ページ番号1006888 更新日 平成30年2月16日

アフリカの風雲児 ~英米新興独立系石油企業~

レポート属性
レポートID 1006888
作成日 2008-02-21 01:00:00 +0900
更新日 2018-02-16 10:50:18 +0900
公開フラグ 1
媒体 セミナー・報告会資料
分野 企業探鉱開発
著者 竹原 美佳
著者直接入力
年度 2007
Vol 0
No 0
ページ数
抽出データ アフリカの風雲児アフリカの風雲児~英米新興独立系石油企業~~英米新興独立系石油企業~2008年2月20日調査部竹原 美佳本日のポイント本日のポイント(cid:132)2007年、TullowOilなど英米新興独立系石油企業が、アフリカのガーナ、カメルーン、ウガンダなど“意外な場所”で油ガス田を発見。-主にアフリカで事業展開している英米新興独立系石油企業とは?(cid:132)彼らの特異な事業展開は一見の価値あり。-彼らの事業展開の特徴とは?124主にアフリカで事業展開している主にアフリカで事業展開している英米“新興”独立系石油企業英米“新興”独立系石油企業1994年(英国)参考1986年(英国)2004年(英国)2004年(米国)1009080706050403020100生産量(千b/d)0100200300埋蔵量2P(MMboe)4005006002003年(米国)中堅独立系石油企業1934年(英国)Bowlevenの埋蔵量は2Pではなく、P50ベース、Kosmosは埋蔵量を2P、P50ベースのいずれも計上していないため、欄外。Premier Oil(1934年設立、いわば旧来の英国独立系石油企業の代表格)は企業規模の参考として示した。ullow Oil1986年英国で設立ロンドン市場上場欧州、アフリカ、東南アジアで活動アフリカ:14ヵ国(コンゴ共和国、コートジボワール、赤道ギニア、ガボン、ナミビア他)2006年の埋蔵量(2P)は5億600万boe、生産量は約6万4720バレル/日(生産量の6割、埋蔵量の8割はアフリカに集中)資産買収によりアフリカに傾注(後述)5ガーナ深海における油田発見深海における油田発見ガーナ(cid:122)2007年、ガーナ深海でTullow Oil、Kosmos Energy、米Anadarkoが6月にMahogany、8月にHyedua構造を相次いで発見。(cid:122) Mahogany、Hyedua構造はJubelee(歓喜)油田として一体開発する。(cid:122) 埋蔵量は、現時点の評価では5億バレル程度だが、企業は最大13億バレルに達すると見込んでおり、サブサハラ地域における過去10年来最大級の発見と称されている。〔油田発見後急騰したTullowの株価〕〔油田が発見されたガーナ深海鉱区〕PremierFTSE2506http://www.tullowoil.com/tlw/ir/shareinfo/sharechart/osmosEnergy2003年米テキサスで設立、非上場アフリカ4カ国(ガーナ、ベニン、モロッコ、カメルーン)で活動生産中資産なし2007年、ガーナ深海でMahogany構造を発見CEOならびに操業責任者はカナダ中堅独立系石油企業Triton Energy*出身*Triton Energyは2001年、米Amerada Hessに32億ドルで買収。http://www.kosmosenergy.comBowleven2004年米国で設立2004年12月、ロンドンAIM上場アフリカ2カ国(カメルーン、ガボン)で活動、生産中資産なし2006年の埋蔵量(P50):167百万boe2007年にBowlevenはカメルーン沖合MLHP-7鉱区でコンデンセートガス田を発見。埋蔵量:0.8Tcf生産プラトー:コンデンセート3 万5,000 バレル/日、天然ガス270MMcf/d 天然ガスは、赤道ギニアLNG液化プロジェクト(2期)に供給される見通し78Jメルーン沖合におけるガス田発見カメルーン沖合におけるガス田発見赤道ギニアLNGプラントサイト:ビオコ島事業者:Marathon(60%)、赤道ギニア国営Sonagaz(25%)、三井物産(8.5%)、丸紅(6.5%) 1期:340万トン/年は2007年5月商業稼動開始2期:440万トン/年は2010年以降稼動開始予定2007 年1 月、カメルーン政府は赤道ギニア政府と天然ガス売買についてHOAを締結。9AddaxPetroleum1994年英国で設立、カナダ・ロンドンで上場アフリカ、中東で活動アフリカ:3ヵ国(ナイジェリア、カメルーン、ガボン)2006年の埋蔵量(2P)は1億4,910万boe、平均生産量は9万b/d 技術責任者はShellNigeriaの元Chairman(2000年退職)10fren2004年英国で設立2005年3月、ロンドンAIM市場で上場アフリカ5カ国で活動(ナイジェリア、ナイジェリア-サントメプリンシペJDZ*、コンゴ民主共和国、ガボン、アンゴラ)生産中資産なし。2006年埋蔵量(2P):32.4百万boe執行役員にShellの元チーフエンジニア、元OPEC議長のルクマン氏を擁する。*Joint Development Zone英米新興独立系石油企業に見られる特徴英米新興独立系石油企業に見られる特徴(1)英AIMやプライベート・エクイティ・ファンドからの資金調達(2)大手、中堅石油企業出身者による起業、あるいは執行役員への起用(3)産油国政府との人脈(4)資産・企業買収による成長11121)英英AIMAIMやプライベート・エクイ(1)やプライベート・エクイティ・ファンドからの資金調達ティ・ファンドからの資金調達(cid:122)AIM(Alternative Investment Market)市場ロンドン証券取引所が1995年に創設した新興企業向けの株式市場。上場基準は新興企業に即した柔軟性の高いものになっており、資源関連企業が多数上場。Oil & Gas企業では、2008年2月現在93社が上場-Afren、Bowleven、その他Roc Oil、White Nileなど(cid:122)米プライベート・エクイティ・ファンド-Kosmos Energyは株式を公開しておらず、米プライベート・エクイティ・ファンドのWarburg PincusならびにBlackstone系列のBlackstone Capital Partnersから資金を調達13142)大手、中堅石油企業出身者によ(2)大手、中堅石油企業出身者による起業あるいは執行役員への起用る起業あるいは執行役員への起用Tullow:Exploration Director(45歳)はShell出身者(ナイジェリア陸上沖合探鉱におけるGM経験者)Addax:技術責任者はShell Nigeriaの元Chairmanを務めた人物(2000年退職)Kosmos Energy:設立者でChairman兼CEOは中堅独立系Triton Energyの元Chairman兼CEO 。操業責任者もTriton Energyの元Senior vice president(探鉱)、赤道ギニアにおける油ガス田探鉱開発のエキスパート。Bowleven:操業責任者はBGならびにShellの出身者Afren:執行役員にShellの元チーフエンジニアアフリカで長年石油開発に従事した、プロフェッショナルが脇をかため、戦略的な探鉱を実施(3)産油国政府との人脈(3)産油国政府との人脈(cid:122)Afrenはアフリカにおける石油業界の重鎮Dr.ルクマン(OPEC元議長で、ナイジェリアのヤラドゥア大統領特別顧問)を執行役員に擁し、同国における活動拡大を試みている。Dr.RilwanuLukmanhttp://www.afren.com15164)資産・企業買収による成長(4)資産・企業買収による成長(cid:132)TullowOilEnergy Africa、Hardman Resources買収によりサブサハラにおける事業を拡大Energy Africa:2004年5月、3億2000万ユーロ(約5.7億ドル)1996年に設立した南アフリカの独立系石油企業アフリカ9ヵ国ならびに英領北海の資産を保有。Hardman Resources:2006年9月、14.7億豪ドル(約11億ドル)アフリカ、中南米など9ヵ国で活動、開発資産は全てアフリカ(モーリタニア、ウガンダ)。買収後、自社戦略に合致しない資産は適宜ファームアウトコンゴM’Boundi油田資産売却:2008年1月、4億3,500万ドルコンゴ共和国M’Boundi油田(オペレーターEni)の権益11%を韓国KNOCに売却参考:アフリカにおける資産買収参考:アフリカにおける資産買収2007年1月、Devon Energyはアフリカにおける保有資産の売却を公表。(1)Devon Energyの西アフリカ資産売却(cid:122)(cid:122) 同社は西アフリカ7ヵ国(ガボン、アンゴラ、赤道ギニア、コートジボワール、ナイジェリア、アンゴラ、ガーナ)で資産を保有、J.Sヘラルドの2007年1月時点の試算(最近のアフリカにおける資産買収事例にもとづく)によると、埋蔵量は9,000万boe、資産売却価格は約20億ドル相当の見込みDevonEnergyは売却の理由として、探鉱対象をメキシコ湾ならびに他の深海に集中させるためとしている。(cid:122)ガボン資産:2007年7月、オランダのOranje-Nassau Energieが取得アンゴラ、ガーナ資産:2007年11月、Afren取得(合意)ナイジェリア:石油関連組織の再編のため、売却作業は中断赤道ギニア:2007年4月、赤道ギニア政府が購入に名乗り、2008年上半期に資産買収契約締結予定コートジボワール:交渉中(2)Woodsideのモーリタニア資産売却(cid:122)2007年9月、マレーシアPetronasは、豪Woodsideが売却したモーリタニア資産(生産中のチンゲッティ油田を含む)を4億1,800万ドルで取得1718ワとめまとめ(cid:132)高油価の下、英米新興独立系石油企業がガーナ深海など、メジャーや中堅石油企業が手を付けなかった地域で油ガス田を発見している。(cid:132)新興かつ企業規模が小さいながらも、ロンドンAIM市場やプライベート・エクイティ・ファンドによる資金調達を行い、大手や中堅独立系石油企業出身者が起業あるいは脇を固め、豊富な知見にもとづく戦略的な探鉱を行う柔軟な事業展開は注目に値する。19
地域1 アフリカ
国1
地域2
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地域3
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地域4
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地域6
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地域8
国8
地域9
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国10
国・地域 アフリカ
2008/02/21 竹原 美佳
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