ページ番号1006676 更新日 平成30年2月16日

イランへの外資進出の動向

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レポートID 1006676
作成日 2005-01-12 01:00:00 +0900
更新日 2018-02-16 10:50:18 +0900
公開フラグ 1
媒体 セミナー・報告会資料
分野 企業探鉱開発
著者 猪原 渉
著者直接入力
年度 2004
Vol 0
No 0
ページ数
抽出データ 01イランへの外資進出の動向2005/1/12石油・天然ガス調査グループ猪原 渉中国、インドとの交渉状況? 中国?2004年10月、政府間でエネルギー関連MOU締結? Sinopecがイラン産LNGを25年間、年間1000万トン購入? 見返りにSinopecにYadavaran油田プロジェクトへの事業参加権付与? インド?2004年11月、Indian Oil Corporation(IOC)とPetroparsがMOU締結(IOCはSouth Parsガス田開発、LNG液化設備建設参加)?2005年1月7日、イラン、インド政府間合意IOC、Gailがイラン産LNGを25年間、年間750万トン購入?? ONGCにYadavaran油田20%、Juffair油田100%事業参加権付与? イラン~インド間ガスパイプライン(パキスタン経由)の検討促進i参考)Yadavaran油田とSouth Parsガス田2??南西部Khuzestan州イラク国境近接のKushk油田(2000年発見)、Hosseinieh油田(2002年発見)の2油田が、探査の結果、同一構造と判明。⇒「Yadavaran油田」と命名(2004年7月発表)Yadavaran油田概要? 原始埋蔵量170億bbl、可採埋蔵量30億bbl、生産能力30-40万b/d(参考)イラン~インド陸上ガスパイプライン3出所:BHP Billiton_約済みバイバックプロジェクトと参加企業プロジェクト 投資額(契約年月)Total(仏)Shell(英蘭)Eni(伊)Statoil(ノルウェー)億ドルGazpromPetronasInpex/(マレーシア)Japex(露)(日本)イラン企業45%30%15%*70%*40%*55%30%30%6205.42.47.838.25%*46.75%Sirri A&E(95/7)SP 2-3(97/9)Doroud(99/3)Balal(99/4)Soroosh(99/11)Nowrooz(99/11)SP 4-5(00/7)Darquain(01/6)SP 6-8(02/10)Azadegan(04/2)<注>SP:South Parsの略、 *:オペレーター、 ☆:Inpexのみ          各種資料より作成* 40%3020195.520%20%*70%*70%*60%*60%10%10%40%40%60%25%☆75%イランのLNGプロジェクト名称対象ガス田参加企業総投資額生産能力備考45Eni(上流)が参加の見通しとの報道あり。・2004年10月、IOC(印)がPetropars(イラン)と、South Pars上流開発およびLNG液化プラント建設参加で合意(総投資額30億ドル規模)。・HSBC(英)より20億ドルローン供与で合意間近。・2008年操業開始予定。450~500万t/年(年×2)NIOC(100%)約10億ドル900~1000万t/・現状NIOC100%のプロジェクトだが、これまで、BG、NIOC LNGSouth Pars(フェーズ12)Pars LNGSouth Pars(フェーズ11)NIOC(50%)、Total(30%)、Petronas(20%)約20億ドル800万t/年(400万t/年×2)Persian LNGSouth Pars(フェーズ13)NIOC(50%)、Shell (25%)Repsol-YPF(25%)30-40億ドル700~800万t/年(350~400万t/年×2)・2004年2月、SHA締結。2004年12月枠組み合意。1年以内の決定目指す。・産能力は1,000万t/年に引き上げの可能性。・2010年(2009年との報道も)操業開始予定。・2004年10月、枠組み合意締結。2年以内の決定目指す。・2010年(2009年との報道も)操業開始予定。・LNGプラントはShell独自のDMR液化技術により建設。Bandar Tonbak(Assaluyehの北70km)に建設予定。Iran LNGSouth ParsNIOC(50%)、BP(25%)Reliance(印)(25%)n.a.1,000万t/年(500万t/年×2)・他の3プロジェクトと同様、FSは実施するも、具体的な進展なし。・BPがイラン投資に慎重姿勢のためとの見方。・「生産能力」は報道によりばらつきがあるが、ここではMEES(2004年11月22日付け)の記述によった。・2004年10月、イラン・中国政府間で、2005年1月、イラン・インド政府間で相次ぎ合意。(Sinopecがイラン産LNGを25年間1,000万t/年購入および「総投資額」は2004年初め頃の情報に基づくもので、正式アナウンスはされていない。・Yadavaran油田開発へ参加。IOC、GAILが25年間、年間750万t/年購入およびYadavaranおよびJuffair油田開発へ参加)。出所:AOG、WMRC、MEES等の情報を集約O国石油企業の動向6未契約の外資導入対象事業で主に以下の案件が注目される① LNG事業(及び上流のSouth Parsガス田開発)② Yadavaran油田開発事業③ 16鉱区探鉱事業??各社の関心??Shell(①、②、③)、Total(①、②)、Eni(①上流)、BG(①下流)、BP(×)、Repsol(①、③)、Statoil(②、③)、Norsk Hydro(②、③)GTL事業(S-Parsフェーズ14)はStatoilが検討中(ShellはカタールでのGTL事業に注力)(参考)16探鉱・開発鉱区7No 鉱区名1Moghan Block 1面積 (Km2)378023456789101112Moghan Blopk 2Kuhdasht BlockKhoramad BlockKermanshan BlockBijar BlockEast Makran BlockWest Makran BlockZabol BlockEast Jazmurian BlockSaravan BlockTabas Block13 Garmsar Block1415Saveh BlockRaz Block16 Maraveh Tappeh Block3230768881691530015938301853038419302123705281417176121831380955495467外国石油企業の動向(まとめ)?欧州企業は概ねイラン上流事業に対し積極姿勢。ただし、各社とも、自社の得意分野に注力。?Shell:LNG、NorskHydro:探鉱 等?Shellは中国企業との連係を模索?ノルウェー勢の活発な活動が顕著?Total、Eniは契約済み案件の遂行に重点?BPは活動凍結(事実上、撤退?)?核開発疑惑問題や対米関係悪化等の政治的リスクが若干低下したことも欧州勢には追い風?ハリバートンがS-Parsフェーズ9-10の下請で参加
地域1 中東
国1 イラン
地域2
国2
地域3
国3
地域4
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地域5
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地域6
国6
地域7
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地域9
国9
地域10
国10
国・地域 中東,イラン
2005/01/12 猪原 渉
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