ページ番号1006681 更新日 平成30年3月5日

オマーン/米国:三菱商事、Freeport LNG の使用権獲得 ―オマーン・カルハット LNG からの調達―

レポート属性
レポートID 1006681
作成日 2005-02-09 01:00:00 +0900
更新日 2018-03-05 19:32:42 +0900
公開フラグ 1
媒体 セミナー・報告会資料
分野 天然ガス・LNG企業
著者 猪原 渉
著者直接入力
年度 2004
Vol 0
No 0
ページ数
抽出データ オマーン/米国:三菱商事、Freeport LNGの使用権獲得~オマーン・カルハットLNGからの調達~2005/2/9石油・天然ガス調査グループ猪原 渉、齋藤 晃三菱商事:FreeportLNGの使用権獲得~日本商社の新しいLNGビジネスモデル~01●1月中旬:三菱商事、Freeport LNG受入基地の使用権獲得(0.15bcf/d、LNG換算約100万t/年)⇒テキサス州等の需要家へ販売予定⇒Freeport LNG受入基地:陸上(onshore)LNG受入基地としては、20数年ぶり初のLNG受入基地となる予定⇒昨年6-7月、三菱商事/伊藤忠商事/大阪ガスが相次ぎ、オマーン・カルハットLNG社と、各々70万t/年~80万t/年のLNG長期売買契約(SPA)を締結済。三菱商事の使用権(約100万t/年)分は、オマーン・カルハット産LNG(80万t/年)が主力。調達・販売までのバリューチェーン全体でのリスクテイキングビジネス(×従来のリスクの低い手数料収入中心のビジネス)reeport LNG受入基地の概要2Freeport LNG development社[Freeport LNG -GP社(マイケルスミス会長50%、ConocoPhillips50%)が保有。パートナー構成として、Freeport LNG Investments(45%)、CheniereEnergy(30%)、テキサスLNG Holdings(ダウケミカル関連会社)(15%)、ContagoOil & Gas(10%)テキサス州Quintana構成場所稼動開始2007-08年投資額4億米ドル受入能力第1フェーズ:1.5bcf/d(2007年末)、第2フェーズ:未定(2009年)使用者ConocoPhillips:1bcf/d、ダウケミカル:0.5bcf/d、(現時点の予定)MCGC(三菱商事全額出資会社):0.15bcf/d(LNG換算約100万t/年)EPC契約者Technip(仏)、Saipem(伊)、ZachryConstruction予定販売先ダウケミカル等テキサス州の需要家他LNG取引に関するイメージ図3投資リスクリターンメジャー型ビジネス新・商社型ビジネス手数料収入型ビジネス大中小高中小高メジャー、BG等中自ら調達、自ら販売、自ら在庫(※)小仲介等(※)三菱商事:カルハット→米国:Freeport5オマーン(カルハット)LNGの仕向け先との位置関係カタールに続き、オマーンも、アジア太平洋市場と欧米市場向けの「スイングサプライヤー」へオマーンLNGプロジェクトの概要?生産規模:T1、T2T3(建設中)660万トン/年(330万トン/年×2)(2000/2 竣工)367万トン/年(2005/12竣工予定)???供給ガス田:SaihNihayda、SaihRawl、Barik(確認埋蔵量:13.6TCF)体制? 上流 オペレーター:PDO(Petroleum Development Oman)?オマーン政府60%、シェル34%、トタール4%、パルテックス(ポルトガル)2%? 下流Oman LNG(OLNG)(第1、2系列)?オマーン政府51.0%、シェル30.0%、トタール5.54%、パルテックス2.00%三菱商事 2.77%、三井物産 2.77%、伊藤忠0.92%、KOLNG(韓、Kogas等5社)5.00%QalhatLNG(第3系列)? オマーン政府52%、Union Fenosa(スペイン)8%、Oman LNG40%契約状況??T1-2 KogasT3 三菱商事80万トン/年(15+5年)、伊藤忠70万トン/年(20年)、大阪ガス80万トン/年406万トン/年(25年)、大阪ガス 66万トン/年(25年)等(17年)(いずれも2004年6-7月売買契約締結)スペインのUnion Fenosaとは2002年5月、生産能力の50%に対する長期売買契約締結IマーンLNGプロジェクト関係図将来のオマーンの輸出余力を懸念する見方も67(2005/1/12WGI記事他)?2003年国内ガス需要(実績)計2.3Bcf/d?Oman LNG(T1-2)1Bcf/d、油田EOR0.9Bcf/d、発電、淡水化0.4Bcf/d??QalhatLNG(T3)今後のガス需要増加見通し?? 油田EOR向け? その他発電設備、製油所、石油化学設備、肥料工場等の新設が目白押しで国内+0.5Bcf/d(2006年~)+0.4Bcf/d(2005年~)需要の増加確実ガス生産・供給能力拡大見通し??SaihNihaydaガス田ガス処理プラントKautherガス田(2007年よりフィード開始)、最大ガス田SaihRawlの深部油層の開発(2006年より供給開始)+0.8Bcf/d(2005年完成予定)ォ来のオマーンの輸出余力を懸念する見方も8?今後、需給ギャップ(供給不足)顕在化の可能性を指摘する見方あり? イラン(942TCF)、カタール(910TCF)と違い、オマーン(現在35TCF)は十分なガス埋蔵量とは言い難い?LNG(T1-T3)向けガス供給量 1.5Bcf/d→約0.5TCFに相当(20年で10TCF)? 過去10年間でガス埋蔵量は順調に増加してきたが、今後も新規発見による埋蔵量拡大への取り組みが必要?? 現在? 中長期目標1990年代半ば 約20TCF約35TCF40-50TCF(毎年約1TCFの追加を目指す)? 大深度で生産性の悪いガス層がターゲット→コスト高(feedガス価格アップ)?? 減退する原油生産能力の向上対策で、油田へのガス圧入増加→他用途へのガ?ス供給に制約Dolphinプロジェクト(カタールからのP/Lガス供給)による供給増の効果を期待+0.6Bcf/d(2009-10年より供給開始予定)(現状のフジャイラ向ガスP/Lを逆送化)
地域1 中東
国1 オマーン
地域2 北米
国2 米国
地域3
国3
地域4
国4
地域5
国5
地域6
国6
地域7
国7
地域8
国8
地域9
国9
地域10
国10
国・地域 中東,オマーン北米,米国
2005/02/09 猪原 渉
Global Disclaimer(免責事項)

このウェブサイトに掲載されている情報はエネルギー・金属鉱物資源機構(以下「機構」)が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、機構が作成した図表類等を引用・転載する場合は、機構資料である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。機構以外が作成した図表類等を引用・転載する場合は個別にお問い合わせください。

※Copyright (C) Japan Organization for Metals and Energy Security All Rights Reserved.

本レポートはPDFファイルでのご提供となります。

上記リンクより閲覧・ダウンロードができます。

アンケートにご協力ください
1.このレポートをどのような目的でご覧になりましたか?
2.このレポートは参考になりましたか?
3.ご意見・ご感想をお書きください。 (200文字程度)
下記にご同意ください
{{ message }}
  • {{ error.name }} {{ error.value }}
ご質問などはこちらから

アンケートの送信

送信しますか?
送信しています。
送信完了しました。
送信できませんでした、入力したデータを確認の上再度お試しください。