ページ番号1006707 更新日 平成30年2月16日

インドネシア:上流投資環境改善の動きと投資動向

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レポートID 1006707
作成日 2005-06-16 01:00:00 +0900
更新日 2018-02-16 10:50:18 +0900
公開フラグ 1
媒体 セミナー・報告会資料
分野 探鉱開発
著者
著者直接入力 坂本 茂樹
年度 2005
Vol 0
No 0
ページ数
抽出データ インドネシア:上流投資環境改善の動きと投資動向2005/6/16調査部坂本 茂樹(1)要点要点(1)11.一連の上流投資環境の改善政策が、徐々に実行(cid:122)PS契約の経済条件改善:利益配分比率の変更(cid:122)マージナル油ガス田に対するインセンティブ(cid:122)ガスの国内利用推進(⇒石油資源温存)(cid:122)⇒原油増産計画(純輸出国の地位回復を狙う)(cid:122)(背景)(cid:122)原油生産量の減少等石油ガス産業の不振が明白(cid:122)危機感を持った政府がイニシアティブを取る22)要点要点(2)2.LNG輸出産業の動向(cid:122)アルン:生産不振;ガス田老朽化、原料ガスの肥料産業への供給優先(cid:122)ボンタン:サンガサンガ・ガス田供給力不調3.新規油田開発動向(cid:122)チェプ油田:プルタミナ/EXMが契約条件交渉(cid:122)ジェルク油田:早期生産に向けてパートナーは評価作業中34アジア各国の原油生産量推移中国インドネシアインドマレーシアベトナム千b/d40003500300025002000150010005000200420032002200120001999199819971996199519941993(出所)BP統計2004アジア各国の原油生産量推移アジア各国の原油生産量推移且相ツ境の改善インセンティブ(1)(1)投資環境の改善インセンティブ(1)マージナル油田開発に係わるインセンティブ(2005年4月発表)(cid:122)ROR<15%の事業がROR=15%に達するまで、過去の開発コストを120%回収(cid:122)対象:8社(インドネシア、中国、英国、米国)30油田合計可採埋蔵量=76百万バレル(cid:122)(2)石油事業の設備・機器に係わる輸入関税免除投資環境の改善インセンティブ(2)(2)投資環境の改善インセンティブ(3)公開鉱区PS契約の利益配分比率改善(標準)政府:コントラクター=85:15(原油)70:30(ガス)(cid:122)(cid:122)6月公開の27鉱区中、コントラクター=20~35%(原油)が25件(cid:122)=35~45%(ガス)が24件(cid:122)(4)マージナルガス田開発のインセンティブ:(cid:122) 検討中⇒年末までに施行予定56ンドネシアPSPS契約契約((利益利益2020%改善ケース%改善ケース))インドネシアFTP(政府取り分)(税金:48%)(改善幅+20%) FTP(コントラクター)① X 15%コスト回収(探鉱、開発、操業費)①<税引き後取り分85% ><15% >(改善幅+20%)利 益(政府取り分)(税金:48%)利益(コントラクター)2005年公開鉱区位置図2005年公開鉱区位置図78ュ府の政策政府の政策(1)国内ガス利用拡大を推進(cid:122)石油需要→ガス・石炭⇒輸出用原油を温存(cid:122)(cid:122)ガス(cid:122)石炭(cid:122)石油(2)原油増産計画(cid:122)チェプ、ジェルク油田等で350千b/dを増産現在比率 ⇒→→→ 10~15%2020年39%38%31%11%55%インドネシア石油生産見通しインドネシア石油生産見通し千b/dインドネシア石油生産見通しJerukCepu既存油田生産160014001200100080060040020001995199719992001200320052007200920112013(出所)コンサルタント見通し等を基にJOGMEC作成910且相ツ境改善策へのコメントコメント投資環境改善策への(cid:122)石油産業不振に政府部内にも強い危機感(cid:122)→現在の不振を打開しようとの機運(cid:122)インパクトが小さく、小規模の政策を小出しに(cid:122)一貫した方針に基づくのでなく場当たり的(cid:122)PS契約条件を交渉に委ねる→不透明(限界)国民・司法に強い資源ナショナリズム(cid:122)⇒地下資源は国民のために供されるべきもの(cid:122)資源開発の経済合理性が時折犠牲にLNGLNG生産状況生産状況(cid:122)2005年も生産が振るわず、契約量未達となる可能性あり(cid:122)アルン:既にガス供給の減退が著しい(cid:122)政府が肥料工場向けのガス供給を優先(cid:122)⇒輸出LNG向けのガス供給が逼迫(cid:122)ボンタン:トタル、ユノカルのガス供給力は問題なし(cid:122)VICOサンガサンガ・ガス田供給力が急速に減退(cid:122)⇒LNGの生産不調、要出荷時期の調整1112{ンタンLNGLNGへのガス供給推移へのガス供給推移ボンタンMMcfdボンタンLNGへのガス供給量推移3,5003,0002,5002,0001,5001,000500Unocal FieldsOffshoreMahakam(Total)Sanga Sanga(VICO)0199519992003200720112015(出所)コンサルタント見通し等を基にJOGMEC作成13チェプ鉱区(東ジャワチェプ鉱区(東ジャワ)交渉状況)交渉状況(cid:122)政府がプルタミナに、エクソンモービルとの交渉を指示(cid:122)期間20年間(2010~2030年)のPS契約(cid:122)利益配分比率:コントラクター<15%(争点)(cid:122)パートナー:EXM(オペレーター、シェア45%)プルタミナ45%、地方政府10%(cid:122)(cid:122)開発投資額:25億米ドル(cid:122)EXM既投資額4.5億米ドルの認定(争点)14Wェルク油田(東ジャワ沖合ジェルク油田(東ジャワ沖合)開発)開発(cid:122)可採埋蔵量:3.0~5.5億バレル(cid:122)パートナー:サントス(オペレーター、45%)、シンガポール石油40%、Cue Energy 15%(cid:122)(cid:122)シンガポール石油、Cue Energy:当初ジェルク掘削に不参加、後に権益買戻し(cid:122)現在、評価作業(評価井掘削)実施中(cid:122)2008年頃から150千b/d程度の生産を予定15
地域1 アジア
国1 インドネシア
地域2
国2
地域3
国3
地域4
国4
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地域6
国6
地域7
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地域8
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地域9
国9
地域10
国10
国・地域 アジア,インドネシア
2005/06/16 坂本 茂樹
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