ページ番号1006735 更新日 平成30年2月16日

エクアドル石油資産の中国企業による買収

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レポートID 1006735
作成日 2005-10-12 01:00:00 +0900
更新日 2018-02-16 10:50:18 +0900
公開フラグ 1
媒体 セミナー・報告会資料
分野 企業探鉱開発
著者 舩木 弥和子
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年度 2005
Vol 0
No 0
ページ数
抽出データ エクアドル石油資産のエクアドル石油資産の中国企業による買収中国企業による買収2005年10月12日調査部舩木弥和子1要点要点(cid:122)EnCanaはエクアドルに保有する石油及びパイプライン資産を中国のAndes Petroleumに売却すると発表(cid:122)EnCanaは今回の売却を中核資産へ集中する戦略の一環としているが、エクアドルの資源ナショナリズムの高まりに危機感を募らせた結果の行動と考えられる(cid:122)中国はCNPCとSinopecが協力することで、インドONGCに競り勝った(cid:122)中国勢はエクアドル原油の約15%を生産することとなった2?相驪ニによる中国企業によるEnCanaのエクアドル資産買収の概要EnCanaのエクアドル資産買収の概要(cid:122)価格:14.2億ドル(cid:122)中国側:AndesPetroleum ・CNPC、SinopecからなるJV、シェアは未定・CNPCが探鉱・開発、Sinopecが石油処理及びパイプラインの操業を担当(cid:122)対象資産・オリエンテ地域の5鉱区(確認埋蔵量1.43億bbl、生産量7.5万b/d)・OCPパイプラインの権益の36.3%(オリエンテ・Balao間全長500km、輸送能力45万b/d)3中国がエクアドルに保有する中国がエクアドルに保有する権益及び生産量権益及び生産量生産量b/d30,00038,0007,200備考2005年Andes Petroleum約7,0002302003年Sinochem2003年CNPC4%40100757010014100持分鉱区Block15Tarapoa BlockBlock14Block17ShiripunoBlock16Block11Block?相驪ニが保有するエクアドル鉱区一覧中国企業が保有するエクアドル鉱区一覧EnCana、エクアドル資産売却の理由EnCana、エクアドル資産売却の理由(cid:122)EnCana:非中核資産を売却し、カナダのオイルサンド等北米での事業に集中するため(cid:122)資源ナショナリズムの高まリにより、エクアドルは石油会社にとって活動しにくい状況↓・EnCanaの資産に関心を示したのは、中国とインドONGC・油価高騰にもかかわらず、買収価格は比較的低価格・オーストリアOMVもパートナーに権益を売却し、エクアドルから撤退56Gクアドルの状況①エクアドルの状況①(cid:122)原油生産量はOCPパイプラインの完成により2002年の40.1万b/dから2004年には53.5万b/dに急増(cid:122)今後は、Petroecuadorの油田を中心に生産減退が見込まれ、外国石油会社による多額の投資を必要としている(cid:122)しかし、社会プロジェクト実施のための資金が必要であり、石油会社にとって不利な内容に契約条件を変更することを検討中7エクアドルの状況②エクアドルの状況②(cid:122)生産量の維持、増加を図るため入札が計画されたが、石油会社の望むような条件を提示できず中止に(cid:122)8月にはオリエンテ地域の2州で外国石油会社に対して地元住民が抗議行動生産量は一時約60%減少するものの、事態収拾により、10日ほどで通常水準に回復(cid:122)抗議行動により、入札を実施し外国企業による投資を呼び込みたいという政府の試みは今まで以上に困難に8?早A国外資産買収姿勢の変化①中国、国外資産買収姿勢の変化①(cid:122)他国の石油・ガス資源買収に関して、政府が財政面、政治面で支援することが批判の的となった↓資産買収にあたっては、政府の援助に頼らず、中国企業同士が団結、協力・政府は企業の団結にあたって、助言や仲介を行う・CNPCのペトロカザフスタン買収では、買収を成功させるため政府がSinopecにCNPCと競うことを断念させた9中国、国外資産買収姿勢の変化②中国、国外資産買収姿勢の変化②(cid:122) 中国勢がエクアドル原油の約15%を生産し、全量を中国へ持ち込むと見られ、その結果、エクアドルから米国西海岸向け石油輸出は減少の可能性フレート:中東・中国間と距離的に大差ない油種:中国各地の製油所に分散して処理↓中国は米国を刺激しないよう新会社を設立、JVを構成する企業名を公表せず(cid:122)CNOOCのUnocal買収失敗により、中国は資産買収にあたり、これまで以上に強力かつ慎重に10
地域1 中南米
国1 エクアドル
地域2 アジア
国2 中国
地域3
国3
地域4
国4
地域5
国5
地域6
国6
地域7
国7
地域8
国8
地域9
国9
地域10
国10
国・地域 中南米,エクアドルアジア,中国
2005/10/12 舩木 弥和子
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