ページ番号1006659 更新日 平成30年2月16日

ガスプロムとロスネフチの合併とロシア石油産業界の動き

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レポートID 1006659
作成日 2004-10-14 01:00:00 +0900
更新日 2018-02-16 10:50:18 +0900
公開フラグ 1
媒体 セミナー・報告会資料
分野 企業
著者 本村 真澄
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年度 2004
Vol 0
No 0
ページ数
抽出データ 0ガスプロムとロスネフチの合併とロシア石油産業界の動き2004.10.14石油・天然ガス調査グループ:本村真澄1ガスプロムとロスネフチ合併?9月14日:フラトコフ首相がプーチン大統領の了解取付け。?ロスネフチ全株とガスプロムの10.7%を交換38.4%0.9%ロスネフチとの交換 10.7%?ガスプロム 政府保有株???Rosgazigicatsiya合計50%?政府保有株以外の取引自由化、外国投資調達?新会社「ガスプロムネフチ」バグダンチコフ社長O国人株主への2段階の制限?1997年エリツィン大統領令2?外国資本50%以上の会社は、ロシア企業の株式を直接購入できず、ADS(American Depository Share)を購入して株主となれる。?1999年「ガス供給について」?ガスプロムの外国人持ち株比率の上限を20%に制限?今回の措置では、まず1997年大統領令の解除。?外資の20%枠撤廃には時間を掛けて実施か。ガスプロムとロスネフチの協力関係3?2001年に両社のJV“Sevmorneftegaz”設立?ガス埋蔵量を多く持つロスネフチ(150兆cf)としては、ガスプロムとの連携でガス自由化に備え。?バレンツ海:シュットクマノフガス田(89兆cf)?Rosshelf(50%)、Total,NorskHydro,Conoco,Fortum各12.5%プリラズロムノエ油田(3億bbl)Gazprom(50%),Rosneft(50%)?西シべりア:ハランプール油田(11億bbl)他2油田Vュトックマノフ、プリラズロムノエ、ハランプール45現状のロスネフチの立場?ロスネフチは巨大ガス・モノポリー(ガスプロム)の1石油部門となる。?ミレル社長発言?石油資産はガスプロムネフチに吸収?ガス関連資産はガスプロム傘下のガス生産企業に吸収?バグダンチコフ社長は本件に反対である旨、プーチン大統領宛て書簡。?ミレルGazprom社長、セーチンRosneft取締役会議長(大統領府副長官)はプーチンのinner circle。従来のガスプロム改革の経緯?2001年5月:ミレル・エネルギー省次官をガスプロム社長に任命。ビヤフレフ退陣へ。?2002年11月:経済発展貿易省Sharonov次官によるガス市場の自由化三原則?ガスパイプラインへの第3者アクセスの保証?市場の透明性確保?ガス産業の生産部門と輸送・販売部門の分離?今回の措置は、このような改革路線からの大きな方針転換。石油・ガスプロジェクトへの影響(1)7東シベリア開発?2003年12月:ロスネフチ、ガスプロム、スルグートネフチェガスの3社は、石油・ガスの総合開発を推進するコンソーシアム結成。?地下資源法改正案で、大規模油ガス田においては、オークションに拠らず、直接交渉により利権付与も可能に。?既にスルグートが先行(タラカン油田取得)?3社鼎立がくずれ、紆余曲折も?ホ油・ガスプロジェクトへの影響(2)8サハリン大陸棚??2002年:ガスプロムは政府から中国、アジア諸国へのガス輸出に関するcoordinatorに指名。2004年5月:ガスプロム、スルグート、ロスネフチはハバへのガスパイプラインの共同改修で合意。? サハリンー1(ロシア20%):ガス事業に関係?? サハリンー2(ロシア0%):ガスプロムとShellは1998年以来提携関係。シェア獲得に意欲。? サハリンー3(33%~100%):入札はこれから。? サハリンー5(51%):試掘成功。事業化決定後に動き。石油・ガスプロジェクトへの影響(3)9コビクタ・ガス田?2003年11月:FS結果の報告。事業化は当面困難との印象。?ガスプロムが国内供給優先を主張。サヤン、アンガルスク向け国内供給ラインの建設着手。?2004年8月:ガスプロムがInterrosの25.71%を取得決定。事業参加へ。?2004年9月:コビクタに固執する理由がなくなったとの幹部発言。ホ油・ガスプロジェクトへの影響(4)10PS法再改定?2003年6月のPS法改定のロビーイングを展開したホドルコフスキーは影響力喪失。? バレンツ海、東シベリア、サハリン大陸棚、ヤマル半島のプロジェクトはいずれもPS契約が必要。発言力強化が政策へ反映か?? ロスネフチは、Zarubezhneftとともに、経済発展貿易省の代行をし、政府取り分原油ガスを管轄。? オガネシアン元ロスネフチ副社長はエネルギー局長として、熱心なPS法再改定推進論者。石油・ガスプロジェクトへの影響(5)11?ユコス資産の受け皿?ミレル社長はユコス資産に関心ない旨発言。?フラトコフ首相は、可能性を否定せず。?ロスネフチは22億ドルの負債。?ガスプロムは160億ドルの負債。?ユコス資産の売却は透明性前提。ユガンスクネフチェガスはDresdner Kleinwort Wassersteinの試算では、104億ドル。
地域1 旧ソ連
国1 ロシア
地域2
国2
地域3
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地域4
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地域5
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地域6
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地域7
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地域8
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地域9
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地域10
国10
国・地域 旧ソ連,ロシア
2004/10/14 本村 真澄
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