ページ番号1006740 更新日 平成30年2月16日

ガスプロムによるシブネフチ買収

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レポートID 1006740
作成日 2005-11-16 01:00:00 +0900
更新日 2018-02-16 10:50:18 +0900
公開フラグ 1
媒体 セミナー・報告会資料
分野 企業
著者 本村 真澄
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年度 2005
Vol 0
No 0
ページ数
抽出データ ガスプロムによるシブネフチ買収ガスプロムによるシブネフチ買収2005年年1111月月1616日日2005調査部::本村真澄本村真澄調査部1ガスプロムのシブネフチ買収の背景ガスプロムのシブネフチ買収の背景(cid:122) 1995年:政府の受けた担保融資(Loans for Shares)で、Yukos,Sibneft,TNKが新興財閥(オリガルヒ)の傘下に。?民営化(Privatization)でなく国家財産の私物化(Personalization)。(cid:122) 10年を経て、ユガンスクネフチ、シブネフ両石油会社を、国家に取り戻す動き。(cid:122) 今後、東シベリア、北極海等のフロンティア地域の石油開発に積極的に取り組むために、個別の民間企業の利益に発した探鉱開発でなく、国主導による総合的な開発計画に取り組む必要。(cid:122) プーチン政権は、市場経済を前提にしつつも、中長期的に国家の関与を強調する中道路線を選択。極端なリベラル主義と国家所有への郷愁を排除。2Kスプロムによるシブネフチ買収ガスプロムによるシブネフチ買収(cid:122)2005年9月28日:ガスプロムは、シブネフチの株式72.663%を、ミルハウス・キャピタル社から130.91億ドルで買い取ることで合意。-既に系列のガスプロムバンクが3.016%を保有しており、合計でシブネフチ株の完全支配株となる75.679%を取得。(cid:122)ガスプロムは、シブネフチという中規模の石油会社を保有することになり、総合エネルギー企業への足がかりとする方針。34,400万トン(日量68万バレル)1,100万トン(日量22万バレル)1,200万トン(日量24万バレル)ロシア全体の12.4%7,310万トン(日量146万バレル)ロシア全体の15.9%28.3%?ルクオイル、スルグートを入れるなら政府系は59.7%5Russian Oil Production by Company各石油会社ごとの生産量推移各石油会社ごとの生産量推移200020012002200320046LukoilYukosSurgutneftegazTNK-BPTatneftSibneftRosneftSlavneftBashneft1009080706050403020100MMt/y(cid:122)政府系石油生産比率:シブネフチの状況シブネフチの状況(cid:122)2005年の純利益の殆どは中間配当へ。(cid:122)生産の伸びは鈍化、2005年は-2.8%(cid:122)2004年ベースでの石油生産量?シブネフチ:?スラブネフチ(50%):?ガスプロム:(cid:122)合計:5,700万トン?ロスネフチ:(cid:122)Vブネフチ保有鉱区及び製油所の位置シブネフチ保有鉱区及び製油所の位置(SibneftHome Page(SibneftHome Pageより)より)7NoyabrskののNoyabrskSibneft油田油田Sibneft8hanty--MansiiskKhantyMansiiskののSibneftSibneft油田油田SibneftHome Page(Sibneft(Home Pageより)より)910TomskののSibneftTomskSibneftHome Page(Sibneft(Sibneft油田油田Home Pageより)より)1ガスプロム肥大化の問題点(11))ガスプロム肥大化の問題点((cid:122)2002年のガス政策:今回の動きはこれに逆輸送インフラの第3者アクセスの保証行??市場の透明性確保?ガス産業の生産部門と輸送・販売部門の分離(cid:122)巨大な国営石油・ガス生産+ガス輸送販売企業(cid:122)ガス輸出の問題:?ガス輸出窓口の一本化のまま。(cid:122)問題は依然潜在。ガスプロム肥大化の問題点(22))ガスプロム肥大化の問題点((cid:122)フリステンコ産業エネルギー相?当初、ガスプロムの規模が過大、政府関与大、ガス独占体が石油会社を持つこと、を批判。?その後、「国営化」ではないと支持へ転換。(cid:122)グレフ経済発展貿易相?従来、ガスプロムの生産と輸送の分離を主張。?独占体の拡大はマクロ経済的に悪影響と主張。(cid:122)他の石油会社?今回は、特段発言なし(政権への遠慮?)。?ガスパイプラインへの第3者アクセスの潜在的要望12坙{を含めた外資への影響日本を含めた外資への影響(cid:122)ガスプロム自身による資産組換えによる一部資産の放出の可能性。?西シベリアのシブネフチ保有油田の一部か?(cid:122)東シベリアでの事業取り組み?クユンビン油田開発のガスプロム保有による活発化。?ファームイン等の機会の増大(cid:122)一方で、ロスネフチが東シベリアで活発な活動?ベルフネチョン油田ではInterrosから25.9%取得。?コビクタ・ガス田でも25.9~36.6%権益取得の動き。?関係複雑化となるか?13
地域1 旧ソ連
国1 ロシア
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地域9
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国10
国・地域 旧ソ連,ロシア
2005/11/16 本村 真澄
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