ページ番号1006708 更新日 平成30年3月5日

メキシコ/チリ:新たな LNG 需要出現か? ─アジア太平洋LNG受入基地の動向 メキシコManzanillo、チリ Quintero ─

レポート属性
レポートID 1006708
作成日 2005-06-16 01:00:00 +0900
更新日 2018-03-05 19:32:42 +0900
公開フラグ 1
媒体 セミナー・報告会資料
分野 天然ガス・LNG探鉱開発
著者
著者直接入力 齊藤 晃
年度 2005
Vol 0
No 0
ページ数
抽出データ メキシコ//チリ:新たなチリ:新たなLNGLNG需要出現か?需要出現か?メキシコアジア太平洋LNGLNG市場市場LNGLNG受入基地の動向~アジア太平洋受入基地の動向~~~~メキシコManzanillo、チリQuintero~平成17年6月16日調査部 齊藤 晃要点要点(cid:57)北米/中南米地域のアジア太平洋LNG市場は、米国向けが特に注目されているが、それ以外の地域も、複数のLNG受入基地計画がある(メキシコ、チリ)。これらの動向の把握は、ペルー等上流分野にも影響するので、重要である。(cid:57)今回は、メキシコ太平洋岸で間もなく入札が行なわれる予定の、①マンサニヨLNG受入基地と、アルゼンチンからのガス供給制限を契機に検討が行なわれている②チリのLNG受入基地について、概要と背景を簡単に考察する。12Aジア太平洋LNGLNG市場市場アジア太平洋主要プロジェクト(地図)主要プロジェクト(地図)34<LシコLNGLNGプロジェクトプロジェクトメキシコ現況稼動開始受入能力(予定)(万t/年)参加企業メキシコ湾太平洋岸2006建設中2008建設中2009計画中2008計画中計画中2008計画中 2009頃Topolobampoにも計画がある。(AltamiraCosta AzulGNL Mar AdentroPuerto LibertadLazaro CardenasManzanillo※Topolobampo※万t/t/年)年)万570Shell、Total、三井物産760Sempra、Shell570Chevron990DKRW Energy330Repsol YPF380CFE(メキシコ電力公社)にも計画がある。(00..5bcf/d:LNG5bcf/d:LNG換算約380換算約380約4,000万トン/年規模ManzanilloプロジェクトManzanillo(1)プロジェクト(1)(cid:57)CFE(メキシコ電力公社)主導プロジェクト(cid:57)6つのプロジェクトから構成される?①LNG供給契約締結/港湾設備建設?②LNG受入基地建設?③新規発電所建設?④既存発電所の燃料転換とリパワリング?⑤Manzanillo-Guadalajara間パイプライン建設?⑥伝送線路(transmission line)構築56anzanilloプロジェクトイManzanilloプロジェクトイメージメージManzanilloプロジェクトManzanillo(2)プロジェクト(2)(cid:57)石炭→天然ガス転換効果?既存発電所の稼動率が向上(約6割弱から8割以上)?SOxの排出が大幅に軽減すること等?LNG の気化過程で生じる冷水を利用(cid:57)住民反対運動比較的少ないとの情報(バハとは異なる)(cid:57)環境関係の許認可、土地使用権取得済78anzanilloプロジェクトManzanillo(3)プロジェクト(3)(cid:57)LazaroCardenasより優先。Guadalajaraに近い(cid:57)入札:本年8月頃?以降、順次開始予定(サービス契約)?①LNG購入?②貯蔵/LNG気化業務(建設・運転・メンテナンスも)?③Manzanillo-Guadalajara間パイプライン輸送供給契約概要(CFECFE案)案)供給契約概要((cid:57)入札:本年8月頃?来年1月契約締結予定(cid:57)契約スキーム:Ex-ship契約(着船渡し)(cid:57)契約期間:15年間(15年~25年間という情報も)(cid:57)供給量:500MMCFD±6%(380万t/年±6%)(cid:57)価格フォーミュラ:現在検討中。CFEの案では、WTIとSoCAL価格の複合方式も提示(cid:57)ペルーが有利?(入札に関して交渉中)910i参考)拡大するメキシコ天然ガス(参考)拡大するメキシコ天然ガス事情事情(cid:57)メキシコの天然ガス消費、日本の約6割の規模(cid:57)2004年~13年:年率5.8%増(cid:57)特に発電用需要:約10%増(cid:57)発電容量に占める割合:13%(2004)→41%(2013)(cid:57)環境問題。95年大気浄化法制定(cid:57)CFE:63プロジェクト(04~13年)のうち、約7割が天然ガス発電。13%水力発電。8%石炭発電(cid:57)国内生産:石油重視。ブルゴス盆地等、MSC契約限界あり。本格的外資進出要(参考)拡大するメキシコ天然ガス(参考)拡大するメキシコ天然ガス事情事情1112Aジア太平洋LNGLNG市場主要プロジェク市場主要プロジェクアジア太平洋ト(地図)ト(地図)13チリのチリのLNGLNG受入基地計画(1)受入基地計画(1)(cid:57)アルゼンチンからの輸入に依存(cid:57)昨年4月より、ガス供給制限を受ける(cid:57)アルゼンチン:国内の天然ガス不足(上流部門投資不足が原因とも)(エネルギー危機)(cid:57)アルゼンチンへの過度のガス依存を緩和し、エネルギーセキュリティを図る必要LNG受入基地建設を本格検討142)受入基地計画(2)チリのチリのLNGLNG受入基地計画(cid:57)ENAP(チリ石油公社)が計画。南米初?(cid:57)2008年頃稼動予定。投資額5.5億ドル(cid:57) 昨年10月、概念設計終了。環境影響評価(EIS)承認取得、入札、建設の流れ、05年中に行なう予定。(cid:57)候補地:Quintero(サンチアゴ北西部)(良好港、産業地域)(cid:57)新規発電所等に供給予定(cid:57)供給元:複数の候補を検討(インドネシア、ナイジェリア、アルジェリア、トリニダード・トバゴ他)(cid:57)インドネシア:昨年11月、200~400万t/年との購入[2007~08年開始]に関するMOUを締結15チリのチリのLNGLNG受入基地計画(3)受入基地計画(3)(cid:57)地理的に、チリはペルーLNG輸入するのが理想的(cid:57)ペルーLNG、規模小。コスト高。ボリビア政治的不安定。南米のLNGはペルーのみ?(選択肢なし?)(cid:57)物理的にチリLNG受入基地の稼動時期(2008年)に間に合わない(cid:57)ペルーは過去の戦争でチリに領土を奪われた経緯(cid:57)ペルー以外の供給元を選択?パイプライン?(cid:57)最近、アルゼンチンもペルーのガス購入の動き16ありi参考)ペルーLNGLNG(参考)ペルー(cid:57)2009年頃、LNG輸出予定(cid:57) 太平洋岸Pampa MelchoritaにLNG受入基地(440万t/規模)(cid:57) 比較的小規模:Camisea:約13TCF、コンデンセート6億BBL(cid:57) 昨年8月、首都リマまでのP/L完成(cid:57)Hunt Oil、SKで構成。Repsolが参画するとの報道も(cid:57) 割高とされるLNGコスト:FOB、3ドル強。パイプラインコスト1ドル弱とも(アンデス山脈通過)17
地域1 中南米
国1 メキシコ
地域2 中南米
国2 チリ
地域3
国3
地域4
国4
地域5
国5
地域6
国6
地域7
国7
地域8
国8
地域9
国9
地域10
国10
国・地域 中南米,メキシコ中南米,チリ
2005/06/16 齊藤 晃
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