ページ番号1006940 更新日 平成30年3月5日

トルクメニスタン:南ヨロテン・ガス田の埋蔵量と最近の動向について

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レポートID 1006940
作成日 2008-12-18 01:00:00 +0900
更新日 2018-03-05 19:32:42 +0900
公開フラグ 1
媒体 セミナー・報告会資料
分野 天然ガス・LNG探鉱開発
著者
著者直接入力 古幡 哲也
年度 2008
Vol 0
No 0
ページ数
抽出データ トルクメニスタン:南ヨロテン・ガス田の埋蔵量と最近の動向について2008年12月17日調査部古幡 哲也ポイント① トルクメニスタンの石油・ガス開発の現況② 南ヨロテン-オスマン・ガス田の大埋蔵量③ トルクメニスタンの探鉱・開発事業のハードル(ガス・パイプライン計画の現況)④ トルクメニスタンでの石油・ガスカンファレンスの状況⑤ 今後の見通し/まとめ12gルクメニスタン基礎情報国名アゼルバイジャン人口[1]経済規模[2]一人当たりGDP[2]石油消費量[3]生産量[4]確認可採埋蔵量[5]未発見埋蔵量[6]天然ガス消費量[3]生産量[4]確認可採埋蔵量[5]未発見埋蔵量[6]850万人298億ドル3,729ドル9万b/d87万b/d70億バレル92億バレル83億立米103億立米1.28兆立米1.9兆立米カザフスタン1,540万人1,037億ドル6,743ドル22万b/d149万b/d398億バレル247億バレル198億立米273億立米1.9兆立米2兆立米[1]2007年, 国連人口統計[2]2007年, EBRD推計値[3]2007年平均値、BP Statistical Review of World Energy, June 2008[4]2007年平均値、BP Statistical Review of World Energy, June 2008[5]2007年末時点、BP Statistical Review of World Energy, June 2008[6]米国地質調査所2000年調査結果(USGS2000)トルクメニスタンウズベキスタン500万人102億ドル1,929.6ドル11万b/d20万b/d6億バレル136億バレル219億立米674億立米2.7兆立米5.8兆立米2,740万人223億ドル858.4ドル12万b/d11万b/d6億バレル6億バレル456億立米585億立米1.7兆立米0.4兆立米3中央アジア・カスピ海周辺国の石油生産量の推移1991 199219931994 19951996 19971998 199920002001 20022003 200420052006 2007カザフスタンアゼルバイジャンウズベキスタントルクメニスタン416001400120010008006004002000千バレル/日?寃Aジア・カスピ海周辺国のガス生産量の推移(10億cm)90.080.070.060.050.040.030.020.010.00.019911992199319941995199619971998199920002001200220032004200520062007カザフスタンアゼルバイジャンウズベキスタントルクメニスタン5トルクメニスタンの石油・ガス開発概況(cid:122)旧ソ連ではロシアに次ぐ天然ガス資源。同国東部、アムダリア盆地に主要ガス田集中。ドーレタバード(残存可採埋蔵量約1Tcm、1984年生産開始)が最大。(cid:122)ガス生産では周辺国を上回るが、石油生産量では遅れを取る。(南カスピ海堆積盆地、チェレケン半島周辺)(cid:122)欧米企業の進出は活発では無い。石油・ガス生産に携わる外資企業は、マレーシアのペトロナス、UAEのDragon Oil、ENIが買収した英BurrenEnergy、それぞれ、日量1万バレル、3万バレル、1.6万バレル程度の生産量に止まる。Block11及び12 では、独Wintershallが探鉱中も試掘結果は芳しくない。(cid:122)CNPCは、アムダリア川右岸鉱区のPS契約締結。中国向けガスパイプラインの建設コミットと引き換え。6gルクメニスタンの石油・ガスポテンシャル(出所:USGS2000)未発見資源量石油(百万バレル)ガス(BCM)Middle Caspian Basin6Amu-Darya BasinSouth Caspian Basin合計3,50210,10313,610223,9161,9465,884(cid:122) 未発見ガス資源量の2/3がアムダリア堆積盆地に存在するも、SouthCaspian Basinにも一定の埋蔵量ポテンシャルあり(cid:122) 石油(NGL含む)はSouthCaspian Basinのポテンシャル高い石油・天然ガス開発政策(1)(cid:122) 政治的変化?2007年2月に就任したベルディムハメドフ大統領は徐々に国を開く方針だが端緒についたばかり。(cid:122) 輸出ルート?周辺国と同様、多角化目指すも自らがリスクを取る意志なし。ガス出荷の大半はロシア依存。(cid:122) 外資導入???最近のガス売却価格の上昇により、外資を導入するインセンティブ乏しいとの指摘も。例外はCNPC。パイプライン建設という悲願の協力をサポートして上流でのアクセスも実現。外資はトルクメニスタンの国営企業独力では開発難しいカスピ海への参入のみ許容。陸上油・ガス田参入は禁止。「技術は買える」と強気。78ホ油・天然ガス開発政策(2)(cid:122)外資導入(続き)?海上鉱区は2000年以降、ライセンシング・プログラムに基づき個別に交渉されるも過去成立したPS契約は8件のみ。外資による事業成立は促進されず。(cid:122)外資にとっても難しいエリア(石油・ガス輸送)、トルクメニスタン側も開発を急ぐインセンティブなし。?欧米主要企業による事業進出なし。米系ではChevronのみがオフィスをアシハバードに構える。?ただし、ConocoPhillipsやBP、StatoilHydro、Chevron、Shell、カザフスタンのKMG、Lukoil、TNK-BP、ガスプロム、ザルベジネフチ、ロスネフチなどが沖合油・ガス田開発に関心。9南ヨロテンーオスマン・ガス田の評価結果(cid:122)政府の依頼を受けていたGCA社が評価結果を発表?原始埋蔵量ベース 4~14Tcm(140Tcf~500Tcf)、Most Likelyで6Tcm(210Tcf)。(南ヨロテンとオスマンの構造は、一つの雄大なガス田を構成している可能性。)?Yashlarガス田の原始埋蔵量も0.25~1.6Tcm(9Tcf~56Tcf)、Most Likelyで0.7Tcm (24.7Tcf)10??鴻eン-オスマンガス田開発のハードル(cid:122)高いCO2濃度、高い硫黄分?高度な技術、高いコストのため、トルクメニスタン企業単独での開発に疑問の声(脱硫施設・硫黄処分の必要性)(cid:122)出荷経路テンギス油田脱硫施設(KIOGE2008資料より)?現状はロシア、一部イランのみ。?中国向け:2009年末年間4.5Bcm、2012年30Bcmの輸送量。欧米企業が南ヨロテンの上流権益をとる、ロシア・イラン・中国向けの利用は契約上(ガス輸送権)・経済性が課題となる⇒カスピ海横断パイプライン(TCGP)経由で西向け出荷(cid:122)(+)欧州市場への販売の経済性高ければ、上流権益を保有する欧米企業にTCGP建設のインセンティブ高まる。(cid:122)(-)政治的困難性(ロシア、イランの反対)、カスピ海領有権問題11カスピ海横断ガスパイプライン→ナブッコ・ガスパイプライン(cid:122)EU、米国政府は一貫してTCGP⇒ナブッコの建設を政治的にサポート。(ロシア・イラン迂回)(cid:122)ただし事業化サポートは米Trade Development AgencyからSOCARへのスタディ費用1.7百万ドルの供与のみ。(パイプライン建設リスクは負わず)(cid:122)EU域内の厳しい天然ガス事業規制(生産・輸送・小売の分業化)→パイプライン事業者と上流開発・小売を有機的に組み合わせることが難しい12Uによる新たなアプローチ(cid:122)「CaspianDevelopment Corp.」を設立し、ガス調達やパイプライン建設に取り組むナショナルプロジェクト的構想をEU政府が打ち出した。①確実な需要の創出、②生産国への確実な代金支払い、③必要なインフラ構築、が目的。欧州向け天然ガス・パイプラインルート13主要な欧州向けガスパイプライン構想プロジェクト名参加企業投資額通ガス量距離現状サウスストリームガスプロムENI(伊)200億ドル30Bcm/年黒海部分900km+陸上部分北西方向:オーストリア(ウィーン郊外Baumgarten基地)南西方向:ギリシャ→イタリア・2015年操業開始、FIDは09年3Q。・ブルガリア、ハンガリー、セルビア、ギリシャと政府間協定締結済み。オーストリアとも締結のうわさ。・クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナも興味。・2008年1月に建設・操業会社設立Nabucco(ナブッコ)ITGIOMV(オーストリア)MOL(ハンガリー)Transgas(ルーマニア)Bulgargaz(ブルガリア)Botas(トルコ)RWE(独)Edison(伊)DEPA(ギリシャ)79億ユーロ(123億ドル)31Bcm/年3,300kmトルコ国内⇒オーストリア(ウィーン郊外)IGI 9.5億ドルIGT 4.4億ドルあるいは総額5億ユーロ(約6.6億ドル)とも10~11Bcm/年ギリシャ陸上590kmアドリア海横断 210km(ポセイドンパイプライン)IGT285km・2004に会社設立・各国政府のエンドースを取得中・プロジェクト側のエンジニア会社を選定済み・フィナンシャル・アドバイザーはHSBC・潜在的シッパーとLOI締結・トルコとのコマーシャル交渉難航・2012~2013年操業開始・アゼルバイジャン・イタリア政府間でガス供給基本合意済み(8Bcm、2012~)・2008年11月末アリエフ大統領イタリア訪問、基本方針変わらず14E・・しかし、産ガス国の思惑とはズレ(cid:122)トルクメニスタン、アゼルバイジャン、トルコの3極サミット(12/2@アシハバード)でも、明確な方針出ず(cid:122)トルクメニスタンのスタンス?ガスプロム・CNPCと同じく、トルクメニスタン国境で高値での売り切り希望(→その先はどこを通過しようと構わない)(cid:122)アゼルバイジャン?「TCGPに流れるのはアゼルバイジャンのガスではない」?輸送ルート選定はビジネス面を重視することを明言「That is absolutely a matter of business. We carry out our energyprojects in terms of commerce, diversification, security and long-term partnership.」(アリエフ大統領)?ナブッコパイプライン、ロシア向け、イタリア向けのいずれを選ぶかは、ネットバック価格次第1513thTurkmenistan Int’l Oil and Gas Conferenceの概要(cid:122)JOGMECモスクワ所長が参加、情報収集(cid:122)34カ国230社から約700名が参加(cid:122)地域代表もしくは部門長といったレベルではあるが、BP、Shell、ExxonMobil、Total、Chevron、StatoilHydroといった欧米メジャーも参加(cid:122)多くの石油会社が資金、技術、環境、技術移転、教育、地域開発、インフラ建設、法制度設計などで協力する用意があることを表明(cid:122)南ヨロテンの埋蔵量を歓迎するも、チャレンジングな事業であるとの指摘163thTurkmenistan Int’l Oil and Gas Conference(続き)(cid:122)ガス出荷パイプラインルートについて、明確な姿勢を示すべき(Platt’s)(cid:122)炭化水素資源管理・利用庁が窓口として一本化されたこと、モデル契約自体が交渉可能になるなどを評価する声(弁護士)(cid:122)陸上権益取れなければ、サービス契約で参加する可能性を示唆する企業も。(Chevron)(cid:122)同庁はロンドンに窓口オフィスを開設。ただし、各商社など、本邦企業にとってのビジネス環境は容易ではない。外資に一般に対して厳しい環境。対照的に中国・韓国のプレゼンス。17まとめ(cid:122)GCAは次にチェレケン半島エリアのポテンシャル評価を行う。評価結果に注目(cid:122)日本企業進出はこれまでも困難。石油開発事業ではリスクを緩和するための仕組みが必要(メジャー企業との協調など)(cid:122)南ヨロテンを中国企業に任すのか、あるいは欧米企業やガスプロムを招くのか注目⇒欧米企業の参加はカスピ海横断パイプラインのエンジンとなりうるか(cid:122)ガス価格下落の見込み⇒南ヨロテンの開発にはまだ時間を要する可能性大。CNPCはすばやく開発可能か。(cid:122)カスピ海領有権問題の帰趨を継続的にウォッチ18
地域1 旧ソ連
国1 トルクメニスタン
地域2
国2
地域3
国3
地域4
国4
地域5
国5
地域6
国6
地域7
国7
地域8
国8
地域9
国9
地域10
国10
国・地域 旧ソ連,トルクメニスタン
2008/12/18 古幡 哲也
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