ページ番号1006968 更新日 平成30年2月16日

ユーラシア: 天然ガス資源を巡る攻防が白熱 -ガス資源をめぐる「仁義なき戦い」-

レポート属性
レポートID 1006968
作成日 2009-06-19 01:00:00 +0900
更新日 2018-02-16 10:50:18 +0900
公開フラグ 1
媒体 セミナー・報告会資料
分野 探鉱開発
著者
著者直接入力 古幡 哲也
年度 2009
Vol 0
No 0
ページ数
抽出データ ユーラシア:天然ガス資源を巡る攻防が白熱天然ガス資源を巡る攻防が白熱ガス資源をめぐる「仁義なき戦い」ガス資源をめぐる「仁義なき戦い」「仁義なき戦い」「仁義なき戦い」--ガス資源をめぐる--ガス資源をめぐる2009年6月18日調査部古幡 哲也古幡 哲也本日の発表内容本日の発表内容11.トルクメニスタン産ガスのロシア経由出荷トルクメニスタン産ガスのロシア経由出荷停止??トルクメニスタンの事情ロシアの事情2. 中国に接近するトルクメニスタン3. ナブッコ・パイプラインとアゼルバイジャンパイプラインとアゼルバイジ ンナブ産ガスの最近の関係12?寃Aジア・カスピ海周辺地域からの欧州向け幹線ガスパイプライン(cid:122)4/9、Central Asia-Center ガスパイプラインで爆発事故発生。トルクメニスタンからロシア経由のガス輸出の大半が停止はガ プ ムから事故原(cid:122)事故原因はガスプロムからの急激なガス引き急激なガ 引き取り数量削減。トルクメ国内のパイプライン圧力が急上昇したため。(cid:122)修理はわずか3日間で完了するも 経済的条(cid:122)修理はわずか3日間で完了するも、経済的条件で折り合わず、6月に入っても本格的輸出は再開できない 両国間で協議を継続するもこれ再開できない。両国間で協議を継続するもこれまでのところ不調。(6/15ガスプロムのミレル会長がベルディムハメドフ大統領と会談するも打開せず)ドフ大統領と会談するも打開せず)34gルクメニスタンの事情トルクメニスタンの事情(cid:122)ロシア経由ガス輸出量は45Bcm/年(2008年、4.3bcf/d)、大半がウクライナ向け大半がウクライナ向け。トルクメニスタン産ガスの出荷先(2008年)トルクメニスタン国内供給量トルクメニスタン国内供給量ロシア向け輸出イラン向け輸出イラン向け輸出合計220B/年22.0Bcm/年45.0Bcm/年5.8Bcm/年5.8/年72.8Bcm/年c(出所:Argus FSU Energy6/5)(cid:122)ロシア経由出荷量の92%が停止、195本のガス生産井をシャットダウン中。(cid:122)イラン向け出荷能力は8~10Bcm/年程度が上限。中国向けルートは未稼働。(cid:122)損失は1日で30百万ドル、1ヶ月で10億ドルと巨額。5ガスプロムの事情事情(cid:122) 中央アジア産ガス囲い込みのため、中央アジア各国からのガス引き取り価格を引き上げ。(2009年は欧州価格に連動)ス引き取り価格を引き上げ。(2009年は欧州価格に連動)(単位:ドル/千cm)カザフスタンウズベキスタントルクメニスタン200622224044200714514510010020081801801451402009340340305340(JOGMEC調べ)(cid:122)2009年第2四半期に入り、ガス引き取り価格と販売価格の差がさらに縮小した(または逆ザヤとなった)可能性大。さらに縮小した(または逆ザヤとなった)可能性大。6鴻Vア・ガスプロムの事情(2)ロシア・ガスプロムの事情(2)(cid:122)2009年に入ると「景気低迷」と「スポット契約ガス価(cid:122)2009年に入ると「景気低迷」と「スポット契約ガス価格がガスプロムの長期契約価格より大幅に安価」という事態により、ガスプロムの輸出数量と売上高が激減。輸出数量 売 高う事態り、ク(cid:122)ガスプロムはトルクメニスタンから同じ数量を同じ契同 数 を同 契約価格で引き取ることは無理だ、とコメント。契約に違反してでも、トルクメニスタンからの引き取り量を減らさなければ致命的なダメ減らさなければ致命的なダメージ。ジ2008年1~4月2008年14月2009年1~4月2009年14月数量売上高売上高67.6Bcm$222億ドル$222億ドル30.6Bcm$95億ドル$95億ドルΔ55%Δ57%Δ57%(出所:RusEnergy)73月~4月にかけての伏線3月~4月にかけての伏線(cid:122)ガスプロムはカスピ海沿岸パイプライン建(cid:122)ガスプロムはカスピ海沿岸パイプライン建設費を支出する条件として、トルクメニスタンからのガス供給 ミンからのガス供給コミットを要求。トを要求(cid:122)ベルディムハメドフ大統領はこれを拒否、メドフ大統領はこれを拒否、ルディム帰国後、すぐにトルクメニスタン東西ガスパイプラインの国際入札を公表イプラインの国際入札を公表。(cid:122)東西ガスパイプラインは、南ヨロテン・ガスプ田開発作業と共に、もともとガスプロムに委託することが内定していたもの、と言わ委託する、 言われる。定も8?曹ノ接近するトルクメニスタン中国に接近するトルクメニスタン(cid:122)トルクメニスタン・タギエフ副首相が北京を(cid:122)トルクメニスタン・タギエフ副首相が北京を訪問、南ヨロテンガス田開発資金借入を打診 30億ドルの借入に成功(6月第1週)診、30億ドルの借入に成功(6月第1週)(cid:122)これにより CNPC(cid:122)これにより、CNPCが南ヨロテン産ガスの確保に成功とスの確保に成功との見方が支配的(cid:122)東西ガスパイプラインも?インも?バグチャーリク鉱区(CNPC)9建設中中国向けガスパイプライン建設中中国向けガスパイプライン?ガスパイプライン(建設中) 輸送能力:当初30Bcm、その後40Bcmに拡大>10?曹ノ接近するトルクメニスタン中国に接近するトルクメニスタン(cid:122)バグチャーリク鉱区での生産物分与契約と併(cid:122)バグチャリク鉱区での生産物分与契約と併せ、中国の強いプレゼンス。(cid:122)3039Bf/d)のガスが中国(cid:122)30~40Bcm/年(2.9~3.9Bcf/d)のガスが中国/年(2940B向けに供給される可能性高まる。(cid:122)価格は如何に?格?$195/千cm($5.5/MMBtu)や$263.5/千cm($6.4/MMBtu)といった報道。(cid:122)ガスプロム・欧州の巻き返しは如何に?ガスプ ム 欧州の巻き返しは如何に?中国の引取価格よりは高い価格の提示?ロシアから中国へのガス供給増(アルタイパイプロシアから中国へのガス供給増(アルタイパイプラインによる供給でトルクメ産ガスを駆逐)、等(参考)カスピ海周辺の石油も中国へ<石油パイプライン(一部建設中) 輸送能力:20万b/d>(cid:122)ガスと同様、カスピ海と中国を結ぶ石油パイプラインも2009年中に完成の見込み。(20万b/d))年中に完成の見込み (万1112gルクメニスタンナブッコ・パイプラインとの関係(cid:122)トルクメニスタンはロシアとのガス供給が(cid:122)トルクメニスタンはロシアとのガス供給が滞っても、ナブッコやカスピ海横断パイプラインには明示的な興味は示さずインには明示的な興味は示さず。?5/8 東方パートナーシップ会議(プラハ)では支援宣言にサインせず(カザフスタン ウズベ支援宣言にサインせず(カザフスタン、ウズベキスタンも)(cid:122)ただし トルクメニスタンが西側を意識する(cid:122)ただし、トルクメニスタンが西側を意識する兆しあり。?外相のブリュッセル、ワシントン訪問セル ワシントン訪問?RWEとのMOU締結(4/16発表)外相のブリ(cid:122)欧州向けのガス直接販売には尚早。1314iブッコ・パイプラインの動きナブッコ・パイプラインの動きアゼルバイジャンは、シャーデニス・ガス田第二期アゼルバイジャンは、シャ デ ス ガス田第二期開発(16Bcm/年)からのガス輸出ルートを検討中。開発移行も遅れざるを得ず。目目下の問題はトルコとの交渉:以下の点が懸案。① 4月に契約切れしたシャーデニス・ガス田の第一期開発点が懸案問題はト交渉以とからのガス価格変更からのガス価格変更(120ドル/千cm($3.4/MMBtu)の引き上げ)② シャーデニス・ガス田の第二期開発からのガス価格決定条件決定③ シャーデニス・第二期開発の欧州向け通過条件決定欧州向 通期開発第デ(通過ガスの15%を優先的に安価に購入、自国で使用しなければ欧州向けにより高い価格で再輸出)SOCAR、StatoilHydroやRWEも非難。ただし、③の条件をトルコが取り下げた可能性あり。6月末(7月中)に通過国間の政府間合意が可能か。が15(cid:122)(cid:122)(cid:122)(cid:122)(cid:122)イラクからナブッコへのガス供給の可能性イラクからナブッコへのガス供給の可能性(cid:122)OMV MOLがイラク北部クルド地域のKhor(cid:122)OMV、MOLがイラク北部クルド地域のKhor Morガス田、Chemchenalガス田の開発権益を持つJVPearlPetroleum社の株式をそれぞれ10%つJV、Pearl Petroleum社の株式をそれぞれ10%づつを獲得。(他はCrescent 40%、Dana Gas 40%)期待生産量は最大約31B(cid:122)期待生産量は最大約31Bcm/y (3Bcf/d )ともい(3Bf/d)ともいわれるが、十分な埋蔵量があるか不明。国内供給の必要もある給の必要もある。/(cid:122)中央政府との関係の整理必要、ガス田開発もこれから。ナブッコへの供給にはまだ時間かかる。(cid:122)ただし パイプライン事業者がガス田権益確保(cid:122)ただし、パイプライン事業者がガス田権益確保に取り組むという方向性は間違っていない。167主な欧州向けガスパイプライン構想プロジェクト参加企業投資額通ガス量距離・ルート現状(2009年6月)サウスストリームガスプロムENI(伊)86億ユーロ(118億ドル)・埋蔵量アクセスは容易、政府間協定も進むが、度重なる輸送量増加で事業化の意図が疑わしい?30Bcm/年↓↓47Bcm/年年(09年5月)63Bcm/年(09年6月)Nabucco(ナブッコ)ITGIITGI(Interconnector-Turkey-Greece-Italy)OMV(オーストリア)MOL(ハンガリー)Transgas(ルーマニア)Bulgargaz(ブルガリア)Botas(トルコ)RWE(独)Edison(伊)Edison(伊)DEPA(ギリシャ)Trans AdriaticAdriatic Pipeline(TAP)StatoilHydro(ノルウェー)EGL(スイス)79億ユーロ(108億ドル)31Bcm/年(65Bcm/年増強可能)増強可能)海底部海底部3.5億ユーロ(約5億ドル)陸上部6億ユーロ(約8.3億ドル)(約83億ド)当初当初8Bcm/年その後、12Bcm/yに増強15億ユーロ(約21億ドル)10Bcm/y(20Bcm/yに拡張可)方黒海部分900km+陸上<北西方面>オーストリア(Baumgarten)スロベニア<南西方面>ギリシャ・イタリアンガリルガリア、・2008年1月に全体の建設・操業会社設立・FS完了及びFIDは2010、2015操業開始・ブルガリア、ハンガリー、セルビア、ギリ、 ル ア、ギリシャ、と政府間協定締結済み、一部JV会社設立済・オーストリア・スロベニアと交渉中。・クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナ・スロベニアも関心ロベニアも関心。・2004に会社設立・2009年7月までに政府間合意できるか・事業者のエンジ会社を選定(Penspen)・潜在的シッパーとLOI締結済潜在的シッパ とLOI締結済・トルコ通過条件で紛糾中 合意できるか・トルコ通過条件で紛糾中、合意できるか・2011年建設開始、2014年操業開始・埋蔵量確保に時間要する(アゼルバイジャン・シャーデニスの二次開発も遅れ気味)3,300kmトルコ国内⇒オーストリア(ウィーン郊外)(ウィン郊外)ギリシャ陸上590kmギリシャ陸上590kmアドリア海横断210km(ポセイドンパイプライン)ギリシャ~トルコ285km2012~2013年操業開始・2012~2013年操業開始・アゼル・伊政府間ガス供給MOU締結済(8Bcm、2012~)・MOUがあり かつコンパクトな点が有利MOUがあり、かつコンパクトな点が有利だが、供給ソースにアクセス全くなし。520kmギリシャ国内→アルバニア→アドリア海横断(115km)・2008年2月にJV会社設立済みydoがアゼル イジャン シャ・StatoilHydroがアゼルバイジャン・シャーSaoデニスのガスを持つことや、コンパクトな点が有利だがあまり動きなし。18Tウスストリーム・パイプラインサウスストリ ム・パイプライン(サウスストリームパイプライン・ホームページより)19今後の見通し今後の見通し(cid:122)トルクメニスタンは新たなガス売却先として中(cid:122)トルクメニスタンは新たなガス売却先として中国に傾斜、あとの不確定要素はガス価格。欧州でのガス需要減 価格低迷でガスプロム(cid:122)欧州でのガス需要減、価格低迷でガスプロムはトルクメニスタンに巻返しをかけにくい状況。(cid:122)欧米政府筋からトルクメニスタンへの西向けガス輸出の働きかけは空振り。企業によるトルクメニスタンのガス開発進出がカギ。(cid:122)ナブッコパイプラインは未だにガス供給源確保(cid:122)ナブッコパイプラインは未だにガス供給源確保できず。短期的にはトルコの通過条件クリア、中長期的には中流企業の上流進出等による供中長期的には中流企業の上流進出等による供給源確保がカギ。20
地域1 旧ソ連
国1 トルクメニスタン
地域2 アジア
国2 中国
地域3 旧ソ連
国3 アゼルバイジャン
地域4
国4
地域5
国5
地域6
国6
地域7
国7
地域8
国8
地域9
国9
地域10
国10
国・地域 旧ソ連,トルクメニスタンアジア,中国旧ソ連,アゼルバイジャン
2009/06/19 古幡 哲也
Global Disclaimer(免責事項)

このwebサイトに掲載されている情報は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。

※Copyright (C) Japan Oil, Gas and Metals National Corporation All Rights Reserved.

本レポートはPDFファイルでのご提供となります。

上記リンクより閲覧・ダウンロードができます。

アンケートにご協力ください
1.このレポートをどのような目的でご覧になりましたか?
2.このレポートは参考になりましたか?
3.ご意見・ご感想をお書きください。 (200文字程度)
下記にご同意ください
{{ message }}
  • {{ error.name }} {{ error.value }}
ご質問などはこちらから

アンケートの送信

送信しますか?
送信しています。
送信完了しました。
送信できませんでした、入力したデータを確認の上再度お試しください。