ページ番号1006678 更新日 平成30年2月16日

積極的な国外展開を図る、インド・中国の国営石油企業

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レポートID 1006678
作成日 2005-02-09 01:00:00 +0900
更新日 2018-02-16 10:50:18 +0900
公開フラグ 1
媒体 セミナー・報告会資料
分野 企業探鉱開発
著者
著者直接入力 坂本 茂樹
年度 2004
Vol 0
No 0
ページ数
抽出データ 0積極的な国外展開を図る、インド・中国の国営石油企業2005/2/9石油・天然ガス調査グループ坂本 茂樹・ 竹原 美佳要点1? 中国企業が1990年代に海外上流事業に乗り出したのに続き、最近はインド企業の海外事業展開が目覚しい。? 中国・インド企業は、共に将来のエネルギー消費大国の国有企業であり、政府と共同歩調でエネルギー源確保に奔走しているという点で共通している。? 欧米企業と比較すると、一般投資家に対する配慮の必要性が低いこと、事業採算基準の違い等がある。? 中国・インドの強力なプレーヤーの出現により、資源獲得競争は激化する傾向にある。? 長期的には、今後石油上流産業において、中国・インド等大幅な需要増加を見込む地域の企業の比重が高まるものと見られる。Cンド・中国企業の特徴(1)2(1)拡大するエネルギー需要と高まる輸入依存度。(2)国有企業であり、政府と共同歩調で、エネルギー源確保に取り組んでいる。(3)強い拡大指向を持つ。(4)規模・資金力はExxonMobil等メジャー上位に及ばないものの、中国CNPCはENI等メジャー下位企業に遜色ない。インドONGCも、今後、同様の地位に到達可能。インド・中国企業の特徴(2)3(5)一般株主対策の必要性が低く、人権問題等で非難される地域にも躊躇わずに進出する。(6)国内コストが低いために欧米企業より採算分岐点が低く、またエネルギー源確保のニーズが強いため、時に採算を重視しない行動もある。(7)LNG購入を見返りに上流権益を獲得するなど、消費者としての立場をフルに利用する。5アジア地域の石油需要見通し(IEA)各国石油需要見通し(IEA2004)日本+韓国(参考)中国インド千bd14,00012,00010,0008,0006,0004,0002,00002002201020202030インドの石油輸入量と輸入依存度推移インドの石油輸入量と輸入依存度推移(2004IEA)インド石油輸入量輸入依存度千bd6,0005,0004,0003,0002,0001,00002002201020202030100%90%80%70%60%50%40%30%20%10%0%?曹フ石油輸入量と輸入依存度推移千bd12,00010,0008,0006,0004,0002,0000中国の石油輸入量と輸入依存度(IEA2004)中国石油輸入量輸入依存度2002201020202030各社生産量比較(2003)80%70%60%50%40%30%20%10%0%67各社生産量比較(2003年)千boed4,5004,0003,5003,0002,5002,0001,5001,0005000ExxonMobilBPENIPetro ChinaSinopecONGCe社純利益比較(2003)億円25,00020,00015,00010,0005,0000ExxonMobilBPENICNPCSinopecCOONCCGNOインド・中国;最近の海外事業の動き89(1)インド(計画・交渉中)・イラン:LNG輸入を見返りに油ガス田開発参入(ONGC;Yadavaran等油田開発、IOC;South Parsガス田開発)・ロシア:ユガンスクネフテガス権益取得、サハリン3参入(ONGC)・ミャンマー:バングラデシュ経由パイプラインガス輸入(ONGC,GAIL)(2)中国・イラン:LNG輸入を見返りにYadavaran油田開発参入(交渉中、Sinopec)・ロシア:ユガンスクネフテガス権益取得(交渉中、CNPC)・オーストラリア:北西大陸棚LNG事業に参加(CNOOC)Cンド・中国:これまでの主要海外事業10(1)インド・ロシア:サハリン1参加(ONGC)・ベトナム:Lan Tay/Lan Doガス生産中(ONGC)・スーダン:GNPOC事業で原油生産中(ONGC)(2)中国・スーダン:GNPOC事業で原油生産中(CNPC)・インドネシア:タングーLNG購入、上流事業参加(CNOOC)・サウジアラビア:ガス探鉱中(Sinopec)Cンド、中国、および欧米企業の特徴 インド(企業) 中国(企業) 欧米(企業) 2005/02/09ブリーフィング 場経済に向けて舵市場経済化策をきり 採る 発展途上経済 発展途上経済 成熟した市場済発展段階 1990年代初期に市1970年代末から経済 経政治体制 民主制 共産党一党独裁 民主制 大規模だが、今在、大幅に増後の増加率は 現後大きく増加する 今ネルギー需要 エ加中 低い 全て民間(国が株式を部分保有(子会社を海 国有(10%程度の 国株式が市場流通) 外株式市場に上有する会社も少映しない 反数あり) 場) 反映する場合もあきく反映する る 大~小規模 巨大~中規模 巨規模~小規模 大 大営/民間 策の反映 模 国 国 規資金力 豊富~小さい 超豊富~豊富 超豊富~小さきい 視する 大 重い る程度重視する ある程度重視する あ資産取得における事業採算の見さい 小さい 小一般株主への配慮 方 まり事例なし あ近の事例多い 最近の事例あり 最エネルギー消費者としての立場を先行する中国企業先行者として、規 とその手法を意識するか? 模・収益力で有利- な立場 イバル意識 ラ利用 国全 体 各 企 業(注) インド企業:海外での事業展開を実施、または目指している国有石油企業;ONGC、IOC、OIL、GAIL、Hindustan Oil、Bahrat Oil等 中国企業:、海外で上流事業を行っているCNPC、Sinopec、CNOOC
地域1 アジア
国1 インド
地域2 アジア
国2 中国
地域3
国3
地域4
国4
地域5
国5
地域6
国6
地域7
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地域8
国8
地域9
国9
地域10
国10
国・地域 アジア,インドアジア,中国
2005/02/09 坂本 茂樹
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