ページ番号1006922 更新日 平成30年2月16日

BTCパイプラインの爆発・炎上事故とグルジアでの武力紛争について

レポート属性
レポートID 1006922
作成日 2008-08-21 01:00:00 +0900
更新日 2018-02-16 10:50:18 +0900
公開フラグ 1
媒体 セミナー・報告会資料
分野 探鉱開発
著者
著者直接入力 古幡 哲也
年度 2008
Vol 0
No 0
ページ数
抽出データ BTCBTCパイプラインのパイプラインの爆発・炎上事故と爆発・炎上事故とグルジアでの武力紛争についてグルジアでの武力紛争について2008年8月20日調査部古幡 哲也参考資料:アゼルバイジャンからの主な石油・ガス輸出ルート12TCBTCパイプラインの爆発・炎上パイプラインの爆発・炎上(cid:122)トルコ・レファヒエ近くの「ブロック・バルブ」と呼ばれる地上施設で爆発・炎上(8/5深夜)、8/11に鎮火。施設点検を終え、8/18に復旧工事を開始。(cid:122)クルド労働者党(PKK)が犯行声明。トルコ政府もPKKによるものであることを一時認めたがその後明確に答えず。BPは「原因は調査中」として明らかにせず。(8/14)(cid:122)アゼルバイジャンACG油田からの送油(80-90万b/d)並びにトルコCeyhan港からの船積停止中。(輸送能力は100万b/d)(cid:122)ACG原油出荷代替ルートのうち、西ルートパイプライン(グルジア・スプサ港、15万b/d)、鉄道(同・バツミ港、約10万b/d)による送油はグルジア情勢により停止。北ルート(ロシア・ノボロシスク港、10万b/d)は稼働中。3BTCBTC爆発・炎上-分析と見通し爆発・炎上-分析と見通し(cid:122)BTCがPKKのテロ攻撃対象となったのであれば大きなショック。今後、効果的なパイプライン安全確保対策を取ることが出来るか。(cid:122)出荷停止に伴い、最も大きな損失を被っているのはアゼルバイジャン政府。(1日当たり50~70百万ドルとも)(cid:122)ブロックバルブへの被害が比較的軽微なものであれば、早い時点での復旧の可能性もある。(9月初旬? 8月25日前後との情報も)⇒グルジア情勢が悪化しないことが条件か4Oルジア紛争の石油・ガス輸送への影響グルジア紛争の石油・ガス輸送への影響(cid:122)民族間の対立を背景に、8/8グルジア軍が南オセチア・ツヒンバリを攻撃。これに対しロシア軍が直ちに反撃して南オセチアからグルジア領内にも侵攻。アブハジアでも駐屯グルジア軍を放逐。停戦合意に基づくロシア軍の撤退は当初18日に予定されていたが、いまだ本格的な撤退は確認されていない。(21日午前時点)(cid:122)今のところ、パイプラインへの被害は報じられていないが、黒海に向かう鉄道の橋梁が爆破された(16日)。アゼルバイジャン・カザフスタン産原油や石油製品のポチ、クレビ、バトゥミへの貨車輸送は停止。(cid:122)ACG原油の西ルートでの輸送も、念のため停止。(cid:122)中央アジアからの原油・ガス輸送路として、グルジアの信頼度は下落したとの声は大きくなってきている。5グルジア紛争-分析と見通しグルジア紛争-分析と見通し(cid:122)ロシア軍はゴリ、ポチへの爆撃・占拠やグルジア沖合を海上封鎖したが、“ロシアには石油・ガス輸送路を支配する意図がある”との見方を裏付ける情報は乏しい。?「ロシア軍がBTCを攻撃した」の情報は全てグルジア政府発表?一旦、海上封鎖するも既にスプサにはタンカー入港、タンク在庫原油を船積み中との情報あり(cid:122)BTC等パイプラインの利権は主にIOC、NOCに帰属。ロシアにパイプラインを攻撃する大義名分なし。グルジアに原油通過料を受取らせないために攻撃までするか?(cid:122)港湾も同様。バトゥミはカザフ国営カズムナイガス、クレビはアゼル国営SOCARが所有・運営。(cid:122)確かにグルジアの政治リスクは高まったが、カスピ海産の原油を出荷するには、BTC等グルジア経由の既存インフラ以外には、経済的・政治的に適当な選択肢は無い。6ワとめまとめ(cid:122)トルコでのBTC被害は比較的軽微だった模様で、近々復旧工事完了予定。グルジア情勢がこれ以上悪化しなければ、すぐに送油再開の見込み。(隣接するサウスコーカサス・ガスパイプラインはガス輸送再開済み)(cid:122)現状では原因不明。BTCがPKKの攻撃対象になったとしたら、保安対策が課題となる。(cid:122)グルジア紛争でパイプラインへの被害なし。ロシアに石油・ガス輸送路支配の意図は確認できない。(cid:122)コーカサスの不安定性は増しているので、新たなインフラ投資は当面の間、難しくなる可能性高い。(cid:122)カスピ海産の石油・ガスを適正な市場価格で安定的に売るには、既存のグルジアルートが最善。BTC輸送停止による損失は非常に大きく、トルコでの修理が完了し、グルジア情勢が悪化しなければ、直ちに操業は再開されよう。7
地域1 旧ソ連
国1 グルジア
地域2
国2
地域3
国3
地域4
国4
地域5
国5
地域6
国6
地域7
国7
地域8
国8
地域9
国9
地域10
国10
国・地域 旧ソ連,グルジア
2008/08/21 古幡 哲也
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