ページ番号1006345 更新日 平成30年2月16日

第19回世界石油会議マドリード大会に参加して

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レポートID 1006345
作成日 2008-09-19 01:00:00 +0900
更新日 2018-02-16 10:50:18 +0900
公開フラグ 1
媒体 石油・天然ガスレビュー
分野 エネルギー一般基礎情報
著者
著者直接入力 古幡 哲也
年度 2008
Vol 42
No 5
ページ数
抽出データ  エッセーJOGMECプロジェクト企画部古幡 哲也第19回世界石油会議マドリード大会に参加してJOGMECブースの出展と併せて、失った「JNOC」の知名度を、JOGMECとして多少なりとも回復することができたものと考えている。また、次回WPCカタール大会に参加または出展する場合に必要になる段取りのイメージもつかむこともできた。2. 一連の講演内容/石油・ガス開発を中心に 今回のWPCのテーマは「A World in Transition:Delivering Energy for Sustainable Growth」であった。今回、いくつかの講演に接してみて、このテーマを分かりやすく意訳するとしたら、「世界が持続的に発展していくため、油価高騰・地球温暖化といった問題と、いかにうまく折り合いをつけながら、エネルギーを供給していくか」はじめに 筆者は2008年6月30日から7月3日にかけて、スペインのマドリードで開催された第19回世界石油会議(WPC:World Petroleum Council)マドリード大会に参加した。石油・天然ガスレビューの読者のなかにも、実際に参加された方もおられるかもしれないが、現地の雰囲気なども含めて筆者なりの感じ方などをご紹介したい。読者のご参考になれば幸いである。 また、今回のWPCの日本からの参加に向け、WPC日本国内委員会(石油連盟)のスタッフの方々の並々ならぬご尽力に対し、この場をお借りして、厚く御礼申し上げたい。1. JOGMECとして初めてWPCに参加 旧石油公団(JNOC)では2000年WPCカナダ・カルガリー大会まで参加していたが、その後の公団廃止・JOGMEC設立の流れのなかで、2002年のリオデジャネイロ大会、2005年のヨハネスブルク大会への出席は見送られてきた。したがって、JOGMECとしては、2004年の設立以来、初めてのWPC参加となった。 特に今回は、次のカタール大会(2011年)に備えるべく、日本企業・関係機関からも積極的に関与するよう経済産業省からも広く申し入れがあった。これまで独立していた「世界石油会議日本国内委員会」も石油連盟内に設置されることになり、同委員会は、事務局57石油・天然ガスレビューきゅうきょとして石油元売り会社、石油開発会社の他、エンジニアリング会社、商社、ガス会社等への周知を鋭意進められかいあって、日本企業かた。その尽力の詮らの参加者は最終的には97名にも上った。経済産業省からは、資源エネルギー庁資源燃料部北川部長、石油・天然ガス課保坂課長以下が出席されたこともあり、現地においても、わが国企業・政府のプレゼンスは大きく高まってきたものと確信している。 また、今回は石油公団時代の1997年北京大会以来、11年ぶりにJOGMEC紹介ブースの出展を行った。5月中旬に急遽出展が決まったのだが、説明要員も必要ということもあり、4月に着任した河野理事長以下、総勢11名という大所帯でWPCに参加することになった。 河野理事長はイラク経済フォーラム参加のため、7月1日の午後にはアンマンに向けて出立しなければならなかったが、滞在期間中にはメキシコ国営石油会社、Pemexのエローレス社長他同社幹部との面談をはじめ、他の国営石油会社や国際石油会社等のブースを訪問するなど、内外の石油・天然ガス事業関係者との懇談を行うことができた。 左から、田中IEA事務局長、JOGMEC河野理事長、帝国石油椙岡社長出所:筆者撮影写1レセプション会場にてニ申し上げるのがしっくりくると思われる。 各講演会の報告は、WPC日本国内委員会のウェブサイト(http://www.wpcjnc.jp)で、日本委員会の会員企業向けに公開されているので、会員企業の方はぜひ一度、ログインして詳細内容をご覧いただきたい。また、日本国内委員会の会員でない読者の皆さんには、本稿を通じて現地での講演の内容や雰囲気等を少しでも感じ取っていただければ幸いである。同時にいくつもの講演が進められたため、ご紹介できる内容がごく一部に限られる点をお許しいただきたい。 また、8月26日にはWPCの報告会が経団連会館で開催され、参加各社からその概要についての報告も行なわれた。(1)「Sustainability」社会との共存 今回当方が聴取した講演には、二酸化炭素貯蔵構想(CCS:Carbon Capture and Storage)やHSE(Health, Saftey and Environment)、社会貢献など、石油・ガス産業と社会・環境との共存に係るテーマも含まれていたが、それ以外の基調講演や展示ブースなどでも、盛んに環境問題や社会問題左端が筆者(ブースの案内担当のスペイン人学生アルバイトとともに)出所:JOGMEC写2JOGMEC出席者事務方メンバーへの石油会社の取り組みが言及されており、いかに多くの企業が具体的に取り組んでいるかがよく分かった。 「企業の社会的責任(CSR:Corporate Social Responsibility)」という言葉があるが、このような努力を日々継続していないと市場からも高い評価が得られない(株価への悪影響)ようになってきている、という話を日本でも聞く。「社会との共存」をより明確に認識し、適正に実行していかなければならない、という傾向はこれからも内外で続いていくものと思われる。 例えば、二酸化炭素の地下貯蔵構想もそうであるが、そのなかから新たなビジネスチャンスが芽生える可能性も秘められているように思われる。以下、今回、講演会で聴取してきたいくつかのテーマについて、筆者の見解も含め、簡単にご紹介したい。① 二酸化炭素貯蔵構想(CCS:Carbon Capture and Storage) CCSに関してはまだ不勉強であったのだが、既に世界各国でさまざまな検討が進んでいることが分かった。例えば、IEA(International Energy Agency:国際エネルギー機関)主導の技術的スタディが進んでいること、既にカナダではCO2によるEOR(Enhanced Oil Recovery:原油の増進回収)が行われていて、今では100以上の油・ガス田に税制上の恩典が与えられるようになっていることが紹介された。 また、ノルウェーのStatoilHydro社は、帯水層へのCO2圧入など、独自に取り組んでいるCCSエッセー事業を紹介した。StatoilHydro CEOのルンド氏は、別の基調講演においても、同社のさまざまな意思決定にあたってCO2排出量も織り込んだ形で経済計算を行っていることを紹介した。今はチャレンジングな状況だが、これはビジネスチャンスになり得るとのコメントも大変印象的であった。 JOGMECでも7月1日から新たに「CCS・環境調和型開発技術研究チーム」を立ち上げた。JOGMECでは、石油公団の時代から二酸化炭素を利用したEORの研究に携わってきており、「油層・ガス層の評価」という一定のノウハウも蓄積されている。これらの知見を生かして、JOGMECがいかに貢献できるのか、検討していくことになる。② 環境保全・労働災害への取り組み 石油会社がスポンサーとなって環境問題・社会問題に取り組む団体(NGO)による発展途上国での有鉛ガソリン使用削減のプログラムや、Chevronがアフリカで取り組む交通事故撲滅キャンペーン、そしてブラジルの国営石油会社PetrobrasによるHSE活動についての報告があった。また、海上での地震探鉱に用いられるエアガン(圧縮空気放出による衝撃波を震源とする地震探査法)によるクジラのストランディング(自発的に海岸に座礁してしまう行動)を調べているNGOからも発表があったが、このようなNGOがあることには驚いた。 環境保全・労働災害、いわゆるHSEというテーマは、石油開発プロジェクトにおいても重視されるようになって久しい。産油国の環境基準に沿った形の操業が行われるのは既に一般的になっているが、JOGMECでは出資・債務保証の対象となっている事業については、HSEに関する審査も行うことになっている。ただ、今回の発表を聞いて、産油国から求められている以上の社会貢献にアクティブ2008.9 Vol.42 No.558?19回世界石油会議マドリード大会に参加してな活動を行っている企業が多いことを改めて認識した。ければならないのかもしれない。(2)人材難 人材確保が困難になっているとの声も多く聞かれた。1990年代終盤から世界の石油会社の合併が相次ぎ、その際、合理化のために人員削減を行ったそのツケが今になって出てきているとよく言われるが、それに加えて、環境問題への意識が高まるなか、石油産業への就労を希望しない学生が増えているとのことである。 特に先進国では、石油・ガス産業は「格好よくない(Not Cool)」と敬遠されているようであり、新卒学生のリクルーティングが難しくなってきているようだ。SPE(Society of Petroleum Engineers:米国石油技術者協会)では、学生向け、大学向けのプログラムを数多く設置済みであり、業界全体としてもきちんと取り組むべき課題であるとのコンセンサスはできていると感じた。今後、いかに効果的なプログラムが確立できるかがカギとなるであろう。 JOGMECでは既に大学への非技術系の講師派遣の実績がある。また、技術者のリクルーティング活動に関しては、大学へのアプローチを継続している。ある意味では、石油開発技術者を採用したいとするわが国企業との間では競争という一面も持つわけだが、石油・ガス開発の人材の絶対数確保のためにJOGMECも知恵を絞っていかなければならないと感じた。 また数だけではなく、技術者の質の向上も必要であり、JOGMECの技術センターにおいて、今後も石油開発技術基礎講座等のセミナーを継続していくことが重要だと改めて感じた。 アジア地域では、まだまだ石油・ガス産業に従事したいという人材が多いとの説明もあり、今後は出身国にこだわらず、グローバルに人材を確保しな(3)技術開発の重要性 石油・ガス開発において技術開発が重要であることについてWPCでは異論はなかった。これまでの歴史を振り返っても、技術開発によってそれまで困難だったエリアでの石油・ガスの開発や輸送が可能になってきているわけであり、技術革新は世界の石油・ガスの埋蔵量や生産能力の維持・増加にクリティカルな要素である。特に印象的だったのは、ExxonMobilティラソン会長が「会社の業績が良いときでも悪いときでも、一定の金額のR&D投資を継続的に行うことが重要だ」と指摘したことである。ティラソン会長は、技術開発により現在生産している原油の回収率が1%増加するだけで、かなりの数量の生産量・埋蔵量増加につながる、とコメントしたが、なるほど、その通りである。JOGMECとしても技術開発を継続的に行うことの重要性を改めて認識した次第である。(4)石油供給について 供給面では、産油国や石油会社に新規探鉱・開発投資の拡大を期待する声が大きいなか、産油国は「積極的に投資している」と言い張り、石油会社は「資源ナショナリズムのせいで、アクセスしたくてもできない」とのスタンスが明確であった。 今いくら石油探鉱・開発投資を増やしても、その投資対象の油・ガス田からの生産が始まるのは恐らく5~10年後であって、すぐに増産が実現するわけではないが、やはり、10年後を見据えた投資は必要だと思われる。これは企業にとっても政府にとっても同じだろう。個人的には、ロシアの石油生産量が伸び悩むなか、上流投資を促進するため、税制を緩和する動きも出てきていることに注目しており、投資を受け入れて増産を図ろうとする国も増えてくるのではないかと思われる(とはいえ、ロシア政府はロシア企業を優遇する方針に変わりはなさそうではある)。(5)石油需給・石油価格について 油・ガス田開発の意思決定には長期的な油価見通しが極めて重要な要素となるが、7月に入って下げ基調を見せ始めている油価をどのあたりに設定して長期的なキャッシュフローを分析するか、各企業とも頭を悩ませ始めているのではないかと思われる。 WPCでは、開催されたのが油価下落局面の直前だったこともあり、その講演では「石油市場の構造は変わった」、つまり油価がこのまま高止まりする、との論調が主で、IEAのエコノミストも「価格弾力性が低く、需要が減らず、マーケットメカニズムが働きにくい」という、やや悲観的なトーンであった。 現在の足下の需給を見ても、今のような高価格は説明できないと言われており、BPは多くの市場参加者(投機家を含む)が、10年後、20年後の石油需給の見通しを反映した結果だろうと説明していたが、なるほどと思わされた。中国・インド他の旺盛な石油需要が右肩上がりで伸びていく一方、資源ナショナリズム、人材不足、そして最近流行のピークオイル論(あるいはイージーオイルの減少)に伴って、将来の石油供給が追いつかない可能性が高いと見る向きが増えてきているということなのだろう。 確かに石油の生産量は急激に増やすことはできないが、しかし需要面でのリアクションが一般に軽視されているように以前から感じている。既にほとんどの先進国で石油消費の減退が報じられているにもかかわらず、WPCではIEAの需要予測を所与のものとしている議論が多かったように思われる。59石油・天然ガスレビューGッセー 一方、今でも需要が伸びている国々の多くが政府の補助金の投入によって、人為的に製品価格が低く抑えられている国がほとんどである。 あるセッションで、「マーケットメカニズムが機能していないのは、中国・インド・ロシア・その他の途上国で、補助金があるせいだ」という非難の声が上がった。これに対しては「1人あたり石油使用量はまだ先進国に比して非常に少ないので、文句をつけられる筋合いではない」、あるいは「途上国の1人あたり国民所得は低いので補助金は不可欠」といった反論があったが、いずれが正しいとも言えない難しい問題だ。 ただ、一般的には油価が長期にわたって高騰してしまうと、その補助金額は大きくなりすぎて、国庫では負担しきれなくなってくる。このため補助金制度はずっと維持できるとは限らないはずである。実際に、最近ではインドネシアやマレーシアなど、補助金を削減して、消費価格に転嫁せざるを得なくなってきている例も出てきている。中国ではPetroChinaの経営もやや苦しくなっているとの一部報道もあり、そうなると、これまでのように補助金の原資を確保することができなくなる可能性もあるだろう。中国では徐々に製品価格を引き上げており、中長期的にはやはり国内製品価格を国際価格に近づけざるを得ないように思われる。(6)油価高騰に対する政府の役割 あるセッションで、産油国側は「現在の石油価格は投機により過大になっている」と指摘する一方、先進国や西側企業は「需給の締まりのせいだ、資源ナショナリズムを改めて、投資を増やせ(投資させろ)」とお互いの主張を戦わせる場面があった。 お互い、最後には「石油会社、消費国、産油国が協力することで解決は可能だ」という結論で“大人の対応”をしたが、何らかの協力を実現できる分野は限られてくるはずだ。 政治よりも市場の方が早く需給メカニズムを働かせていて、需要が減少、油価が下落局面に入った可能性もあるのではないだろうか。 とはいえ、筆者は国にやるべきことは全くない、と言っているわけではない。短期的な価格高騰には需給面での国の手立てはあまりないだろうが、中長期的には今回のような需給のインバランスが生じないよう、普段から探鉱・開発を政策面で促進したり、また技術開発を促進したりすることもパブリックセクター(公的部門)としての務めであると思われる。(7)資源ナショナリズムについて 「資源ナショナリズム」という語句には、資源を政治目的のために国有化する、というニュアンスを感じるのは筆者だけだろうか。昨今の産油国の動きは、「油価高騰に伴って欧米石油会社の収益が軒並み増加しており自国の収入も増やしたい」、あるいは「石油会社に不利な契約条件を押し付けられていたので不平等な契約を改善したい」という発想に基づくものと思われる。つまり旧来のような政治的な意図はあまり感じられないので、筆者はあまりこの“資源ナショナリズム”という言葉を使わないようにしている。 産油国・産ガス国が自国の利益を維持・拡大し、不利な契約を改善したいという気持ちは分からないわけではない。しかし、契約を尊重しない態度は非難されても仕方がないだろう。ただ、消費国側にも自国や自国企業を優先したいとするナショナリズムがあり、そのことを産油国・産ガス国は快く思っていない、ということを、忘れてはならないだろう。 例えば、基調講演の質疑応答では、CNOOCの溥(Fu)社長から、Unocalを買収しようとした際の、米国のナショナリスティックな反応はすさまじかったとのコメントがあった。この他に、ロシアと欧州市場のガス供給関係も例として挙げられよう。現在、欧州のガス需要の1/4はロシアの国営ガス会社、Gazpromが供給しているが、このことを利用してロシアは政治的な野心を実現しようとするのではないかとの懸念が欧州に根強くあるのは確かだ。とあるプレゼンテーションでは、そのリスクを抑えるために、欧州ガス市場を単一市場にしてロシアに対抗しようとする構想の発表もあったが、筆者の目には、やや欧州側の反応の方が「ナショナリスティック」で過剰なものであるのように感じられた。 われわれ消費国が安定供給を求めるのと同様に、産油国側は安定的に適正な価格で購入してくれるマーケットを必要としていることを忘れてはならない。例えば、カザフスタンやアゼルバイジャンが、欧州の中流・下流事業に積極的に進出しようとしているが、同様にGazpromも中流・下流に出て行って、バリューチェーン全体での利益を確保しようとするのは当前のことである。産油国企業のこのような動きは、消費国側からは警戒されがちだが、これをナショナリズムの観点のみから判断してはならないと思われる。 欧州企業のなかには、ドイツのWintershall社、イタリアのEni社など、Gazpromとの間で上流・中流・下流でアライアンスを組み、下流権益の一部を引き渡す対価として、長期的な供給契約の締結(恐らく供給できない場合のGazpromからのペナルティー支払いを含む)や上流権益への参加まで実現している例もある。(8)その他 筆者は直接聴取できなかったのだが、地球全体の石油埋蔵量ポテンシャ2008.9 Vol.42 No.560?19回世界石油会議マドリード大会に参加してルについてのセッションでは、まだ発見されていない1兆バレル程度の石油が今後発見される可能性が高いという結論が提示されたようである。このように地質学的には一般的な見解がマスコミも注目する世界石油会議の場で発表されたことは、極めて意義深いことだったと思われる。 また、産油国側には、貴重な石油・ガス資源を「温存」する明確な意図が感じられた。例えば、Saudi Aramcoのキャッチコピーの一つが「次世代にもエネルギーを供給するSaudi Aramco」だったのが印象的であった。3. JOGMECブースのWPC出展について JOGMECはこれまで、技術関連の展示会にしばしば出展しており、ノウハウも持っているが、今回のWPCマドリード大会では同時期にモスクワで別の展示会が行われることもあって、いままで展示会の経験のない筆者が主担当となることになった。いくつかエピソードをご紹介したい。(1)準備時間がない! JOGMECが出展の方針を固めたのは5月半ば。普通の出展者ならば、もうそろそろ、必要な資機材の輸送を開始するタイミングである。WPCへの出張関連の資料をそろえていたところ、出展ブースの見取り図が見つかった(図1)。それを見ると、いくつかの空きスペースがありそうなことが分かった。 出展場所の営業業者(WPC事務局の下請け)に確認したところ、ある企業が展示を中止し、その半分しか新たな展示者が決まっていないとのことであった。 これを受けてJOGMECでは内部検討を行い、「JNOC」の知名度を失ったJOGMECが内外の関係企業・期間に対してアピールするまたとない機会であることから、展示に参加することを決定した。 問題は準備期間が短いことであった。世界石油会議の開催初日は6月30日だから1カ月以上あるようにも思えるが、実際にはその前に荷物を輸送し、また展示施設の工事を終わらせていなければならない。6月上旬には必要な機材、物品などの送出所:JOGMEC図2ブースの完成予想CG 空いていた場所 出所:WPC日本国内委員会事務局(石油連盟)写3IFEMA入り口概観 WPC会場出所:WPCホームページ出所:WPCホームページ図1展示会場見取り図図3IFEMA全体図61石油・天然ガスレビューGッセー最後の設置作業でごった返す会場いち早く立ち上がったわれらがブース準備作業中のCNOOCのブース出所:3枚とも筆者撮影写4ブース設営風景付を始めなければならなかったので、実質的な準備期間は1カ月を切っていた。 幸い、北京でのWPC出展の際に石油公団の出展ブースをプロデュースし、マドリードにも協力企業を持つ日本の業者が今回も助けてくれることになり一安心。業者には、突貫工事で施設のデザイン・仕様を作成させる一方、JOGMECでは急いで使用するパネルの選定を始めた。ただ、時間的制約から過去のデザインを再利用せざるを得なかった。若手職員による現地での説明の詮もあり、一定レベルの内容はカバーできたと思われるが、十分な準備時間があれば、より分かりやすいパネルのデザイン、さまざまな展示物の検討等を行いたかったところである。 なお、時間的制約から、今回のパネルや資機材はマドリードの関連業者の方で印刷したり、調達したりすることになり、輸送物はパンフレット等に限定された。ところがスペインとフランスの国境の通関業者が油価高騰を受けてストライキするという情報が入って大慌て。このため、当初パリ経由陸路で輸送する予定であった荷物は、タイ・バンコク経由空路マドリードへ直接輸送することに急遽変更して事なきを得たが、はらはらさせられた。(2)現地の工事 世界石油会議の会場は、マドリード空港近くにあるIFEMA(Institucion Ferial de Madrid)と呼ばれるコンベンションセンターだった(写3)。日本で言えば幕張メッセのような施設である。 筆者は、到着の翌朝、早速、工事が佳境に入っている現場の作業状況を確認に行った。JOGMECのブースは粗方でき上がっていて一安心(写4)。ところが、電気が通じないというトラブルに見舞われていて、ぞっとすることもあったが、すぐに復旧して、これまた一安心であった。 ところが、周りを見ると、ドリルの音は響き渡るわ、フォークリフトは走り回るわ、通路はごみの山だわ、エアコンは利いていないわ、と身の危険さえ感じるほどだったので、早々に退散することにした。 周りのブースの設置作業の遅いことには、本当に驚かされた。スペイン人はこういうペースなのかなあ、この調子では翌朝までかかるのではないかなあ、と心配だったが、翌朝には見違えるようにしっかりと美しく、きちんと立ち上がっていることにも驚かされた。電気も通じたJOGMECブース渡会長をお迎えする筆者(左)2階建ての千代田化工建設のブース来場者でごった返す展示会場出所:左から2枚めの写真はWPC日本国内委員会事務局(石油連盟)撮影、他3枚は筆者撮影写5会場風景2008.9 Vol.42 No.562?19回世界石油会議マドリード大会に参加してCNPCブース(巨大スクリーン)CNOOCブースSinopecブースSinochemブース出所:4枚とも筆者撮影 日本人とは、心配しすぎる性分の持ち主なのだろうか…。(3)さあ、開場! 6月30日、WPCの第1日、午前10時の開場であった。構造物内部から光を発するデザインのJOGMECのブース(写5)は、決して短期間で整えたものとは思えない、なかなかのでき映えであった。 早速10時過ぎから、WPC日本国内委員会の渡会長(新日本石油会長)以下の御一行がJOGMECのブースにお見えになったが、理事長以下が不在であったこともあって、不肖古幡、皆さまとご挨拶させていただいた。 WPC事務局の発表によれば、出展者数は260。7月3日までの4日間トータルで、展示会場への来場者数1万4,500人という盛況ぶりであった。 また、展示と並行して開催されていた講演には各国の大臣35人、企業CEO500人が参加、この他にも各社写6中国のNOC4企業のブース幹部を中心に過去最大の4,300人が参加登録を行っており、これらの関係者の多くが展示会場をも訪れたものと思われる。 JOGMECが展示した第9パビリオンの出展者は石油・ガス企業、エンジニアリング企業、コンサルタント等であったが、日本からは千代田化工建設がブースを出展していた。千代田化工建設も久しぶりにWPCへ出展したとのことであり、多くの来客で賑っていた。再利用できる部材を使用して、環境や安全性に配慮したとのことであり、さすがである。 JOGMECもしばしば技術面での国際展示会にブースを出展しているが、継続的に展示を行うことには価値があると考える。もちろん、展示に耐え得るだけの「内容」も必要であるが。 他の外国企業ではメジャー企業に加えて、中国のNOC(国営石油会社)である4企業(CNPC、CNOOC、Sinopec、Sinochem)がそれぞれフロアの中央部に大きなブースを持っていたことが印象的であった(写6)。また、レースカーを展示していたTotalや地元Repsol YPF、電飾の美しいGazpromneftなどが目立っていた。カフェが設置されているブースも多く、StatoilHydroでは簡単な食べ物も供されていたようである(写7)。 また、もう一方の第7パビリオンには、日本を含めWPCの各国内委員会が出展しており、中東を中心とした大産油国の政府および国営石油会社のブースが大きなスペースを取っているのが目立っていた。(4)JOGMECのブースにて JOGMECのブースの位置は入り口からはかなり奥まっており、入り口近くに陣取る地元スペインのRepsol YPF、CEPSA、ExxonMobil、Chevron、中国の国営石油会社ほどの人通りはなかったが、公式ランチ会場に向かう通りに面していたことから、それほど悪レースカーを展示するRepsolYPFブースGazpromneftブースカフェがついているStatoilHydroブースカタールブースでの民族音楽演奏出所:4枚とも筆者撮影63石油・天然ガスレビュー写7外国企業ブース「場所というわけでもなかった。近隣にはイタリアEniやStatoilHydro、コロンビア国営石油会社のEcopetrolなどのブースもあった。 JOGMECブースへの来場者数は、きちんと名刺を交換し、興味ある内容について説明した人数が約200人おり、出所:筆者撮影写8JOGMECブースでの説明出所:筆者撮影写9河野理事長他出張者のメンバージャイールさん(左)とマイテさん(右)出所:筆者撮影写10JOGMECのブース案内を手伝ってくれた学生アルバイトの二人この他、名刺までは交換しなかったものの、DVD映像やパネルに見入る来場者も相当の数に上った。 具体的には、JOGMECの出資対象事業にもなっている帝国石油のスリナムプロジェクトのカウンターパートであるスリナム国営Staatsolie社CEOと河野理事長、および帝国石油椙岡社長の面談がブースで実現した。この他にも、多くの産油国政府関係者や国営石油会社、国際石油会社の管理職クラスの訪問があり、JOGMECの役割、活動概要、技術力等の説明を通じて、JOGMECのプレゼンスの向上に貢献することができたと考えている。 ブースではJOGMECの活動を紹介するパネルの他、JOGMECの活動をまとめた紹介DVDやメタンハイドレート開発、GTL産出試験、備蓄基地の様子などに関する映像をモニターで放映しつつ、積極的に来場者に声をかけて説明するよう、職員一同心がけた。以前、JOGMECの技術者研修に参加していたリビアやアゼルバイジャンの国営石油会社社員がJOGMECブースを訪問してくれ、思い出話に花を咲かせる一幕もあったようだ。 筆者は、主に講演を聞きに回っていたため、ブースには長時間滞在することができなかったのだが、それでも15名ほどの来場者に、JOGMECの存在意義、出資・債務保証制度、技術開発、石油備蓄など、それぞれに関心のある分野について簡単に説明する機会があり、マレーシア国営石油会社Petronasのアジア地エッセー域探鉱部長やSaudi Aramcoロンドン事務所の担当者などにJOGMECを紹介することができた。 この他、理事長以下の出張者メンバー(写9)は時間の合間を見計らって、他社ブースを訪問した。2008年6月に、石油・天然ガスの探鉱開発、技術開発、研修分野等において協力事業を推進する内容の同意書(Letter of Intent)を締結したPerupetroのサバ総裁と挨拶を交わしたほか、定期協議を実施しているTotal、共同研究や包括的協力協定を通じて協力関係にあるブラジルのPetrobras、同じく包括的協力協定の締結を検討中のベネズエラのPDVSA等のブースを訪問した。 河野理事長は、これ以外にもメキシコ国営石油会社、Pemexのエローレス社長以下の幹部社員と共同事業の可能性等について突っ込んだ意見交換を行う機会を持つこともできた。 ただ、ブースでさまざまな業者からのセールス活動も受けるとは想像していなかった。当方が応対したのは、ブラジルのマリンホース(タンカーへの原油荷役を行うホース)製造会社やエネルギー関連情報サービス会社などからのセールスであった。(5) 反省点など ブースは、単にプレゼンスを向上させるためだけに設置すべきものではないと感じた。出展者がどのような目的で、いかなる仕事をしているのか、JOGMECの活動がブース訪問者にとって利益があることなのかどうかを効果的に認識させることが重要であろう。 今回のブースで最も関心を引いていたのは、探鉱開発分野の技術開発、特に、GTL(Gas to Liquid)やDME(Dimethyl Ether)、メタンハイドレート等についてであり、その次に興味が強かったのは石油の備蓄(特に洋上備蓄)についてであった。もう少し時間2008.9 Vol.42 No.564?19回世界石油会議マドリード大会に参加してがあれば、もっと効果的なプレゼンテーション方法を考えることができたのではないか、と筆者をはじめ担当者一同が感じているところだ。例えば、各種の模型を設置するのは、他のブースでも取り入れられており、見映えも良かった。 もちろん、プレゼンテーションに耐え得るような、事業内容の「実(じつ)」がなければ、ブースの設置の意味は薄れてしまう。日々の業務に邁進することが必要だ、とますます感じ入る次第である。まいしん4. 第20回WPCカタール大会に向けて 今回のWPCは、国内委員会事務局のご尽力により、多くの日本企業から参加者があった。日本企業・政府の認知はますます高まったはずであり、カタール大会では今回にも増して多くの参加者、講演やブース出展があるのではないかと思われる。 講演会では、日本からの講演は千代田化工建設からしか行われなかったようであるが、これでは寂しい限りである。事前に十分な準備を行っていなかったことについて、JOGMECとしても反省しなければならない。次回、2011年のカタール大会は、JOGMECや他の日本企業、政府からのプレゼンテーションや営業活動を行う良い機会である。講演を行うには、テーマの売り込みも必要なようであるから、前広に準備することが肝要だ。 JOGMECがカタール大会でいかなる参加方法を取るのか、また、いかにプレゼンスを高めるべきなのかは、時宜に応じて検討することとなる。筆者は、個人的には、今回の経験を生かして、各国の政府や国営石油会社、国際石油会社、関係業者に対して、JOGMECのポジション、今後の動きをアピールすべきであり、石油開発技術や石油備蓄を中心にさらに効果的な出展を行って、国営石油会社、国際石油会社との関係強化や共同事業の素地作りをすべきだと考える。JOGMECの業務目標をより効果的に達成するツールにもなり得るのではないだろうか。 出展の仕方にも工夫が必要であろう。JOGMEC単独の出展ではなく、経済産業省との共同出展、石油鉱業連盟や石油・ガス開発企業との共同出展も考えられよう。まだ時間はあるので前広に検討していくよう、JOGMEC内部でも働きかけていきたいと考えている。 WPCには本当にハイレベルな関係者が参加していると改めて実感した。参加費用も決して安くはなく、参加者は自分のビジネスや自国の政策にどのように生かすか、ということを真剣に考えている人が多いとも感じた。少なくとも、講演会やブースを回れば、直近の世界の石油・ガス情勢のイメージをかなりつかむことができる非常に良い機会ではないかとも思われる。 今後の世界石油会議への取り組み方針についてご検討される際に、今回のこのリポートが読者の一助となればこの上ない幸いである。閑話休題 ①憧れの「A380」 蒸し暑くなり始めた6月28日土曜日、マドリードへの出発日。1週間の疲れをそのまま引きずりながらたどり着いた成田で、憧れの「A380」(欧州エアバス社が設計・製造する世界初の総2階建て、ターボファン4基搭載の超大型旅客機)にご対面。フランクフルト行きがA380だったわけではなく、フランクフルト行きの近くにシンガポール航空のA380が駐機していただけだが。 ただ、初めて見るその巨体に「おぉ」と思わず声が漏れ、同行している河野理事長が席を外した隙(すき)に1枚パチリ。飛行機好きの当方にはたまらないワンショットとなった。そのうちA380に搭乗できるチャンスもきっとあるだろう。シンガポール航空のA38065石油・天然ガスレビューGッセー閑話休題 ②マドリードの暑い夏… この時期のマドリード、暑い暑いと聞いてはいたが、天候も良く、うわさどおりの暑さであった。ただ、日本と違って湿度が低いので、朝晩や日陰に入ったりすれば日本より涼しい、というのもうわさどおり。メタボ古幡にはちょっとツラかったが、よく考えてみれば海外出張なのに雨に降られる、というのも少々つらいものではあるところ。 驚いたのは日没の遅いこと!夜10時になってもまだ明るいとは…。夜7時から飲んでも、何だか罪な気分である。一方、朝7時に目を覚ましたら、ちょうど日の出!合理的ではあるのだろうが、サマータイムの導入についても、いろいろ考えさせられた。JOGMECでは毎週水曜日が「定時退社日」となっており、早い時刻に帰宅することが奨励されているが、サマータイムを導入することで帰宅時間が早まるインセンティブになるかな、日本人の生活パターン変化のきっかけになるかもしれないな、一度試してみてもよいのではないか、と思ったりもする。 筆者は、メタボ解消のため運動の時間にあてたいところ。 ところで、マドリード出張前に、多くの人から警告されていた、引ったくり等のドロボーには、幸いなことにお目にかかることはなく、一安心であった。朝7時のマドリード閑話休題 ③“EURO2008”サッカー欧州選手権でスペインが44年ぶりに優勝! 欧州の人々のサッカー熱を目の当たりにする機会に恵まれた。6月30日(月)に行われた公式行事のディナーを終えて、ホテルに戻る際、突如、道路で大渋滞に巻き込まれた。 周りには、大声を張り上げながら、暴走族のように車にハコ乗りする若者、私たち出張メンバーにガッツポーズを強要する美少女、スペインの国旗を振り回す中年のおじさん、けたたましいクラクションの嵐、これはみな、スペイン・ナショナルチームが決勝戦で強豪ドイツを破って44年ぶりに欧州選手権を制覇したことを喜んでいる人たちであった。 試合そのものはスイスかオーストリアで行われていたはずだが、市内の公園でパブリック・ビューイング(大画面モニターで大観衆が一緒に楽しむ)があったらしく、それが終わって町中大騒ぎ。試合終了後、歩行者に加え、喜びを表現したい若者も車で繰り出して来る始末である。翌日には選手たちが帰国し、歓迎セレモニーが行われるなど、やっぱり大騒ぎ。 公式ディナーの際にも、さまざまなショーが披露されるなか、「ちょっとお知らせします」と、いきなりスペインの得点シーンを(何度も)放映。場内は大歓声に包まれた。いずれにしても、なかなかできない経験であった。何時になったらホテルに戻れるのか…翌日も盛り上がる人々2008.9 Vol.42 No.566?19回世界石油会議マドリード大会に参加して閑話休題 ④パエリア!パエリア!パエリア スペイン料理と言われると、多くの読者が思い出すのは、やっぱりパエリア?今回の出張では、何度か、スペインのおいしいパエリアにありつく機会に恵まれた。 7月1日に開催されたWPCの公式イベントの一つ、Spanish Nightというパーティーで提供された「巨大なべ」ならぬ「巨大パエリア」に驚愕!音楽隊の後からおずおずと会場にご入来するなか、物珍しさもあって人々が殺到!食いしん坊の当方が見逃すはずもなく、人ごみに突入。トラブルに巻き込まれることもなく、パエリアにありつくことができた。巨大パエリア以外にも、スナックとして提供されたパエリアもあったが、いずれも美味であった。 また、このパーティー前々日の日曜日の昼食時、マドリード市内のスペイン料理店、La Barracaでもパエリアを食したが、これは大変美味であった。特に、パスタのパエリアがあるとは筆者は知らなかったので、大変驚いた次第。また、筆者はイカ墨が少々苦手だが、イカ墨パエリアもなかなかのものであった。 パエリアの米を食していたからだろうか、和食や中華などの「食のホームシック」にかかることはなかったが、パエリアや生ハムを食す機会も数多かったせいか、帰国後、2kg程度体重が増えていて大ショック。巨大パエリアの威容(WPCホームページより)La Barracaのパエリア3種巨大パエリアをパクつく筆者(右)とJOGMEC R&D推進部渡邉職員執筆者紹介古幡 哲也(ふるはた てつや)1990年、一橋大学経済学部卒業、同年石油公団入団。その後、総務部総務課、備蓄計画部、計画第一部等を歴任。2001年、石油公団ワシントン事務所から帰任後、JOGMECの設立に携わり、その後企業への出向も経験。2008年7月からプロジェクト企画部、調査部(中央アジア・カスピ海地域担当)、CCS・環境調和型開発技術研究チームの3足の草鞋(わらじ)を履く。67石油・天然ガスレビュー
地域1 欧州
国1 スペイン
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国・地域 欧州,スペイン
2008/09/19 [ 2008年09月号 ] 古幡 哲也
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