準は上部古生界より上位の地層であると考えられている。ここでは国境にこだわることなく東Aナリシス表2先力ンブリア時代の造山帯(諏訪・矢入、1979を簡略化)造山帯概 要リンポポ-リベリア造山帯(27±2億年前)エブルニア造山帯(20±2億年前)キバラ造山帯(11±2億年前)汎アフリカ造山帯(6±2億年前)主として周囲のクラトンが高度に変成された片麻岩から構成される。片麻岩、塩基性岩、浅海成堆積岩から構成される。主として浅海成堆積岩起原の変成岩、花崗岩から構成される。主として花崗岩質片麻岩から構成される。アフリカ東部における本造山帯は、モザンビーク造山帯、およびザンベジ造山帯からなりたっている。 アフリカの堆積盆地の変遷と石油ポテンシャルについて述べることにする。? 先カンブリア時代アフリカ大陸には先カンブリア時代の基盤岩類が広く分布する。アフリカ大陸周辺や内陸に発達する石炭紀以後に形成された堆積盆地の基盤をなし、結晶片岩、片麻岩などの変成岩を主とし、その他、千枚岩、珪質砂岩、石灰岩からなり、これらに花崗岩類、閃長下記に相当する堆積岩層(Bukoban層群, Buk ; Katanga層群, Kat)汎アフリカ造山(6±2億年)をうけた地域(Mozambique造山帯、Me ; Zambezi造山帯, Zam ; Damara造山帯, Dam ; Lu?lian造山帯, Luf ; West Congolian造山帯, WC)下記に相当する年代の堆積岩層キバラ造山(11±2億年) をうけた地域(lrumide-Tumbide-Ukigan造山帯、Ir-Uk ; Kibaran - Burundian- Karagwe Ankolean造山 Mr, Ki-Bu-Ka ; Namaqualand - Natal造山帯,:N-N)下記に相当する年代の堆積岩層(Transvaal層群,Tr)エブルニア造山(20±2億年)をうけた地域(Ubendian?Ruzizian造山帯、 U-R ; Kibali ? Toro - Buganda造山帯, Ki-To-Bu; Mayumbian 造山帯,Ma)リンポポ?リベリア造山(27±2億年)をうけた地域(リンポポ造山帯, Lim)剛塊剛塊先カンブリア時代末期?古生代初期の造山帯(汎アフリカ造山)古生代の地向斜・造山帯(バリスカン造山)中生代以降の造山帯(アルプス造山)古生代後期(Dwyka氷期)の氷河の分布限界オーストラリア剛塊インド剛塊南極剛塊コンゴ剛塊カラハリ剛塊ケープ褶帯曲西アフリ剛塊西アフリカカ褶曲帯帯南アメリカ剛塊産油地帯の根源岩海成根源岩湖沼成根源岩出所:Smith, Hallam(1970)、Read, Watson(1975)など各種資料より筆者作成図12分裂前のゴンドワナ大陸と既存油田の関係ソマリア0ウガンダToカンパラキガリケニアナイロビルワンダブカウRブジュンブラブルンジタンザニアコンゴ川コンゴ盆地KiキサンガニMaMaMaMaMaMaMaMaMaMaカビンダブラザビルキンシャサカナンガWCルアンダアンゴラムブジ・マイaK-uB-iKKatルブンバシUUkawマラウィgnoリロングウェuLドドマダルエスサラームMo??ナミベルバンゴLufキトウェルサカ0リーブルビルリーブルビルリーブルビルリーブルビルリーブルビルリーブルビルリーブルビルリーブルビルリーブルビルリーブルビルリーブルビルリーブルビルリーブルビルリーブルビルリーブルビルリーブルビルリーブルビルリーブルビルリーブルビルリーブルビルリーブルビルリーブルビルリーブルビルリーブルビルリーブルビルリーブルビルリーブルビルFブランタイZamモザンビークモザンビーク海峡20マプートザンベジ川ハラーレジンバブエimLハボローネボツワナナミビアDam 20ウォルビスベイウィントフックプレトリアTiヨハネスブルグスワジランドダーバンN’?インド洋1000km40Oraggeeeenanagnggnanagnオレンジ川レソト?Nケープタウン20500 ?0大西洋出所:Cahen & Snelling(1966)をもとにした諏訪・矢入の図面(岩波講座地球科学、第9巻「世界の地質-アフリカ」)を引用図13アフリカ南半部の先カンブリア代の造山帯2006.5 Vol.40 No.310リーブルビルコンゴ川コンゴ盆地キサンガニブラザビルカビンダキンシャサカナンガムブジ・マイルアンダアンゴラナミベルバンゴウガンダカンパラキガリケニアナイロビソマリア0インド洋ルワンダブカウブジュンブラブルンジタンザニアルブンバシawマラウィgnoリロングウェuLキトウェルサカドドマダルエスサラームRuhuhuモロニザンベジ川ZambeziハラーレジンバブエbiLimpopoaSブランタイマハジャンガモザンビークトゥアマシナモザンビーク海峡アンタタナリボ20インド洋ストロンベルグ統の火山岩および火山砕屑岩(カルー・ドレライトなど)カルー系ケープ系デュワイケ氷期の氷河の流下方向Lebomboマプートヨハネスブルグスワジランドウォルビスベイウィントフック nawaハボローネotsBプレトリアボツワナナミビア 20レソトオレンジ川Great Karoo BasinケープタウンダーバンNatalDrakensberg大西洋Cape Folded Zone200800 Km40表3カルー系の細分総合層序表備 考ゴンドワナ大陸のリフト活動に伴う火成活動期氷河期グロソプテリス植物群グロソプテリス植物群時 代統三畳紀後期?ジュラ紀前期Strombergペルム紀後期?三畳紀前期Beaufortペルム紀前期Ecca岩 相玄武岩火砕岩砂岩頁岩砂岩石炭頁岩シルト岩砂岩層 厚(南アフリカ)堆積時の気候1,100?3,600m乾 燥?温 暖3,000m温 暖石炭紀後期?ペルム紀早期Dwyka頁岩ティライト900m寒 冷砂岩および植物化石の多い黒色頁岩が堆積した。ペルム紀に入っても、同盆地は砂岩を主とした陸成層で炭層を発達するような環境下にあった。石油・天然ガス探鉱の対象層となるペルム紀以降の層序を表4に、堆積盆地の分布を図15にそれぞれ示す。中生代三畳紀に入っても陸成の環境が支配的であり、この時代が非常な乾燥気候であったことが、堆積物に赤色砂岩、硅化木、炭層が発達していることから示される。? ジュラ紀ジュラ紀の初期ラエト期(Rhaetian)になると、マダガスカルでは海が広がってきたが、アフリカ大陸部ではまだ三畳紀から引き続いて陸成の環境下にあり、堆積物は砂岩を主体としたものであった。出所:UNESCO世界地質図(1971)およびFrakes & Crowell(1970, 1971)などから編図図14ケープ系およびカルー系の分布と氷河堆積物岩、閃緑岩などが貫入している。先カンブリア時代には、アフリカ大陸の各所で少なくとも4回の顕著な造山運動が起こったが(表2)、汎アフリカ造山の終了した古生代初期には、アフリカ大陸は広く安定化した(図13)。? カンブリア紀~石炭紀前期アフリカ大陸の南部に分布しているこの時代の堆積層は、南アフリカ共和国では約6,000mにも及ぶ。この時代は「ゴンドワナ大陸」が分裂する以前で、寒冷気候下にあったため広く氷河に覆われていた。堆積層はティライト(氷河漂礫岩)、砂岩、頁岩、黒色ドロマイト質石灰岩からなり、先カルー古生界(Pre-Karroo Paleozoic System)として扱われており、石油資源の面では対象とならない。? 石炭紀後期~ジュラ紀初期東アフリカ地域で石油資源の対象となる堆積物は上部古生界より上位のものであり、上部石炭系から最下部ジュラ系までがカルー(Karroo)系として取り扱われている。カルー系は、ゴンドワナ大陸を特徴づける陸成堆積物を主体とした地層で、南アフリカ南部のケープ地方に模式的に発達し(図14)、4つの統(シリーズ)に区分される(表3)。カルー系を堆積した堆積盆地は南アフリカ共和国からマダガスカル島にまで及ぶ広大な面積を占め、全層厚は約7,000mもあり、多くの石炭層を含むことによって経済的にも重要なものである。また、後述するマダガスカルのベモランガ(Bemolanga)地域(図20)の重質油の根源岩とされている。マダガスカルでは、アフリカ大陸との関係が不鮮明になるジュラ紀の中頃までの堆積層を一括して、とくにマダガスカル・カルー(Madagascar Karroo)系としている。石炭紀後期にはティライト、礫岩、11石油・天然ガスレビュー最後?の処女地:東アフリカの石油・天然ガスAナリシスBARERA-LUGHS.W. SOMALIABELTRANDI et al.1960OGADENETHIOPIACLIFT-1956AZZAROLI-1957DANKALIAETHIOPIAMASSAWA & RED SEAMUGLAD BASINETHIOPIASUDANDesset Series(500-1000)Desset Series(500)Dogali SeriesDogali Series(2800)Adok(1000)Tendi(1950)Nayil(850)Amal(650)Baraka(1750)Ghazai(450)Zarqa(400)Aradeiba(600)Bentiu(1550)Abu Ghabra(4500)Abails SeriesSst.Lst.Daban Sst.Karkar Lst.Taleh Gyps.Auradu Lst.?Yessomma Sst.Lst., Sst., Gyps.Main GypsumGabredarre Fm.Uarandab Fm.Hamanlei Fm.Adigrat Sst.(2000?)Carba Fm.Uegit Fm.Anole Fm.Baidoa Fm.Geological AgeMORONDAVASOUTHMALAGASYMAJUNGANORTHMALAGASYCOASTALTANZANIACOASTALKENYASOMALI COASTALBUR MAYO-TARBAJBASINBELTRANDI et al.THOMPSON, DODSONKENYA1960MANDERA-DAMASSAKENYAAYERS-1952JOUBERT-1960表4ペルム紀以降の層序表Marehan SeriesMandera SeriesDakata Lst.Hereri Sh.Seir Lst.Rahmu Sh.Muddo ErriLst.Rukesa Sh.Murri LstDaua Limestone Series(露出しない)Bur Mayo Lst.Didimtu BedsMansa Guda Sst.(700+)Lst.(1300)Sst.(1200)Lst.(1600)Sst.(400)Somali Fm.marly Lst.(1000)Lac Dera Fm.(3000 - 2000)Sst, MstZanzibarSeriesPemba SeriesHatu Limy Sst.PlioceneBituminous ClayLigniteSst.(2000)Lst.(800)MioceneOligoceneEocenePaleoceneNeogenePaleogeneTERTARYSenonianSst., Lst.(1100)Mdst., Sst.marineSitampiky Sst.Marine ClaysclasticSediments(oolitic Lst.)oolitic Lst.Pindiro Sh.(200)Changamwe Sh.Rabai Sh.Miritini Sh.KibiongoniBedsKambe Lst.Brava Fm.(3000)cal Sh?Upper PindroEvaporites(2600)Lower PindroEvaporites(1000+)Duruma Sst.(2000+)Isalo IIILst., ShIsalo Group(2400)Marl, Lst.Isalo IIISst., Lst.Mst.Isalo II (1000)bitm sst.,red Sst.,Lst., Mst.Isalo I (3250)bitm sst., Sst.Isalo II.Sh., Sst.Isalo ISakamera G.(4,000)Sst. Lst ShSakamena Gr.Sh.Base:sst., Coal Sakoa Gr(1500)Lst., Sst., Cgl.Sakoa G.Isalo GroupMadagascar KarrooCallovianBathonianBajocianLowerJURASSICToarcianLowerTRIASSICPERMIAN(1600)Lst., MarlSst., Lst.MarlTithonianPortlandianKimmeri-dgianUpperOxfordianMarl, MstSst., Marl(1000)marine?continentalMakonde Bed(continental)orbitolinaLst.Ereretown Lst.NeocomianUpperLowerCRETACEOUS40Red SeaエリトリアエリトリアエリトリアBasin アスマラ青イエメンサナーナイル川ジブチ帯 アデン湾ソコトラ島Ras HornEmbayment 大 地 溝アジスアベバエチオピアエチオピアエチオピアエチオピアOgaden (Somali) Basin ソマリアMandera-LughBasinEast Africa Coastal Basin0Lamu Embaymentモガディシオケニアケニアケニアナイロビナイロビナイロビ キリマンジャロ山(5895 m) キリマンジャロ山(5895 m) キリマンジャロ山(5895 m)ア フ リ カ 中央アフリカバングイジューバコンゴ川コンゴ川キサンガニキサンガニウガンダカンパラハルツーム白ナイル川スーダンチャド0800 Kilometers000Zaire CentralBasinコンゴコンゴコンゴカナンガカナンガアンゴラアンゴラアンゴラルワンダルワンダブカブKigaliタンガニーカ湖ルブンバシルブンバシザンビアザンビアOkavango Basinルサカルサカザンベジ川ザンベジ川ザンベジ川ザンベジ川ザンベジ川ザンベジ川ブルンジブルンジビクトリア湖ドドーマタンザニアタンザニアモンバサダルエスサラームインド洋セーシェル諸島ニアサ湖マラウィリロンウィMandava Basin コモロRovuma Basin ブランティレマハジャンガマハジャンガマハジャンガMajunga Basin ハラレハラレジンバブエジンバブエジンバブエジンバブエジンバブエモザンビークモザンビークモザンビークモザンビークモザンビークベイラベイラモザンビーク海峡アンタナナリボ20マダガスカルマダガスカルMorondava Basin 2020ウインドホックウインドホックウインドホックボツワナボツワナKalahari BasinガボローネガボローネMozambique Basinプレトリアナミビアナミビアナミビアナミビアナミビアナミビアナミビアナミビアナミビアナミビア20南アフリカヨハネスブルグスワジスワジスワジスワジランドランドマセルレソトオレンジ川ダーバンマプート40注:茶色着色部がペルム紀以降の堆積盆地を示す。盆地内の亜堆積盆の境界を曲線で示す。出所:各種資料より筆者作成図15東アフリカにおけるペルム紀以降の堆積盆地の分布2006.5 Vol.40 No.312リアス期(Lias)に入って、基盤の沈降とともにアフリカ大陸の内陸部に向かって海侵があり、浅海に覆われて石灰岩が堆積した。しかし、ソマリア北部、ソコトラ諸島およびソマリア南西部には、海上に現れた高まりが存在していた。ジュラ紀の中期?後期の初めにかけて海は最も広がった。基盤の昇降の差異により、エチオピア、ソマリア、ケニア3カ国の国境付近のマンデラ・ルー盆地(Mandera-Lugh Basin)が形成され、水の循環の少ない内湾の環境となり、ビチューメン質、暗灰色頁岩およびマール質石灰岩を堆積し、石油根源岩の形成には極めて好条件であった。同盆地には約3,000mに及ぶジュラ系があり、これを対象として石油・ガスの探鉱が行われている。ジュラ紀中期のバソン期(Bathonian)には、マダガスカル島はほぼ完全にアフリカ大陸と分離され、石灰岩、マール質頁岩を主体とする堆積物が堆積し、これは石油・ガスの探鉱の対象となるものである。? 白亜紀白亜紀は、連続的に海退の傾向にあるが、小規模な基盤運動の繰り返しがあり、場所により基盤の沈降のため海の広がりがある。白亜紀初期ア期(Aptian)には、いったん退いた海が内陸部エチオピアのオガデン地域にまで侵入し、ムスル(Mustahil)石灰岩、ドロマイトをプトタヒナ後?の処女地:東アフリカの石油・天然ガス堆積している。このような岩相はケニア南東部にまで及んでいる。一方、アルブ期(Albian)に、その後、小規模な海退があり、フェルファー(Ferfer)石膏を沈積し、再びセノマン期(Cenomanian)、チューロン期(Turonian)の海侵によりベレット・ウェン(Belet Wen)石灰岩を堆積している。ソマリア東部からソコトラ(Socotra)諸島ではアプト期-アルブ期に海侵があり、その後セノマン期-チューロン期に海退し、セノン期(Senonian)に小規模な海侵が認められる。マダガスカルは、白亜紀初期には海退により島状に海上に現れ、各所に陸成層が堆積した。白亜紀後期になると再び海は広がり、北西部のマジュンガ(Majunga)地域を残して海域となっている。マダガスカル島南部一帯で下位層を広くオーバーラップする上部白亜紀層が発達していることも、白亜紀後期に海侵のあったことを示している。一方、ザイール中央盆地、カラハリ盆地、オカバンゴ盆地などのアフリカ大陸の内陸部においては、陸成の粗粒砕屑物が堆積した。アフリカ東部を延長6,000km以上にわたって縦断する東アフリカ大地溝帯(The Great Rift Valley、以下リフト・バレー)は、展張性応力場で形成された顕著な断層陥没帯である。その形成は白亜紀後期に始まり、第三紀中新世?鮮新世にかけて、その造構造運動は最高潮に達した。? 第三紀暁新世のテチス(Tethys)海は、地中海からアフリカ北部、ペルシャ湾岸に広がるもので、紅海堆積盆地(Red Sea Basin)は形成されていない。エチオピアのオガデン地域、ソマリアの北部は堆積域とはならなかったが、ソマリアの南部以南では海域が残り、堆積が進行した。始新世の初期には、東アフリカ一帯およびマダガスカルに海が広がり、とくにオガデン、ソマリア北部では内陸へ深く入り込んだが、中期から後期にかけては海退した。また、この時期から紅海地溝、アデン湾地溝、さらには東アフリカ大地溝と、一連の地殻運動、火山活動が始まりつつあった。東アフリカ地溝帯はエチオピアのアファル低地に始まり、ケニア、タンザニア、マラウイを経てモザンビークのザンベジ川の河口まで続いている。ソマリアの沿岸地域からやや内陸寄りでは、現在の海岸とほぼ平行し、ケニアでは内陸部まで深く切り込んだ大規模な断層運動が見られ、これが東アフリカ沿岸一帯に存在する沿岸堆積盆地(Coastal Basin)の堆積量を大きく支配している。漸新世にはソマリアで弱い海侵があり、前世の堆積物との間に不整合が認められる。マダガスカルでは、若干の浅海化が認められる。中新世の初期には紅海からアデン湾に激しい断層運動が起き、紅海地溝に地中海の方向から海が浸入したが、アデン湾地溝とはバリアがあってつながっていなかった。このバリアによって紅海に特異な嫌気性の堆積環境が形成された。しかし、地溝の周辺部では粗粒砕屑岩が卓越し、また、火山活動も活発であった。東アフリカインド洋沿岸では弱い海侵があったが、マダガスカルでは堆積物の浅海化が認められる。中新統?鮮新統は、ソマリアの北部では砂岩、石膏が南西部ではマール、石灰岩である。ケニアでは内陸部深くまで石灰岩が堆積したが、タンザニアでは沿岸部のダルエスサラーム近くでデルタ堆積物が分布し、その海側では礁成石灰岩が堆積した。紅海盆地では、中新統は砕屑岩よりなり、鮮新統は岩塩、硬石膏を主とする蒸発岩からなっている。2. 各堆積盆地の地質と石油ポテンシャル? スーダンの内陸産油盆地スーダンの油田が存在するリフト堆積盆地は、「中央アフリカ・リフト・システム」の一部に当たり、中生代から第三紀にかけて連続する陸成堆積物によって充填されている。狭長なグラーベン状を呈するこの堆積盆地は、ヘグリグ油田およびユニティ油田のあるムグラッド(Muglad)盆地と、アダール・エーリ油田およびターレ(Tale)油田のある上部ナイル(Upper Nile)盆地の2条に分かれている(図7)。マグラッド盆地は、白亜系から第三系が発達する。全層にわたっていくつかの石油システムが認められるが、主なものは白亜系内のもので、下部白亜系のアブ・ガブラ(Abu Gabra)層の湖沼成頁岩が根源岩として優れている。貯留岩は、網状河川成砂岩のベンチウ(Bentiu)層で、厚い部分では1,500mに達する塊状砂岩層である。シールは河川成頁岩のアラデイバ(Aradeiba)層である。およそ70%以上のトラップが傾動断層ブロックで、断層の水平方向のシール能力が良いことによる。? スーダン~エリトリアの紅海堆積盆地紅海堆積盆地は、中新世に始まったアフリカ大陸とアラビア半島の大陸地殻の分離によって形成されたものと考えられている。その証拠として、紅海1石油・天然ガスレビューAナリシスの東西の海岸線を重ね合わせてみると、紅海の南端部のアファー低地を除き、ほぼ重なる。現在陸地となっているアファー低地も、その西縁と南縁を限る断層帯の位置は対岸のアラビア半島の海岸線とぴったり一致する。このアファー低地の陥没は、ほぼ紅海の中軸帯の形成期と同時期で、この陥没期に莫大な量の玄武岩溶岩(アファーストライド・シリーズ)の噴出があった。この堆積盆地は、北はスエズ湾より南はエリトリア(Eritrea)地域までにわたり、ほぼ現在の紅海の位置にあたる非常に狭長なものであり、各地域によって堆積条件を異にしているので、概括して評価することはできない。この堆積盆地の主要な石油・天然ガス探鉱対象層準は第三系である。第三紀層堆積の初期には、南のアデン湾岸にバリアが存在し、地中海側に開いた海があった。その後、中新世?鮮新世には、このバリアは開いてインド洋側から海が浸入し、砂岩、頁岩、石灰岩などの堆積岩類を堆積したが、同時にこの堆積盆の北端部は地中海との連絡がなくなった。このような地史的変遷と、エリトリア地域が堆積盆地の縁辺部に位置することから、根源岩の発達は悪いと推定される。しかも、この地域が火山活動の中心に近かったこと、断層が多く、構造は比較的に小さく分断されていることから考えて、石油・天然ガスポテンシャルの期待はあまり持てない。さらに地温が高く、深度、温度の関係から、このエリトリア地域では石油に対しての期待は薄く、むしろガスが探鉱対象となるであろう。? エチオピアの地質概況とオガデン堆積盆地エチオピアの地質は、先カンブリア界の変成岩類、花崗岩類、超塩基性岩類などを基盤として、それらを不整合に覆い、局部的に分布する古生界、やや広範囲に分布する中生界、さらに、これらを不整合に厚い火山岩からなる第三系、堆積岩と火山岩からなる第四系が覆っている。先カンブリア界は東アフリカに広く分布するモザンビーク帯(Mozambique Belt)の北方延長にあたり、さらにアラビア半島南西部に連続すると考えられている。エチオピアにおける先カンブリア界の構成岩類は、各種片麻岩類、珪岩、角閃岩、各種結晶片岩類などの変成岩類、かんらん岩、輝岩などの超塩基性岩類、造山期貫入の花崗岩類などである。これらは、さらに先カンブリア代末期または古生代初期といわれている花崗岩類に貫入されている。火成活動はカンブリア紀?オルドビス紀にまで続いたとされている。オルドビス系または石炭系?ペルム系は、北部のチグレ(Tigre)州地域および青ナイル川流域の一部に局部的に露出し、主として氷河堆積物からなり、砂岩、頁岩を伴う。アフリカ東部では、三畳紀末(約2億年前)に大規模な海侵が始まり、海はソマリア、ケニア北東部、エチオピアの大部分を覆い、アラビア南西部まで広がった。この海侵は、ジュラ紀末まで続いた。中生界は、主にチグレ州、青ナイル川流域および南東部の広範な地域に分布し、古生界以下の削剥された平坦面を不整合に覆う。基底礫岩、砂岩、石灰岩、マール、頁岩、石膏層などからなり、水平または極めて緩い傾斜を示し、三畳紀から白亜紀にわたる浅海性堆積岩層である。白亜紀の初めに、エチオピア西部・中央部は再び陸化したが、東部のオガデン地域とケニア北東部では蒸発岩と砂岩が厚く堆積し、その後のソマリア北西部への海侵により、厚い白亜系の堆積があった。エチオピア中央部の高原地帯には、始新統?中新統のトラップ玄武岩統(Trap basalt series)が広く分布している。これは、アルカリ玄武岩質溶岩、凝灰角礫岩層、凝灰岩層の厚い繰り返しとその中に挟在される薄い正規砕屑岩層からなり、台地玄武岩層(plateau basalt)と呼ばれることもある。トラップ統は、下位層の削剥平坦面を不整合に覆い、水平または極めて緩い傾斜を呈している。全層厚は3,000m以上に達する地域がある。この噴出期に、前述のとおり、アフリカ大陸とアラビア半島の大陸地殻の分離が始まった。オガデン堆積盆地では、地温勾配が高いことから、胚胎する炭化水素は、石油よりガスの可能性が高い。一般的な石油/ガスの存在境界である地温150℃は、同盆地では、深度3,000?3,500mである。はいたい鮮新世?洪積世には、大地溝帯の形成に引き続いて、地溝帯の内部縁辺部およびその他の局部地区(タナ(Tana)湖周辺、青ナイル渓谷地域、ハラルギエ(Harrarghie)州東部)では、玄武岩、安山岩、粗面岩、各種アルカリ火山岩の噴出が継続し、その一部は現在に至るまで活動している。また、これらの火山活動と同時期に地溝帯内部には湖成層が堆積している。リフト・バレーは、中新世末期から鮮新世にかけて形成され、エチオピアにおいては、その東部分岐がエチオピア高原の中央部を北東-南西方向および北-南方向に走り、エチオピア南西部のレーク地域(ケニア国境のRudolf湖から北東方のZwai湖に至る湖沼地帯)およびアファル低地(Massawa-Awash-Djibouti を結ぶ三角地帯)などの低地帯をつくっている。? ソマリ(Somali)盆地ソマリア、ケニア、タンザニアの沿岸部からその海域に分布する。ソマリア南部ブール地域(Bur Region)の南東方でソマリアの海岸線に沿って北東-南西方向に延びる第三紀に形成さ2006.5 Vol.40 No.31驕B? ケニアの地質概況先カンブリア界は、ケニアの中央部から西部の大部分および北東部の一部を占める。ケニアの先カンブリア界は変成岩類からなり、古いものからニアンザ(Nyanzian)-カビロンド(Kavirondian)系、盤岩(Basement)系、ブコバン(Bukoban)系の3 系に大別される。これらの先カンブリア界は、先カンブリア代末期から古生代初期の造山運動(6±2 億年前)により形成されたモザンビーク変成帯に属する。この帯の岩石は、正規堆積岩にしばしば火砕岩や溶岩を挟在する地層を原岩としている。通常、高変成度の片状変成岩からなり、全般に南北性の構造方向を有する。古生界および中生界は、ケニアの北東部および南東部の2カ所に分布する。これらは、石炭紀後期からペルム紀前期にかけて堆積したカルー系に対比されるもので、石炭を伴う砂岩、頁岩よりなり、ズマル(Djmaru)砂岩層と呼ばれる。ジュラ紀から白亜紀に堆積した石灰岩や砂岩などを主とする海成堆積層は、分布の西部で頁岩優勢、東部で砂岩優勢である。新生代の地質は、同国の西側を通るリフト・バレーを中心として分布する火山岩類と、東側の海岸に続く帯および北西部トルカナ湖周辺に主として分布する堆積岩類からなる。また、中新世後期には大規模な割れ目噴火による溶岩台地が形成され、粗面岩質の溶結凝灰岩の噴出があった。第四紀以降にも、カルデラを伴う火山活動が連続している。堆積岩類は、東側では第三紀の海成の砂岩と第四紀の砂岩、礁成石灰岩からなり、トルカナ湖周辺では、後期中新世から鮮新世の湖成堆積物からなる。? タンザニアの地質概況と海岸盆地(Tanzania Coastal Basin)タンザニア東部には、モザンビーク造山(Mozambiquan)あるいは汎アフリカ造山(PanAfrican)を受けた岩石が分布しており、その絶対年代は6億年±2億年と推定されている。タンザニア中央部に位置する下部先カンブリア界のタンザニア剛塊(Tanzanian Craton)は、アフリカ中央部に広がるコンゴ剛塊の一部をなし、花崗岩・片麻岩類と緑色岩帯からなる。これらは高度変成作用を受け、一部ミグマタイト化している。タンザニア楯状地を取り囲むように東部にはウサガル系(Usagaran System) 、北西部にはカラヴェ-アンコレ系(Karagwe-Ankolean System)、南西部にはウベンディア系(Ubendian System)が分布している。これらは、高度の変成作用を受けて片麻岩となっており、時代は先カンブリア代後期の前期と考えられている。これらより若いカラヴェ-アンコレ系は、タンザニアの北西端に分布し、低変成度の結晶片岩、千枚岩、珪岩、泥質岩よりなる。さらに先カンブリア代末期?古生代初期のブコバ系(Bukoban System)がある。本系はタンザニア西部に分布し、砂岩、礫岩、珪岩、頁岩、ドロマイトからなる。タンザニア南部およびインド洋沿岸部にカルー陸成層の末端部が露出し、炭層を挟んでいる。上部中生界としては、海岸地方の堆積盆に、石灰岩、砂岩、泥岩および石膏、硬石膏、岩塩等蒸発岩が見られる。これらは、中生代に発生したゴンドワナ大陸分割時に時を同じくして生成された。ジュラ紀白亜紀第三紀および第四紀の海成層は、現在の海岸部の狭い部分に限られている。タンザニアの内陸部では、対象層準はジュラ系より下位である。ここではれた長大な断層があり、この断層の南東側では第三紀以後の地層が厚く堆積し、ソマリ盆地を形成している。本堆積盆地には、ソマリア北部のラス・ハフン湾入部(Ras Hafun embayment)と、ケニア、ソマリア国境にまたがるラムー湾入部の2つの湾入部(亜堆積盆地)がある。この2つの湾入部のうち、ラムー湾入部については、その第三系は海岸付近で最も発達するが、ほぼソマリア・ケニア国境線で境される東側と西側では堆積相を異にしている。東側では、陸成から浅海成の地層であるラハ・デラ(Lach Dera)層が堆積し、内陸部では約200mの層厚で、海岸部では約3,000mに肥厚し、かつ50m余りの石灰岩、泥岩からなる海成相が挾在するようになる。西側では、海岸付近で約4,000mの海成層が堆積し、100kmほど内陸部に入ったところでは約1,500mの海成層に薄化する。ここでは第三系全体に、石灰岩が主体であるが、中部始新統から漸新統にかけては砂岩が挾在される。油・ガス徴は、下部始新統の石灰岩や砂岩の中で認められ、とくにガス徴が顕著である。背斜構造系列の方向は、ケニアの沿岸部ではNE-SWの方向性があり、一般的な褶運動によるものではなく、断層によるブロック化された基盤岩類の上昇に伴う背斜構造と考えられている。曲きしゅうょく以上から、ラムー湾入部では、ケニア側の海岸付近では、根源岩としては白亜系の泥岩および中部始新統より下位の石灰岩類、貯留岩としては始新統の石灰岩、砂岩が考えられ、背斜構造も認められている。ソマリア側では堆積層が陸成に近いので、相対的に石油・天然ガスポテンシャルは低いと考えられるが、海域に向かって海成層が発達する傾向があ15石油・天然ガスレビュー最後?の処女地:東アフリカの石油・天然ガスcUンビークマダガスカルQUATERNARYカラハリ層アナリシス述のとおり欧米石油企業の参入が相次いでおり、基礎的ポテンシャルはかなり高いことが予想される。モザンビーク堆積盆地に発達するカルー系は、砂岩などの陸成砕屑岩を主とする地層からなる。カルー系の露出部は、ザンベジ川上流付近で最も厚く(層厚約4,500m)ベイラ西方国境付近で最も薄くなる(層厚約400m)。出所:石油公団地質調査部(1983)およびその他の資料より筆者作成図16モザンビークとマダガスカルの標準層序モザンビーク堆積盆地の白亜系は、ベイラ海岸地域に分布するマプート(Maputo)層(アプト階(Aptian)/アルブ階(Albian))、ドーモ(Domo)層(アプト階(Aptian)/アルブ階(Albian)?チューロン階(Turonian))およびグルジャ(Grudja)層(セノマン階(Coniacian)?Paleocene)下部は、ザンベジ湾入部や、南モザンビークの陸域に発達する陸成のセナ(Sena)層(Neocomian?Turonian?)と同時異相の関係にある(図16)。下部白亜系上半部から発達する海成堆積物は、第三系始新統までほぼ連続して存在するが、漸新統および中・下部中新統にかけて、現在のモザンビーク海峡、ザンベジ湾入部の北部など、限られた地域にのみ発達する。暁新-始新統は、すべて海成層である。 50°Eeebb1102bilobilosinsinmmaao-Ao-ABBggDieDieAmpasin 15°ShgHia davコモロ諸島 45°Eマイヨー島(仏) 20°SアンタナナリボEast Coast BasinEast Coast BasinマダガスカルMorondava BasinMorondava BasinMajunga BasinMajunga BasinCape St. Andre Ridge 15°Sジャンデノヴァ島(仏) 20°S 25°S 25°SCap Sainte MarieCap Sainte MarieBasinBasinインド洋0100200 300 km 45°E 50°E図17マダガスカルの堆積盆地2006.5 Vol.40 No.316未区分・未命名層新生代は、中生代に始まったアフリカ・プレートの東側の開口の加速化で特徴づけられ、リフト・バレーが形成された。タンザニアでは、ビクトリア湖を囲んでタンガニーカ湖、ニアサ湖をつくった西部地溝(Western Rift)と東部地溝(Eastern Rift)とに分けられている。東部地溝は北部で明瞭であるが、中央部でやや不鮮明となり、西部地溝はタンガニーカ湖・ルクワ地溝と連なり、マラウイ湖で合体している。また、火成岩類は、第三紀中新世より現世にかけて、リフト・バレー沿いにアルカリ岩、サブ・アルカリ岩類の噴出岩、一部、カ ル ー 系先カンブリア系イサロⅠ層イサロⅡ層岩の活動があった。ゅう入に迸へいサカメナ層サコア層? モザンビークの堆積盆地モザンビーク堆積盆地は、地質構造、層序の面から、①ザンベジ湾入部(Zambezi embayment area)、②ベイラ海岸(Beira coastal area)、③ジンバブエ湾入部(Zimbabwe embayment area)、そして、④南モザンビーク(Southern Mozambique area)の4区域に細分される(ただし、それぞれの区域の関係は漸移的である)(図11)。グルジャ層ジョファーネ層マザンバ層テマネ層チェリンゴマ層ドーモ層セナ層マプート層カ ル ー 系ストーンバーグ統ビューフォート統エッカ統?PlioceneMioceneOligoceneEocenePaleoceneSenonianSenonianNeocomianNeocomianNeogenePaleogeneTERTARYUpperCRETACEOUSLowerTithonianPortlandianKimmeri-dgianUpperOxfordianCallovianBathonianBajocianLowerJURASSICToarcianLowerTRIASSICPERMIANCARBONIFEROUSPRECAMBRIAN先カンブリア系蒸発岩がよく発達し、根源岩としての泥岩、石灰岩に乏しい。岩塩層の突き上げによる背斜構造が認められる。沿岸部から海域にかけては、第三系の分布は認められるが、十分に発達していない。この地域では地温、徴候状況などから考えて、ガスの可能性が強い。一部モザンビーク北部へ広がる同国南部のロブマ亜堆積盆地には、カルー系のエッカ統およびビューフォート統に対比されるルンホ(Lunho)統が発達する。本統は、頁岩、石灰岩、砂岩などの海成層からなり、一般に堆積盆地西部では砂質となるが、東に向かって泥質なものへと移化する。これらの堆積岩類の時代は、第三紀中新世および中新世以降と推定される。本亜盆地には、ムナジベイ・ガス田があり、前ナ後?の処女地:東アフリカの石油・天然ガス漸新統は、モザンビーク堆積盆地では一般的にあまり発達していないが、ザンベジ湾入部北部では600m程度の海成砂岩、頁岩が発達する。またべイラ海岸地域中部には、硬石膏や石膏などの蒸発岩が発達する。第三系の総層厚はモザンビーク陸域では600m以下であるが、ベイラ海岸地域北東部の海域では4,000mを超える。? マダガスカルの堆積盆地マダガスカルは、前述のとおり、ゴンドワナ大陸の分裂によって形成された。5億年以上前に形成された結晶質岩石の露出地が、国土のほぼ3分の2を占めている。マダガスカルには5つの堆積盆地が認められ、基盤岩を取り囲むように分布している(図17)。マダガスカル島東部では海岸線近くまで先カンブリア系からなる基盤岩類が露出し、沿岸部にわずかに白亜系が露出する。この白亜系は海域に向かって厚くなると考えられ、タマタブ(Tamatave)盆地または東部海岸盆地(East Coast Basin)と称する。探鉱対象層準としては白亜系と第三系が考えられるが、第三系については陸上にその露出はないが、海域には存在する可能性が十分にある。また、南部海域には小規模なカプ・サント・マリー(Cap Sainte Marie)盆地がある。マダガスカル島西部沿岸地域には、石油・天然ガスポテンシャルが高いと推定される3つの堆積盆地がある。ほぼ中央部には、北西?南東方向に延びるカプ・サンタンドレ上昇帯(Cap St. Andre Ridge)、北部には同方向のアンパシンダバ上昇帯(Ampasindava High)が認められ、それぞれの上昇帯に挟まれた北部をディエゴ・アンビローブ盆地(Diego-Ambilobe Basin)、中部をマジュンガ盆地(Majunga Basin)、南部をモロンダバ盆地(Morondava Basin)と称している。ディエゴ・アンビローブ盆地では、ティトン階は石膏質マールからなり、層厚は500?700mである。下部白亜系はマールおよび陸成砂岩からなり、層厚は約650mである。この上位は不整合関係でアルブ?セノマン階のマール(400m)によって覆われる。チューロン期には玄武岩(50?200m)の活動があり、その上位の上部白亜系は120mの海成層が累重する。第三系は主として石灰岩からなる。このマジュンガ盆地では、各時代の地層はいずれも西傾斜をなし、内陸部のペルム系から沿岸部の第三系まで存在する。イサロ(Isalo)層は、地表に露出しているところでは陸成?浅海成の地層からなり、西方に向かって海成層に移化すると見られ、また、ベモランガでの超重質油の存在も考慮すれば、内陸部での有力な探鉱対象層準となろう。沿岸部から海域にかけては、前述したイサロ層は深度が深くなり、替わって白亜紀層、第三紀層が対象層準となろう。とくに白亜紀上部および中部の砂岩は貯留岩としては良好な性質を持った地層であり、また、礁成石灰岩の発達もある。地下地温が一般的に高いという点で、海上部では油より、むしろガスを対象としたものとなろう。しかし、この堆積盆地はペルム系より第三系までが対象になるが、相当の広さを持ち、探鉱密度も十分でない点から、意欲的に探鉱を継続しているので近い将来、商業的発見がなされるかもしれない。モロンダバ盆地においても、マジュンガ盆地同様に島の中央部に分布する先カンブリア系を基盤とし、ペルム紀から第三紀層は一般に西傾斜で内陸部から沿岸部に分布しているが、海岸寄りには、緩くかつ雄大な背斜構造がほぼ南北に存在する。本堆積盆地の北部Bemolanga地区のイサロ層中には超重質油(後述)の露出が見られる。イサロ層は、内陸部では陸成相を主とするが、西方に向かって海成相となり、超重質油とともに有力な探鉱層準と考えられる。イサロ層は海域においては深度も深く、かつ薄化することが予想されるが、沿岸部から内陸部にかけての地域は興味深い。白亜系?第三系についても、海域において海成相の堆積が考えられ、西方に向かって層厚も増加し、探鉱対象層準になるであろう。白亜系には黒色泥岩の発達があり、また、上部白亜系は南部で下位層を広く覆っている。この地区は、層位封塞が期待される。マジュンガ盆地におけるのと同様、地温が高く、海域を含む西部では地下3,000m以深では油よりむしろガスの可能性が高い。3. 石油・天然ガスポテンシャル地域? ガス・ポテンシャル東アフリカの既存ガス田を表5にまとめる。地質資料を検討すると、やはりこの地域の炭化水素資源は、ガスの可能性が高い。規模は、現状ではモザンビークのパンデ(Pande)・テマネ(Temane)ガス田(図11)が最大規模であることから、今後発見される埋蔵量規模は1集ガス構造で最大でも数Tcf規模であることが推定される。このままでは、地域消費に回さざるを得ない。モザンビークのように、ある程度の消費が見込まれる南アなどの消費地が期待されれば輸出も可能であるが、困難な点も多い。ただし、パンデ・17石油・天然ガスレビューAナリシス表5東アフリカのガス田国 名発見年埋 蔵 量現  況備  考(発見構造)ガス田名 称2006.5 Vol.40 No.31PandeTemaneSongosongoモザンビークモザンビークタンザニア(Mnazi Bay)(Calub)タンザニアエチオピア(Hilala)(Shilabo)(C-1)出所:各種資料から作成エチオピアエチオピアエリトリア19611965197419821972197419831969ガス生産中(1億2,800cf/d=360万m3/d)、南アへ輸出1億cf/dで生産中、発電用モザンビーク全体のガス埋蔵量は(2P)は3.25Tcfと算定されている。小型LNGプロジェクトの計画あり評価、開発中開発計画休止小型LNGプロジェクトの計画ありNANA2Tcf(政府見解)0.6Tcf(操業会社)NA2.4Tcf、コンデンセート350万バレル1.2Tcf(政府見解)NANA評価井掘削中物(ドーモ層)は、良好な根源岩層と考えられている(図16)。こうき隙げ一方、貯留岩としては、セナ層、ドーモ層、グルジャ層および、チェリンゴマ層の砂岩および石灰岩が挙げられている。セナ層は、陸成の孔率の高い砕屑物で構成されており、根源岩能力を持つとされるドーモ層、グルジャ層と同時異相の関係にある。しかしながら、セナ層は、モザンビーク西部では地表に露出しているので、貯留岩としての可能性は海岸地域に限られる。ドーモ層中の砂岩は、層厚が0?約250mであり、その分布地域は限られている (ベイラから南?南東の海岸地域)。グルジャ層中には数層準において南北に細長い靴ひも状砂岩層が発達し、パンデガス田等の産出層(産出深度:1,145m)となっている。チェリンゴマ層の砂岩は、ザンベジ川の河口沖に厚く発達しており、その地域の貯留岩として最も可能性が高いとされている。また、本層中の石灰岩(ベイラ付近に分布)も注目に値する。テマネガス田の例にもあるように、1集ガス構造が小さくても、周囲にいくつかのガス田が見つかった場合には、LNGプロジェクトの醸成も可能であろう。東アフリカの堆積盆地は、スーダンを除けば比較的沿岸部に位置しており、プラントの設置には有利となるであろう。①モザンビークモザンビークでは、1900年代の初めから探鉱が行われているが、1961年にPande-1井のグルジャ層中の砂岩(層厚9m)から日産450万立方フィート(以下、cf)(3/8インチ・チョーク)のガスが発見された。また、1962年にBuzi-1井のグルジャ層中の砂岩(層厚3m)からもガス徴が認められた。さらに1965年にTemane-2井の深度1,295m(グルジャ層中の砂岩)から出ガスした。南アのサソール(Sasol)社がパンデ・テマネガス田の開発を行っており、5億4,900万ドルでモザンビークのテマネガス田から南アのセクンダ(Secunda)までの865km、26インチ(約660mm)口径のガス・パイプラインを建設、2004 年に完成した。さらに、既存のパイプラインでサソールバーグの同社化学工場にガスを供給している(図11)。今後、ハウテン、リチャーズ・ベイ、ダーバンなどの工業都市にも輸送開始される予定である。サソールのセクンダにおけるGTL施設は、現在16万バレル/日を生産しており、今後10年以内に日量50万バレルのガス液化ディーゼルを生産する計画である。また、今後、西ケープ州での天然ガスの需要増加を見込み、ベルギーのスエズ(Suez)と合弁でガス発電所を建設する調査を行っている*10。しかしながら、モザンビークでは、現在のところ油田は発見されていない。モザンビーク堆積盆地では、海成層が発達する白亜系以上には、数層準において根源岩の発達が認められている。とくに、ザンベジ川河口沖のデルタ堆積物(グルジャ層)や、沿岸地域に存在する地溝内に堆積した泥質堆積*10:南アフリカ共和国の環境政策と環境・エネルギー産業の現状 JETRO海外調査部 http://www3.jetro.go.jp/jetro-file/BodyUrlPdfDown.do?bodyurlpdf=05000597_001_BUP_0.pdfナ後?の処女地:東アフリカの石油・天然ガス海外地質構造調査旧石油公団は海外地質構造調査「モザンビーク」として、モザンビーク中部のバザルト湾の極浅海地震探査を実施した。バザルト湾は前述のパンデ・テマネガス田に隣接する浅海域で、石油ポテンシャルは高いと推定された。この調査は、旧石油公団とモザンビーク人民共和国石油石炭庁(Secretariat for Coal and Hydrocarbons:SECH)およびモザンビーク国営石油会社(National Enterprise for Hydrocarbons:ENH)との間で調印・実施された。物理探査は、1984年9月から同年10月まで行われ、その後の地震探査記録の処理・解釈、地質解釈が行われ、翌1985年5月に首都マプートで最終報告会が開催された(写真2、写真3)。地震探査は、調査海域の環境や条件等により、以下の4通りの方法で実施:高圧エアガン/ストリーマケーブルされ、合計測線長365.075kmであった。(i) 浅海域 (ii) 極浅海域A :導爆線/テレメトリー式受振器(iii) 極浅海域B :高圧エアガン/テレメトリー式受振器(iv) 陸域 :ダイナマイト/テレメトリー式受振器調査地のバザルト湾は、マプート市より小型機で約2時間北上したインド洋岸の町ビランクロスの北東約25kmに位置するバザルト島と、モザンビーク本土に挟まれた極浅海域、その北側の浅海域およびバザルト島を含む総面積約2,400km2の地域であった。なお、同調査地の西約20kmには、現在天然ガスを産出、南アに輸出しているパンデ、テマネ両ガス田がある。写2モザンビークの子供たち前列左から2人目がマリオ・マルケスENH総裁(20年後の現在も在職)スタッフの顔つきはアフリカ系、インド系、マレー系、ポルトガル系とさまざまで興味深い写3地質構造調査「モザンビーク」成果報告会②タンザニアソンゴソンゴ(Songo Songo)ガス田は、タンザニア沖合15kmの島、同国最大の都市であるダルエスサラームの南200kmに位置している(図18)。同ガス田は1974年にアジップ(Agip)によって発見された。下部白亜系の浅海成砂岩を貯留岩とし、厚さ155m、孔隙率は20%以上である。根源岩は、ジュラ系?下部白亜系で、過熟成である。タンザニア石油開発公社(Tanzania Petroleum Development Corporation:TPDC)によれば、埋蔵量は2Tcfとされるが、同ガス田を開発するEast Energy Corp.の子会社であるPanAfrican Energy Tanzania Ltd.によれば、可採埋蔵量は0.6Tcfとされる。同社は、現在発電用に約1億cf/日でガス生産を行っている。この他、ムナジ湾ガス開発プロジェクト(Mnazi Bay Project)が行われている。同ガス開発は、1982年にアジップによって発見されたムナジベイガス田を開発しようというものである。同ガス田は、Mnazi Bay-1井によってガス鉱床を発見した。貯留岩は漸新統のムナジベイ泥岩層(Mnazi Bay Clay Formation)中の2枚の砂岩層である。孔隙率は15?25%、浸透率は560ミリダルシー(md)である。TPDCによれば、埋蔵量は1Tcf程度という。小型LNGプラントのノウハウを持ち、独自のビジネスを展開するオーストラリアのLiquefied Natural Gas Ltd.は、LNGソースとしてのガス田の規模が0.2Tcf以上であれば事業化できるとしている。したがって、主な対象ガス源はストランテッドガス田や本来はフレアさせるような随伴ガスの利用を考えている。なお、同社は同ガス田を対象として、LNGプラントを建設すべく計画を進めてきたが、市場として考えていたインドの需要規模や希望時期、希望価格から対応が困難であることが明らかとなり、計画は頓挫している*11。同社は、対応策として同ガス田以外のガス源として、カナダのArtumas社が保有するタンザニア沖合のムナジベイガス田のガスを購入する予定である。LNGプラントは、近傍のムトワラ(Mtwara)港が考えられており、同ガス田から27kmのパイプラインを建設する。生産規模は700トン/日で、インドのGMRに供給する予定であった。しかし、前述と同様の理由で、現*11:みずほ情報総研:www.mizuho-ir.co.jp/kankyo/ gasken/documents/gaskensample.pdf1石油・天然ガスレビューfンセート350万バレルと評価されている。貯留岩は、上部三畳系?下部ジュラ系のAdigrat層とオルドビス系のCalub砂岩である。根源岩としては、ペルム系?三畳系のカルー系内のBokh頁岩が考えられている。その他、2つの既発見ガス田としては、ShilaboおよびHildaがあり、後者については、エチオピア・エネルギー鉱山省によれば、1.2Tcfのガス可採埋蔵量があるとされる。2006年2月よりペトロナスは、ガンベラ盆地ブロックGで試掘予定である。義務探鉱費500万ドルであるが、この最初の試掘は1,600万ドルの支出予定である。コントラクターは中国のZPAEB(Zhongyuan Petroleum Exploration Bureau)が担当する予定である。隣接するエリトリアでは、プレンコ(Prenco)が試掘井Chita-1(CH-1)を2005年9月に開坑した。Defnin鉱区のC-1ガス・コンデンセート発見井の評価井である。掘削中の2,700mはAmber層である。? マダガスカルの超重質油マダガスカル島西部には世界最大級の超重質油鉱床(原始鉱量で250億バレル:Macgregor, Cameron, 2000)が存在することが知られている。マダガスカル・ベモランガの超重質油は、島の中央西部で海岸より約100kmほど内陸に入ったマラフェノーブ(Morafenobe)の近くにある。中心集落のマラフェノーブの近くには軽飛行機の発着のできる滑走路があり、首都のアンタナナリボから約1時間(距離:300km)で到達できる。産出する層準は三畳紀の下部イサロ層群の上部の陸成層Amboloande砂岩で、その中に多量のビチューメンが胚胎している(図19、図20、表6)。この鉱床は、地下200mにある先カンブリアナリシスア系の結晶片岩からなる高まりの上にある。この砂岩は196mの厚さのうち、ビチューメンを含有している部分が126mあり、重量比で1?8%含まれている。含有する花粉・胞子の化石より、下位にあるSakamena層群から由来したものと考えられている。1925年以来、この超重質油の処理と開発のために、フランス鉱山局によって調査が行われている。その後、SPMに引き継がれて精査が続けられ、1962年当時、450km2の範囲にて平均採収率3.9%、層厚約30mでビチューメンの埋蔵量は約30億トンと推算されている。このうち露天で採取できるのは1億トン程度である。被覆深度が0?30mと好条件であるがビチューメンの含有率は不規則である。1961年11月より1962年6月まで小規模の熱湯による抽出試験をしたが、経済的に引き合わなかった。カナダ・アサバスカ(Athabasca)のタールサンドに比して硫黄分は1/10と少ないが、粘性と比重が大きいため、より経済的な抽出技術の開発が必要である。さらに、OMNISは、露天掘りのテストを実施している。その結果、アサバスカで一般的に使用されているエクスカーベーターでは刃の磨耗が激しく、本地域での使用は困難であることがわかった。最適な方法としては、表土を除いた後に、ダイナマイトを用いて超重質油層を砕き、ホイルローダーで採取するのが最適であるとの結論になった。これは、同層がアサバスカのように未固結状態で重質油を含有するのではなく、一般的な貯留岩レベルの硬さの岩石に含有されることによる。しかし、いずれにせよビチューメンを生成する石油システムが存在していたことは確かであり、近隣地域を含めて再評価を行う価値はある。マダガスカルにはBemolangaの他にもManomboとForakaraにも小規模なものがあるが、産出地が山間僻地にあ2006.5 Vol.40 No.320ウンバ川ウンバ川039°Eケニア50kmタンガ40°EN5°Sパンガニ川パンガニ川PEMBA-5ペンバ島MAKARAWE-1インド洋6°SバルザンジRAS MACHUISI-1ZANZIBAR-1ワミ川ワミ川.KIWANGWA-1川川ーーヴヴルル.ダルエスサラームKIMBIJI EAST-1ラサーム島7°Sマフィア島ルフジ川ルフジ川.8°SOKUZA-1ソンゴソンゴ・ガス田ソンゴソンゴ・ガス田NYUNI-1ソンゴソンゴ島注:図3の赤枠部分出所:JEBCO社ホームページ、各種資料より筆者作成図18ソンゴソンゴ・ガス田の位置在は南アなどの市場向けに変更され、検討されている。③エチオピアエチオピアでは、現在のところ石油・天然ガスの生産はまだないが、オガデン盆地における3カ所の発見で、その埋蔵量は2.7Tcfと評価されている。カラブ(Calub)ガス田は、Tennecoによって1972年に発見された。発見後、旧ソ連によって評価井の掘削、米トライトン(Triton)により評価作業がなされ、埋蔵量はガス2.4Tcf、コンヘ過熟成域に入っている、などの問題点が指摘されているが、決定的な証拠に欠ける。タンザニア、モザンビークの陸上では油徴が知られており、マダガスカル島では膨大な量の超重質油が存在する。東アフリカの堆積盆地は、一般的に海域へ向かうほど堆積量は大きくなり、石油システムの成立条件も良好になると思われ、今後の深海の探鉱に注目する必要がある。表6マダガスカル超重質油のビチューメン量国 名単位: 100万バレル原始埋蔵量1,571,17943,0001,14130322021,615,845カナダナイジェリアマダガスカル米国旧西ドイツその他合計(旧共産圏を除く)出所: UNITAR:United Nation Institute for Training and Research, 1984コモロ諸島 45°E 50°Eマイヨー島(仏) 15°S 15°S 20°S超重質油露出地アンタナナリボマダガスカルジャンデノヴァ島(仏) 20°S 25°S 25°S 45°Eインド洋 50°E凡例上部砂岩ベモランガ粘土層ベモランガ・タールサンド岩栓ビチューメン徴岩脈主要水系AMPANDRANOBEMOLANGAMITSIOTAKAAMBONARAANDRANOBOKABEMOLANGA1/2013.2km2Miles出所:Kent, P.E.(1954)をもとに筆者作成図19マダガスカル超重質油露出地域の地質図り、採掘運搬も困難なことより、経済的に引き合わないものである。? 深海の石油ポテンシャル大水深域の探鉱は緒に付いたばかりである。西アフリカのニジェールデルタの例にもあるように、大陸分裂リフト期の湖沼成堆積物を根源岩とし、リフト拡大期・深海化の時期に堆積したタービダイト砂岩を貯留岩とするというのが、分裂地域の一般的な石油プレイである。これまで、こうしたプレイを対象として、ブラジル沖、ナイジェリア沖で巨大油田が発見されている(図12)。ひるがえって、東アフリカを見てみると、大水深域へ掘削された坑井はごくわずかであり、ケニア沖合のSimba-1井(1978年、水深920m)、モザンビーク沖合のXai Xai W-A井(1983年、382m)、タンザニア沖合のCan-1井(1983年、250m)の3坑のみである。一説には、東アフリカは石油指向であり、Pasta et al.の古気候解析によれば、三畳紀とジュラ紀テチス海の南岸には湧昇流があったことが推定されていることから、石油指向のケロジェンが堆積したことは事実であろう。いままで、ガスの発見のみで石油が発見されていないことについては、①堆積有機物がガス指向のケロジェンである、②地温勾配が高く、対象層準で最後?の処女地:東アフリカの石油・天然ガスVOHIDOLOI2I1112700Isalo ICRETEDUVOHIDOLOEstI111amekanSaSakoa?F O S S E D U K A R O OI111FACIES KAROOFACIES KAROOJmI2Faille de L’ILOVAGros epaississesment du JmeCsb1FACIES MARINESMANDERACmiJmFACIES MARINES3900LiasTriasHAUT FONDDEMANERA?Faille de TULEAROuestb2Subsidence C MarnessCmiJsJmPermotrias marin ?出所:マダガスカル地質調査所資料などをもとに筆者作成図20マダガスカル超重質油露出地域の地質断面図21石油・天然ガスレビューAナリシスⅢ.アフリカに向く世界の目-まとめにかえて以上、東アフリカの石油・天然ガス開発の現状と地質ポテンシャルを概観した。東アフリカの探鉱ポテンシャルとしては、次の事項が考えられる。今後、①大水深域の探鉱・開発、②ガス探鉱およびストランデッド・ガス田の開発に新たな光が差し込む可能性がある。表7に示したように、海外地質構造調査「モザンビーク」をはじめ、旧石油公団はアフリカで多くの地質構造調査を実施してきた。残念ながら、これらの基礎的調査が、日本企業の探鉱・開発事業に結びついていない。調査を実施したモザンビーク・バザルト湾の極近傍のパンデ・テマネガス田からは、前述のとおり、南アフリカ共和国にガスが輸出されており、構造調査と同じ海域で、サソールはさかんに探鉱活動を行っている。2005年9月に南アフリカ共和国ヨハネスブルグで世界石油会議が開催され、世界中から多くの石油・天然ガス関係者が参加した。しかし、残念ながら日本からの参加者は極めて少数であったという。本稿は、東アフリカの石油・天然ガス探鉱・開発の現状と地質ポテンシャルにつき概要を述べたにすぎない。紙面の都合から十分な記述ができなかったことはご容赦いただきたい。もし、東アフリカである程度の石油・天然ガスが発見されれば、いままで中東原油に大きく依存してきたアジア・太平洋市場に大きな影響を与えることになるであろう。幸い、東アフリカには恵まれた気候と潜在的な石油・天然ガスポテンシャルがある。内戦、動乱などの社会的リスクは未だ完全には払拭できないものの、東アフリカへの期待感が出てきたことは事実である。表7海外地質構造調査の文書番号とプロジェクト名 一覧プロジェクト名ザイールモザンビークシナイモロッコガーナマルタアルジェリアアルジェリア(古生界~三畳系スタディ)調査年1982-1986調査対象国コンゴ1984-1985モザンビーク19871987-19881988-19901987-19881989-19901991-19941995-19981998-1999エジプトモロッコガーナマルタアルジェリアアルジェリア地域中央盆地浅海域シナイ半島エッサウィラ海域大西洋海域ケタ堆積盆地沖合南方海域レガン堆積盆地ベルキン堆積盆地イリジ堆積盆地調査内容地震探査(収録、処理、解釈)地化学調査地震探査(収録、処理、解釈)衛星画像解析地震探査(収録、処理、解釈)地震探査(収録、処理、解釈)地震探査(収録、処理、解釈)地震探査(収録、処理、解釈)貯留岩スタディ(坑井データ解析等)参考文献(順不同、引用文献は脚注のとおり)石油公団地質調査部:モザンビークの石油地質(第1部)、1983年12月、64p.Japan National Oil Corporation:Report on the Geological Study in Bazaruto Bay and Adjacent Area, The People,s Republic of Mozambique,1985年3月石油鉱業連盟:東アフリカ石油資源開発基礎調査団報告、1973年、126p.諏訪兼位、矢入憲二:世界の地質-アフリカ、岩波講座地球科学、第9巻、61-98.兼子 弘:第18回世界石油会議ヨハネスブルグ大会報告、ペトロテック29巻1号、65-70.Matchette-Downes, Cameron, Now is the time for East Africa, http://www.jebcoseis.com/africa_east_coast.htmCommon Ground:Natural Gas Project, Consolidated Executive Summary and Update, http://www.ifc.org/.../0/02937fc98b99412985256d6c0072ab05/ $FILE/NGP%20Executive%20Summary%20-%20July%202003.pdf Fischer, Grant, Africa The story to date for Woodside...,http://www.woodside.com.au/NR/rdonlyres/ecxcmjdfry7ifjjaytotkr3sbfixvq35q2bg54i6kqxb6yumxqcbdfsksxmf3euviztfnjqsyyacdl52j5eii5nabyc/AfricaUpstreamConferencepresentationFischerGrant23.10.03.pdf2006.5 Vol.40 No.322ナ後?の処女地:東アフリカの石油・天然ガスWinn, Robert, et al., Stratigraphy and Rifting History of the Mesozoic-Cenozoic Anza Rift, Kenya. AAPG Bulletin, v. 77, no.11,1993.Clifford, Andy、African Oil ? Past, Present, and Future、AAPG Memoir 40、339-372.De Buyl, M、Flores, G.、The Southern Mozanbique Basin : The Most Promising Hydrocarbon Province Offshore East Africa、AAPG Memoir 40、399-425.金属鉱業事業団:資源開発環境調査、エチオピア連邦民主共和国高橋清:東南アフリカ事情(2)タンザニアの鉱物資源、地質ニュース373号、50-66.―――:東南アフリカ事情(3)エチオピアの現状と鉱物資源、地質ニュース375号、44-61.著者紹介石田 聖(いしだ ひさし)専門は構造地質、石油地質。1978年石油公団入団。中国、インドネシア、オーストラリアほかの探鉱作業等、石油探査技術の研究・開発に参画。2004年3月より現職。海外駐在は、中国2回、中東(バハレーン)。2石油・天然ガスレビュー
地域1 アフリカ
国1 タンザニア
地域2 アフリカ
国2 スーダン
地域3 アフリカ
国3 ケニア
地域4
国4
地域5
国5
地域6
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国8
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国10
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2006/05/20 [ 2006年05月号 ] 石田 聖
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