ページ番号1006639 更新日 平成30年2月16日

ロシア:ユコスへの追徴課税問題

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レポートID 1006639
作成日 2004-08-11 01:00:00 +0900
更新日 2018-02-16 10:50:18 +0900
公開フラグ 1
媒体 セミナー・報告会資料
分野 企業
著者 本村 真澄
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年度 2004
Vol 0
No 0
ページ数
抽出データ 0ロシア:ユコスへの追徴課税問題石油・天然ガス調査グループ:本村真澄1?ユコスに関する動き(2003年)7月2日:Menatep銀行会長レベージェフ逮捕?(アパチト株20%2.8億ドルの着服)10月3日:シブネフチ株92%をユコス株26.01%+30億ドルと交換(両社の合併作業開始)10月17日:シャフノフスキー・ユコスモスクワ社長起訴10月25日:ホドルコフスキー社長を横領・脱税で逮捕10月30日:ユコス株式44.1%を差押さえ(その後39.5%へ)11月3日:ホドルコフスキーがCEO辞任(後任Kukes)11月28日:ユコス、シブネフチ合併白紙へ12月8日:ロシア下院選で与党「統一ロシア」圧勝。12月30日:税務省が994億ルーブル($34億)の追徴課税???????ukosSibneft Shareholders (%)ユコス・シブネフチの主要株主2Other31.51Khodorkovsky26.48DubovBrudno3.113.113.11Lebedev3.113.56Nevzlin26.01AbramovichShakhnovsky3ユコスに関する動き(2004年)?4月15日:税務省、モスクワ調停裁判所に994億R提訴。5月26日:裁判所はユコスに990億Rの支払命令??6月17日:プ大統領「ユコスの破産を希望せず」6月24日:ゲラシチェンコ会長、シードCEO就任。??6月29日:控訴審判決、ユコス追徴課税990億R確定。7月1日:税務省は2001年分980億R追徴課税。??7月14日:ユガンスクネフチ,サマラネフチ,トムスクネフチ株式差押え7月20日:法務省ユガンスクネフテガス株売却方針。WTI$42??7月28日:ユコス生産停止懸念を公表。WTI$43へ。8月 3日:税務省は2002年分の納税調査開始。??8月 9日:ユガンスクネフテ株差押え解除命令(8/6)を撤回。追徴課税の概要?ロシア税務省の訴状によれば、チュコト、カルミキヤ等のTax Havenでの節税を今回脱税と認定。?2000年・・・・・・・・・・・・・・・・・990億R($34億)?2001年・・・・・・・・・・・・・・・・・980億R($33.8億)?2002年/2003年上・・・・・・・・?$30億?約$100億?法の恣意的適用→他社へのメッセージ?ユコスの株式総額は昨年夏、450~480億ドル。現在は株価大幅下落($16→$3.75@8/09)5ユコスという会社?2003年は、8,070万トン(160万b/d)、ロシアの19%?2003年からルクオイルを抜きロシア第1位。?Schlumbergerとの技術アライアンスに成功。?水平掘り、水圧破砕法などの積極適用。?油田マネージメント技術の確立。?YukosExplorationの子会社?Yuganskneftgaz, Samaraneftgaz,Tomskneftetc.?YukosRefining & Marketingの子会社?Kuybyshev, Syzran, Achinsk, Angarsk 製油所ussian Oil Production by Companyロシア石油会社の生産の伸び620002001200220039080706050403020100MMt/yLukoilYukosSurgutneftegazTNKTatneftSibneftRosneftSlavneftBashneft法務当局の措置とユコスの対応?強制執行法による強制競売の優先順位7①生産に直接関係のない資産(現金)②製品もしくは生産に関係ない物的資産③生産に直接関連のある資産(石油生産企業)?7月20日、法務省はユガンスクネフチガスの株式売却の方針を発表。ユコスはモスクワ調停裁判所にて8月6日勝訴するも、9日差押さえ再開。?ユコスは990億Rの内、220億Rを支払い済み。?Kンスクネフテガスという会社?拠点:西シベリア、ハンチマンシースク地方?生産量:100万バレル/日(ユコス全体の60%)ユコスの主力生産企業。生産の伸び8の牽引力。?主力油田:プリオビ油田50万b/d@2005年?本社:ネフテユガンスク(オビ河中流)対岸にはSurgut市(Surgutneftegazの本社)9ユコス倒産?-操業はどうなる??会社資産を劣化させないために、生産継続は基本的に必要な措置。?生産停止を示唆したのはユコス。一種の「恫喝」。法務当局は生産停止を要求せず。?石油の供給途絶の噂は石油市場で材料視。?ユガンスクネフテガス株式の差押さえが解除される(8/6)も、直ちに再差押さえ。?銀行口座の凍結は操業に悪影響。但し、?Transneftについては8月一杯輸送枠を確保。?鉄道輸送については当面問題なし。0Big Oilsの対応?シェブロンテキサコ:7月初め、ロシアに対して50~100億ドルの投資計画の表明。?コノコフィリップス:9月半ばにルクオイルの政府保有株式7.6%を19.4億ドルで購入希望。?BP:「ユコス事件に関するクレムリンの対応は、石油・天然ガス分野の外の活動」Browne?BP業績発表(7/27):収益23%増。生産量397万b/d(18%増)。増産はTNK-BPからのもので89万b/d(31%増)、他地域は14.2%増。11Big Oilsの置かれている現状?高油価による好決算、潤沢な資金。?長期的に、世界的に旺盛な石油需要。?株主からは埋蔵量置き換えのプレッシャー。?効率の良い投資先開拓の必要性。?中東は、高い政治リスク、厳しい経済条件。?中南米、アフリカと比較してロシアの投資環境が著しく悪いとは言えず。?ロシアでは大規模埋蔵量確保が容易(TNK-BP)?相対的にロシアの投資価値が高い状況続く。
地域1 旧ソ連
国1 ロシア
地域2
国2
地域3
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地域4
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地域5
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地域6
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地域7
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地域9
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国10
国・地域 旧ソ連,ロシア
2004/08/11 本村 真澄
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