ページ番号1006882 更新日 平成30年3月5日

トルクメニスタン:天然ガスパイプラインを取り巻く最近の情勢

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レポートID 1006882
作成日 2008-01-24 01:00:00 +0900
更新日 2018-03-05 19:32:42 +0900
公開フラグ 1
媒体 セミナー・報告会資料
分野 天然ガス・LNG探鉱開発
著者
著者直接入力 古幡 哲也
年度 2007
Vol 0
No 0
ページ数
抽出データ トルクメニスタン:天然ガスパイトルクメニスタン:天然ガスパイプラインを取り巻く最近の情勢プラインを取り巻く最近の情勢2008年1月23日調査部古幡 哲也カスピ海沿岸パイプライン建設に向けた33カ国間合意カ国間合意カスピ海沿岸パイプライン建設に向けた(cid:122)12/20にプーチン大統領、ナザルバエフ大統領が臨席、ロシア・カザフスタン・トルクメニスタンが省レベルで調印?カスピ海沿岸パイプライン(CAC3)の新設(最大20Bcm/年)?建設コスト(約10億ドル)は通過国の負担(トルクメ360km、カザフ1,500km、ロシアはわずか)?既存の海岸線ガスパイプラインのリハビリ⇒10Bcm/年を回復へ12Jスピ海周辺地域から欧州向けのガスパイプライン網、点線は建設構想CAC3建設合意の背景CAC3建設合意の背景(cid:122)ロシア:欧州向け出荷ガスソースの確保(cid:122)トルクメニスタン:2008年ロシア向けガス販売価格合意と引き換え?2007年価格:$100/千cm($2.8/MMBtu)?2008年前半:$130/千cm($3.7/MMBtu)?2008年後半:$150/千cm($4.2/MMBtu)(cid:122)カザフスタン:CPCパイプライン(テンギス油田~黒海沿岸ノボロシスク)の増強(60万b/d⇒134万b/d)34宴Cバル(1)ライバル(1)::NabuccoNabuccoパイプラインの現状パイプラインの現状(cid:122) 事業会社は立ち上げ済み(2004年6月)(cid:122)2008年1月:事業者側エンジニアに英Penspen社を選定、通過国毎のFEED仕様の策定、FEED全体の管理を担当(cid:122) 肝心の供給源確保は先送りライバル(2)ライバル(2):カスピ海横断パイプライン(:カスピ海横断パイプライン(TCPTCP)の現状)の現状(cid:122)米国TradeDevelopment Agencyがアゼルバイジャン国営石油会社SOCARに1.7百万ドルをスタディ費用として供与(07年8月)(cid:122)政治的な働きかけはあるが、実質的な進展なし(cid:122)カスピ海の法的地位問題解決に向けて事務レベルの動きはあるが遅々としており、大きな進展はない(cid:122)ロシア・イランは絶対反対の立場56CP/Nabuccoへの政治的サポートTCP/Nabuccoへの政治的サポート(cid:122)政治的なサポートだけでは進まないが…政府はこれしか出来ない?(cid:122)米上院ルーガー上院議員(共和党重鎮)?「カザフ、トルクメの石油・ガスのアゼルバイジャン経由欧州向け供給を期待」(1/14@バクー)(cid:122)EUピエバルガスエネルギー委員長?「Nabuccoパイプラインはまだ可能性あり、EU価格はロシア価格よりも有利、ロシア需要増もあり欧州向け供給能力は不安」(12/17@キプロス)TCP/NabuccoについてのTCP/Nabuccoについてのトルクメニスタンの立場トルクメニスタンの立場(cid:122)ロシアとの衝突を避けつつも、ガス供給先の多角化を通じてガス輸出価格の最大化を図る(イランルート、中国ルート)(cid:122)当面はTCP/Nabuccoのオプションをちらつかせつつ、ロシア向けガス価格の引き上げを図る(cid:122)ロシア向けガス価格やCAC3契約条件(供給コミット等)、ガス価格次第では、TCP/Nabuccoが有利となる局面もあり得る781)トルクメニスタンの石油・ガスポテンシャル(1)トルクメニスタンの石油・ガスポテンシャル可採埋蔵量(2006年末)生産量(2006年平均)国内需要量(2006年平均)石油天然ガス546百万バレル2,860 Bcm163千b/d62 Bcm/年117千b/d18Bcm/年(出所:BP統計)【石油】(百万バレル)カザフスタントルクメニスタンウズベキスタンアゼルバイジャン確認可採埋蔵量未発見資源量39,8285465947,00024,68013,6105779,249【ガス】(Bcm)カザフスタントルクメニスタンウズベキスタンアゼルバイジャン確認可採埋蔵量未発見資源量3,0002,8601,1001,3502,0475,8844261,911(BP統計2007)(米国地質調査所)(BP統計2007)(米国地質調査所)(cid:122)トルクメニスタンの埋蔵量ポテンシャルは周辺産油国・産ガス国と比較して遜色なし(cid:122)ただし、既発見ガス埋蔵量の太宗(70%前後)は陸上アムダリア堆積盆地に存在9(2)トルクメニスタンの石油・ガスポテンシャル(2)トルクメニスタンの石油・ガスポテンシャル(出所:USGS2000)未発見埋蔵量石油(百万バレル)ガス(BCM)Middle Caspian Basin6Amu-Darya BasinSouth Caspian Basin合計3,50210,10313,610223,9161,9465,884(cid:122) 未発見ガス埋蔵量ポテンシャルの2/3がアムダリア堆積盆地に存在するも、SouthCaspian Basinにも一定の埋蔵量ポテンシャルあり(cid:122) 石油(NGL含む)はSouthCaspian Basinのポテンシャル高い101)トルクメニスタンからイランへのガス供給途絶(1)トルクメニスタンからイランへのガス供給途絶-イランへの影響①--イランへの影響①-(cid:122)トルクメニスタン⇒イランのガス供給停止(12/29~)20~23MMcm/d(需要の5%程度)の供給不足となる(cid:122)北部の一部の工場・学校が閉鎖、テヘラン市内でも暖房が不十分とも(cid:122)トルクメニスタンは「技術的問題」、しかし安価なイラン向け価格(85ドル/千cm)が背景にあるのは明らか(cid:122)特にロシア向け価格の引き上げ(P.4)の影響か$120 /千cmを目標にしているとも(cid:122)契約不履行?フォースマジュール?11(1)トルクメニスタンからイランへのガス供給途絶(1)トルクメニスタンからイランへのガス供給途絶-イランへの影響②--イランへの影響②-(cid:122)イラン・ノーザリ石油大臣?「トルクメの供給再開まで、価格の交渉せず」(cid:122)トルクメニスタン・政府系新聞?「イランが過去のガス料金未払いのため、パイプラインの修繕が出来ない」(cid:122)イラン国内供給最優先?本来油田へ圧入すべきガスを国内市場へ供給⇒油層圧、将来の生産量に影響??トルコへの輸出停止(トルクメ輸入量とほぼ同量)(cid:122)解決の糸口が中々見えず、長期化の可能性も122)トルクメニスタンからイランへのガス供給途絶(2)トルクメニスタンからイランへのガス供給途絶-トルコへの影響--トルコへの影響-(cid:122)20-30MMcm/dの輸入が年末から減少、1/7完全停止(cid:122)契約不履行?フォースマジュール?(cid:122)代替ガスをガスプロムにリクエスト、供給増加?通常30MMcm/dを38MMcm/dに引き上げる旨発表?実際の供給量は40MMcm/dとも(cid:122)LNGスポットカーゴの調達?既に2船調達、うち1船はアルジェリアから?価格17~18ドル/MMBtu(600~700ドル/千cm)とも?世界のLNG価格への影響を通じ日本へも余波(cid:122)国内供給優先、ギリシャへの出荷を停止(3)トルクメニスタンからイランへのガス供給途絶(3)トルクメニスタンからイランへのガス供給途絶-ギリシャへの影響--ギリシャへの影響-(cid:122)需要3.2Bcm/年の85%をロシアに依存(cid:122)昨年11月に開通したIGT(Interconnector-Turkey-Greece)経由のガス供給(0.85MMcm/d)停止(cid:122)ガスプロムに追加供給をリクエスト、1.5MMcm/dをブルーストリーム、トランスバルカンを経由して供給することをコミットIGI -OnshoreIGI -OffshoreITGNational gridKOMOTINIKOMOTINI13144)トルクメニスタンからイランへのガス供給途絶(4)トルクメニスタンからイランへのガス供給途絶-アゼルバイジャンへの影響--アゼルバイジャンへの影響-(cid:122)バクーも寒波に見舞われる(cid:122)市内の一部に供給が追いつかず、トルコ向け出荷が不安定に(cid:122)イランとスワップしてナヒチェバン(飛び地)にイランから供給しているガスがストップ(1MMcm/d)(cid:122)アリエフ大統領がナヒチェバンでのガス地下貯蔵を命令(5)トルクメニスタンからイランへのガス供給途絶(5)トルクメニスタンからイランへのガス供給途絶-安定的供給面からの考察①--安定的供給面からの考察①-(cid:122)イラン議員には国際法廷で闘争すべしとの意見も。契約上はイランが有利?(cid:122)ガスプロムはトルコ・ギリシャのリクエストに応じて迅速に供給増。輸送能力、経験、そして代替ガスソースを考慮すれば、支払能力がある限りにおいて、ガスプロムは欧州への安定的な供給ソースといえるのではないか。15165)トルクメニスタンからイランへのガス供給途絶(5)トルクメニスタンからイランへのガス供給途絶-安定的供給面からの考察②--安定的供給面からの考察②-(cid:122)仮にTCP/Nabuccoが建設されたとしても、トルクメニスタン産のガスは、高い価格を提示した別ルートに流れる恐れ?契約で縛れないのか?(cid:122)となると、トルクメニスタンが安定的な供給源として機能しない恐れが出てくる。需要家にとってのリスク増大。IOCがオペレーターならば安定性は増すか?(5)トルクメニスタンからイランへのガス供給途絶(5)トルクメニスタンからイランへのガス供給途絶-安定的供給面からの考察③--安定的供給面からの考察③-(cid:122)そもそも多くの利害関係者(通過国、パイプライン投資者等)の間で価格・タリフ・供給コミットメント等の契約条件を合意するのは至難の業、相当時間がかかる?CAC3の場合も多かれ少なかれ同じ問題。(cid:122)価格・ガス輸送キャパシティが確保できるならば「ロシア向けガス輸出のためのプロジェクト」と腹をくくり、低いイニシャルコストでトルクメニスタン上流へ進出するチャンス?1718
地域1 旧ソ連
国1 トルクメニスタン
地域2
国2
地域3
国3
地域4
国4
地域5
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地域6
国6
地域7
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地域8
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地域9
国9
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国10
国・地域 旧ソ連,トルクメニスタン
2008/01/24 古幡 哲也
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