ページ番号1006668 更新日 平成30年2月16日

カスピ海諸国:石油ガス開発投資の進展と新たな問題

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レポートID 1006668
作成日 2004-12-08 01:00:00 +0900
更新日 2018-02-16 10:50:18 +0900
公開フラグ 1
媒体 セミナー・報告会資料
分野 探鉱開発
著者 本村 真澄
著者直接入力
年度 2004
Vol 0
No 0
ページ数
抽出データ 0カスピ海諸国:石油ガス開発投資の進展と新たな問題石油・天然ガス調査グループ:本村真澄カスピ海の新規油ガス田の動き?カザフスタン2003年 110.6万バレル/日?1991年:テンギス油田(1979年発見)生産開始?2000年:北カスピ海でカシャガン油田発見?2001年:CPCパイプライン完成、輸出増?2003年:カラチャガナク・ガス田本格生産開始1?アゼルバイジャン2003年31.3万バレル/日?1997年:グナシリ・チラグ・アゼリ油田生産開始?1999年:シャーデニス・ガス田発見?2005年バクー・ジェイハン(BTC)パイプライン稼動開始。ACG油田の生産量は100万bbl/日レベルへ。Jスピ海諸国の石油生産の推移(百万トン/年)5040302010019858789919395979920012カザフスタンアゼルバイジャントルクメニスタンウズベキスタンFSU Oil Production (MM tons/y)FSUの石油生産の推移37006005004003002001000MMtons/y1950195519601965197019751980198519901995200020052010Soviet-Russia(1991~)AzerbaijanExportKazakhstanTurkmenistan?寃Aジアの原油生産予測IEAによる原油生産予測 単位:MMt/y 国 Kazakhstan Azerbaijan 生産 輸出 生産 輸出 生産 輸出 生産 輸出 出典: IEA (1998) 予測 IEA 高ケース IEA 低ケースIEA 高ケースIEA 低ケース200045 25 40 24.4 14 3.8 14 3.8 20057036.35530.63017.02512.12010 10054.57543.47055.04530.242020 160 75.8 130 78.1 120 94.1 90 68.1 5カスピ海諸国のガス生産量の推移(10億m3/年)100806040200ウズベキスタントルクメニスタンカザフスタンアゼルバイジャン1985878991939597992001SU Gas ProductionFSUのガス生産の推移69008007006005004003002001000Bcm/y1950195419581962196619701974197819821986199019941998200220062010Soviet-Russia(1991~)UzbekistanAzerbaijanTurmenistanKazakhstan7カスピ海周辺の主要油ガス田北カスピ海プロジェクトの推移(1)?2003年3月:BGが権益16.67%の1/2ずつを中国のCNOOCとSinopecに各6.15億ドルでF/O.?同年5月:Inpexを除く他パートナー先買権行使。?同年10月:権益譲渡契約を締結。?2004年6月:Shkolnikエネルギー鉱物資源大臣が16.67%の権益買取を通告。?同年11月:議会は国の先買権を認める法改正。?同年11月:各パートナーはカザフ政府への権益売却に基本的に合意。?同年12月:パートナーズミーティング9北カスピ海プロジェクトの推移(2)?2004年2月:Kashagan油田開発計画の政府承認。?生産開始が2008年になることに対する補償として、カザフ政府に1.5億ドルを支払うことで合意。?生産開始時:45万バレル/日?2010年時点:120万バレル/日?2004年6月:カザフ政府は税の滞納を理由に、操業中の浅海用掘削バージ“Sunker”を拿捕。Bautino港まで曳航。滞納税と罰金600万ドル。Jラチャガナク・ガス田の現況?102004年7月:Kalmurzaev財務警察庁長官は、BGの子会社Oresalを、2001年から2003年にかけて、Karachaganakガス田からロシアへのガスの不正輸出を幇助したとして告発。?埋蔵量:ガス31兆cf、コンデンセート24億バレル?生産量:ガス160億m3/年、コンデンセート24万バレル/日?パートナー:BG(32.5%)、Agip(32.5%)、CevronTexaco(20%)、Lukoil(15%)2003年コンデンセートはCPCで黒海ノボロシースクへ。ガスは硫化水素を17.57%含み、ロシア側のOrenburgガス田まで輸送し脱硫。売り渡し価格は国内の1/10.11テンギス油田の概況?2002年11月:オペレーターTengizchevroilが27万b/dから43万b/dの増産計画の延期。?2ヶ月後にカザフ政府と和解。?8.1億ドルの税納付。?生産計画?2005年:2,200万トン(44万バレル/日)?2010年:3,300万トン(66万バレル/日)2クムコル油田の現況?2004年7月:Kalmurzaev財務警察庁長官は、PetroKazakhstan(旧Hurricane Hydrocarbons)が石油製品価格の一方的に吊り上げによる不当利益で告発されている事実を公表。?同社はShimkent製油所を保有。?同社はクムコル油田で生産:15万バレル/日?確認埋蔵量計上時にカナダ基準導入に圧力。?隣接油田(生産量4万b/d)へ、カザフ政府は50%の参入希望。?2004年7月から鉄道タリフ28%引き上げ。カスピ海から中国への石油パイプライン134カザフ-中国石油パイプライン?総延長:2,800km?通油量:40万バレル/日?総工費:30~35億ドル?第1フェーズ:Atyrau-Kenkiyak(5月着工)?第2フェーズ:Kumkol-中カ国境(阿拉山口) ?第3フェーズ:Kenkiyak-Kumkol?中国側:カラマイ油田-トルファンまではPLあり。ユーラシアの石油パイプライン15Jザフスタンの投資環境?油田開発の進捗と高油価が、カザフ政府の立16場を強化。?外国石油企業側は何ら対抗手段を持たず。?結局、外資は妥協の道を選択。?米前カスピ海担当公使Elizabeth Jones:「契約締結後にルールを変えようとする、今のカザフ政府の傾向については、海外の投資家にとって投資の継続を困難にするものである」(Upstream、2004/7/23)17バクー・ジェイハン・パイプライン(BTC)? ソース油田:グナシリ=チラグ=アゼリ? 総延長:1,742km 総工費:29億ドル? 工事開始:2002年? 稼動開始:2005年? 通油量:50万bbl/d(’05)→100万bbl/d(‘06)?ターミナル:トルコ領ジェイハン(地中海)? 出資者:BP,SOCAR,Statoil,伊藤忠、INPEX? パイプの敷設は完了。8アゼルバイジャンの天然ガス?Shah Denizガス田の発見?BP、Statoil、Lukagip,OIEC他の権益?1999年の試掘でガス発見(当初石油を期待)?可採埋蔵量:22兆cf?2001年3月、トルコへのガス販売契約。?2003年2月、ガス田の開発移行決定。?BTE(Baku-Tbilsi-Erzurum)を建設計画。?総延長;740km、容量;66億m3/y,?2004年より建設開始。32億ドルアゼルバイジャンからのパイプライン19
地域1 旧ソ連
国1 カザフスタン
地域2 旧ソ連
国2 ロシア
地域3
国3
地域4
国4
地域5
国5
地域6
国6
地域7
国7
地域8
国8
地域9
国9
地域10
国10
国・地域 旧ソ連,カザフスタン旧ソ連,ロシア
2004/12/08 本村 真澄
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