ページ番号1006687 更新日 平成30年2月16日

リビア:米国勢のプレゼンスが増大した第 1 次入札結果と石油・ガス開発の見通し

レポート属性
レポートID 1006687
作成日 2005-03-09 01:00:00 +0900
更新日 2018-02-16 10:50:18 +0900
公開フラグ 1
媒体 セミナー・報告会資料
分野 探鉱開発
著者
著者直接入力 石田 聖
年度 2004
Vol 0
No 0
ページ数
抽出データ 0リビア:米国勢のプレゼンスが増大した第1次入札結果と石油・ガス開発の見通し2005年3月9日石田 聖第1次入札結果(cid:132)公開された15鉱区、すべてが落札された。(cid:132)この入札鉱区には36社が参加する。(cid:132)8つのコンソーシアムが落札1(cid:122)Woodside/Oxy/Liwaのグループが海上鉱区の4/6を取得(cid:122)Oxy/Liwaのグループが陸上鉱区の5/9を取得(cid:122)その他6グループが各1鉱区を取得(cid:122)EPSAⅢまでで操業する会社のうち、Woodsideが唯一の落札者(cid:132)主な落札できなかった企業(cid:122)Total(オペレータとして5鉱区に入札:不成功)(cid:122)ExxonMobil(オペレータとして5鉱区に入札:不成功)(cid:122)Santos (オペレータとして5鉱区に入札:不成功)(cid:122)Wintershall(オペレータとして5鉱区に入札:不成功)(cid:122)Norsk Hydro第1次入札にいたる過程(cid:132)2004年8月16日:EPSA-Ⅳによる15鉱区の入札を発表(cid:132)2004年9月5日:トリポリ説明会(cid:132)2004年9月14日:ロンドンにて説明会(cid:132)2004年10月18日:123社が申請(cid:132)2004年12月7日:ショートリストに63社(cid:132)2005年1月29日:入札会が開催(15鉱区の落札者が決定)第1次入札鉱区と落札会社3?Dの順位付け4(cid:132)鉱区毎に定められる生産分与率に,パラメーターM (M≦1)を乗じた割合を上限として外資はコスト回収(探鉱、開発、パイプライン、操業、廃山)を行う。Mが入札の第一判断基準となり,より小さいMを提示した会社が落札者となる。(cid:132)サインボーナスの額はNOCの定める額に,外資が提示するパラメーター(B)を乗じて決められる。Bが入札の第二判断基準となり,複数社の提示するMが同一の場合,Bにより落札者が決定する。今回の入札の評価5(cid:132)透明性はほぼ確保(cid:132)落札会社の偏りに米国配慮が見え隠れ(報道)(cid:132)一概に米国偏重、欧州軽視とは言えない。(cid:122)そもそも、欧州企業は良い経済条件を出していない→ポテンシャルを把握(?)、2次以降に期待(?)(cid:122)欧州企業の入札鉱区は限られる(cid:132)BRICsの企業が多数参加:陸上鉱区中心(cid:132)次回はどうなる?→ 後述z区獲得した企業の地域別6企業地域別米国勢が半数弱(7鉱区を獲得)、会社別ではOxyとWoodside254022ヨーロッパ勢は獲得できなかった。米国勢Oxy米国勢Oxy以外BRICsヨーロッパWoodsideWoodside以外企業地域別入札数の割合総入札件数:63件陸上40件海上35%25%23%米国BRICs欧州その他19%21%37%732%8%(cid:122)海上鉱区は欧州勢に人気(cid:122)裏を返せば、欧州企業は陸上ポテンシャルの把握ができており今回は見送り傾向にあったとも言える(cid:122)BRICsは海上に興味なし?54鉱区の入札結果(SirteBasin:海上)8(cid:122)オフショア鉱区の中でダントツに人気が高い。(cid:122)著名会社が出揃った感あり(cid:122)日本勢の参加するコンソーシアムが2番札(cid:122)BRICs企業が少ない。海上鉱区の入札結果(36鉱区、53鉱区)9沿岸に近い18鉱区(2社)、35鉱区(3社)は入札者が少ない驪ニ地域別入札数の割合(SirteBasin:陸上)総入札件数:24件Sirte陸上103鉱区(86、106、124)25%25%13%37%米国BRICs欧州その他(cid:122)BRICsの企業に人気が高い(cid:122)欧州勢からはいまひとつ第106鉱区の入札結果(SirteBasin:陸上)11(cid:122)OxyはOASIS鉱区の経験から(?)か不退転で入札に臨む(最小M係数、最高額ボーナス)(cid:122)BRICs企業が数多く参加。(cid:122)欧州企業は高いコスト回収係数驪ニ地域別入札数の割合(GhadamesBasin)12総入札件数:13件2鉱区(47、65)Ghadames39%15%23%米国BRICs欧州その他23%第47鉱区の入札結果(GhadamesBasin:陸上)13(cid:122)Oxyを除いて米国勢が入札なし。(cid:122)その他諸国が多い。(cid:122)BRICs企業が多い。(cid:122)Sinopec失格(提示係数の位取り間違い)驪ニ地域別入札数の割合(MurzukBasin)総入札件数:25件Murzuk44%143鉱区(131、163、177)28%4%米国BRICs欧州その他24%(cid:122)BRICsの企業に人気なし第131鉱区の入札結果(MurzukBasin)15(cid:122)Oxyは最大限の努力で獲得(ダントツのM係数、多額のボーナス)。(cid:122)その他諸国が多い。潟rアにおける各社の鉱区面積16(cid:122)WoodsideがNOCを除き8位から2位に躍進(cid:122)Oxyは番外から6位へ資源を北アフリカに集中するWoodside17。後の鉱区開放(cid:132)ヨーロッパ勢の動向18(cid:122)今回の入札では1鉱区も落札できなかった。(cid:122)地質状況に明るいがための静観か(?)(cid:132)ブラウン、グリーン・フィールドの開放(cid:132)第2次鉱区開放(cid:132)当初2005年3月より40鉱区の開放が予定されていたが数ヵ月の延期(cid:122)M係数だけによらない選定手法(Indian Oilがサインボーナスなしで鉱区を獲得した反省)(cid:122)リビア人の雇用促進、上・下流の統合(リビア側は製油所近代化等を望む)、埋蔵量の増加(技術的インセンティブ)今後の鉱区開放(cid:132)NOC入札委員会(NaimKH. Gheriani氏)19(cid:122)新たなクォリファイ(申請)の必要あり(リビアでオペレーションを行っている会社以外は、再度更新の上提出)(cid:122)入札に関してはマネージメントが決定することであり、時期内容等は承知していない。(cid:122)日本勢が参入できなかったことは非常に残念に思っている(入札会に単に参加するだけではなく、あらゆる手段で参入努力をしてほしいとの意図を感じる)。(cid:132)セーイフ・カダフィ氏(カダフィ大佐次男)のEni批判発言:Eniは権益と実績にあぐらをかいている→多分に牽制の感あり(cid:122)イタリアは最大の貿易相手国(cid:122)2004年9月のWLGP(Green Stream)完成後はさらに輸出が拡大されている。A出国別1,711,356347,656166,729226,311303,098612,612613,089イタリア ドイツ スペイン トルコ フランス チュニジア その他輸入国別280,992173,549121,31385,112463,22368,14174,83080,416イタリア ドイツ 韓国 英国 フランス チュニジア 日本 その他20リビアの輸出入2000年(単位:1,000米ドル)(cid:122)輸出総額:40億2,000万ドル(cid:122)輸入総額:14億7,000万ドル(cid:122)イタリアが圧倒的。(cid:122)2004年以降はガスパイプライン完成によってさらに輸出拡大。21まとめ(cid:132)今回の入札は、EPSAⅣで開放予定の140鉱区から見れば、緒についたばかり(cid:132)入札方法の変化の可能性を考えると上流・下流を統合した技術的提案が必要となる。(cid:132)底流に流れる欧州(イタリアを筆頭とする)への抵抗感を考えると欧州勢とのアライアンスは再考の必要があるのか(?)(cid:132)日本への期待感を考えると適切な技術的提案、技術者訓練等はリビア側にとってアトラクティブな内容となる可能性あり。Kネム首相22書店の店先 TIME、Newsweekも23
地域1 アフリカ
国1 リビア
地域2
国2
地域3
国3
地域4
国4
地域5
国5
地域6
国6
地域7
国7
地域8
国8
地域9
国9
地域10
国10
国・地域 アフリカ,リビア
2005/03/09 石田 聖
Global Disclaimer(免責事項)

このウェブサイトに掲載されている情報はエネルギー・金属鉱物資源機構(以下「機構」)が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、機構が作成した図表類等を引用・転載する場合は、機構資料である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。機構以外が作成した図表類等を引用・転載する場合は個別にお問い合わせください。

※Copyright (C) Japan Organization for Metals and Energy Security All Rights Reserved.

本レポートはPDFファイルでのご提供となります。

上記リンクより閲覧・ダウンロードができます。

アンケートにご協力ください
1.このレポートをどのような目的でご覧になりましたか?
2.このレポートは参考になりましたか?
3.ご意見・ご感想をお書きください。 (200文字程度)
下記にご同意ください
{{ message }}
  • {{ error.name }} {{ error.value }}
ご質問などはこちらから

アンケートの送信

送信しますか?
送信しています。
送信完了しました。
送信できませんでした、入力したデータを確認の上再度お試しください。