ページ番号1006737 更新日 平成30年3月5日

米国アラスカ:ガスパイプライン計画と ANWR 開発が新展開?

レポート属性
レポートID 1006737
作成日 2005-11-16 01:00:00 +0900
更新日 2018-03-05 19:32:42 +0900
公開フラグ 1
媒体 セミナー・報告会資料
分野 天然ガス・LNG探鉱開発
著者
著者直接入力 齊藤 晃
年度 2005
Vol 0
No 0
ページ数
抽出データ 米国アラスカ:ガスパイプラインと米国アラスカ:ガスパイプラインとANWRが新展開?ANWRが新展開?平成17年11月16日石油・天然ガス調査G 齊藤 晃1構成構成(cid:57)アラスカガスP/L:特に、アラスカ州政府との関係が前進へ。①アラスカ州政府と一部の生産者がP/L契約締結(6つの基本方針満たす)。②アラスカ州政府とカナダ沿線州との建設促進へ合意等。2016年頃の完成へ向け弾み。今後、カナダ関係者、エクソンモービル等との協議がポイント。(cid:57)ANWR(アラスカ州自然保護地域)掘削解禁:上院で承認。ハリケーン等の影響が、国内自給推進の方針に追い風。一方、下院ではANWR削除の動き。共和党の穏健派支持取り付けを優先との見方も。今後ますます流動的に。2Aラスカガスパイプラインアラスカガスパイプライン(cid:57) アラスカ~米国本土(cid:57) 総延長:約5,600km(cid:57) 輸送能力:約4bcf/d(LNG換算約3,000万t/年)(cid:57) 完成予定:2016年頃(cid:57) 供給源:ノーススロープ(cid:57)1P:35TCF(cid:57) 輸送インフラ不足、石油増進回収用(cid:57)BP/エクソンモービル/コノコフィリップス3(出所:TransCanada)アラスカガスパイプラインの主な経緯アラスカガスパイプラインの主な経緯(11))((cid:57)1967年~68年頃:ノーススロープでガス発見。(cid:57)1977年:連邦政府、ANGTS認可。(cid:57)1980年代~90年代:ガス価格低迷、カナダからの輸入増加等の理由により、計画頓挫。(cid:57)2001年:ブッシュ大統領、包括エネルギー戦略の1つに。(cid:57)2001年~04年:エネルギー法案の一部として、議会審議が行なわれるが、ANWRやMTBE(改質ガソリンの添加剤)等がネックとなり、成立せず。(cid:57)同時期:財政的支援策について、生産者企業がロビー活動を強める。債務保証やフロアプライスがポイント。4Aラスカガスパイプラインの主な経緯アラスカガスパイプラインの主な経緯(22))((cid:57)2004年10月、エネルギー法案と分離させる形で、新たな法案成立(2法案)⇒P/L促進へ①180億ドルを上限とする債務保証②許認可プロセスの簡素化③北ルートの明確な否定④減価償却期間短縮によるインセンティブ⑤税額控除によるインセンティブ 等5最近の動向(11))最近の動向(<背景>:ガス価格の高騰、今後の需給逼迫化見通しが追い風に(採算性の改善)。(cid:57)アラスカ州政府とコノコフィリプス:ガスパイプライン契約に関して、大筋合意(10/21)。(cid:57)アラスカ州知事:「歴史的瞬間」が近づきつつある(過去数十年間以上、協議が続いたが)。(cid:57)契約の詳細内容は、極秘扱い。但し、アラスカ州の提示する6つの方針に沿ったものと発言。(cid:57)アラスカ州民に、歳入、永久基金、雇用等に利益との見通し。6ナ近の動向(22))最近の動向(エクソンモービル、カナダ関係者との調整もポイント。(cid:57)他の2社(BP/エクソンモービル)についても「前向きの兆候」?(cid:57)エクソンモービルもポイント:カナダ・マッケンジーガスパイプライン計画との同時建設に関して、鋼材や人材の懸念を表明(11/9GMT)。(cid:57)11月初旬:アラスカ州知事と沿線州政府と会談。建設促進で合意(ユーコン準州、ブリティッシュコロンビア州、アルバータ州)。(cid:57)今後カナダ関係者との調整もポイント(沿線州政府との調整・カナダ連邦政府との調整・住民対策等、米加の木材貿易摩擦も)。(cid:57)なお、アラスカ州政府は、パイプラインの権益確保の方向示す。7ANWRの概要ANWRの概要(cid:57) 埋蔵量:約100億バレル(cid:57) プルドーベイの東方(cid:57) 開発禁止(80年のアラスカ国有地法)(cid:57) 但し、ポテンシャルの高いコースタルプレインは、1002条により留保あり(cid:57) 数十年に亘り議論(cid:57) ブッシュ政策の「目玉」(対外依存度の低減)(cid:57) 環境保護派の「牙城」、象徴的トピックス(cid:57) 本年8月成立の、エネルギー法案から削除8(出所:EIA[エネルギー情報管理局])1)最近の動向(1)最近の動向上院承認。一方、下院はANWR削除の方向へ。(cid:57)上院:ANWRを含む、予算関連法案を可決。⇒ハリケーン被災(カトリーナ/リタ等)が追い風(国内自給を促進すべき)⇒民主党議員よりANWRを削除する修正案が提出⇒僅差で否決(cid:57)⇔一方、下院:ANWR解禁を削除。(cid:57)<背景>:下院通過を確保するため、共和党穏健派の支持取り付けを優先?ANWR解禁の、国内供給への影響は軽微との見方も。9(2)最近の動向(2)最近の動向ANWR掘削解禁に関しては、今後さらに流動的に。(cid:57)最近の議会共和党:ブッシュ政権と距離を置き始める?⇒より中道的な路線にシフトするとも(cid:57)今後のANWRの方向性は、さらに流動的になる可能性(ANWR以外の審議案件もポイント。また仮にANWR掘削解禁が成立しても、実際の生産までにタイムラグも。)10
地域1 北米
国1 米国
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国・地域 北米,米国
2005/11/16 齊藤 晃
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