ページ番号1006556 更新日 平成30年2月16日

JOGMEC Techno Forum 2014開催報告

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レポートID 1006556
作成日 2015-03-23 01:00:00 +0900
更新日 2018-02-16 10:50:18 +0900
公開フラグ 1
媒体 石油・天然ガスレビュー
分野 技術基礎情報
著者
著者直接入力 田丸 温 芝 正啓 今井 利矩
年度 2015
Vol 49
No 2
ページ数
抽出データ JOGMECK YMCJOGMEC技術ソリューション事業グループ田丸 温JOGMEC総務部戦略企画室芝 正啓JOGMEC Techno Forum 2014開催報告はじめに 近年の世界的な人口増加、非OECD諸国の経済成長に伴い世界の一次エネルギー需要は増加の一途をたどっている。この増大する需要を賄うために、石油・天然ガスを保有する国々の国営石油・ガス会社や国際石油・ガス会社(以下「産油・産ガス国等」)は、新規開発、生産性向上、環境等さまざまな場面で技術的課題に直面している。また石油・天然ガス資源の探鉱・開発では、シェールガス等の非在来型油ガス田、大水深や氷海等のフロンティア海域での実施、高濃度の二酸化炭素(CO2)や硫化水素(H2S)を含む油ガス田等において高度な技術が求められており、既存技術の延長だけでは対応できない事例が増加している。 一方、日本の産業は多くの分野で世界最先端の技術を保有しているが、これらの技術はこれまで資源開発の分野に十分に活用されているとは言い難い。しかし、資源開発分野を新たなビジネスチャンスと捉え、他業種・他分野からの新規参入を模索する日本企業も多く見受けられる。 これらの状況を踏まえ、独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「JOGMEC」)は2013年度に「技術ソリューション事業」を立ち上げた。これは、既存の資源開発技術に加え、他業種・他分野の技術を生かし、日本企業の資源開発ビジネス参入を支援するとともに、産油・産ガス国等との関An Active Facilitator for Your Business ChallengesNOC/IOC操業課題(増油・増産)、 環境問題 (水、重金属、CO2等) NeedsJOGMEC戦略企画 (解決策立案) パートナー技術開発 プロセス Seedsソリューション提供 わが国との連携強化 Tech-solutionソリューション (個別要素技術・ 技術パッケージ) 出所:JOGMEC日本のハイエンド技術(先端・先進技術)コンピューター関連技術 (ICT、ソフトウェア等) 機械関連技術 (ロボット、精密、海洋) エレクトロニクス関連技術 (センサー、光ファイバー) 環境関連技術 (水処理、有害物質除去) 材料・素材関連技術 ナノテクノロジー バイオテクノロジー 図1「技術ソリューション事業」 のコンセプト67石油・天然ガスレビュー係強化を図ったものである。技術ソリューション事業では、2013年度*1と2014年度*2に技術開発段階の案件、2013年度と2014年度*3に実証準備段階の案件公募を行い、他業種・他分野で確立された日本の先端技術の資源開発の応用・転用を推進している。 また、「技術ソリューション事業」の4本柱の一つである「JOGMEC テクノフォーラム」を2013年度に引き続き2014年度も開催した。2013年度の「JOGMEC Techno Forum 2013」に引き続き「JOGMEC Techno Forum 2014」において、産油・産ガス国等より資源開発の現状や開発における課題(ニーズ)を発信して頂き、さらにセッションテーマを設けて日本企業が保有する先端技術(シーズ)の講演を行うとともに、新たな試みとして、また企業展示の場を設け、シーズ技術の発信に重きを置いたフォーラムを目指した。 本稿では、「技術ソリューション事業」の最近の取り組みを簡単に述べた後、「JOGMEC Techno Forum 2014」開催に関して報告する。1. 「技術ソリューション事業」の取り組み JOGMECは2013年度に、技術ソリューション事業を立ち上げた*4。その基本方針は以下のとおりである。(a)JOGMECが、産油・産ガス国等の技術的課題(ニーズ)を取りまとめ、日本の技術力を結集する仕組みをつくり、ニーズに応えていく。エッセー_田丸芝今井.indd 6715/03/02 10:56:18 エッセーOGMECK YMC技術パッケージの提供を目指す。(d)産油・産ガス国等の技術者等職員を対象とした日本の技術についての研修を新たに展開することで、産油・産ガス国等との協力関係を深化させる。加えて、潜在的な技術的課題(ニーズ)を引き出す糸口とする。 また技術ソリューション事業は四つのプロセス(①ニーズ・シーズ収集/分析、②技術開発、③技術ソリューション研修〈人材育成〉、④JOGMECテクノフォーラム)*4*5で構成され、これら四つのプロセスを本事業の4本柱として位置付けている。「JOGMECテクノフォーラム」は上述の基本方針のうち「(a)ないし(b)」を実現するためのプロセスである。産油・産ガス国等と日本企業等の「出会いの場」をJOGMECがプロデュースし、石油・天然ガス開発分野を越えた技術交流・人的交流・情報交流を行う場を提供することが目的である。 JOGMECテクノフォーラムでは国内外の油・ガス開発企業や産油・産ガス国等の方々より、資源開発における現状や課題・問題、今後の展望等を発信して頂くだけでなく、技術ソリューション事業が公募した技術開発テーマについても発信する場とし、ニーズとシーズの両面から働きかけている。 2013年度には技術開発テーマ12件を*1、そして2014年度には、新たに技術開発テーマを9件採択した*2*3(表1)。これらのうち15件は「JOGMEC Techno Forum 2014」で講演ないし企業展示の形で発信した。 技術ソリューション事業では、このように資源開発分野と他業種・他分野のマッチングの契機を提供するとともに、技術開発や実証プロセスを通した技術(シーズ)の育成と並行して、海外実証化につながる第一歩となる産油・産ガス国等と日本企業の面談機会をつくり、産油・産ガス国等の抱える技術68JOGMEC総務部戦略企画室今井 利矩(b)日本の技術力を結集するための仕組みとして、産油・産ガス国等のニーズと、日本企業・大学・公的研究機関等の保有する技術(シーズ)を業種間の垣根を越えてマッチングする仕掛けを、JOGMECがコーディネートする。(c)JOGMECが前面に立ち、産油・産ガス国等のニーズ解決に取り組むことで、日本企業等が産油・産ガス国等と対等な立場で(ベンダーではなく、パートナーとして)共同研究等に参加する機会を創出し、個別技術の実用化や国別戦略として日本企業関与 個別技術 ・パッケージ化 海外現場実証 ・③:(1)資源国招聘、(2)フォローアップ即戦力技術 実証準備 (国内実証等) 企画ニーズシーズ(フォローアップ)技術ニーズ(フォローアップ)JOGMEC技術開発等の紹介/成果普及、ニーズ・シーズ収集、技術と日本に対する親密度向上③技術ソリューション研修(人材育成):出所:JOGMEC図2ニーズ・シーズ収集から資源国との関係強化まで表1 技術ソリューション事業 平成26年採択案件平成26年度技術ソリューション事業(フェーズ1案件)■ 地下の様子を把握するための技術新しい光干渉法を用いた無電源4Dモニタリングシステムの開発白山工業株式会社弾性波トモグラフィによる油ガス層内流体のイメージング手法の開発JFE シビル株式会社高感度磁気センサ(Superconducting Quantum Interference Device:SQUID)を用いた広域電磁検層システムの開発:要素技術検証公益財団法人国際超電導産業技術研究センター■ フロンティア開発を支援するための技術氷海開発を支援するための高精度氷況観測技術の開発独立行政法人海上技術安全研究所大水深石油開発技術への炭素繊維素材の適用に関する研究-緊張係留式プラットフォーム(TLP)のTendon等への炭素繊維ケーブルの適用-東京製綱株式会社■ 環境分野関連技術自己組織化ナノ材料を用いた随伴水処理技術の開発独立行政法人産業技術総合研究所低濃度NORM(天然放射性物質:Naturally Occurring Radioactive Material)分布可視化のための高感度ガンマ線カメラの開発独立行政法人宇宙航空研究開発機構■ 新しい素材の応用高温高圧環境の作井で高生産性を可能にする時限分解性一時目止材料の開発株式会社クレハ平成26-27年度技術ソリューション事業(技術開発プロセス)(フェーズ2技術開発)「超臨界水を利用した超重質油部分改質技術の小規模実証試験日揮株式会社出所: JOGMEC出展のものを参考に筆者作成①ニーズ・シーズ収集/分析: 課題と技術の分析 ④テクノフォーラム: 資源国ニーズ・企業シーズ紹介による情報交換・マッチング 産油国の 技術課題 (2)シーズ:企業ヒアリング/公募調査①:(1)ニーズ:技術ミッション(資源国訪問) ②:(3)Phase2/3案件組成の事前調査④:(1)資源国招聘②技術開発 Phase1(1)Phase2/3案件組成の事前調査(2)実証/共同研究契約締結Phase2Phase3国内技術 エッセー_田丸芝今井.indd 6815/03/02 10:56:202015.3 Vol.49 No.2エッセーOGMECK YMC多いものになったと感じられた。今後も産油・産ガス国等と日本企業との「出会いの場」として、引き続き JOGMEC テクノフォーラムを開催していく所存である。なお、次回フォーラムの予定は2015年の秋を予定しており、詳細が決まり次第、ホームページで公表する。けんいん(2)プログラム詳細 1日目(11月26日)の講演は、資源開発分野を牽引している国内外の石油・ガス開発企業や産油・産ガス国等の幹部の方々より、石油・天然ガス開発の潮流や、各国企業の戦略を中心に大所高所からの基調講演を頂いた。その一人であるADNOC社Director of Strategy & Coordination Mr. Ali Khalifa Al ShamsiはJOGMEC海外技術者研修の第一期生(1989年、当時の石油公団実施)*7であり、講演のなかでもJOGMECの人材育成に対する評価と期待を述べていた。また、特別講演のTotal社、IHS社からの発表でも取り上げられていたが、今後の資源開発では更なる高度な技術が必要という見解が各社の共通認識として示されたと言える。国際石油開発帝石株式会社代表取締役社長 北村俊昭氏も述べられていたように、日本が保有する先端参加者があり、産油・産ガス国等からの講演者、そして日本企業講演者と参加者との活発な意見交換が行われ、参加者より「本フォーラムを通して産油・産ガス国等から、具体的な技術課題などの貴重な話を直接聞くことができ、自社の技術シーズと資源開発分野のニーズを結びつけるためのヒントを得ることができた」とのコメントも頂いている。 前回は産油・産ガス国等からの課題(ニーズ)発信が中心であったが*4、今回はアブダビ国営石油会社(ADNOC社)幹部やタンザニア連合共和国エネルギー鉱物省 副次官等、産油・産ガしょういス国等からの招者による講演だけでなく、日本企業12団体からも技術(シーズ)に関して講演頂き、技術に関してより一層の充実を図るプログラムとした。また、日本企業が保有する技術をより広く紹介するために、JOGMECのポスター展示だけでなく企業展示会の開催も新たに試みている。 講演や展示会、レセプション会場では聴講だけでなく産油・産ガス国等からの招聘者と本邦技術者による直接の情報交換や議論も繰り広げられ、今後の技術実証プロセスへの足掛かりや産油・産ガス国等のニーズの深掘りなど、フォーラム参加者の多くにとって実りが聘へ課題にソリューションを提供することにより、産油・産ガス国等とJOGMEC/日本企業間のさらなる関係強化の実現を目指している*6。2. 「JOGMEC Techno Forum 2014」開催報告(1) 「JOGMEC Techno Forum 2014」の開催報告 JOGMECでは、「技術ソリューション事業」の4本柱の一つとして、2013年5月7~8日に開催した「JOGMEC Techno Forum 2013」に引き続き、第2回目となる「JOGMEC Techno Forum 2014」を2014年11月26~27日の2日間の日程でパレスホテル東京で開催した。JOGMECテクノフォーラムは、産油・産ガス国等と日本企業との「出会いの場」を提供し、産油・産ガス国等とJOGMEC、そして先端・先進技術を保有する日本企業とが課題解決に向けともに歩んでいくためのきっかけづくりを目指している。 今回は昨年を大きく上回る1,600名の来場者を迎え、大盛況のうちに終了した。また、1日目に開催したネットワーキング・レセプションには300名程の出所:JOGMEC出所:JOGMEC写1講演会場の様子写2ネットワーキング・レセプションの様子69石油・天然ガスレビューエッセー_田丸芝今井.indd 6915/03/02 10:56:22JOGMEC Techno Forum 2014 開催報告OGMECK YMC技術を資源開発に応用することは重要であり、技術面でのソリューション提供を目指してJOGMECは日本企業とともに努力を続けていく所存である。 また、1日目午後のパネルディスカッションでは「資源権益と技術が果たす役割」というテーマの下、石油・天然ガスや非在来型資源の知見を有する専門家の方々を招き、資源開発における変化が及ぼす波及効果や日本の技術の可能性について、特にLNGに焦点を当てた議論が展開された。モデレータである(一財)日本エネルギー経済研究所の山下ゆかり氏よりアジア諸国の資源概要とパネル討論のポイントを、IHS社のMr. Fryklundより北米のシェールガス開発状況と技術課題を、国際石油開発帝石(株)の内村泰三氏より自社のカナダにおけるシェールガスのLNG事業化の状況を、エネルギー・環境問題研究所の石井彰氏より新たな先端技術と日本企業のビジネスチャンスについて、最後に(株)商船三井の橋本剛氏より浮体式LNG貯蔵・再ガス化設備(FSRU)と浮体式LNG生産・貯蔵設備(FLNG)に関して紹介頂いた。資源開発の上流から下流まで、さまざまな立場から多様な話題が提供・議論され、技術の果たす役割の重要性を改めて認識させられた。 また、今後さまざまな資源を開発し、生産していくためには、実に多くの新しいビジネスモデルの必要性があるということも本セッションで明らかになったのではないかと思われる。 以下に、1日目の基調講演および特別講演の講演者と講演内容を簡略ながら紹介する。<基調講演>・国際石油開発帝石株式会社代表取締役社長:北村 俊昭氏出所:JOGMEC出所:JOGMEC写3JOGMEC河野博文理事長によるフォーラム開会の挨拶写4国際石油開発帝石株式会社代表取締役社長の北村俊昭氏出所:JOGMEC出所:JOGMEC写5ADNOC社のAli Khalifa Al Shamsi氏写6タンザニア連合共和国エネルギー鉱物省副次官のNgosi C.X. Mwihava氏70エッセー_田丸芝今井.indd 7015/03/02 10:56:252015.3 Vol.49 No.2エッセーOGMECK YMC 北村氏からは、E&P企業が置かれたGlobal Contextのなかでの同社の技術的取り組みを紹介頂いた。自社 Innovation の取り組みとして、「随伴水処理」「CO2-EOR」の二つの例を挙げ、これらの海外展開を念頭に置き、産油・産ガス国等との Collaboration の重要性を強調されていた。現状を紹介頂いた。タンザニアには油田は少ないものの、ガス田が非常に多く存在している。コントラクターには、まだ参入の余地が多くあり、資源開発の上流から下流までの技術的課題(ニーズ)を提示して頂いた。特にガスパイプラインや掘削に企業参入の可能性がある旨を述べられた。・アラブ首長国連邦アブダビ国営石油会社(ADNOC)DirectorofStrategy&Coordination:Mr.AliKhalifaAlShamsiあぐら ADNOC社は人的資本を最優先としており、三つの教育機関を創設した。また、Mr. Shamsiより潤沢な資源が坐をかくことなあるからといって胡く、国内技術者だけでなく国際企業、日本では JX 日鉱日石エネルギー(株)や国際石油開発帝石(株)、ジャパン石油開発(株)、また経済産業省とも協力して R&D を推進していく旨を述べられた。・タンザニア連合共和国エネルギー鉱物省副次官:Mr.NgosiC.X.Mwihava Mr. Mwihava より、タンザニア連合共和国における石油・天然ガス開発の<特別講演>・Total社VicePresident,Research&Development,Exploration&Production:Mr.DanielPlathey Mr. Plathey より、Total 社における今後のR&D戦略は「Focus・Simplification・Efficiency」の三つを目標としていると紹介頂いた。フロンティア資源や非在来型資源など8項目への注力、ナノテクやロボットの適用などを挙げられたが、技術開発を進めると課題はさらに大きく、複雑に、そして高価になっていく。そのためにも、資源開発関連企業だけでなく、他業種の企業とともにソリューションを目指そうという言葉で、講演を終えられた。・IHS社ChiefUpstreamStrategist:Mr.BobFryklund Mr. Fryklund からは、サービスカンパニーとしての立場より、市場の技術トレンドとニーズについて、特に非在来型資源開発、海上資源開発、大水深における現状と、求められている技術について具体例を挙げながら紹介頂いた。また、最後にビッグデータをはじめとした今まさに直面している諸課題を提示頂いた。 2日目(11月27日)は会場をA会場およびB会場の二つに分け、それぞれ異なるテーマでセッションを設けた。 A会場では「資源フロンティアへの挑戦」と題し、新たな技術革新の台頭が期待されている三つのテーマ、A-1:高濃度CO2ガス田開発、A-2:重質油田開発、A-3:氷海・大水深油ガス田開発に着目し、それぞれセッションを設けた。日本企業からはセッションテーマごとに抱えている技術課題と、これら技術課題に対し取り組んでいる事業内容の紹介を中心に、講演頂いた。 開発段階は異なるものの、各社ともニーズ分析から始まる技術開発・商品化、そして開発した商品から更なるニーズ開拓を目指す積極的な姿勢が窺えた。産油・産ガス国等からは、自国の油・ガス田における具体的な課題と取り組みについて紹介頂いた。オマーン国営石油会社のDr. Syham うかが出所:JOGMEC出所:JOGMEC写7Total社のDaniel Plathey氏写8IHS社のBob Fryklund氏71石油・天然ガスレビューエッセー_田丸芝今井.indd 7115/03/02 10:56:26JOGMEC Techno Forum 2014 開催報告OGMECK YMCションが更に必要となる」という意見で締めくくられた。 続いて、簡単ではあるが2日目の両会場の講演者と講演内容を紹介する。なお、A、B会場におけるJOGMEC職員からのセッション概要、石油・天然ガス開発、技術ソリューション事業の紹介は割愛する。<A会場>・ベトナム国営石油会社DeputyGeneralManager,ProductionDiv.:Mr.HOANNGOCNGUYEN ベトナムにおけるガス油田の現状と技術的課題に関して、Mr. Nguyen よりベトナム北部・中部・南部と地域別に詳細に説明頂いた。高濃度のCO2を伴うベトナムのガス田では、効率的かつ小規模なCO2除去装置が求められており、その除去したCO2の利用に関しても継続的に研究が進められている。・新日鐵住金株式会社技術開発本部鉄鋼研究所鋼管研究部主席研究員相良 雅之氏: H2S、CO2を随伴する高温高圧環境下での資源開発が近年進められている。相良雅之氏より、そのような環境下でも耐えられる自社の油井管における製品の特徴と開発事例、そしてニーズに応えていかにシーズを適用していくかについて紹介頂いた。・日揮株式会社プロセス技術本部技術開発センターライセンスマネージャー:田中 浩二氏 CO2ガス田開発において化学吸着法または分離膜が多く用いられているが、これら技術には課題も多い。その解決策の一つとして、田中浩二氏よりCCS(CO2 Capture and Storage)をより安価に実施できるアミン法CO2分離回収技術としてHiPACT?技術と、日本ガイシ(株)と共同開発しているCO2分離膜の併用に関して紹介頂いた。72大学の栗原正典教授よりR&Dの現状と課題について紹介頂いた後、国際石油開発帝石(株)技術研究所長の矢澤仁徳氏より、技術開発の役割の一例として生産性向上技術にフォーカスした紹介を、石油資源開発(株)技術研究所長の手塚和彦氏より、「自主研究」と「共同研究」の二つのアプローチについて「IOR」や「ジオメカニクス」などの具体例を交えた紹介を、日本海洋掘削(株)の中村雅洋氏より、日本唯一の海洋掘削請負会社としての成長戦略と事業展開の紹介を頂く一方、JOGMECからは従来の研究実績と最新の実験設備という強みを生かした日本企業との技術開発に関して紹介した。日本の資源分野で活躍する立場が異なる企業の代表より注目・注力している技術とR&Dの方向性に関して討論頂いたが、各社が目指しているR&Dの方向性には多くの共通点が見受けられたことが印象的であった。 本セッションの総括として、「非在来型資源に関しては述べるまでもなく、その他に地下把握・モデリング技術、また石油開発だけにとどまらない海洋開発技術(大水深、メタハイ、CCS)も求められている。今後石油開発は、異なる分野とのコミュニケーじ染Bentouati の講演にもあったが、産油・産ガス国等は自らが抱える技術的課題に対する解決策を模索している状況である。本フォーラムでの技術交流がきっかけとなり産油・産ガス国等との協力関係につながるよう、フォーラム後も引き続き交流を深めソリューション提供の実現を目指す所存である。 一方、B会場では「石油・天然ガス開発への新規技術の挑戦」と題し、JOGMEC「技術ソリューション事業」の取り組みと成果について理解を深めて頂く目的でプログラムを設けた。石なみの油天然ガス開発事業にあまり馴ない方々でも分かりやすい導入編となることを念頭に置き、油・ガス田の上流開発プロセスの流れから現在の技術課題までを紹介した。また、2013年度および2014年度の技術開発公募に採択された案件の詳細を、採択企業より講演頂いた。資源開発の概要から採択企業の最新技術までを順序立てたプログラムとしたため、他業種・他分野の参加者からも好評を得ることができ、内容も十分に理解頂けたと思う。 また、B会場の最後のセッションとなるパネルディスカッションでは、「日本の資源開発企業による R&D への展望」と題し、モデレータである早稲田出所:JOGMEC写9パネルディスカッション(1日目)「資源権益と技術が果たす役割」エッセー_田丸芝今井.indd 7215/03/02 10:56:272015.3 Vol.49 No.2エッセーOGMECK YMC・富士フイルム株式会社産業機材事業部マネージャー:西村 哲夫氏 自社で培った非常に高いレベルの有機材料化学、製膜技術、精密塗布技術、解析技術を有しており、その独自コア技術を組み合わせ開発した高性能CO2分離膜のモジュールを西村哲夫氏に紹介頂いた。本モジュールは分離性(選択性)が高く、既に複数の現場で実用化されており、今後高濃度CO2ガス田においても実証が期待される。<A-2セッション:重質油田開発>・石油資源開発株式会社カナダオイルサンドプロジェクト部地質・油層グループ長:中川 裕幸氏 カナダのオイルサンドにおける主要な開発手段の一つであるSAGD法に関して中川裕幸氏より紹介頂いた。SAGD法は実用化されて約10年しか経過していない比較的新しい手法であるため、環境問題、探査技術、地下での流体挙動の把握など課題点も残されている。これら諸問題の改良・改善次第ではカナダの他地域でも適用が期待されると述べられた。技術士(総合技術監理、化学部門):青山 尚登氏 粘性・比重の問題でパイプライン輸送ができない重質原油を、超臨界水を用いて改質する技術「SCWC: Supercritical Water Cracking」に関して青山尚登氏より紹介頂いた。SCWCは水のみを用い、コークスなどの固体物を副成しない技術であり、シンプルな装置機械と競争力のあるサプライコスト等の特徴を有しており、今後パイロット装置を用いた実証運転を予定している。・北日本港湾コンサルタント株式会社企画部総合研究室上席研究員:泉山 耕氏 氷海域は氷の存在に代表される過酷な環境の下、開発には通常海域とは大きく異なる「氷海技術」が要求される。泉山耕氏より、氷海特有の問題について提示して頂くとともに、EM-BIRDを用いた高解像度の氷厚観測などの氷況把握技術、氷海用船舶の開発、氷海流出油回収装置などの技術開発の現状に関して紹介頂いた。・ オマーン国営石油会社HeadofNewTechnologyImplementation:Dr.SyhamBentouati・国際石油開発帝石株式会社技術本部開発技術ユニットジェネラルマネージャー:三輪 正弘氏 オマーンにおける重質油田開発の現状と課題について、Dr. Bentouatiより説明頂いた。オマーンでは熱攻法の石油増進回収法(EOR)を主に用いており、大量のスチームが必要で、燃料として大量の天然ガスを必要とするが、同国では天然ガスが不足気味である。対応策の一つとして、砂嵐でも80%以上稼働する太陽光を用いた装置実例に関して紹介頂いた。 氷海域開発においては、地域ごとに海象・氷況はそれぞれ大きく異なり、特有の技術的困難さがある。氷海域で開発を実施している同社の三輪正弘氏より、氷況把握、構造物、Flow Assurance、Ice Management、HSE、Logistics等の課題のほか、大学や研究機関との連携、長期的な人材育成などの自社の今後の取り組みについて紹介頂いた。・日揮株式会社技術開発センターSCWCプロジェクトマネージャー、<A-3セッション:氷海・大水深油ガス田開発>・東京製綱株式会社TCT推進本部常務取締役兼執行役員TCT推進本部出所:JOGMEC出所:JOGMEC写10ベトナム国営石油会社のHOAN NGOC NGUYEN氏写11オマーン国営石油会社のSyham Bentouati氏73石油・天然ガスレビューエッセー_田丸芝今井.indd 7315/03/02 10:56:29JOGMEC Techno Forum 2014 開催報告OGMECK YMC長:首藤 洋一氏 125年以上の歴史を持つロープメーカである同社の首藤洋一氏より、高耐食のワイヤーロープや繊維ロープのほかに、海洋分野向けプロジェクトとして、独自技術であるCFCC(炭素繊維ケーブル)に関して紹介頂いた。CFCCは強度低下がほとんどなく、長期係留が可能という特徴があり、現在、大水深における石油開発への適用に向け取り組んでいる。<B-1、2セッション>・株式会社クレハ総合研究所所長:佐藤 浩幸氏 石油・ガス掘削用の作井の増加に伴い、掘削用ケミカルやダウンホールツールの需要も増加している。佐藤浩幸氏より、一時目止め剤やツール用部材として採用が進んでいる自社開発のポリグリコール酸(PGA)の特性について、そしてPGAの石油・ガス開発の応用、開発について紹介頂いた。・石油資源開発株式会社技術本部貯留層技術部部長:安楽 敏行氏 一次・二次回収を得ても油層内に残留している油の回収率向上を目的とする、微生物EOR(MEOR)促進技術について安楽敏行氏より紹介頂いた。増進回収の原理は概して、油の粘度を下げるか水の粘度を油に近づけるかであり、MEORは貯留層内のバクテリアと原始細菌を用いて油の粘度を下げる手法であり、その特徴および開発状況に関しても紹介頂いた。・公益財団法人地球環境産業技術研究機構CO2貯留研究グループ主席研究員:薛 自求氏 CO2をマイクロバブル(微細気泡)化して貯留層に圧入し、石油の増進回収を図る技術に関して、薛自求氏より紹介頂いた。従来のCO2圧入に比べてマイクロバブルCO2圧入では掃攻効率が改善され、X-CT画像の結果からも高い浸透率、低い浸透率の岩でも効果が見られたと述べられた。・千代田化工建設株式会社技術開発ユニットプロセス開発セクション専門長:蛙石 健一氏 現在開発が進められている天然ガス(CH4)からCO2を高効率で選択的に分離する自社のゼオライト分離膜(MSM-1)に関して、蛙石健一氏より説明頂いた。MSM-1は世界最高レベルの分離性能であり、また従来の分離膜と比較してCAPEX、OPEXともに大きなメリットがある。今後、国内外の実証試験を通して商業化を目指すと述べられた。 なお、今回の「JOGMEC Techno Forum 2014」の各講演者の講演要旨および講演資料のうち、講演者より承諾頂いているものについては「JOGMEC Techno Forum 2014」のホームページに掲載してあるので、併せてご覧ください*8。(3)企業展示・ポスター展示 日本企業発の技術をより深く理解して頂くために、「JOGMEC Techno Forum 2014」では新たな試みとして、日本企業が主体となる展示会場を設け、出展企業各社より資源開発分野で展開する技術や事業を、ポスターだけでなく展示物や映像を用いて紹介頂いた。一方で、JOGMECからは石油だけでなく金属、石炭、地熱、備蓄の各部門の事業をポスターで紹介した。講演によるニーズ/シーズの発信のみならず、展示という新たな形式での技術発信の場において、産油・産ガス国等とJOGMEC/日本国企業の間でより密度の濃い双方向の情報交換や新たな関係の創生に寄与することができたことは、今回の出所:JOGMEC出所:JOGMEC写12パネルディスカッション(2日目)「日本の資源開発企業によるR&Dへの展望」写13JOGMECポスター展の様子74エッセー_田丸芝今井.indd 7415/03/02 10:56:312015.3 Vol.49 No.2エッセーOGMECK YMC ここに、来場者からの主なご意見、コメントを、また講演者から頂いたご意見、ご感想等の一部を紹介させて頂く。<来場者からの主なご意見・コメント>■1日目について:・ 極めて重要かつ時宜を得たテーマ内容であった。・ 技術、技術革新という点で進歩があったかということと、技術の進歩が企業の活動にどのように影響しているかがよく分かりました。(すべて)資源開発における課題も明確になり、個々の資源開発の優位性を考える上で参考になりました。・ 今回環境対策技術に関する講演がなく、次回に期待したい。■2日目について:・ 最近の油田開発の技術動向が把握できた。・ 説明がどれも分かりやすい。自分のような素人でも聞ける。・ 普段聞かない下流の技術の話も聞けた。■企業展示について:・ いろいろな分野の要素技術を Oil&Gas分野に転用しているのがよく分かった。・ 企業展示をもっと増やしてはどうか。■全体について:・ 海外における動向等、企業やその関連関係者とのコミュニケーションの場を得ることができ、有意義であった。・ 石油・天然ガス等の資源に携わる上下流の企業が技術的交流を持つことができる有意義な機会と感じます。<講演者、出展者からのご意見、感想>・ このようなフォーラムがあると他社や外国の情報が得られやすいし、わが社の研究・材料についての意見なども聞ける機会が得られるので、非常によいイベントだ。・ テクノフォーラムは技術情報、特に、表2 企業展示 出展企業ブース一覧株式会社商船三井石油資源開発株式会社大阪ガス株式会社中外テクノス株式会社日本ガイシ株式会社日本海洋掘削株式会社富士フイルム株式会社石油資源開発株式会社古河電気工業株式会社独立行政法人産業技術総合研究所日揮株式会社東京製綱株式会社千代田化工建設株式会社三菱重工業株式会社独立行政法人海上技術安全研究所第一工業製薬株式会社曙ブレーキ工業株式会社国際石油開発帝石株式会社株式会社クレハ白山工業株式会社株式会社地球科学総合研究所(注)共同出展の際は、同じ欄に複数の企業名を記載。出所:JOGMEC Techno Forum 2014のプログラムを基に筆者作成公益財団法人国際超電導産業技術研究センター三井金属資源開発株式会社出所:JOGMEC写14企業展示会の様子「JOGMEC Techno Forum 2014」で得られた大きな成果の一つと言える。 企業展示は本年から導入した試みということもあり、手探り状態での開催であったため、展示企業数および会場スペースは小規模であった。さらに講演会場から離れていたにもかかわらず、主に休憩時間を利用したポスターセッション中は予想を大きく上回る大勢の方々が各社のブースを訪れ、出展者と直接議論し合い、終始大盛況であった。多くの方々から好評を頂き、企業展示会の継続と規模の拡大を希望する声も聞かれたため、次回のテクノフォーラムでは展示企業数、企業展示会場の拡張や利便性の改善を検討し、フォーラム参加者同士でより活発な情報交流ができる場を設けたいと考えている。(4)アンケート結果 延べ1,600名以上もの参加者が、さらには資源開発分野にとどまらず多方面の分野に従事している専門家の方々が一堂に会していることを、情報収集の場として格好の機会と捉え、ご来場された方々にはアンケート用紙への記入にご協力頂き、大変多くのコメントや情報を得ることができた。また、レセプションや企業展示会等を通して、講演者や各出展企業からも貴重なご意見を頂戴することができた。75石油・天然ガスレビューエッセー_田丸芝今井.indd 7515/03/02 10:56:32JOGMEC Techno Forum 2014 開催報告OGMECK YMC日本の最新の技術を知ることができ、これから天然ガス等を開発する自国にとって有益であった。・ (参加者が)ほとんどが日本人だったので、海外の参加者をもっと呼ぶべき。・ 技術マッチングを目指すなら、もう少し参加者が一緒に議論できる機会があるとよい・ 展示会の開催は、展示物を通して、技術に対する理解が深まる。 来場者および講演者から大変な好評を得た一方で、反省点あるいは改善点もあった。次回のテクノフォーラムの企画では、アンケートおよび来場者、講演者より得られた要望・改善点を勘案し、さらなる高みを目指したテクノフォーラムにすべく注力していく所存である。おわりに JOGMECテクノフォーラムは冒頭に紹介したとおり、技術ソリューション事業の4本柱の一つとして分野を越えた技術・人的・情報交流を行う場の提供を目的としているが、「JOGMEC Techno Forum 2014」では講演者および参加者より直接交流を持て有意義であったとのコメントを多く頂けたことからも、その目的はおおむね達成できたものとうれしく受け止めている。 資源開発は今後さらなる試練に臨んでいかなくてはならないが、それらの多くが技術により解決できる可能性を秘めている一方で、日本企業が保有する技術が資源開発に適用できるのか、まだ把握できていない状況にある。技術ソリューション事業では引き続きJOGMECテクノフォーラムという技術的、人的の両側面から、情報交流の場を提供し続けたいと思う。ニーズとシーズのマッチングを推進するためにも、時宜を得たテーマ・会場を設け、他業種・他分野と交流を持ち、私たちJOGMECは日本企業とともに技術的解決の道を模索していきたい。またJOGMECは、これからも「技術ソリューション事業」を推進することによって産油国・産ガス国等との関係のさらなる強化を図り、日本企業のビジネスチャンスを拡大すると同時に、資源・エネルギーの安定供給のために貢献していく所存である。 最後に、この場を借りて本フォーラムにご協力頂いた講演者および企業関係者の皆様に感謝の意を表したい。表3-1JOGMEC Techno Forum 2014 プログラム表(1日目)10:00~10:10■オープニング?開会の挨拶JOGMEC…理事長 : 河野 博文?来賓からのご挨拶経済産業省 資源エネルギー庁…長官 : 上田 隆之11月26日(水)10:10~12:30■セッション1:基調講演 ?基調講演 1:持続可能なE&P事業の将来のための「Technology and Innovation」  国際石油開発帝石株式会社…代表取締役社長 : 北村 俊昭 氏 ?基調講演 2:アブダビ国営石油会社による展望  アラブ首長国連邦 アブダビ国営石油会社(ADNOC)…Director of Strategy & Coordination :   Mr. Ali Khalifa Al Shamsi ?基調講演3:タンザニアにおける陸上および海上油ガス田の探鉱開発  タンザニア連合共和国エネルギー鉱物省…副次官 : Mr. Ngosi C.X. Mwihava ?JOGMEC講演:「資源国と日本企業の架け橋として」  JOGMEC…理事長 : 河野 博文12:30~14:00昼食14:00~15:20■セッション2:特別講演 ?特別講演1:4 C & Deliver CHANGE CULTURE, COMPETE ON COSTS & DELIVER   Contribution of R&D to the Oil & Gas Industry Technical & Cost reduction challenges  TOTAL社…Vice President, Research & Development, Exploration & Production : Mr. Daniel PLATHEY ?特別講演2:上流開発技術・革新トレンドと市場ニーズの提携  IHS社…Chief Upstream Strategist : Mr. Bob Fryklund15:50~17:30■パネルディスカッション:「資源権益と技術が果たす役割」モデレータ: 一般財団法人日本エネルギー経済研究所…理事 : 山下 ゆかり 氏パネリスト: ?「北米における石油・ガス生産能力の復活と技術の役割」  IHS社…Chief Upstream Strategist : Mr. Bob Fryklund ?「カナダにおけるシェールガスプロジェクトの事業化構想および課題」  国際石油開発帝石株式会社…アメリカ・アフリカ事業本部 本部長補佐 : 内村 泰三 氏 ?「中小ガス田のマネタイズ・日本持込みの新手段(FLNG)」  エネルギー・環境問題研究所…代表 : 石井 彰 氏 ?「LNG Floating Solutions」  株式会社商船三井…常務執行役員 : 橋本 剛 氏18:00~19:30ネットワーキングレセプション出所:JOGMEC12:00~18:00展示会(2階 梅)エッセー_田丸芝今井.indd 7615/03/02 10:56:32762015.3 Vol.49 No.2エッセーOGMECK YMC表3-2JOGMEC Techno Forum 2014 プログラム表(2日目)A会場:【資源フロンティアへの挑戦】B会場:【石油・天然ガス開発への新規技術の挑戦】展示会場11月27日(木)9:30~11:40■A1:高濃度CO2ガス田開発?「セッション概要紹介」 ・JOGMEC…石油開発技術本部 技術部 EOR課 課長:  高橋 悟? 「ベトナム高濃度CO2ガス田におけるプロジェクトの現状と適用技術」 ・ベトナム国営石油会社…Deputy General Manager,  Production Div.:Mr. HOAN NGOC NGUYEN?「高温高圧環境で使用可能な超高強度高合金油井管」 ・ 新日鐵住金株式会社…技術開発本部 鉄鋼研究所 鋼管研究部 主席研究員:相良 雅之氏?「CO2ガス田解決技術ーHiPACTTM」 ・日揮株式会社…プロセス技術本部 技術開発センター   ライセンスマネージャー:田中 浩二氏?「天然ガス田用CO2分離膜モジュールについて」 ・富士フイルム株式会社…産業機材事業部マネージャー:  西村 哲夫氏11:40~13:10 昼食13:10~14:50■A2:重質油田開発?「セッション概要紹介」 ・JOGMEC…調査部エネルギー資源調査課  上席研究員:伊原 賢? 「Canadian Oil Sands?Technical challenges in SAGD project?」 ・ 石油資源開発株式会社…カナダオイルサンドプロジェクト部 地質・油層グループ長:中川 裕幸氏?「超臨界水を使った重質原油の改質技術」 ・ 日揮株式会社…技術開発センター SCWCプロジェクトマネージャー、技術士(総合技術監理、化学部門) :  青山 尚登氏?「Heavy Oil Technologies in Oman」 ・ オマーン国営石油会社…Head of New Technology Implementation:Dr. Syham Bentouati14:50~15:20 休憩■A3:氷海・大水深油ガス田開発?「セッション概要紹介」 ・JOGMEC…石油開発技術本部   技術ソリューション事業グループ 技術開発チーム サブリーダー:大坪 和久?「氷海域における油・ガス開発技術―現状と将来的課題―」 ・ 北日本港湾コンサルタント株式会社…企画部 総合研究室 上席研究員:泉山 耕氏?「氷海域プロジェクトの生産施設関連技術課題」 ・ 国際石油開発帝石株式会社…技術本部開発技術ユニット ジェネラルマネージャー:三輪 正弘氏? 「海洋分野におけるCFCC(炭素繊維ケーブル)等のロープ類の展開」 ・東京製綱株式会社…TCT推進本部常務取締役兼  執行役員TCT推進本部長:首藤 洋一氏15:20~17:00出所:JOGMEC9:30~11:40ダー:宮田 和明■B1?石油・ガス開発分野のいろは ・JOGMEC…石油開発技術本部  技術ソリューション事業グループ グループリーダー:  吉澤 実?技術ソリューション事業紹介?いざ資源開発へ? ・JOGMEC…石油開発技術本部   技術ソリューション事業グループ 企画チーム サブリー?JOGMECと日本企業の共同研究事例の紹介(1) ?石油ガス掘削における分解性材料の応用   「高温高圧環境の作井で高生産性を可能にする時限一時目止め剤の開発」  ・株式会社クレハ…総合研究所所長 :佐藤 浩幸氏 ?微生物利用EOR(MEOR)促進技術の開発  ・石油資源開発株式会社…技術本部 貯留層技術部 部長 :   安楽 敏行氏9:30~17:00展示会(2階 梅)11:40~13:10 昼食■B213:10~14:10?JOGMEC と日本企業の共同研究事例の紹介(2) ?マイクロバブル CO2圧入方式革新的 WAG  (Water~Alternating~Gas) 技術開発   ・ 公益財団法人 地球環境産業技術研究機構…CO2貯留研究グループ 主席研究員:薛 自求氏 ? ゼオライト分離膜(MSM―1)を用いた天然ガスからのCO2分離技術  ・ 千代田化工建設株式会社…技術開発ユニット プロセス開発セクション 専門長:蛙石 健一氏14:10‐14:40 休憩■B3:パネルディスカッション「日本の資源開発企業によるR&Dへの展望」モデレータ:  早稲田大学…理工学術院創造理工学部 環境資源工学科 教授:栗原 正典氏パネリスト: ?INPEXにおける技術開発の役割  ・国際石油開発帝石株式会社…技術本部 技術研究所長:   矢澤 仁徳氏 ?JAPEXにおけるR&Dの役割と方向性  ・石油資源開発株式会社…技術本部 技術研究所長 :   手塚 和彦氏 ?JDCの海洋資源開発への取組  ・日本海洋掘削株式会社…執行役員 掘削技術事業部長:   中村 雅洋氏 ?JOGMECの技術開発  ・JOGMEC…理事 石油技術開発本部長:   市川 真14:40~16:4077石油・天然ガスレビューエッセー_田丸芝今井.indd 7715/03/02 10:56:32JOGMEC Techno Forum 2014 開催報告OGMECK YMC<注・解説>*1: *2: *3: *4: *5: *6: JOGMECニュースリリース 2013年8月5日 「技術ソリューション事業 技術開発テーマの決定~平成25年度技術ソリューション事業公募採択のお知らせ~」(http://www.jogmec.go.jp/news/release/news_10_000032.html) JOGMECニュースリリース 2014年8月29日 「技術ソリューション事業 技術開発テーマの決定~平成26年度技術ソリューション事業公募採択のお知らせ~」(http://www.jogmec.go.jp/news/release/news_10_000132.html)JOGMECニュースリリース 2014年10月7日 「技術ソリューション事業 技術開発テーマの決定~平成26-27年 度技術ソリューション事業フェーズ2公募採択と事業開始のお知らせ~」(http://www.jogmec.go.jp/news/release/news_01_000065.html) 石油・天然ガスレビュー 2013.7 Vol. 47 No. 4 p.1~13 「JOGMEC 技術ソリューション事業の紹介 ―わが国の先端・先進技術を取り込んだ産油ガス国等との関係強化―」(末廣能史、増子芳範、水谷健亮)(https://oilgas-info.jogmec.go.jp/report_pdf.pl?pdf=201307_001a%2epdf&id=4933) JOGMECニュースリリース 2014年11月7日 平成26年度技術ソリューション研修「Zero Emissionコース」開講報告~3カ国、8名の技術者が参加~(http://www.jogmec.go.jp/news/release/news_10_000158.html) 石油・天然ガスレビュー 2014.7 Vol. 48 No. 4 p.37~53 「技術ソリューション事業の今後の展望:カナダ環境技術展示会 GLOBE2014 への出展を通じて」(水谷健亮、加藤是威)(https://oilgas-info.jogmec.go.jp/report_pdf.pl?pdf=201407_037a%2epdf&id=5315)*7: JOGMEC NEWS Vol.39 2014年12月号(http://www.jogmec.go.jp/ebook/jnews/039/index.html)*8: JOGMEC Techno Forum 2014 公式ホームページ(http://techno-forum.jogmec.go.jp/index.html)執筆者紹介田丸 温(たまる ゆたか)学  歴: 2012年3月、東京大学大学院工学系研究科システム創成学専攻修士課程修了。職  歴: 同年4月、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)入構。技術部CCS・環境技術課を経て現在は総務部戦略企画室と技術ソリューション事業グループを兼務。きらりと光る技術の醸成とそのPRに奮闘中。趣  味: 読書、ランニング、ダイビング、ご当地キューピー集め。芝 正啓(しば まさよし)1991年生まれ。東京都出身。学  歴: 2014年、慶應義塾大学経済学部卒業。職  歴: 同年、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)入構。総務部戦略企画室配属。GTL事業化推進、JOGMECテクノフォーラムの企画・運営、市場調査業務等に従事。技術センター(TRC)で、約1カ月間の海外産油国技術者研修に参加。また、Techno-Ocean2014ではJOGMECの出展者プレゼンテーションを担当。趣  味: 野球・テニス等スポーツ全般(観戦含む)、旅行(国内・海外問わず)、音楽・映画鑑賞。近  況: 細身なほうですが、最近少しおなかが出てきたような気がしています。今井 利矩(いまい としのり)学  歴: 2014年3月、東北大学大学院 理学研究科地学専攻修士課程修了。職  歴: 同年4月、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)入構。総務部戦略企画室に配属。技術ソリューション事業グループとJOGMECテクノフォーラムの企画・運営、ニーズ・シーズ調査に従事。趣  味: 音楽(演奏も聴くのも)、読書、食事。近  況: 楽器費用とディズニーの年パス代をいかに捻出し、時間を充てるか思案の日々。エッセー_田丸芝今井.indd 7815/03/02 10:56:33782015.3 Vol.49 No.2エッセー
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2015/03/23 [ 2015年03月号 ] 田丸 温 芝 正啓 今井 利矩
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