ページ番号1006969 更新日 平成30年2月16日

ロシア:最終段階に来たノルドストリーム ~政治主導のナブッコは先行き不透明~

レポート属性
レポートID 1006969
作成日 2009-06-19 01:00:00 +0900
更新日 2018-02-16 10:50:18 +0900
公開フラグ 1
媒体 セミナー・報告会資料
分野 探鉱開発
著者 本村 真澄
著者直接入力
年度 2009
Vol 0
No 0
ページ数
抽出データ ロシアロシア:最終段階に来たノルドストリーム最終段階に来た ルドストリ ム~政治主導のナブッコは先行き不透明~2009年6月18日日年 月調査部本村 真澄本村 真澄ノルドストリームの見通しノルドストリ ムの見通し(cid:122) 本年1月のウクライナの天然ガス紛争で、ウクライナ迂回パイプライン計画に関して必要性が再認識されるパイプライン計画に関して必要性が再認識される(cid:122)EU諸国の天然ガス需要の伸びは年率1%弱。2005年から20年間で輸入量は1,950億m3増加。容量年間550億m3ら 年間で輸入量は,のノルドストリームはこの3割弱を賄う有力な供給ソース増加。容量年間億億(cid:122) 天然ガス売買契約、事業請負契約等は順調に進められ、沿岸5ヶ国には環境評価が提出され 本年末までに承認沿岸5ヶ国には環境評価が提出され、本年末までに承認が得られれば、2010年敷設工事開始、2011年稼働開始(cid:122) ノルドストリームが稼働すると、ロシアからEUへの輸出の約1/4を担い これまでロシアからEU約1/4を担い、これまでロシアからEUへのガス輸出の2/3のガス輸出の2/3を占めていたウクライナ・ルートが1/2まで劇的に低下(cid:122) このことはEUへの供給の安定化を意味すると同時に、パ同時 、イプライン通過国であるウクライナの影響力は低下する供給 安定を 味す(cid:122) ノルドストリームは計画の最終段階にまで来ている(cid:122) 政治主導のナブッコは供給ガス田が未解決(cid:122) 政治主導のナブッコは供給ガス田が未解決12「州の2025年までの天然ガス需要欧州の2025年までの天然ガス需要輸入量を年間1950億m3増やす必要あり32025年の欧州での追加ガス輸入2025年の欧州での追加ガス輸入国(手段)国(手段)億m3/年億m3/年AlgeriaNorwayLibyaLibyaNabuccoLNGNordStreamNord Stream3102003030310550550550合計1950出典(EC, 2007)4025年に向けてEUへの新規天然ガス供給計画ノルドストリ ムWebsiteよりノルドストリームWebsiteよりノルドストリームサウムサウスストリ-ムとナブッコトリ567NordStreamパイプライン計画Nord Streamパイプライン計画(cid:122)経路:Vyborg(バルト海)→Greifswald(独)→BBLへ総延長(海底区間)1220k?総延長:(海底区間)1,220km?容 量:2011年 275億m3→ 2012年 550億m3総工費:(海底区間)$38億 (全体)$100億?総工費:(海底区間)$38億、(全体)$100億圧力22MP圧力:22MPa(cid:122)権益:Gazprom(51%), E.On(15.5%), BASF(15.5%), Gasunie(9%)GdFSuez(9%)Gasunie(9%), GdF Suez(9%)(cid:122)ドイツ企業はユージノルスコイ・ガス田に権益参加(cid:122)2009年3月:バルト沿岸5ヶ国(独, テンマーク, 露, ク 露2009年3月バルト沿岸5ヶ国(独デンマスウェーデン, フィンランド)に環境アセスメント送付2010年:バルト海でパイプ敷設開始(3km/日)?2010年:バルト海でパイプ敷設開始(3km/日)?2011年:海底区間完成。4Qに稼働開始見込み(cid:122)独 デ 仏 英に225億m3の販売契約完了(cid:122)独、デ、仏、英に225億m3の販売契約完了(cid:122)ウクライナ(1,200億m3/年)迂回、西欧へ直接供給ガスプロムとNordStreamの歴史ガスプロムとNord Streamの歴史(cid:122)1997年:フィンランドのFortumと立案(cid:122)1997年:フィンランドのFortumと立案(cid:122)2002年:プーチン大統領、クチマ(ウクライナ大統領)、シュレーダー首相で、ウクライナパイプライン補修で共同会社構想イライン補修で共同会社構想(cid:122)2004年:ユーシェンコ政権成立(cid:122)2005年:BASFと北ヨーロッパ・ガス・PL構想構想(cid:122)同年:E.Onも参加。名称NordStreamに。(cid:122)同年:E.Onも参加。名称Nord Streamに。(cid:122)2008年:Gasunie参加(9%)、見返りBBL(9%)(cid:122)2009年:GdF Suez参加(9%)で調整中パ ガ年と北78pイプライン事業の請負契約パイプライン事業の請負契約会社名会社名国国事業内容事業内容契約額(億E)契約額(億Eur)Europipe 独Europipe 独ラインパイプラインパイプOMKEupecSaipem露仏伊ラインパイプロジスティックパイプ敷設合合計計121246.51032532.59ノルドストリームのルートノルドストリ ムのル トノルドストリームWebsite10112国連海洋法第79条:「大陸棚における国連海洋法第条 大陸棚における海底電線及び海底パイプライン」(cid:122)第1項:「すべての国は、大陸棚に海底電線及び海底パイプラインを敷設する権利を有する」(cid:122)第2項「沿岸国は、パイプラインの敷設または維持を妨げることができない」?パイプラインに関しては沿岸国が排他的経済水域について保有する権利に対して一定の制限(cid:122)第3項「海底パイプラインを大陸棚に敷設するた第3項「海底パイプラインを大陸棚に敷設するための経路の設定については、沿岸国の同意を得る(subjecttotheconsentofthecoastalstate)」る(subject to the consent of the coastal state)」?ルート設定時には、沿岸国の同意が必要?環境アセスメントの沿岸国による審査において特段問環境アセスメントの沿岸国による審査において特段問題がなければ、この同意を得ることが出来るバルト海で議論されている環境問題バルト海で議論されている環境問題黒斜線:「機雷の危険がある区域」赤斜線:「第二次大戦後に兵器(化学兵器を含む)が海上投棄された区域赤斜線:「第二次大戦後に兵器(化学兵器を含む)が海上投棄された区域斜線:「EUのNatura2000に基づく環境保護区」」緑黄 点:「不発弾・不発機雷がある区域」)e国の対応各国の対応(cid:122)スウェーデン?2007年:Carlgren環境相が建設申請を却下?2009年3月:環境評価レポートを受領。12月決定?国内世論:ロシアの「エネルギー覇権」への警戒感の警戒感国内世論 ロシアの「 ネルギ 覇権境が建申請(cid:122)但し、これがパイプライン却下の国際法上の根拠とはならず(cid:122)フィンランド(cid:122)フィンランド?2009年4月:Halonen大統領はあいまいな対応9月末に最終決定?9月末に最終決定(cid:122)デンマーク?Bornholm島の領有でポーランドと係争中Bornholm島の領有でポーランドと係争中?ポーランドのクレームでルート変更要請の可能性(cid:122)EU:Barroso委員長 Piebalgs委員はノルドスト(cid:122)EU:Barroso委員長、Piebalgs委員はノルドストリーム支持を表明13ユージノ・ルスコイ・ガス田ユ ジノ・ルスコイ・ガス田がガス田権益:6月にE.Onが25%-3株を取得株を取得Gazprom50%+6株Wintershall 25%-3株外資は各3優先株を保有外資は各3優先株を保有埋蔵量:8,000億m3(284兆cf)(28.4兆cf)ガスプロム株:EOnはガスプロム株E.Onはガスプロム株6.43%を保有。取締役1名を送り込む今回、293%をガスプロム今回、2.93%をガスプロム買い戻し、E.Onの保有分は3.5% 。取締役1名は引き上げか?は引き上げか14iブッコに関する国際会議ナブッコに関する国際会議(cid:122)1月27日:ナブッコ・サミット(ブダペスト)?欧州投資銀行(EIB)に25%の融資要請(cid:122)3月17日:EU閣僚レベル会議?37.5億EurのEU Grantからナブッコ除外決議(cid:122)3月20日:EU首脳会議(ブリュッセル)?ナブッコに2億Eur拠出を逆転決定?23日にはウクライナ既存パイプライン改修支援$26億(cid:122)EU内のエネルギー政策の矛盾を露呈(cid:122)4月24日:ナブッコ討議(ソフィア)?6月の政府間合意締結を目指す政府 合意締結を 指す(cid:122)5月8日:「東方パートナーシップ」(プラハ)?「ナブッコ支援宣言」に中央アジア3ヶ国署名せずブトルコのガス需要見通しとガス購入契約(Bcm/y)トルコのガス需要見通しとガス購入契約(Bcm/y) ガス需要見通し政府見通しBotas見通しBotas改訂見通し(2002)見通改Adams (2001)ガスの供給契約契約時期供給開始Russia(viaBulgaria)Russia (via Bulgaria)1986 Feb1986, Feb.1987 Jun1987, Jun.Algeria LNGNigeria LNG IIranRussia (additional)Blue StreamTurkmenistanAzerbaijan1988, Apr.1994, Jul.1995, Nov.1999, Oct.1996 A1996, Aug.1996, Dec.1997, Dec.1999, May2001200119972003見送り20062000200520102015202014.518.7-46.443.932.255.252.3-23-2838-45606.04.01.20000-0606.04.01.2303.08.05.0-0606.04.01.210010.08.016.0-6.667.063.4--606.04.01.210010.08.016.0-6.682.778.6--606.04.01.210010.08.016.0-6.6ガス輸入の合計11.227.244.844.844.8Botasによる1516gルコ国内のパイプラインネットワーク17トルコのガス輸入トルコのガス輸入(cid:122)ロシアからトルコへは300億m3のガス輸出(cid:122)ロシアからトルコへは300億m3のガス輸出140億m3(1987年~)?ブルガリア経由:ブルーストリーム経由:160億m3(2003年~)?ブルーストリーム経由:160億m3(2003年~)(cid:122)パイプラインはワンシステムであり、ロシアのガスは必然的にナブッコに入る(ロシア迂回無意味)は必然的にナブッコに入る(ロシア迂回無意味)(cid:122)2008年2月:ナブッコ・ミチェック代表?「ロシア産のガスがナブッコに送られる」?ナブッコ側は供給ソースにロシアも入れる?サウスストリーム計画との統合も(cid:122)2009年5月:ロシア・トルコはブルーストリーム2(80億m3)建設で合意→供給増18iブッコへのロシアの参加参ナブッコのWebsiteではロシアの天然ガスも供給ソースと明言している19まとめまとめ(cid:122)ノルドストリームは事業計画が進み 沿岸国(cid:122)ノルドストリームは事業計画が進み、沿岸国による環境審査を残すのみ(cid:122)国連海洋法は海底パイプライン敷設権容認(cid:122)ロシア・ドイツの実務的対応の積み重ねで(cid:122)ロシア ドイツの実務的対応の積み重ねで順調な進捗(cid:122)ナブッコはロシア迂回、天然ガスソースの不然ガブ足で先行きは依然不透明?政治的案件で実現性に制約20
地域1 旧ソ連
国1 ロシア
地域2
国2
地域3
国3
地域4
国4
地域5
国5
地域6
国6
地域7
国7
地域8
国8
地域9
国9
地域10
国10
国・地域 旧ソ連,ロシア
2009/06/19 本村 真澄
Global Disclaimer(免責事項)

このwebサイトに掲載されている情報は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。

※Copyright (C) Japan Oil, Gas and Metals National Corporation All Rights Reserved.

本レポートはPDFファイルでのご提供となります。

上記リンクより閲覧・ダウンロードができます。

アンケートにご協力ください
1.このレポートをどのような目的でご覧になりましたか?
2.このレポートは参考になりましたか?
3.ご意見・ご感想をお書きください。 (200文字程度)
下記にご同意ください
{{ message }}
  • {{ error.name }} {{ error.value }}
ご質問などはこちらから

アンケートの送信

送信しますか?
送信しています。
送信完了しました。
送信できませんでした、入力したデータを確認の上再度お試しください。