ページ番号1006662 更新日 平成30年3月5日

北米:Costa Azul LNG 受入基地をめぐる、北米西海岸 LNG 動向について

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レポートID 1006662
作成日 2004-11-17 01:00:00 +0900
更新日 2018-03-05 19:32:42 +0900
公開フラグ 1
媒体 セミナー・報告会資料
分野 天然ガス・LNG
著者
著者直接入力 齊藤 晃
年度 2004
Vol 0
No 0
ページ数
抽出データ 01Costa AzulLNG受入基地をめぐる、北米西海岸LNG動向について石油・天然ガス調査G齊藤 晃報告の構成■大幅に増加する、米国のLNG輸入■カリフォルニア州・メキシコのガス事情■北米西海岸LNGプロジェクトの動向■Costa AzulLNG受入基地向け契約内容■Costa AzulLNG受入基地の概要、課題■まとめト国におけるLNG長期見通し(tcf)2LNGカナダメキシコ1,050万t/年(2003年)4,400万t(2010年)1億1,000万t(2025年)米国における天然ガス輸入形態(長期予測)(出所)EIA(米国エネルギー情報管理局)資料より筆者加筆大幅に増加する、米国のLNG輸入3(万t)1,2001,00080060040020001996年1997年1998年1999年2000年2001年2002年2003年米国のLNG輸入量推移[JOGMECデータ等より筆者作成]5相次ぐ、LNG受け入れ基地計画(出所)FERC(連邦エネルギー規制委員会)資料カリフォルニア州、メキシコのガス事情<California州>低い天然ガス自給率発電用の伸び高い天然ガス発電比率上昇供給先・供給源多様化の必要性<メキシコ>ガス輸入国⇔石油輸出国米国からの輸入依存発電用中心に高い伸び供給先・供給源多様化の必要性蛯ネ北米西海岸LNG受入基地プロジェクト6●沖合PJも反対運動(BHPビリトン、Crystal、Chevron Texaco)⇒P/L通過、環境、観光、雇用少(アウトソーシング)●too visible、close to city、米国向け⇒Marathon PJ。メキシコ人のプライド、アイデンティ(出所)CEC資料Costa Azulをめぐる、主なAsia-PacificのLNGプロジェクト7(出所)JOGMEC作成9(参考)タングー、サハリンⅡ概要プロジェクト名構成タングー(インドネシア)MI BerauBPCNOOC日石ベラウ石油開発KGベラウ石油開発LNGジャパン37.16%16.30%16.96%12.33%10.00%7.35%稼動開始予定生産規模(万t/年)2008700~800Berau、Muturi、WiriagarCNOOC(福建省向け):260万t/年(2007年開始 25年間)Posco:55万t/年(2005年開始、20年間)K Power:60万t/年[最大80万t/年](2006年開始、20年間)Sempra:370万t/年(2008年開始、20年間)プロジェクト名構成サハリンⅡ(ロシア)Shell三井物産三菱商事稼動開始予定生産規模(万t/年)200796055%25%20%東京電力:120万t/年[最大200万t/年](2007年開始、22年間)東京ガス:110万t/年(2007年開始、24年間)東邦ガス:30万t/年(2010年開始、23年間)九州電力:50万t/年(2009年開始、22年間)Shell(Costa Azul向け):3,700万t(2008年開始、20年間、最初3年間160万t/年)(出所)各種データから作成契約内容について■契約内容について●北米西海岸向け初の、LNG長期売買契約(SPA)①インドネシア・タングー(Sempra)(アジア⇒北米)⇒2008年より20年間、370万t/年(生産開始は2008年半ばより)・価格:SoCalboarder index・高い柔軟性:仕向け地条項緩和(アジア市場へも)②サハリンⅡ(Shell)(ロシア⇒北米)⇒2008年より20年、合計3,700万t⇒LNGトレーディングに影響?(巨大な北米市場)契約にも影響?価格に影響?(参考)天然ガス消費(2003年[BP統計])米国:6,289億m3/年(全世界の24%)、メキシコ:454億m3/年、日本:765億m3/年osta Azul基地の概要10■Costa Azul基地の概要Costa Azul基地 メキシコプラントサイト会社および参加者Sempra Energy(50%)使用開始予定受入能力2008年初頭760万tBaja California州 Shell(50%)・建設コスト:6億ドル・土地:400エーカー所有・位置:RosaritoとEnsenadaの中間地点(Ensenada市北約22km)・防波堤設置・full containment tank 2基・north baja p/Lに接続するP/L敷設(約67km)・基地の建設、所有、運営は、Sempa側が行う<主な経緯>2003年4月:①メキシコ環境資源省(SEMARNAT)2003年8月:②メキシコエネルギー規制委員会(CRE)2003年8月:③地元政府の土地使用許可→3つの主要許可2003年12月:ShellとSempra、個別に計画していた基地計画統合方針を発表2004年10月:ShellとSempra、Costa Azul受入基地能力50%づつの使用権合意2008年初頭:稼動予定CostaAzul基地の概要11・isolated・invisible(出所)Sempra HPosta Azul基地の概要(出所)Sempra HPCosta Azul基地の主な課題■建設コスト増大の可能性(安全性に十分配慮、shallow、防波堤の設置)■パイプライン敷設1213■基地稼動後の環境影響(LNG入港時の影響[排水、船に付着する貝類]、気化時の低温の海水の影響、建設時のダンプカーの出入りによる公害問題等)ワとめ14■カリフォルニア州やメキシコ:発電用等、増大する天然ガス需要■CostaAzul基地向けのSPA(LNG売買契約)、相次いで締結⇒北米西海岸初のLNG受入基地建設へ向け、一歩前進。アジア→北米、ロシア→北米へ具体的な動き■契約、価格、トレーディング、上流進出する日本企業等、アジア太平洋LNG市場に大きく影響する可能性あり■基地建設されるかどうかだけでなく、基地稼動後の環境への影響等の視点も重要。offshore のLNG受入基地の動向も注目。(ご参考まで)2004年7月ブリーフィング発表資料「北米におけるLNG受入基地の動向について」(参考)世界の国別LNG輸入量(2003年)<7月発表資料>3%2%2%1%4%7%8%10%16%47%日本韓国スペイン米国フランス台湾トルコベルギーイタリアその他日本韓国スペイン米国フランス台湾トルコベルギーイタリアその他15輸入量前年比(万t)(%)5,8511,9411,211+7.9+8.8+18.01,054+118.092155934525224913812,521▲12.9+4.3▲6.8▲7.6▲2.5-+10.8(出所)GIIGNLのデータより筆者作成
地域1 北米
国1 米国
地域2
国2
地域3
国3
地域4
国4
地域5
国5
地域6
国6
地域7
国7
地域8
国8
地域9
国9
地域10
国10
国・地域 北米,米国
2004/11/17 齊藤 晃
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