ページ番号1006961 更新日 平成30年2月16日

中国国有石油企業、深海への挑戦 ~米メキシコ湾、西アフリカ、中国~

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レポートID 1006961
作成日 2009-04-17 01:00:00 +0900
更新日 2018-02-16 10:50:18 +0900
公開フラグ 1
媒体 セミナー・報告会資料
分野 企業探鉱開発
著者 竹原 美佳
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年度 2009
Vol 0
No 0
ページ数
抽出データ 中国国有石油企業 深海への挑戦中国国有石油企業、深海への挑戦~米メキシコ湾、西アフリカ、中国~2009年4月16日2009年4月16日調査部竹原 美佳本日のポイント(cid:57)PetroChinaが米メキシコ湾深海油田資産取得を試みたSiとCNOOCはすでに西得を試みた。SinopecとCNOOCはすでに西アフリカ深海油田資産を買収し、BPやTotal等と油田開発を進めている。(cid:57)深海進出の目的は?(cid:57)中国国内深海開発との関係は?(cid:57)中国国内深海開発との関係は?P.国外深海に向かう中国国有石油企業(1)あと1歩でメキシコ湾深海油田を買収し損なったCNPC(PetroChina))(・2009年3月、PetroChinaとChevronはメキシコ湾深海鉱区権益を巡る交渉を中断→PetroChinaは12.5%以上の権益を要求、Chevronは応じず→ PetroChinaは、本交渉は四川のガス田開発(2007年12月、PS契約)の見返りであり、引き続き資産スワップを行う方針と表明成功すれば 中成功すれば、中国国有石油企業による本格的な北米上流への進出、PetroChinaにとり初の国外深海鉱区への進出に(他の2社はすでに西アフリカ深海で活動)リカ深海 活動)社はす に西有 油企業進出に(他本格的な1.国外深海に向かう中国国有石油企業中国四川 PSCA川東北(Chuandongbei)米メキシコ湾Big Foot Oil Field(WR29Block)オペレーター:Chevron(49%)埋蔵量(2P):約5Tcf(サワーガス)埋蔵量(2P):約5Tcf(サワガス)一部ガス田が2007年に生産を開始2008年4月:Chevronが四川に事務所2008年4月:Chevronが四川に事務所を開設、サワーガス処理施設を建設中,gオペレーター:Chevron(60%)Big Foot油田:水深1,600m、可採埋蔵量:200MMboe生産開始:2013年(見込み)生産プラトー:7万b/dP.国外深海に向かう中国国有石油企業(2)ナイジェリア深海油田で生産を開始したCNOOC・2006年1月、ナイジェリアSAPETROからOML130の権益45%を22.68億ドルで取得益億ドルで取得%を・OML130は水深1,200~1,400m、オペレーターはTotal2009年3月Akガス田生産開始・2009年3月Akpoコンデンセートトコンデンセ埋蔵量(2P)はコンデンセート6億2000万bbl、天然ガス約1Tcf ・生産プラトーはコンデンセート17ガ万5000b/d 天然ガス万5000b/d、天然ガス320MMcfd**再圧入分185MMcfdを除く1 国外深海に向かう中国国有石油企業1.国外深海に向かう中国国有石油企業(3)アンゴラ深海で開発を進め(3)アンゴラ深海で開発を進めるSinopec・2005年に資産買収により、アンゴラ国営Sonangolと共同で深海Block18権益50%を取得得・Block18は水深1,200~・2007年10月、Greater 1,450m、オペレーターはBP2007年10月 GPlutonio油田が生産開始t・生産プラトーは22~24万b/d P 国外深海に向かう中国国有石油企業1.国外深海に向かう中国国有石油企業(3)アンゴラ深海で開発を進めるSinopec鉱区取得時期オペレーター権益比率現状Block182005年3月(合意)BP(50%)Sonangol-Sinopec(50%)開発中生産プラトー20万バレル/日(見込み)備考資産買収2006年5月(落札)Eni(35%)Sonangol-Sinopec(20%)探鉱中2005-2006年入札Block15/06Block17/06Total(30%)Sonangol-Sinopec(27.5%)Block18/06Petrobras(30%)Sinopec(40%)探鉱中探鉱中Block15/06、17/06、18/06はBlock15、17、18の開発移行に伴う放棄部分SonangolとSinopecは上流、原油長期購入、製油所建設に係る提携で合意、上流JVのSonangol-Sinopec Internationalを設立2.中国国有石油企業が国外深海に向かう背景?企業規模の拡大や国内への供給増加に加え 深海技術のキャッチアップえ、深海技術のキャッチアップ?西アフリカ深海の開発に参加したCNOOCとSinopecは設備の選定や最適配置など最先端の技術・知見を得ることが可能参考:アンゴラ深海Greater Plutonio油田の開発イメージQ.中国国有石油企業が国外深海に向かう背景アンゴラはサウジアラビアと並ぶ最大の原油輸入相手国Sinopecのアンゴラ深海進出は石油安定調達・産油国(国営Sonangol)との関係強化という政策的な発想が(国営Sonangol)との関係強化という政策的な発想が強い?2.中国国有石油企業が国外深海に向かう背景図:外資が保有する中国の主な深海鉱区CNOOCの国外深海進出は、培った知見を、東南アジアや自国の南シナ海深海開発に活かすという戦略う戦略アや自国的な発想が強いと思われる。南シナ海深海開発 活 すNOOCの中国海洋におけるネット生産量(2008年)中国海洋における開発油ガス田の水深渤海:10~30m東シナ海:約90m南シナ海東部:100~南300m南シナ海西部:40~120m海東部現在、鉱区設定されている深海鉱区は全て南シナ海(約30鉱区、最大水深は3,000m)3.中国深海開発に向かう国有石油企業3中国深海開発に向かう国有石油企業(1)低調な中国深海鉱区探鉱開発・2006年の茘湾(Liwan)ガス田発見により、中国深海への期待が高まったが、その後3年間新たな発見なし。・茘湾発見以降の南シナ海深海における坑井掘削:評価井1 試・茘湾発見以降の南シナ海深海における坑井掘削:評価井1、試掘井1(cid:57)29/26 鉱区 評価井茘湾(Liwan)3-1-2 (水深1,345m)2008年11月、加Husky、ガス(第3紀層、ネットペイ36m、53MMcfd)(cid:57)42/05鉱区試掘井白雲(Baiyun)6-1 (水深1,050m)(cid:57)42/05鉱区試掘井白雲(Baiyun)61(水深1050m)2008年2月、米Devon、ドライ米AnadarkoはKerr-McGee買収により43/11鉱区(水深1,500~3,000m)権益を権益を取得、2008年に試掘井を掘削予定であったが計画を見直した模様年 試掘を掘削定 あ得が計を直深海掘削リグのリース料(デイレート)上昇や深海リグの調達が困難であり、南シナ海深海の探鉱は低調R.中国深海開発に向かう国有石油企業(2)CNOOC、深海開発に大規模投資①海の大慶計画2020年までに南シナ海開発に2,000億元(約2兆8000億円)を投じ、深海(水深1,500~3,000m)で220億boeの埋蔵量を確認し 大慶油田*に匹敵する95万9000boe/日(グロを確認し、大慶油田に匹敵する95万9000boe/日(グロス生産量)の生産を目指す。大慶* 大慶の2007年生産量:86.8万boe/d表:CNOOCのネット生産量(2008年)産量年渤海南シナ海西部南シナ海東部東シナ海東シナ海中国国内計国外CNOOC計PetroChinaSinopec原油(万b/d)(万b/d)天然ガス(MMcfd)(MMcfd)万boe/d226120040242239817528528773942276215,1078012311130047653324943.中国深海開発に向かう国有石油企業②傘下企業や設備増強に取り組むCNOOC・2008年9月、CNOOC傘下のCOSLはノルウェーの掘削企業AWOを117億元(約2500億業AWOを117億元(約2500億円)で買収、AWOが建造中の最大稼働水深2,500フィート(約762m)のセミサブマーシブ約ブブル・リグ3基を入手予定・CNOOCは最大稼働水深・CNOOCは最大稼働水深3,000mのセミサブマーシブル・リグ(海洋石油981)建造中、2010年完成予定年完成 定社名略称設立China Oilfield ServiceLtdCOSLAwilco Offshore AWO2001年1995年掘削リグ(稼働中)基ジャッキアップ:12基ジセミサブマーシブル:3基ププ 基ジャッキアップ:5基ジセミサブマーシブル:-掘削リグ(建造中)ジャッキアップ:7基セミサブマーシブル:1基ジャッキアップ:3基セミサブマーシブル:3基掘削リグ稼働水深現状*従業員数各社2007年年報457m7,343名762m47名CNOOCは傘下企業COSLの能力強化や設備増強に積極的に取り組んでいるOSLPioneerと海洋石油981の概要概要海洋油建造建造設計最大稼働水深最大稼働水深最大掘削深度寸法DPSDPS定員備考備考COSL Pioneer山東煙台造船山東煙台造船(08年11月引き渡し)海洋石油981上海外高橋造船(07年10月調印 10年12(07年10月調印、10年12月引き渡し予定)Global Maritime(GM4000) 米Friede & Goldman(F&G)750m750m7,500m104.5m×65mClass3Class3120名3000m3,000m12,000m114m×78mClass3Class3160名南シナ海、東南アジア、西アフリカ海域における西アフリカ海域における作業を想定DPS:dynamic positioning system Source:CNOOC、AWO3.中国深海開発に向かう国有石油企業図:上海交通大学海洋工程国家重点実験室海洋深水試験池重点実験室海洋深水試験池③政府も深海開発を推進 ~深海開発実験池~深海開発実験池・CNOOCは上海交通大学と提携し 深海開発実験を推進携し、深海開発実験を推進。2005年に上海交通大学と共同で中国初の深水実験池を建設で中国初の深水実験池を建設。深さ水深深水実験池は長さ50m、幅40m、深さ10mで、水深4,000mの深海作業のシミュレーション実験能力を備えており、風や波を含む複雑な海洋環境を人工的に作り出すことが可能(2009年に正式に運用を開始した模年に正式に運用を開始した模様)。出所:中国政府網深水実験池が国家重点実験プロジェクトに指定されていることから、中国政府が深海開発を重視していることが窺える。R.中国深海開発に向かう国有石油企業(3)PetroChinaとSinopecの海洋探鉱開発への動き?PetroChinaは渤海浅海域の南堡油田等で活動の実績があり、海洋開発子会社(海洋工程有限公司 渤海?探(掘削)工程海洋開発子会社(海洋工程有限公司、渤海?探(掘削)工程有限公司)を保有。しかしPetroChina、Sinopec共に南シナ海深海鉱区は保有していない。〔海洋におけるCNOOCの独占権廃止の見込み〕・現在CNOOCは外資企業が中国沖合で商業量の油ガスを発・現在CNOOCは外資企業が中国沖合で商業量の油ガスを発見した場合、最大51%参加(バックイン)できる権利を独占。・中国政府は石油・天然ガス産業について競争原理を導入、2008年に外資とのCBM探鉱開発契約締結に係るCUCBMの2008年に外資とのCBM探鉱開発契約締結に係るCUCBMの独占権を廃止。他社 海洋 おける操業能力・CNOOCと他社の海洋における操業能力の差から、CNOOCの中国海洋における優位性は当面は変わらない。←ただし、CNPCがPetrobras等との提携によりキャッチアップの可能性も・・・?も?ら、差中国海洋石油開発におけるCNOOCの優位性はどうなるか?まとめ? 中国企業が国外深海に向かう理由は、企業規模の拡大や国内への供給増加に加え 産油国にアピールできる最新技術を取への供給増加に加え、産油国にアピ ルできる最新技術を取り入れることにあると思われる。? 西アフリカにおける提携を機に、CNOOCやSinopec がIOCあるいは国営と、今後探鉱開発が進むと思われる東南アジアや南シナ海深海で活動する可能性もゼロではない。CNOOCは自国深海に大規模投資を表明 傘下企業の能力強CNOOCは自国深海に大規模投資を表明、傘下企業の能力強化や設備増強に積極的に取り組んでおり、西アフリカ深海で培った知見を、東南アジアや自国深海開発に活かす戦略的な発想が強いと思われる。?? 中国海洋開発におけるCNOOCの独占権が廃止される見通し。CNOOCと他社では海洋における操業能力は大きな差がありCNOOCと他社では海洋における操業能力は大きな差があり、CNOOCの優位性は当面揺るがないと思われるが、CNPCがPetrobras等との提携によりキャッチアップする可能性もある。
地域1 アジア
国1 中国
地域2 北米
国2 米国
地域3 アフリカ
国3
地域4
国4
地域5
国5
地域6
国6
地域7
国7
地域8
国8
地域9
国9
地域10
国10
国・地域 アジア,中国北米,米国アフリカ
2009/04/17 竹原 美佳
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